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「永遠の輝き」「宝石の王者」と称されるダイヤモンド。
日本はアメリカ、中国に次いでダイヤモンド消費量の多い国。「婚約指輪は何カラットから!」など話題になることもあるでしょう。

ところでダイヤモンドって「すべて高価なもの」だと思っていませんか?

実はダイヤモンドにはグレードがあり、様々な選定基準があるのです。

超高価なダイヤモンドからお手軽なダイヤモンドまで種類は様々。

ダイヤモンドがセッティングされているのに1万円で買えるアクセサリーもあれば、ダイヤモンド1個で数十万円するものもございます。

そこで今回は、より良いダイヤモンドを選ぶために、そのグレードの選定基準をまとめてみました!

ハリーウィンストン ダイヤモンド

 

ダイヤモンドの選定基準

同じダイヤモンドでも、その品質によって格付けが存在します。

婚約指輪やダイヤ付き腕時計を選ぶ時、ブランドやデザインも重要ですが
「良いグレードのダイヤモンド」とそうでないものは、全くの別物なのです。

そんなダイヤモンドの品質評価で最も有名なものが、「4つのC」
世界最大で信頼性高いと定評のある米国宝石学会(GIA)のダイヤモンド鑑定機関が定め、まさに玉石混交だったダイヤモンドグレードを統一した国際基準です。

 

4つのC

4つのCは、ダイヤモンドのCarat(重量)、Cut(研磨に伴う形・プロポーション)、Color(色)、Clarity(透明度)のイニシャルをとったもの。
それぞれの要素をご説明いたします。

 

①Carat(カラット)

カラットでダイヤモンドを選ぶ方は多いのではないでしょうか。
カラットはダイヤモンドの重量を表します。
このカラットが重要視されることは非常に多く、価格も大きく変動します。

 

ヴァンクリーフ&アーペル

出典:https://www.vancleefarpels.com/jp/ja.html

 

1ct(カラット)=0.2g。
デジタル機器を用い1/1000単位まで精密に測定し、小数点第2位または第3位まで表記することが一般的。
単体でも小さなものを寄せ集めても、トータルの重量で計算されます。

天然で1ct以上のものはとても稀少で、またカット(研磨)するとさらに小さくなってしまうため、わずかの違いで何千ドルの価格差が出ることもあります。

腕時計の装飾ですとデザインによってカラットは変わってきますが、婚約指輪は0.3ct以上のものが推奨されますね。

もちろん大きさだけが全てではありませんが、大きければ大きいほど輝きは増し、価値の高いものとなります。

 

②Cut(カット)

ダイヤモンドそのものの魅力や輝きに大きく関係するものが、CUT―研磨に伴うプロポーション―です。

4Cの中で唯一人が携わる評価となり、カットの技術によってダイヤモンドの美しさは各段に異なります。実際のカラット以上の重量があるように魅せることも可能。
複雑でかなり職人技に拠るところが大きいので、メーカーの技量が試される品質基準でもあります。

 

ロレックス ダイヤモンド

出典:https://www.rolex.com/ja

カットの評価は主に下記5つの基準に分類されます。

 

・Excellent(エクセレント、EX)理想的なプロポーション
・Very Good(ベリーグッド、VG)エクセレントの次に優秀なプロポーション
・Good(グッド、G)標準的なプロポーション
・Fair(フェアー、F)わずかな欠点のあるプロポーション
・Poor(プアー、P)欠点のあるプロポーション

 

代表的なカットはラウンドブリリアントカット。ジュエリーとしてのダイヤモンドはほとんどこのプロポーションで、GIAが品質基準の対象とするカット法になります。

よく上記の評価はラウンド、ハートなどカット法を査定するものだと思われがちですが、実は違います。
美しさや輝きなど、ダイヤモンドそのものの評価なのです。
基準は多岐に及びます。

カットグレード(ダイヤモンドの輝き、明るさなどカット総合)
プロポーション
シンメトリー(対称性)
仕上げ

などなど・・・

Excellentの中でもトリプルエクセレントというものがあり、カットグレード、シンメトリー、仕上げ全てにおいてExcellentを獲得した、最高評価のダイヤモンドを指します。

ハリーウィンストン

 

出典:https://www.harrywinston.com/ja

 

例えEcellent Cutだったとしても一つとして正円はなく、個体差があります。
また、このCUT評価によって値段が左右されますが、上位種だからといって必ずしもご自身の好みに合うものとは限りません。
しかし、やはりExcellent,Very Goodのグレードは、ダイヤモンドの輝きを最大限引き出していると言えます。

ちなみにラウンドブリリアントカット技術に大きく寄与したのは、トルコフスキー・マーセルによる功績。
ダイヤモンド加工の名門・トルコフスキー家の出で、1919年、ダイヤモンド光学を数学の観点から理論的に確立したのです。

それまでは研磨や加工は体系立っておらず、昔のダイヤモンドジュエリーを見ると今ほどの精巧さはありませんでした。

最も評価が複雑で困難と言われるCUT。
もしダイヤモンドを選ぶ時は、色々なブランドやデザインで見比べて自分の好みを探してみるのがいいかもしれませんね。

 

③Color(カラー)

全てのダイヤモンドは無色だと思われがちですが、実は個体によって微妙に色が付いています。
このカラーにもまたグレードがあり、価格に大きな差をもたらします。

 

ヴァンクリーフ&アーペル

出典:https://www.vancleefarpels.com/jp/ja.html

 

・D、E、Fカラーレス(無色)
・G、H、I、Jニアカラーレス(ほぼ無色)
・K、L、Mフェイント(かすかな黄色)
・N~Rベリーライト(薄い黄色)
・S~Zライト(濃い黄色)

 

純粋でパーフェクトなダイヤモンドは無色透明。
最も価値が高いとされています。

ちなみになぜAからZでないかと言うと、GIAが「4つのC」を確立するまでは、アルファベット評価や数字評価などが乱立していました。
それらと混同しない、全く新しく明確な機構を打ち立てる、という意味で、Dから始まる評価基準となったとのこと。

この検査はダイヤモンドを見比べて判定されており、また細かい反射などによって影響を受けるため素人目にはわかりません。
一般的にはD~Fグレードが最高級とされています。

 

ヴァンクリーフ&アーペル

出典:https://www.vancleefarpels.com/jp/ja.html

 

色が強いダイヤモンドほど評価が下がるとお伝えしましたが、ある一定の色味を帯びると、「ファンシーカラー」として高く評価されることがあります。

これはZにランクされるよりもさらに色味の強いもので、青やピンク、赤に緑など色は様々です。

また、プラチナなど白色金属に組み合わせるとしたら、D~Fクラスよりも色味のあるものの方が石自体を強調させてくれる、という効果が見られることもあります。

いずれにせよ肉眼ですぐに判断できるものではありません。
予算や他の品質基準を鑑みて、ベストな状態を選ぶのがおすすめです。

 

④Clarity(クラリティ)

Colorと混同されがちですが、ダイヤモンドに不純物が入り込んでいないか、そして傷がついていないかどうか、という評価基準がClarity(透明度)になります。
さえぎる物がなければ、ダイヤモンドの輝きはより増すため、このグレードも価格差に影響を与えます。

 

ヴァンクリーフ&アーペル

出典:https://www.vancleefarpels.com/jp/ja.html

 

FL(フローレス)
・・・内側にも外側にもキズやインクルージョン(鉱物に入り込む液体や結晶)が全くない。
IF(インターナリーフローレス)
・・・内側にキズやインクルージョンが全くない。
VVS(ベリーベリースライトリーインクルーデッド)
・・・10倍に拡大するレンズで見てキズやインクルージョンの発見が難しい。
VS(ベリースライトリーインクルーデッド)
・・・10倍に拡大するレンズで見てキズやインクルージョンの発見がやや難しい。
SI(スライトリーインクルーデッド)
・・・10倍に拡大するレンズでキズやインクルージョンを発見するのは簡単だが肉眼では難しい。
I(インクルーデッド)
・・・肉眼でキズやインクルージョンを簡単に発見できる。

 

この基準は「傷やインクルージョンがあるかないか」だけでなく、大きさや形、性質、位置、そして石の外観に与える影響を鑑みて判定されます。

 

フローレスにあたるダイヤモンドは非常に稀。
また、10倍にした拡大レンズであっても発見することは熟練した鑑定士でなくては困難なため、一般購買層はあまり気にする必要はありません。
むしろVSより上、くらいの考え方でいいと思います。

さらに一方では、ダイヤモンドの中のインクルージョンの形状や性質によっては、「天然石」としての味わい深さを醸し、また違った価値を生み出すこともあるのです。

 

「良いダイヤモンド」の証明

ヴァンクリーフ&アーペル

出典:https://www.vancleefarpels.com/jp/ja.html

 

GIAは私的機関ですが、今やダイヤモンドの権威であり、国際基準として捉えられます。

もちろん国によっては公的に定めた鑑定機関があったり、メーカー独自の判定基準を設けているところも。

有名どころでは、日本最大規模の鑑定機関・CGL(中央宝石研究所)。
ダイヤモンド取扱量が世界トップクラスで、評価がGIAを超えるほど厳格なことで有名。

また、AGT(AGTジェムラボラトリー)も国内機関ですが、鑑定に定評があります。

いずれも「4C」がベースとなった品質評価で、ダイヤモンドのグレードを示す鑑定書が付されます。

鑑定書には4Cグレードはもちろん、天然か人工か、どのような研磨がなされたかなどの状態が記されており、「良いダイヤモンドかそうでないか」を示す非常に重要な証明書。

鑑定には費用がかかるため、実際に購入する際についていないことがあり、鑑定書付きダイヤモンドに比べ3割ほど安くなります。
しかしダイヤモンドを売る際に買い叩かれたり、悪い業者が値段と見合わないグレードのダイヤモンドを売りつけてきたりすることもあるので注意が必要!

心配な方は鑑定書付きダイヤモンドを購入することを強くおすすめします。

 

ダイヤモンドを買ううえで気をつけたいこと

ロレックス デイトジャスト

ロレックス デイトジャスト パールマスター 80299NG

 

「4つのC」で基準は明確になったといえど、素人目にはグレードの判別はとても難しいです。
グレードの低いダイヤモンドどころか、偽物をつかまされた、なんて話も・・・

そこで、ダイヤモンドを買ううえで気をつけたいところは以下の三点!

 

・グレードに合った価格か
・予算に合った価格か
・鑑定書がついているか

 

お金に糸目はつけない・・・なんて方はごく一部で、やはり予算があると思います。
もちろんダイヤモンドは国際的に取引されるものなので、為替変動などで影響を受けることもあり一概には言えませんが、中には店舗独自の価格設定を行うところも。
購入する時点でのグレードごとの相場を調べていくといいかもしれませんね。

そのため、自分が決めた予算の範囲内で、自分の好みに合ったグレードのダイヤモンドを選びましょう!

例えば婚約指輪だったら0.3カラット以上のものを、でも土台はイエローゴールドだから多少黄色味を帯びても大丈夫なのでColorはGで。

普段使いの小さめのダイヤモンドがほしいから、カラットは低めで・・・などなど。

鑑定書はGIAやCGLなど信頼できる機関が発行しているか。

ちょっとでも知識を仕入れておけば、より自分だけの、そして一生自分のそばにいてくれるダイヤモンドを選ぶことができるでしょう。

 

ジュエリーウォッチのダイヤモンド

最後に、最高品質のダイヤモンドだけを取り扱う腕時計メーカーをご紹介いたします。

 

ハリーウィンストン

ハリーウィンストン アヴェニュー

ダイヤモンドと言えばこのブランド。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

近年多くのブランドからダイヤモンドをあしらった時計がラインナップされていますが、世界屈指のジュエラー・ハリーウィンストンは他社とは一線を画します。

4つのCいずれも最上級のグレードのもののみを採用し、そしてそのダイヤモンドたちを最も美しく魅せる最適な位置にセッティングするのです。

ジュエラーが作る時計は、時計を専門で製作しているメーカー(ロレックスなど)に比べ品質が劣ると言われることもありますが、ハリーウィンストンは時計製造技術でも他のジュエラーに比べ頭一つ抜きんでており、ダイヤモンドの輝きと本格派時計両面を楽しめることが魅力です。

価格は中古であっても100万円超えが当たり前ですが、間違いなく最高の品質を味わえることでしょう。

 

ヴァンクリーフ&アーペル

ヴァンクリーフ&アーペル

ハリーウィンストン同様、世界的に名高いジュエラー・ヴァン・クリーフ&アーぺル

時計製造にも定評があり、カルティエやIWCを傘下に加えるリシュモングループに所属。独自の宝石のセッティングや時計製造において特許を取得してきました。

エレガントなデザインで、四葉のクローバーなど自然をモチーフとしたモデルが多いことも特徴。
全てを職人による手作業で生み出しているため、高価な商品がほとんどです。

ウインザー公爵夫人からグレース王妃、ジャクリーン・ケネディ、マリア・カラス、ジュリア・ロバーツ等、世界の錚々たるセレブリティが愛用者として知られています。

 

まとめ

世界中の女性たちを虜にし続けるダイヤモンド。
そのグレードは様々ですが、いずれも貴重で「永遠の輝き」を宿していることに変わりはありません。

GINZA RASINではロレックスやオメガなど腕時計ブランドの定番だけでなく、ジュエラーの審美眼活きたジュエリーウォッチも取り扱っております。

上記で取り上げたブランド以外にもカルティエやショパール、ブルガリなど最高級のダイヤモンドのみ厳選して取り扱うブランドは多々ございます。

男女問わず、手元に極上の彩りを添えてくれるこれらの時計を、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

ハリーウィンストンの時計一覧

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