2016年のリオ五輪から競技に復帰したゴルフ。時計愛好家世代では、実際にたしなんでいる方もいらっしゃるでしょう。
東京オリンピック2020でも、アメリカのタイガーウッズ選手、イギリスのジャスティン・ローズ選手、我らが日本では渋野日向子選手や松山英樹選手、石川遼選手などの出場予想で盛り上がっていますね。
そしてもう一人、世界が五輪出場を待ち望んでいる男。それが、イギリスのローリー・マキロイ選手です。ストイックながらエレガントなプレースタイルに定評がある彼は、いったいどのような腕時計を身に着けているのでしょうか。
この記事では、ゴルフのローリー・マキロイ選手が愛用するモデルをご紹介いたします。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/sport/our-sports/golf
目次
ローリー・マキロイ選手について
ローリー・マキロイ
生年月日:1989年5月4日
出身地:イギリス
身長:178cm
プロ転向:2007年
ローリー・マキロイ選手は、現在の国籍はイギリスですが、北アイルランドのベルファスト近郊の港町で生まれます。
お父さんも凄腕のゴルファーであったため、生後ほどなくしてゴルフをたしなんだと言う逸話が残っているほどのサラブレッドで、2007年にプロ転向するやいなやすぐに頭角を現すこととなりました。
欧州ツアーでは優勝12回、PGAツアーでは11回・・・また、マスターズや全米・全英オープンの優れた戦績も誇ります。一時期は足首の怪我などで戦線から離脱したこともありましたが、現在は男子世界ランキング3位、海外男子賞金ランキングで2位をつけており、今最も熱いゴルファーと言っていいのではないでしょうか。
なお、東京オリンピック2020に出場する場合は、アイルランド代表としての熱意を燃やしているようです。
ローリー・マキロイ選手が身に着けている時計
ローリー・マキロイ選手はかつてオーデマピゲのブランドアンバサダーでしたが、現在はオメガと契約しており、シーマスターやスピードマスターと言った同社のフラグシップをその腕元に光らせているのをメディアを通して見ることができます。
オメガ自身、2011年より全米プロゴルフ選手権のオフィシャルタイムキーパーを務めており、ゴルフ業界と非常に密接な関わりを持つに至っています。
ちなみにローリー・マキロイ選手は、もともとオメガファンだったとか。そのためプライベートシーンでもオメガを愛用していたり、コレクションしていたりするようです。
オメガ シーマスター アクアテラ ゴルフ
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/watches/seamaster/aqua-terra-150m/golf-edition/product
型番:220.12.41.21.02.003
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径41mm
文字盤:シルバー
ムーブメント:自動巻きムーブメントCal.8900
防水性:15気圧
こちらは、2017年にオメガがローリー・マキロイ選手をフィーチャーして発表したスペシャルエディションです。
マキロイ選手のエレガントさを表現するのに一役買ったのは、シーマスター アクアテラ。
シーマスターは言わずと知れた、オメガを代表するダイバーズウォッチですね。ダイバー300mや600mの防水性を誇るプラネットオーシャンなどいくつかの派生モデルが存在しますが、アクアテラはシーマスターの中で最もエレガントなコレクションとなります。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/watches/seamaster/aqua-terra-150m/golf-edition/product
確かにシーマスター アクアテラらしい気品あるケース、端正なシルバー文字盤にオレンジが差し色となっており、非常にエレガントでスタイリッシュ。ローリー・マキロイ選手の人柄やプレイスタイルを上手に時計に落とし込んでいると言えるでしょう。
ちなみに機能性も非常に高く、オメガが誇るMETAS認定のコーアクシャルクロノメーターCal.8900を搭載。卓越した高耐磁性やメンテナンス性、信頼性をお約束します。
オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/watch-omega-speedmaster-moonwatch-professional-moonphase-chronograph-44-25-mm-31133443201001
型番:311.33.44.32.01.001
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径44.25mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:手巻きムーブメントCal.1866
防水性:10気圧
シーマスターからスペシャルエディションが出ていますが、実はローリー・マキロイ選手はスピードマスターコレクターとして有名です。
スピードマスター プロフェッショナルとは、オメガのフラグシップ。1957年に誕生、1966年よりNASAの公式装備品に認定され、アポロ計画に携えられたという壮大なストーリーを持つ時計でもあります。
ちなみに今年2019年はアポロ11号のミッションにより、史上初めて人類が月面着陸を成功させた50周年であり、同時にスピードマスターもまた月面着陸から50年を迎えた、とあって、スペシャルエディションが2本リリース。またスピードマスターの注目度が上がることとなりました。
そんなスピードマスター独特の背景にローリー・マキロイ選手も惹かれているのでしょう。
ローリー・マキロイ選手が所有するスピードマスターはいくつかありますが、「ムーンウォッチ」とも呼ばれる、実際に月へ行ったスピードマスターのDNAを継ぐシリーズがお気に入りにようです。
こちらは、クロノグラフの他、12時位置にポインターデイトとムーンフェイズが備わった機能的な一本。文字盤に情報量が多いにもかかわらず、非常に端正な顔立ちをしており、実にローリー・マキロイ選手らしい一本ですね。
ちなみにスピードマスターでも、ローリー・マキロイ選手のための限定モデルが存在します。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/sport/our-sports/golf
イエローゴールド製で、プロフェッショナルと異なり自動巻きムーブメントが搭載された使いやすい一本。
インダイアルの星形モチーフが印象的となっております。
まとめ
ローリー・マキロイ選手が身に着けている、オメガ シーマスター アクアテラとスピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチをご紹介いたしました。
文中でも何度か述べたように、ローリー・マキロイ選手はオメガコレクターとして有名。そのため、まだまだメディアに出ていない愛機があるかもしれません。
東京五輪の会場で、そんなローリー・マキロイ選手のコレクションの一部に、ぜひお目にかかりたいものです!
文:鶴岡
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東京2020オリンピック競技大会
世界のトップアスリートが身に着けている腕時計
ツアー通算20勝を誇る日本ゴルフ界のトッププレーヤー 池田勇太選手。
時計好きとしても知られる彼はロレックスを愛用しており、2本のデイトナを使い分けています。アジア男子史上初のグランドスラム4大大会シングルスファイナリストとなった日本テニス界のスター 錦織圭選手。彼はタグホイヤーのアンバサダーとして活動していた経歴から、同社の時計を複数所持しています。
オリンピック出場が期待されるアスリートは高級時計を愛用している方が多く、ケンブリッジ飛鳥選手もハミルトンのベンチュラを身に着けています。誕生から60周年を経てもなお新鮮に映るデザインは「名作」と呼ぶにふさわしいでしょう。
日本人女子テニスプレーヤーとして初の世界ランキング1位に輝いた大坂なおみ選手。金メダルの獲得が期待される彼女は日本の時計ブランドとアンバサダー契約を結んでいます。
スノーボート選手としてオリンピック2大会で銀メダルを獲得した平野歩夢選手。スノーボード・スケートボードの二刀流選手として活躍する彼は、一体どのような時計を身に着けているのでしょうか?
プロ野球界屈指の人気選手として活躍する巨人 坂本勇人選手。好成績を残し続ける未来のレジェンドですが、その高額年俸に相応しい超高級時計を身に着けています。
ウブロ、ブレゲ、シャネル・・坂本選手が身に着ける数多くの高級時計をご紹介します。
この記事を監修してくれた時計博士
田中拓郎(たなか たくろう)
高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年