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WEBマガジン, ブライトリング, 新美貴之

ブライトリング新作情報!アベンジャーやスーパーオーシャンがリリース

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2020年のバーゼルワールド出展見合わせを公表していたブライトリング。その理由は「自社の新作発表時期とのズレ」です。
そのため、同社独自の見本市「ブライトリングサミット」が新作発表の場としてシフトすることとなりました。

そんな中、今年で第三弾となったブライトリングサミットにて、やはり数点の新型モデルがリリースされました!とりわけ8年ぶりとなるモデルチェンジを果たしたアベンジャーは、大きな話題を呼んでいます。

この記事では、2019年9月24日・25日に開催されたブライトリングサミットの詳報をお届けするとともに、新型アベンジャーやスーパーオーシャンをご紹介いたします!

ブライトリング アベンジャー 2019年新作

出典:https://www.breitling.co.jp/

 

ブライトリングサミットとは?

ブライトリングサミットとは、ブライトリングが独自に開催している見本市兼コミュニケーションイベントです。
2017年、長らくリシュモングループで手腕を振るってきたジョージ・カーン氏がCEOに就任して後スタートし、2019年の今年は3回目の開催となります。
もともとは「プレバーゼルワールド」などとも呼ばれ、世界最大の時計・宝飾品見本市「バーゼルワールド」開催前のプレリリースの場、といった印象もありました。
しかしながらブライトリングにとっては、あくまで独自のサミット。バーゼルワールドの延長ではなく、全く異なるコンセプトのもと、豪華でハイテクなサミットとして過去二回、成功を収めてきました。

ブライトリングサミット 2019

※今サミットの様子。「Surf’s Up!」というコンセプトのもと、海沿いで行われた(画像出典:https://www.breitling.com/us-en/news/details/surf-s-up-31287)

 

さらに、2019年のバーゼルワールド開催後、ブライトリングは2020年は同見本市の出展を見合わせる旨を発表します。
2020年よりもう一つの大型新作見本市SIHHと日程を同期させた関係で、バーゼルワールド開催は5月になりました。そのためブライトリング自身の新作発表のタイミングと合わない、ということを理由にいったん出展ストップに。
そうしてブライトリングサミットで大まかな新作発表を行う、という公表が同社からされてきました。

 

そんな中で開催された2019年のブライトリングサミット。詳細は以下の通りです。

日程:2019年9月24日~25日
場所:アメリカ合衆国ロサンゼルス・ビバリーヒルズ「フォーシーズンズ」内

2020年の新作発表にはかなり早いタイミングとなりますが、そうは言っても2018年度の同サミットも、10月と翌2月の二度で開催されましたので、今回も何度かに分けられるのかもしれません。

ブライトリングサミット 2019

出典:https://www.breitling.com/us-en/news/details/surf-s-up-31287

今回のサミットは高級リゾートホテル「フォーシーズンズ」のウェザリー・ガーデンを貸し切った超ゴージャズな一大イベントとなったようです。
宇宙飛行士のスコット・ケリー氏や東京五輪2020でも注目されているサーファーであり、スーパーオーシャンの「アウターノウンモデル」でも知られるケリー・スレーター氏、サプライズゲストとして俳優のブラット・ピット氏が来場するなど、出場者の面々もかなり豪勢。
ブライトリングの「本気」が感じられるサミットで発表された新作は、いったいどのような傑作なのかと期待が止みません。

 

ブライトリングサミット2019 新作アベンジャー

ブライトリング アベンジャー

出典:https://www.breitling.com/us-en/

堅牢で精悍なモデルの多いブライトリングですが、その中でも屈指の力強さ、そして機能性に特化したハイスペックを有するアベンジャー。タフで、無骨で、陸海空あらゆるフィールドにおいて万能な存在感を発揮すると言う、かなりハードボイルドな時計です。
ただ強いだけでなく、人間工学に基づいた設計を行っているため、装着感や操作性、見た目の美しさと言った、現代の実用時計に求められる機能性にも考慮が加えられています。

そんなアベンジャーの初出は2001年と、ブライトリングの中では比較的新しいコレクション。さらに2013年には「アベンジャーII」と銘打たれ、よりハイスペックに、しかしながらケースサイズは45mm⇒43mm、厚みは約1mmダウンサイジングされ、よりスタイリッシュに変貌を遂げました。

ブライトリング アベンジャーII

※2013年誕生のアベンジャーII

そんなアベンジャーが、さらにこの度の2019年、モデルチェンジすることとなります。
モデルチェンジとは言え、2001年当時のオリジナル「アベンジャー」を踏襲しており、大きくデザインを変えたわけではありません。ただ、これまであった派生モデルによるバリエーションをスリムにし、全11モデルに絞ることとなりました(うち一本はリミテッドエディション)。

全14モデルの概要としては、ケースサイズが43mmまたは45mmまたは48mm。いずれも自動巻き式ムーブメント(COSC認定)を搭載し、300mという高い防水性を誇ります。機能は3針+デイト、クロノグラフ、GMTの三部をリリースしており、非常にシンプルな構成です。

ただし、特筆すべき点として、48mmサイズのアベンジャーがラインナップに加わりました。
「スーパーアベンジャー」と題されたクロノグラフモデルと、「ナイトミッション」です。

スーパーアベンジャー48

※新作スーパーアベンジャー48(画像出典:https://www.breitling.co.jp/)

スーパーアベンジャー48 ナイトミッション

※新作スーパーアベンジャー48(画像出典:https://www.breitling.co.jp/)

 

アベンジャーIIにも48mmサイズはありましたが、よりシンプルでスタイリッシュに一新。また、バリエーションをシュリンクしたにもかかわらず2本も48mmサイズを追加するというところに(しかも小径ケースが流行っている最近において)、ブライトリングがいかに「計器」としての自社のスタイルを大切にしているかがわかります。

なお、スペックは旧作と大きくは変わっていません。どちらもムーブメントに「ブライトリング13」を搭載し、パワーリザーブ約48時間、そして高い信頼性を獲得することとなりました。
針とインデックスにはスーパールミノバが塗布され、暗闇の視認性も確保しております。
なお、ナイトミッションの方はDLC加工を施したチタンケースのため、48mmという大振りサイズながらも非常に軽量な仕様となりました。ナイトミッションは45mmサイズでも展開されています。

 

定価は税抜きで

3針+デイトモデル:380,000円~
クロノグラフ:559,000円~
シーウルフ:429,000円~
GMT:429,000円~
スーパーアベンジャー:581,000円~

※2019年10月現在。価格はストラップの仕様によって変動

 

プライスレンジは大きくは変わらないようですが、シンプルかつリーズナブルな3針モデルが追加されたことで、よりブライトリングが幅広い世代から愛されるようになりそうですね。
販売は2019年11月~。

 

新型アベンジャー SPEC

①アベンジャー オートマティック43

ブライトリング アベンジャー

ケースサイズ:43mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:黒または青
ムーブメント:ブライトリング17
パワーリザーブ:約38時間
防水性:300m

 

②アベンジャー クロノグラフ43

ブライトリング アベンジャー

ケースサイズ:43mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:黒または青
ムーブメント:ブライトリング13
パワーリザーブ:約48時間
防水性:300m

 

③アベンジャー クロノグラフ45

ブライトリング アベンジャークロノグラフ

ケースサイズ:45mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:黒または青
ムーブメント:ブライトリング13
パワーリザーブ:約48時間
防水性:300m

 

④アベンジャー オートマティック GMT 45

ブライトリング アベンジャーGMT

ケースサイズ:45mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:青
ムーブメント:ブライトリング32
パワーリザーブ:約42時間
防水性:300m

 

⑤スーパーアベンジャー クロノグラフ48

ブライトリング スーパーアベンジャー48

ケースサイズ:48mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:黒
ムーブメント:ブライトリング13
パワーリザーブ:約48時間
防水性:300m

 

⑥アベンジャー オートマティック GMT ナイトミッション

ブライトリング アベンジャー ナイトミッション

ケースサイズ:45mm
素材:チタン(DLC加工)
文字盤色:黒
ムーブメント:ブライトリング32
パワーリザーブ:約42時間
防水性:300m

 

⑦アベンジャー クロノグラフ48 ナイトミッション

アベンジャー クロノグラフ ナイトミッション

ケースサイズ:48mm
素材:チタン(DLC加工)
文字盤色:青
ムーブメント:ブライトリング13
パワーリザーブ:約42時間
防水性:300m

 

⑧アベンジャー クロノグラフ45 ナイトミッション

アベンジャー クロノグラフ ナイトミッション

ケースサイズ:45mm
素材:チタン(DLC加工)
文字盤色:黒またはカーキ
ムーブメント:ブライトリング13
パワーリザーブ:約42時間
防水性:300m

 

⑨アベンジャー オートマティック45 シーウルフ

ブライトリング アベンジャー シーウルフ

ケースサイズ:45mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:黄色
ムーブメント:ブライトリング17
パワーリザーブ:約38時間
防水性:300m

 

⑩アベンジャー オートマティック45 シーウルフ ナイトミッション

アベンジャー シーウルフ ナイトミッション

ケースサイズ:45mm
素材:チタン(DLC加工)
文字盤色:黒
ムーブメント:ブライトリング17
パワーリザーブ:約38時間
防水性:300m

 

⑪アベンジャー クロノグラフ45 スイスエアフォースチーム リミテッドエディション

アベンジャー スイスエアチーム リミテッドエディション

ケースサイズ:45mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:黒
ムーブメント:ブライトリング13
パワーリザーブ:
防水性:300m

※画像は全てhttps://www.breitling.co.jp/より。

 

ブライトリングサミット2019 新作スーパーオーシャン アウターノウン

スーパーオーシャン 新作アウターノウン

出典:https://www.breitling.com/us-en/news/details/breitling-and-outerknown-31189

東京オリンピック2020での出場が騒がれるサーファー「ケリー・スレーター選手」。1972年生まれで47歳を迎えていますが、現役で活躍しています。
ケリー・スレーター選手はプロサーファーとしてはもちろん、試合以外のパフォーマンスでも特筆すべきことがあります。

と言うのも、ケリー・スレーター選手は、サーフィンが今なおマイナースポーツの位置づけであることに憂慮し、その普及に尽力していることでも有名なのです。
例えば「ウェーブプール」(人工的に波を起こしたプール形態のこと)を開発。年中海で練習するわけにもいかないプロサーファーたちに向けて、実際の海の波と遜色のないトレーニング施設を提供することとなりました。

また、海とともに生きてきたケリー・スレーター選手は自然、ひいては地球をこよなく愛します。
そこで「地球に優しいアパレル」をコンセプトに、Outerknown(アウターノウン)というメンズファッションブランドを2015年に設立。実は、このアウターノウンとブライトリングのコラボレーションモデルが2018年にリリースされているのです。

そして、アウターノウン×ブライトリングモデル第二弾が、この度のブライトリングサミットでもお披露目となりました。

スーパーオーシャン 新作アウターノウン

出典:https://www.breitling.com/us-en/news/details/breitling-and-outerknown-31189

コラボモデルは前作と同様にスーパーオーシャン。ただし今作はヘリテージラインではなく、モダンな無印タイプとなります。
ブライトリングが「エコロジカル」と称するように(アウターノウンではサステナビリティ:持続可能性)、限りある地球の資源に配慮した仕様となっていることが何よりの特徴です。

その最たるものは、「エコニールヤーン」なるリサイクル糸をNATOストラップとして採用していること。

エコニールヤーンは、ナイロン廃棄物から作られます。アウターノウンではこの糸からサーフショートパンツとボンバージャケットを製造しているため、当モデルはそこから着想を得ました。こういった地球環境へ配慮した製品開発姿勢が、ブライトリング(だけではなく、多くの時計メーカーで一つの課題となっていますが)と共鳴したのでしょう。

スーパーオーシャン 新作アウターノウン ストラップ

出典:https://www.breitling.com/us-en/news/details/breitling-and-outerknown-31189

なお、ケリー・スレーター選手は、前作のスーパーオーシャンのコラボモデルを実際に愛用しています。
来年の東京五輪で、もしかしたら着用してくるかもしれませんね!

定価は税抜きで450,000円(2019年10月現在)。
順次国内のブティックへ入荷していくとのことです。

 

新作スーパーオーシャン オートマティック 44 アウターノウン SPEC

スーパーオーシャン アウターノウン

出典:https://www.breitling.co.jp/

ケースサイズ:44mm
素材:ステンレススティール
文字盤色:グリーン
ムーブメント:ブライトリング17
パワーリザーブ:約38時間
防水性:1000m

 

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まとめ

ブライトリングサミット2019で発表された、新作アベンジャーとスーパーオーシャンについてご紹介いたしました!

ジョージ・カーン氏がCEOに就任して以来、スイス時計メーカーの中でも独自路線を極めてきたブライトリングですが、新作も同社らしい独創性に溢れてました。

なお、どちらも年内には国内入荷が始まります。早く実機を見てみたいですね!

文:鶴岡

ブライトリングのご購入はこちら

 

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この記事を監修してくれた時計博士

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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