loading
Now Loading...
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook
  • Instagram
  • weibo
  • WeChat

超高級時計7選 パテックフィリップ

年を重ね、役職にもつき、重要なビジネスが増える40~50代。

今ロレックスを所有しているんだけど、そろそろ買い替えたい。
またロレックスを購入しても良いんだけど、他にもっとステータスのある時計はないかな・・。

そんな次のステージに上がりたい方のために、ロレックスを超える美しき高級腕時計ブランドを7つご紹介いたします。

ロレックスが高級腕時計の頂点と思っていた方にぜひ知っていただきたいブランドです。
特別な一本を上手に選んで、他人と差をつける男になりましょう。

 

知っておきたい。世界5大時計ブランドとは?

パテックフィリップ

世界5大時計ブランドをご存知でしょうか?

日本ではロレックスやオメガ、タグホイヤーの知名度が高く、高級腕時計と言えばこの3ブランドを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし世界的に見るとロレックスやオメガ以上に評価されているトップ5が存在します。

歴史・品質・ステータスどれをとってもまぎれもない時計界の頂点。

それは、パテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタン、加えてブレゲ・ランゲ&ゾーネです。

特にパテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタンの3ブランドは世界3大時計ブランドとも称され、時計ファンの憧れとして君臨しています。

世界5大ブランド

ロレックスやオメガ、タグホイヤーといった定番ブランドのクオリティーは年々上がっており、機能性は随一です。しかし、世界5大ブランドの時計には機械式時計の歴史とストーリー、そしてロマンが詰まっています。

時計をより芸術的に見せる技術にも長けており、他のブランドでは味わえない贅沢な魅力を堪能することができます。

ちなみにブレゲとランゲ&ゾーネが世界3大ブランドに入らなかった理由ですが、ブレゲは企業の買収が多かったこと、ランゲ&ゾーネは第二次世界大戦の影響による休眠期間が長かったことと言われています。両ブランドとも素晴らしいブランドであるのは間違いありませんが、休眠期間のないパテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタンに対して「歴史」の重さで少し差がついてしまったのかもしれません。

 

なお、本稿では五大時計ブランドの他にも2つの高名な時計メーカーをご紹介しております。

時計製造の歴史を体現した、ロマン溢れる美しい時計たちをぜひお楽しみ下さい。

 

世界の超高級腕時計ブランド7選① パテックフィリップ

オーデマピゲ,ヴァシュロンコンスタンタンとともに世界三大時計ブランドに名を連ねるパテックフィリップ。「世界最高の腕時計ブランド」と称され、その凄まじいまでのステータス性から他の追随を許しません。

パテックフィリップは1811年に創業の端を発します。
以来、「世界最高の時計を製造する」というコンセプトのもと、時計製造の歴史を早めるような技術やデザイン開発を連綿と続け、名実ともに偉大な超一流時計ブランドとして成長してきました。

もちろん歴史やステータスを裏打ちする高貴な美しさに品質も世界一。
実際パテックフィリップを購入され、「一度持つと他の時計は持てない」とおっしゃる方も。

パテックフィリップ コンプリケーション

 

「一生もの」にふさわしいと言われる所以の一つに、パテックフィリップは「自社製品であれば永久的に修理する」と明言していることが挙げられます。
実際ロレックスを例にとると、生産終了30年も満たないうちに部品の供給をストップしたりします。

技術面や資本面でそういったブランドがほとんどな中、「パテックフィリップの時計は一生もの」というブランドイメージを構築することに成功しています。

パテックフィリップ ノーチラス

品質の高さ、ムーブメントを始めとした繊細な作りこみなどから、大量生産ができないため価格はかなり高くなります。
中古品でも数百万円は当たり前。1000万円を超えるものも多く存在します。

しかしその分価値が下がらず、「資産」としてはロレックスのデイトナと肩を並べるほどです。

 

あわせて読みたい関連記事

 

パテックフィリップ カラトラバ

パテックフィリップ カラトラバ

永遠のクラシックと呼ばれる「カラトラバ」。

1932年に発表された初代カラトラバ Ref.96は、「機能がフォルムを決定する」という20世紀初頭のドイツのバウハウスの哲学に強く影響を受けて創作されました。視認性の高いバーインデックスとドフィーヌ針、ケースから流れるように一体化したラグなど、すべてが完璧なバランスで造形されておりその比類のない美しさから、カラトラバが「世界の丸型時計の規範」とされるようになりました。

発売が開始されてから85年以上経つ現在も、決して色褪せることのない定番モデルとして時計ファンの憧れです。
剣と十字架(4つの百合の花)を組み合わせた「カラトラバ十字」はパテックフィリップの伝統的エンブレムですが、その名前がコレクションネームとなっている「カラトラバ」はまさにパテックフィリップの歴史の象徴。

ちなみに型番に「96」の入ったモデルは、初代カラトラバ「クンロク」(Ref.96)を踏襲しており、マニアからは絶大な支持を受けています。

注目モデル:カラトラバ Ref.5296R

パテックフィリップ カラトラバ

素材:ローズゴールド
ケースサイズ:直径 38.0mm
全重量:66g
文字盤:シルバー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.324SC
パワーリザーブ:約45時間
防水性能:30m

カラトラバは中世スペインの宗教騎士団がムーア人の攻略から守ったカラトラバ砦に由来するモデルです。

5296は96の意匠を受け継いだ現代的なスペックを誇る人気モデルであり、時計ファンから絶大な人気を誇ります。

 

注目モデル:カラトラバ Ref.3919G

パテックフィリップ カラトラバ 5296R-010

素材:ローズゴールド
ケースサイズ:直径 38.0mm
全重量:44g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマ
ムーブメント:Cal.215
パワーリザーブ:約43時間
防水性能:30m

パテックの顔として広告イメージにも採用され、惜しまれながらも2006年頃に製造が終了したモデルです。海外で絶大な人気を誇ったモデルですが、生産が終了した現在では日本での人気も高まってきております。

 

あわせて読みたい関連記事

 

パテックフィリップ ノーチラス

パテックフィリップ ノーチラス

30年以上も前、パテックフィリップ初のスポーツウォッチとして誕生、今や定番となったのがこちらのノーチラスです。

カラトラバは日本国内での人気が高いですが、世界的にはノーチラスに知名度・人気の軍配が上がるのではないでしょうか。

オクタゴン型(八角形)のフォルムが各辺が緩やかなカーブを描き、全体が洗練されたクラシックな形をつくり出します。また、ケースサイドの「耳」と呼ばれる突起は、ケースの堅牢性や防水性を高めるとともに大切なデザインアイデンティティ。

スポーツラインとしては防水性は低めといえど、このクラスでは嬉しい実用性。
また、スポーティーテイストもエレガンスも大切にされたことにより、スポーツやビジネスシーンはおろか、フォーマルな場にも決して見劣りしない高級感を持つに至りました。
基本の3針+デイト表示モデルならケース厚8.3mm、意外にスタイリッシュ。

金無垢だとどうしても傷が気になり、普段使いを躊躇してしまいがちですが、ノーチラスはオールステンレスモデルもあるのが嬉しいところですね。

基本の3針からパテックのお家芸であるコンプリケーション(複雑機構)まで、スポーティーの枠に留まらない、多彩な展開をしているシリーズです。

 

注目モデル:ノーチラス 5711/1A-001

パテックフィリップ ノーチラス

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 38.0mm × 横 43.0mm
全重量:118g
文字盤:ブルー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.324SC
パワーリザーブ:約45時間
防水性能:120m

最もノーチラスらしく、雲上時計としての高級感を体験できる一本です。あまりにも人気があるため近年は異常なまでに価格が高騰しています。

入荷後即完売してしまうほど需要があり、世界中の時計愛好家が注目している時計界屈指のモデルだといえるでしょう。

 

注目モデル:ノーチラス プチコンプリケーション 5712/1A-001

パテックフィリップ ノーチラス プチコンプリケーション 5712/1A-001

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 38.0mm × 横 43.0mm
全重量:124g
文字盤:ブルー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.240PS IRM C LU
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:60m

5712/1A-001はポインターデイト、ムーンフェイズ、パワーリザーブと様々な機能を付加した多機能モデルであり、通称「プチコン」と呼ばれます。ノーチラスの中でも絶大な人気を誇り、まさにパテックフィリップが持つ技術力の集合体といえる一本です。

 

あわせて読みたい関連記事

 

 

パテックフィリップ アクアノート

パテックフィリップ アクアノート

「スポーツとエレガンスの融合」をテーマに、1990年代から登場した新コレクション・アクアノート。
凹凸のある格子状のダイアルと、ノーチラスとはテイストの異なる、緩やかなカーブを描いたオクタゴンフォルムのケースが特徴的なモデルです。

基本モデルの防水性が120mとダイバーズウォッチと言うには低いですが、このクラスとしては実用性あり。
さらに、最高の強度と対紫外線への抵抗力を誇るハイテクコンポジット素材・トロピカルバンドの存在も特徴として挙げられます。
パテッククラスで革以外のバンドも珍しいですが、やはり一流、高級感も忘れない仕上がりとなりました。

ノーチラス同様意外にスマートなので、ビジネスシーンにも最適です。

 

注目モデル:アクアノート エクストララージ 5167A-001

パテックフィリップ アクアノート エクストララージ 5167A-001

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 40.8mm
全重量:83g
文字盤:ブラック
インデックス:アラビア
ムーブメント:Cal.324SC
パワーリザーブ:約45時間
防水性能:120m

トロピカル・コンポジットベルトが特徴的なモデル。やはり実用性の高さと見た目のかっこよさは抜群です。 パテックフィリップの中ではお買い求めやすい価格となっていますが、アクアノートが一番好きという方も少なくありません。

 

あわせて読みたい関連記事

 

パテックフィリップ ゴンドーロ

パテックフィリップ ゴンドーロ

ゴンドーロは1993年に発表されたコレクションで、ラウンドフォルム以外のケースをラインナップ。
デザイン的には20世紀初頭、パリを筆頭に流行したアールデコ様式と現代美を融合させた美しさを持ちます。

ちなみに独特なこのシリーズ名、ブラジルの著名なパテックフィリップ販売店「ゴンドーロ&ラブリオ社」に由来し、1902年から1930年代に掛けて同社向けに多くの特別なモデルが製作されたという歴史からきています。

どのモデルも優美な曲線やこだわった意匠を持ち、まさに超一流による渾身・珠玉の最高峰時計ばかり。

非常に高額なため普段使いする時計ではありませんが、一生ものとして太鼓判を押させていただきます。

 

 

世界の超高級腕時計ブランド7選② オーデマピゲ

オーデマピゲ ロイヤルオーク

前述したパテックフィリップと並び、世界三大時計メーカーの一角を成すオーデマピゲ。

ヨーロッパでは最高級クラスのブランドとしてもはや揺るぎようのない地位を確立しています。いくつものブランドがオーデマピゲのフラグシップであるロイヤルオークの対抗機を挑戦してくるほど。

オーデマピゲもまた、長い歴史を有する由緒正しい老舗ブランド。
さらに、現代では時計業界もM&Aが著しいですが、オーデマピゲは創業130年を超える今なお他社資本の参入を許さず、創業家経営を貫く珍しいブランドでもあります。

 

ちなみにパテックフィリップ同様、自社製品であれば永久に修理することを掲げています。
長い歴史と実績に裏打ちされた、信頼ある時計メーカーらしい気遣いですね。

高級機らしく細部までレベル高い仕上げがなされ、手に取るとその高い品質を感じられます。

 

オーデマピゲ ロイヤルオーク

オーデマピゲ ロイヤルオーク

オクタゴンフォルムのダイアル、ベゼルに打たれた八本のビスが特徴的なロイヤルオーク。

1972年の誕生は、「高級時計の常識を覆す」として世界中で耳目を集めました。
由緒正しい超高級時計メーカーが、高級機には考えられなかったステンレススチール製、スポーツウォッチ、しかもノーマルなラウンドフォルムに陥らない、斬新な新作を発表したのですから。

「今までにない時計を発表したい」とは、当時の最高責任者であるジョルジュ・ゴレイの言葉。

オクタゴンフォルムのダイアル周りには8本のビスが打ち込まれ、ラグやケースにはエッジがきいてめりはりあるこのデザインは当時のまま。

オーデマピゲ ロイヤルオーク

現代ではステンレス製やスポーツウォッチは珍しくありません。

そのためロイヤルオークの派手すぎない落ち着いたスポーティーテイストや当ブランドならではの繊細な作りこみ、そして高級感から、ビジネスシーンにこそ寧ろ映える一本。

「人気」という面ではどうしても手の届きやすいタグホイヤーやオメガが勝ってしまいますが、スポーツウォッチのパイオニアであり王者であるという地位は不動です。

 

定番モデル:オーデマピゲ ロイヤルオーク 15500ST.OO.1220ST.02

オーデマピゲ ロイヤルオーク オートマチック 15500ST.OO.1220ST.04

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:172g
文字盤:シルバー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.4302
パワーリザーブ:約70時間
防水性能:50m

15500STはロイヤルオークの現行モデル。スポーティー×ラグジュアリーなデザイン性をとことん追求した魅力的な時計です。

バリエーションとしてはシルバー以外にもブラック・ブルー・グレーが存在します。

いずれもオーデマピゲにおいてトップクラスの人気です。

 

また、「もう少し遊びがほしい」という方は、ロイヤルオークのスポーティーテイストをより強くしたロイヤルオーク オフショアはいかがでしょうか。
よりパワフルで、ビビットな色使いのモデルもラインナップされています。

オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア

 

注目モデル:ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ 26480TI.OO.A027CA.01

オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ 26480TI.OO.A027CA.01

素材:チタン
ケースサイズ:直径 42.0mm
全重量:109g
文字盤:ブルー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.2385
パワーリザーブ:約40時間
防水性能:100m

オフショアクロノグラフはダイナミックなデザインが魅力的な一本です。定番ロイヤルオークと並ぶオーデマ・ピゲの顔として高い人気を誇ります。クロノグラフとデイト表示を備え、伝統的なオクタゴンケースは見る人を魅了します。

 

あわせて読みたい関連記事

 

オーデマピゲ ジュールオーデマ

オーデマピゲ ジュールオーデマ

15056BC/O/0001CR/0115135OR.OO.1206OR.0125859ST.OO.001CR.02

創立者の一人、”ジュール・ オーデマ”へのオマージュとして展開するハイエンドライン。
シンプルかつクラシカルなモデルからグランドコンプリカシオンまで豊富で味わい深いバリエーションがラインナップされています。

ロイヤルオークと比べると影が薄いですが、ダイアルデザインの豊富さやオーデマピゲならではの複雑機構を搭載したモデルなど、数々の名品を誇ります。

フォーマルな場に身に着けていくドレスウォッチをお探しの方は必見です。

 

 

オーデマピゲ ミレネリー

オーデマピゲ ミレネリー

ロイヤルオークとは全く対照的な、楕円形に丸みを帯びたケースが特徴的な「ミレネリー」。
ちなみに日本人時計師・浜口尚大氏が設計に携わったことでも知られています。

左右に伸ばしたオーバルフォルムのため、ダイアルがオフセンターの右側に位置し、そして左側の空間にはテンプを組み込んだ、非常に珍しく、そして芸術性高いデザイン。

オーデマピゲの真骨頂である技術力の高さをより味わうことのできるシリーズではないでしょうか。

 

注目モデル:オーデマピゲ ミレネリー 4101 15350ST.OO.D002CR.01

オーデマピゲ ミレネリー4101 15350ST.OO.D002CR.01

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 42.0mm × 横 47.0mm
全重量:100g
文字盤:スケルトン
インデックス:-
ムーブメント:Cal.4101
パワーリザーブ:約60時間
防水性能:20m

ユニークなオーバルケースが特徴の“ミレネリー”は、最高建築のひとつであるローマのコロシアムからインスピレーションを得てデザインされました。ムーブメントは自動巻き・自社製キャリバー4101を搭載。スケルトン使用のダイアルからはテンプの動きだけでなく、表裏両面に施された丁寧な仕上げもご覧いただけます。

 

世界の超高級腕時計ブランド7選③ ヴァシュロンコンスタンタン

ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ

やはり世界三大時計に位置するヴァシュロンコンスタンタン。

驚くべきはその創業年。なんと、1755年!
時計師「ヴァシュロン」によって設立され、以来2世紀半もの歴史を持つ名門中の名門です。

しかも、その創業は一度も途切れることなく連綿と続いており、正真正銘の世界最古の時計ブランド。

シンボルマークであるマルタ十字を見たことがありませんか?

このマルタ十字は4つのV形が結合した形をしており、突き出た8つの角それぞれが騎士道における美徳を表しているなんてところも、ヴァシュロンの歴史のロマンみたいなものを感じさせられます。

 

ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ

ヴァシュロンコンスタンタンはスポーツラインのオーヴァーシーズのかっこよさが注目されがちですが、その真髄は複雑機構の技法。
1935年と早い段階からグランドコンプリケーションモデルを製品化、世界を沸かせていました。
加えてムーブメントから外装に至るまで非常に手の込んだ装飾が手作業でなされており、もはや工業品というより工芸品と呼ぶにふさわしい美しさがあります。

長い歴史の中でブランドを保つには、理由がある。
そんなことを教えてくれる老舗ブランドです。

定番シリーズはスポーツラインのオーヴァーシーズとパトリモニーとなっております。

 

あわせて読みたい関連記事

 

ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ

ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ

「大人のスポーツウォッチ」、それがヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズ。
流れるようなラインを描くケース、それとは対照的にエッジが際立つラグやブレス、そしてマルタ十字を模したベゼルは一辺倒な高級時計に陥らない魅力があり、他社のスポーツラインとは一線を画します。

一見するとスポーティーですが、パテックフィリップ同様細部には丁寧な作りこみがなされ、一流の威厳のようなものを感じます。

1996年登場と、スポーツラインの製造はちょっと遅め。
しかしヴァシュロンコンスタンタン初のオールステンレス、しかもスポーツモデルが登場したことにより、世間は一躍歓喜したものです。
あのヴァシュロンが、頑張れば手の届く、そして日常で使える時計となったのですから。

さらに2004年にデザインはそのまま、リニューアルがなされ、150mの防水性、そして25,000A/mもの耐磁性を備えました。堅牢さがあるにもかかわらず、意外に薄く高級機らしいスタイリッシュさも。

 

注目モデル:オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9097

ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ 4500V/110A-B128

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:165g
文字盤:ブルー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.1137
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:150m

49150シリーズはオーヴァーシーズの中でも特に人気のあるモデルです。モダンテイストなスポーツモデルに仕上がっており、マルタ十字を模したベゼルや堅牢性の高いブレスレットなど、ヴァシュロンの独創性溢れるモデルです。

シルバー・ブラック・ブラウンなど、複数のカラーバリエーションが存在しますが、オーヴァーシーズのイメージにぴったりなブルーの人気は圧倒的です。

どんなシーンにも使いやすく、常に需要が尽きません。

 

注目モデル:オーヴァーシーズ クロノグラフ 5500V/110A-B148

オーヴァーシーズ クロノグラフ 5500V/110A-B148

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.5mm
全重量:184g
文字盤:ブルー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.5200
パワーリザーブ:約52時間
防水性能:150m

 3針デイトだけでなく、オーヴァーシーズはクロノグラフも人気です。世界5大ブランドのクロノグラフの中ではオーソドックスなデザインですが、至る所にヴァシュロンらしいきめ細やかな作り込みと個性を感じさせます。

無骨なデザインになりがちなクロノグラフを見事にスタイリッシュに仕上げた名作の一つだと言えるでしょう。

ケースバックはシースルー仕様となっており、ヴァシュロンコンスタンタンの美しいムーブメントをご鑑賞頂けます。

 

 

ヴァシュロンコンスタンタン パトリモニー

ヴァシュロンコンスタンタン パトリモニー

正統派のクラシカル。
そんな言葉がしっくりくるのが、パトリモニーです。

伝統的な技法とデザインを反映し、完璧な円、無駄のない美しさ、そして調和の取れたプロポーションが魅力。

2004年発表と比較的新しめのコレクションながら、1950年代のヴァシュロン・コンスタンタンのモデルに着想を得て作られた、限りなく純粋なスタイルを具現化したコレクションです。

 

定番人気モデル:パトリモニー トラディショナル セルフワインディング 43075/000R-9737

ヴァシュロンコンスタンタン パトリモニー トラディショナル セルフワインディング 43075/000R-9737

素材:ローズゴールド
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:67g
文字盤:シルバー
インデックス:バー
ムーブメント:Cal.1120
パワーリザーブ:約40時間
防水性能:30m

傑出した技術の結晶 パトリモニー・トラディショナル。シンプルながら洗練された雰囲気を纏った一本です。厚み僅か8mmのピンクゴールドケースに、完全自社開発の自動巻きCal.1120を搭載した最高峰のドレスウォッチです。

 

あわせて読みたい関連記事

 

世界の超高級腕時計ブランド7選④ ランゲ&ゾーネ

ランゲ&ゾーネ ランゲ1

パテックフィリップに追随できるブランドと言えば、ランゲ&ゾーネを挙げる業界人は多いのではないでしょうか。

「ランゲとその息子たち」というブランド名通り、ランゲ一族が継承するドイツブランドです。

創業は1845年、アドルフ・ランゲによってグラスヒュッテに工房が設立されました。
高い技術とドイツらしい堅実な技法から、スイスメーカーにも引けをとらないブランドに成長し、ドイツの宮廷御用達としても名高い背景を持ちます。

第二次世界大戦・冷戦により一時休眠を余儀なくされますが、アドルフのひ孫であるウォルター・ランゲ氏によって見事復活。

ランゲ&ゾーネ ランゲ1

ランゲ&ゾーネの時計に派手さや流行りのスポーティーテイストはありません。
また、ウブロやフランクミュラー、オメガのようなマーケティング力もありません。
ハリーウィンストンのような大きいダイヤモンドをあしらうでもない、カルティエのような華やかさもない。

しかし決して地味ではない、高貴なまでの美しさ。加えて、丁寧な作りこみや気品。
時計本来の価値を誠実につきつめたゆえの高い品質。

そういった「わかる人にはわかる」大人な魅力と風格溢れるのがランゲ&ゾーネの時計なのです。

休眠期間ゆえか世界三大時計ブランドには含まれません。
しかし、その高貴さや品質、意匠はパテックフィリップに勝るとも劣らない、最高級のドイツブランドです。

 

あわせて読みたい関連記事

 

ランゲ&ゾーネ ランゲ1

ランゲ&ゾーネ ランゲ1

1994年に発表された、ランゲ&ゾーネ復活劇の記念碑でありランゲ&ゾーネの本質を体現したフラグシップシリーズ。
かつてアドルフ・ランゲが師匠であるグートケスと共に手掛けたドレスデンのオペラハウスに設置されている、5分時計をモチーフに作られた、歴史的に意義あるものでもあります。

最大の特徴はダイアルデザイン。
といっても決して奇抜なわけではなく、どこまでも端正さを有します。

これは、スモールセコンドとメインダイヤル、そしてアウトサイズデイト表示の中心点が正三角形を成していることによります。
アウトサイズデイト表示の寸法も、黄金分割比に従う均整のとれた構成になっており、50年にも及ぶ休眠期間を感じさせない斬新なダイアルは世界に衝撃で以て伝えられました。

ムーブメントにもこだわりがあり、ドイツ・グラスヒュッテの伝統技法にのっとった美しくも信頼性高い名機を搭載。

これら全てが自社一貫、しかも手作業で製造されており、大量生産とは無縁の、マイスター時計技師たちの情熱とこだわりが詰まった工芸品なのです。

なかなか気軽な日常使いとはいきません。
しかし、2009年からは夜光塗料が採用されたモデルが登場し、暗闇での視認性も確保。実用面でも徐々に広がりを見せているのではないでしょうか。

派生モデルとしてレイアウトとサイズを42mmとよりボリューミーにしたグランドランゲ、ランゲ1初となる自動巻きムーブメントを搭載したデイマティックなどがラインナップされています。

 

注目モデル:ランゲ&ゾーネ ランゲ1 101.032(LS1014AD)

ランゲ&ゾーネ ランゲ1 101.032(LS1014AD)

素材:ピンクゴールド
ケースサイズ:直径 38.5mm
全重量:99g
文字盤:シルバー
インデックス:-
ムーブメント:Cal.L901.0
パワーリザーブ:約72時間
防水性能:30m

4年もの開発期間を経て、1994年に「ランゲ&ゾーネ 復活第一号モデル」として発表されたランゲ1。50年前の時計を現代に蘇らせるという復刻的な意味合いだけでなく、通常の4倍ものカレンダー表示を可能にしたアウトサイズデイトや、ツインバレルによる72時間ものパワーリザーブを搭載するなど、新生ランゲ&ゾーネの誕生を広く世界にアピールする記念碑的なモデルにもなっています。

 

注目モデル:ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 ムーンフェイズ 139.032(LS1394AA)

ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 ムーンフェイズ 139.032(LS1394AA)

素材:ピンクゴールド
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:95g
文字盤:シルバー
インデックス:-
ムーブメント:Cal.L095.3
パワーリザーブ:約72時間
防水性能:30m

ランゲ1の最大の特徴である アシンメトリーなダイヤルデザインはそのままにケースサイズを41mmへとサイズアップさせた「グランドランゲ1」。この139.032(LS1394AA)には、1度正確に合わせれば122年で誤差一日という高精度を誇る極上のムーンフェイズを搭載しています。

 

 

ランゲ&ゾーネ サクソニア

ランゲ&ゾーネ サクソニア

ランゲ1とともに1994年の復活コレクションとして発表された定番シリーズ。
無駄の一切を省いたシンプルで控えめな気品が魅力です。

画像でパッと見ただけでは、地味だと感じるかもしれません。
しかしどこまでも端正で調和のとれたデザインと清廉さは、時計の真髄の極み。

時計愛好家たちの間では、ランゲ&ゾーネの中で定評のあるモデルです。

 

注目モデル:ランゲ&ゾーネ ランゲ1 101.032(LS1014AD)

ランゲ&ゾーネ サクソニア フラッハ 211.032(LS2114AD)

素材:ピンクゴールド
ケースサイズ:直径 40.0mm
全重量:72g
文字盤:シルバー
インデックス:-
ムーブメント:Cal.L093.1
パワーリザーブ:約72時間
防水性能:30m

101.032は芸術品とも云えるデザインと最高の水準を誇る高い技術を併せ持った至高の逸品です。2針のシンプルさであるからこその伝統的な機械式時計の魅力をじっくり味わえます。

 

 

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

「世界で最も美しいクロノグラフ」「高級クロノグラフの傑作」と呼び声高いダトグラフ。
クロノグラフに気品を添えただけでなく、高度な技術を要する複数の機能・機構を見事制御、調和させたムーブメントを実現しました。

高級クロノグラフを成熟させた功績は、またランゲ&ゾーネの凄みを確かなものとしました。

クロノグラフはどうしてもダイアルが雑然としがちですが、ダトグラフはインダイアルをわずかに下げることにより寧ろ端正にまとめ上げています。

何度もブラッシュアップされたムーブメントも、めまいのするような精緻さ・美しさを有します。

 

注目モデル:ランゲ&ゾーネ ダトグラフ 403.035

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ 403.035

素材:プラチナ
ケースサイズ:直径 39.0mm
全重量:145g
文字盤:ブラック
インデックス:バー/ローマン
ムーブメント:Cal.L951.1
パワーリザーブ:約36時間
防水性能:30m

世界で最も美しいクロノグラフと呼ばれているダトグラフ。彫金師のマイスターが手作業でエングレービングを施した美しいムーブメントをシースルーバックからご覧いただけます。フライバック機能、アウトサイズデイトも搭載しており、多機能クロノグラフとしても高い評価を得ています。

 

あわせて読みたい関連記事

 

世界の超高級腕時計ブランド7選⑤ ブレゲ

ブレゲ マリーン

時計の歴史を200年早めた、と称される男をご存知でしょうか。
フランス生まれの天才時計技師・ブレゲです。

ブレゲは自動巻機構から始まり、永久カレンダー、ミニッツリピーター、トゥールビヨンなど数々の発明で腕時計の技術を進歩させました。
ブレゲの腕時計は現在の機械式腕時計の礎となっており、影響を与えたブランド・人物は数知れません。

そんな天才ブレゲの機構や意匠を現代に再現する、時計界にとっても非常に意義ある存在が同名のブランドです。

ブレゲというとムーブメントに目が行きがちですが、時計にお詳しくない方にもブレゲを勧めたい大きな理由。
それは、装飾の高貴さ、美しさです。

ケースサイドのコインエッジ装飾やダイアルのギョーシェ彫りなどもブレゲによる開発であり、一級品の美しさを誇ります。

ブレゲ クラシック

ブレゲ自身の開発技術を連綿と受け継ぐだけでなく、現在でも卓越した技術をいかんなく発揮し、数々の新境地に踏み込むブランドでもあります。

特にスポーツモデルでのタフさや作りこみの高さは圧倒的で、傑作の多さは計り知れません。

ブレゲは手作業で製造しているため、年間製造本数がとても少ないブランドです。
良い個体が入るとすぐに売り切れてしまいますので、これだ!と思う一本があったら、ぜひご購入ください。

ちなみにパテックフィリップ、オーデマピゲ同様、永久修理を謳っておりますので、一生の相棒のように永く愛用できます。

 

あわせて読みたい関連記事

 

ブレゲ アエロナバル

ブレゲ トランスアトランティック

アエロナバルとは海軍航空隊の意味。
フランス海軍航空部隊のために1950年代に設計された「タイプXX」が、自動巻きムーブメント搭載の民間用時計として1995年に復刻し命名されました。ブレゲを代表するモデルのうちの一つです。

クラシカルテイストが印象深いブレゲとは思えないほど、徹底した機能美を有します。

 

定番モデル:ブレゲ アエロナバル 3800ST/92/SW9

ブレゲ アエロナバル 3800ST/92/SW9

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 40.0mm
全重量:151g
文字盤:ブラック
インデックス:アラビア
ムーブメント:Cal.582
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m

アエロナバルには様々なバリエーションがありますが、ステンレススティール×ブラックの組み合わせはやはり鉄板です!

特にこの 3800ST/92/SW9 は40mmという日本人男性の体格に似合うサイズ感から、ビジネス向きのスポーツウォッチとして高い需要があります。

ブレスレットタイプだけでなくレザーベルトタイプもあり、いずれも人気です。

 

なお、アエロナバルをベースに、よりモダンに仕上げられた「トランスアトランティック」というモデルも存在します。見た目はほぼ同一ですが、こちらはデイト窓が追加されています。

ブレゲ トランスアトランティック

タイプXX 3820BA/N2/9W6タイプXXI 3810ST/92/SZ9

同じく軍用機を2005年、一般市販のパイロットウォッチとして復刻したシリーズ。
クロノグラフは飛行中の連続した時計計測の為に必要とされたフライバック機能をそのまま受け継いでおり、実用性を感じられますね。

エレガントな複雑時計を求めるレディース向けのモデルもラインナップしており、時計ファンに幅広く親しまれています。

 

あわせて読みたい関連記事

 

ブレゲ  マリーン

ブレゲ マリーン

5817ST/12/SV05817ST/92/5V8 

初代マリーンはクラシカルテイストが強かったですが、マリーンIIの誕生によってその趣ががらっと変わりました。知ってる人が見れば一目でブレゲとわかるデザインアイデンティティに、フランス海軍のマリン・クロノメーター(航海用精密時計)を見事融合させたシリーズ。

頑丈な設計のケースやプロテクター付きのリューズとは対照的に、コインエッジ装飾やダイアルのギョーシェ彫りがスタイリッシュにまとめ上げられています。

防水性100mと、ブレゲらしさと実用性が同居していて、日常使いの超高級時計の中では最もおすすめ。
スーツにも合うし、おとなしすぎないからアクティブシーンにも合いますね。

 

 

ブレゲ  クラシック

ブレゲ クラシック

創業者アブラアン-ルイ・ブレゲのスタイリングに想を得た、時計作りの理想と本質を表現したクラシカルなシリーズ。

視認性が高く、正確なメカニズムを誇り明確なデザインのクラシックは手巻き・自動巻きの超薄型時計から複雑時計まで、ブレゲの伝統的な要素を再現しており、さながら懐中時計のようです。

ブレゲ愛好家のみならず、多くの時計玄人に熱烈に愛されています。

 

注目モデル:ブレゲ クラシック 5907BA/12/984 

ブレゲ クラシック 5907BA/12/984

素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径 34.0mm
全重量:48g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマン
ムーブメント:Cal.511DR
パワーリザーブ:約95時間
防水性能:30m

ブレゲを代表するロングセラーモデル「クラシック」。ブルースティールの針、ケースサイドのコインエッジ、職人が1本1本手作業で彫り込んだギョーシェなど、シンプルながらも細部まで意匠を凝らした人気モデルです。

上品でクラシカルなデザインはスーツやジャケットに相性抜群です。

 

注目モデル:ブレゲ クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ 3137BR/11/986

ブレゲ クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ 3137BR/11/986

素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径 35.5mm
全重量:67g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマン
ムーブメント:Cal.502DR
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:30m

オリジナルブレゲの名作「NO.5」のデザインを引き継ぐ3137BR。日付表示、ムーンフェイズ、パワーリザーブが搭載され、上品なフォルムと機能性の高さを兼ね備えています。シースルーバックから見事な彫金を施されたムーブメントを観賞出来るのも嬉しいポイントです。

 

 

世界の超高級腕時計ブランド7選⑥ ブランパン

ブランパン フィフティファゾムス 新作

出典:https://www.blancpain.com/ja/node/10294

世界五大時計ブランドの他にも、非常に美しく、そしてロマン溢れるブランドは存在します。その代表格が、ブランパンです。

ブランパンは現存する時計メーカーの中で、最もその創業が古いブランドと言われています。

ブランパンを購入する方のほとんどが、今まで何本もの高級腕時計を所有してきた時計上級者です。万人受けするブランドではなく、一部の時計愛好家に絶対的に愛されているブランドというイメージがあります。ブランパンは派手なブランディングは行っておらず、他の有名ブランドと比べると知名度が低いのは否めません。所属するスウォッチグループの中でも、マーケティングにあまり力を入れていないように見えるのもその一因と言えるでしょう。

しかし、その時計製造技術は超一流。この「時計本来の魅力」を見い出せる力は誰もが持つものではないのです。

私は街中でブランパンの時計をしている方を見たことがありません。

袖口から見えた時計がもしブランパンだったら・・・。「物事を本質的に見る目をお持ちの方だな」と感じてしまいますね。

 

ブランパンには貫いているこだわりがいくつかあります。

・製造するのは機械式時計のみ。クォーツとは一切無縁。
・時計の形状はラウンドフォルム(丸型)のみ採用。

 

一人の熟達した職人が最初から最後まで一本の時計を作り上げることでも知られており、伝統を誠実に守る姿勢は時計業界随一。
現在の便利なクォーツを凌ぐ機械式時計人気は、ブランパンの功績が大きいでしょう。

クラシカルラインやコンプリケーション搭載モデルはもちろん、近年では超ハイスペックなスポーツウォッチも展開しています。

 

 

ブランパン フィフティファゾムス

ブランパン フィフティファゾムス

5015-3630-525200-1110-70B5000-1110-B52A

高い防水時計というとロレックスのシードゥエラーやオメガのシーマスターが有名かもしれませんが、実はブランパンはロレックスと並ぶダイバーズウォッチの先駆者。

フィフティファゾムスは1953年に誕生し、クォーツショック等のブランド休眠にまみえながらも、年々ブラッシュアップを続けてきた一大コレクションです。
ちなみに同年、ロレックスのサブマリーナが登場しました。

フランス海軍にそのルーツを持つため、スペックは折り紙付き。
ちなみにシリーズ名のフィフティファゾムスは50Fathoms(約91m)。
約91mの防水機能を持つシリーズ、という意味になりますが、現行では基本スペックで300m、またその10倍のスペックを備える500フォゾムスなどをラインナップ。

このクラスのスポーツモデルでこれだけハイスペックなのは珍しいです。

一般のダイバーズラインよりシャープなこと、そして十分な実用性は、これからワンランク上の時計を買おうとする人にとっては最もおすすめできるシリーズ。

様々なタイプがラインナップされていて、かなり斬新なデザインもあります。
クロノなし、デイト表示搭載・・・などなど、ライフスタイルによってお選びください。

 

 

ブランパン レマン

ブランパン レマン

ウルトラスリム 2100スポーツ 2100-1127-53GMT アラーム 2041-1230-98B

フィフティファゾムスと並び、ブランパンのフラグシップであるレマン。
ヨーロッパで二番目に大きい湖であり精密機器工業の歴史と発展を担うレマン湖に名をちなみます。

フォルムはラウンドですが、ベゼルのダブルステップ、そしてクラシカルなケースとはうらはらにモダンなダイアルデザイン・ストラップが特徴。

複雑機構はもちろん、チタンなど現代的な素材の採用や21世紀のスポーツモデルの新機軸として発表した「2100シリーズ」など、古今のブランパンの技法を心ゆくまで楽しむことのできるシリーズです。

 

あわせて読みたい関連記事

 

世界の超高級腕時計ブランド7選⑦ ロジェデュブイ

ロジェデュブイ

1995年創業と、老舗が居並ぶ高級時計界では比較的歴史の新しいブランド・ロジェデュブイ。
しかし、若くしてパテックの技術者に就任したロジェ・デュブイ氏と高級ファッションメーカーを経営していたカルロス・ディアスによって創業と、高品質な高級機としては申し分のない経歴を有します。

世界屈指の個性派で抜群におしゃれな時計が多く、インパクトの強いシリーズを数多く展開、とりわけスポーツウォッチの分野では成長著しく、スポーティーテイストをけん引する、とまで言われるほど。
創業から10年程度でムーブメントの自社開発を始め、さらにジュネーブシールをすべての時計に取得しているなどまぎれもない実力派でもあります。

現在は新しい経営陣となり、リシュモン傘下に。
知名度やステータス性のわりにかなり高価格帯なことがネックでしたが、リシュモン傘下になることによってコストパフォーマンスを実現。

また、かつては故障が多いと言われたこともありましたが、資本の充実により品質向上、今ではロレックスと並ぶ信頼性を誇るとまで評されます。

 

ロジェデュブイ エクスカリバー

出典:https://www.rogerdubuis.com/ja/embrace-dubai-dubaicalling/

ロジェデュブイの時計をなかなか国内で見かけない理由。それは供給数を限定して希少価値を出すと同時に、種類を多様化させることでユーザーに「自分だけの腕時計」を届けるため。

ロジェデュブイのコレクションは、「プレイヤー(社交)」、「ウォリアー(戦士)」、「ベンチャラー(冒険者)」、「ディーバ(歌姫)」という4つの世界観によって生み出され、それぞれ「モネガスク」、「エクスカリバー」、「パルジョン」、「ベルベット」という4つのシリーズとして表現されます。

そのため、自分だけの一本を見つけられると同時に、入荷がなかなか難しいブランドでもあります。

 

あわせて読みたい関連記事

 

ロジェデュブイ エクスカリバー

ロジェデュブイ エクスカリバー

RDDBEX0387RDDBEX0179 RDDBEX0390 

エクスカリバーは高級スポーツウォッチの人気をけん引するロジェデュブイの代表作。

ダイナミックなローマンインデックスやユニークなケースデザインは、洗練されたファッション性と高度な設計力を示唆します。

この複雑ながら調和のとれたデザインはメカニカルですが、どこか妖しげな雰囲気も同時に醸し、他ブランドにはなかなか見られない魅力が。

ロジェデュブイはスポーツ選手の使用者が多く、大リーガー ダルビッシュ有さんや総合格闘家小川直也さんなど、有名どころからも愛されています。

 

注目モデル:ロジェデュブイ エクスカリバー42 EX42.77.9.9.71R

ロジェデュブイ エクスカリバー42 EX42.77.9.9.71R

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 43.0mm
全重量:129g
文字盤:ブラック
インデックス:ローマン
ムーブメント:Cal.RD77
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:50m

ダイナミックなローマンインデックスや特徴のあるケースデザインが圧倒的な存在感を放つエクスカリバー。

搭載されるムーブメントRD77は、スモールセコンド付きのマイクロローター式自動巻きムーブメントで、ジュネーブシールが刻印された非常に美しいムーブメントです。

 

 

まとめ

超高級クラスは、中古であってもなかなか気軽に手の出せる価格でもなく、また若い方の雰囲気やファッションで着けこなせるものでもありません。

それゆえ、40代~50代で生活も安定して、でもまだまだ野心満々の男性にこそつけていただきたいブランドをご紹介させていただきました。

このクラスの高級時計だと、めったに人とかぶらないのも魅力です。

もし気になる一本があったら、思い切って購入を検討してみてはいかがでしょうか?

当店GINZA RASINでは回数限定で無金利ローンもご用意しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

 

あわせて読みたい関連記事

 

この記事を監修してくれた時計博士

穴井 孝美(あない たかみ)

株式会社羅針 取締役社長

1967年生まれ
高校卒業後、電機メーカーに就職し生産管理を学ぶも一年半で退職。
銀座の通信販売会社にて輸入時計の販売に従事。
輸入時計卸売会社を経て、2006年に東京都台東区にて株式会社羅針を設立。
香港、シンガポールなど海外と国内小売店とのネットワークを活かし時計の卸業として事業を展開する。

  • 2009年に銀座に移転し、販売買取のリテール事業を開始。
  • 2011年に銀座本店を移転オープン。
  • 2017年に買取サロンオープン。
  • 2018年に銀座ナイン店オープン。
  • 2022年に銀座中央通り店オープン。

  • にほんブログ村

WEBマガジンのブログ一覧


WATCHES AND WONDERS2024

買取専門WEBマガジン
販売サイトへ
買取サイトへ

中央通り店
メンテナンスガイド
腕時計入門ガイド

 

人気記事ランキング

ページトップへ