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シードゥエラー, バーゼルワールド2017, ロレックス

ロレックス シードゥエラー 126600の値動きを追え!

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ロレックス シードゥエラー

2017年3月のバーゼルワールドで発表された「ロレックス シードゥエラー 126600」。

ダイバーズウオッチ「サブマリーナ」の上位機種として1967 年に製造された「シードゥエラー Ref. 1665」の誕生50周年を記念してデビューしました。

ロレックス シードゥエラー Ref.126600

シードゥエラー 126600

ロレックス シードゥエラー Ref.126600

ケースが大型化し、シードゥエラーとしては初めてとなるサイクロップレンズが採用されています。

そして注目は文字盤6時位置、初代モデル1665の意匠を受け継いで赤色で表記された「SEA-DWELLER」の文字。

現行モデルには赤色表記のものは無く、「赤シード復活」に沸き上がる声も多く聞かれました。

満を持して登場したこの意匠に、この1本がロレックスファンのみならず、時計ファン全体の注目を集める特別なモデルである事が感じられます。

また、「114270」から「214270」へと切り替わったエクスプローラー等の型番のパターンに見られるように、「116600」の後継モデルの型番は「216600」となるのではないか……という予想を裏切り、「126600」というリファレンスナンバーが与えられた点も話題となりました。

ちなみに、2016年発表のデイトジャストのリファレンスが「126333」。

2017年には、シードゥエラー「126600」と同時期に発表され、同じCal.3235を搭載した デイトジャスト41 が 「126334」のリファレンスを冠して登場していますね。

今後の「126●●●」モデルの発表を予想していくのも面白そうです。

 

116600からの変更点

先代モデル「シードゥエラー4000 116600」からどう変わったのか、主要性能を比較してみました。

  シードゥエラー 116600 シードゥエラー 126600
 型番 116600 126600
 発表 バーゼルワールド2014 バーゼルワールド2017
ケース径 直径 40.0mm 直径 43.0mm
ムーブメント 自社製Cal.3135 自社製Cal.3235
防水性 4000フィート(1220m) 4000フィート(1220m)
パワーリザーブ 48時間 70時間
サイクロップレンズ
ヘリウム輩出バルブ

見た目は、ケースサイズの変更やサイクロップレンズの採用で文字盤内のバランスが若干変化したものの、ブラックダイヤルにベンツ針、視認性の高いドットインデックス、ブラックの60分目盛りつき逆回転防止ベゼルなど、大きな変更点はありません。

それだけに、サイクロップレンズと赤い「SEA-DWELLER」ロゴの存在感が際立ちます。

機能面では、新開発ムーブメントCal.3235を搭載したことにより、リザーブ時間が飛躍的に向上しました。

ロレックスが取得している14件の特許を最大限に活用したこのムーブメントは、高い精度はもちろんのこと耐衝撃性と耐磁性にも非常に優れています。

尚、「シードゥエラー4000」となっていた公式モデル名が単なる「シードゥエラー」に回帰していますが、4000フィート(1220m)の防水性能に変わりは無いようです。

 

国内流通開始から現在までの価格推移

さて、そんな伝説の復活モデルは、どのくらいの価格で取引されているのか……並行輸入店の新品販売価格の推移を見てみました。

2017年3月下旬のバーゼルワールドで発表され、日本での流通が始まったのは5月上旬でした。

メーカー参考定価 1,166,400円(税込) に対し、並行輸入店の新品販売価格は 1,980,000円(税込) でスタート。

国内の需要に対して正規品の供給量が少なく、現在も正規価格と並行価格が逆転し続けています。

デイトナなど一部のロレックス人気スポーツモデルに見られる現象ですが、その事からもこの「赤シード」が多くの注目を集めていることが分かります。

 

そうは言っても、何故未だに高騰し続けているのか?

国内リリース後、新品価格は少しずつ下がり続けているものの、2017年7月現在も平均160万円台をキープ。プレミア価格が続いています。

「なぜか?」と言うと、単にカッコイイ大人気モデルだから、というだけでは済まされないのが高級時計の値動きの世界。

「ファンもディーラーも、メーカーの動向を注意深く探りながら取引しているから」というミステリアスなロレックスならではの理由もあるのです。

例えば、「50周年記念のワンショット生産で、今後相当なプレミアがつくかも」という予想もあれば、「43mm新ケースの型を設計してしまったからには、たくさん生産しないと採算が合わないので、定番品となるはず」という意見も。

もしかしたらケースサイズはそのままに、「SEA-DWELLER」の文字だけは白に戻ったモデルが「126600」の型番のまま生産され続けるなんてこともあるかも……?

 

ロレックスは「限定●本生産」などと大々的に公表することがめったにありませんが、それだけに色々な憶測が飛び交い、世界中の時計ファンの興味を引き付けて離さないのかもしれませんね。

 

ちなみに、116600の今後は?

126600の先代、116600の価格推移も気になるところ。

2017年の年明けには90万円台で落ち着いていたところが、3月の後継126600発表を経て4月には100万円台。

日本に126600が流通し始めた5月には120万円台と高騰を続け、7月現在は130万円台をゆるやかにキープし続けている状態です。

126600の発表と入れ替わりに116600はロレックスの公式サイトから姿を消しています。

126600のサイクロップレンズ搭載に関しては「サブマリーナみたいになってしまった」と賛否両論あり、43mmのケースサイズも日本人には大きすぎる……など、116600のカタログ落ちを惜しむ声もあります。

 

今後の動向が読めないミステリアスな「126600」。

惜しまれながら現役を引退していく「116600」。

人々の興味や熱が数字となって現れるものが「価格相場」だとすれば、今後もこの2種類の「シードゥエラー」の値動きから目が離せません。

参考

https://www.rasin.co.jp/rolex/seadweller/


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