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オメガ, タグホイヤー, レディースウォッチ, ロレックス, 田中拓郎

オメガ シーマスターを徹底解説!選ばれ続けるその理由

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スイスの高級腕時計ブランド オメガ。1848年に創業して以来、ロレックスやタグホイヤーとともに非常に高い人気を誇り、老若男女問わず幅広い層に支持されているブランドです。

ただ人気があるだけに留まらず、時計メーカーとしては唯一のNASA公式装備品として月面着陸に携行されたり、オリンピックのオフィシャルタイムキーパーとして各国選手団の奮闘をサポートしたりと、逸話の多さでも有名ですね。

そんなオメガが誇るダイバーズウォッチ・シーマスターが気になっているという方、多いのではありませんか?

シーマスターは前述のNASA公式装備品であるスピードマスターと並んでオメガの双肩を担う、代表シリーズ。とは言えスピードマスターよりも派生モデルが多く、現行だけでも全てを把握するのは難しいでしょう。

そこでこの記事ではオメガのシーマスターを解説するとともに、各派生モデルをご紹介いたします。時計のプロがイチオシする人気モデルも併せて掲載いたしますので、時計選びにお役立てください。

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

※掲載する定価・相場は2019年12月現在の情報となります。

 

オメガ シーマスターってどんな時計?

シーマスターは、オメガのダイバーズラインです。

冒頭でも述べたようにオメガの創業は1848年ですが、シーマスター誕生はさらに100年の時代を経て1948年のこととなります。

イギリス軍が第二次世界大戦中、軍用ダイバーズウォッチとしてオメガに要請した「マリーン」が出自。ちなみに世界初の有人深海調査として潜水球で水深923mの探査に尽力したウィリアム・ビービ氏が、このマリーンを身に着けていたとか。

第二次世界大戦が終結後の1948年、そのマリーンが市販用に改良され、「シーマスター」としてリリースされることとなりました。

オメガ シーマスター アクアテラ

ただ、この1948年当時のシーマスターはプロトタイプのような立ち位置です。民生用と言うこともあり、そこまで高い防水性は有していませんでした。

その後、1957年、スピードマスター・レイルマスターとともにマスター三兄弟として改めてリリースされたシーマスターより、本格ダイバーズウォッチの名を欲しいままにしていきます。

初代シーマスター

※1957年発表当時のシーマスター(画像出典:https://www.omegawatches.jp/ja/watches/seamaster/seamaster-300/the-collection/product)

シーマスターは、スピードマスターのように月へ行ったとか、オメガが壮大なエピソードを大々的に語っているわけではありません。しかしながら実は、数多くの歴史的瞬間に立ち会っています。

例えば1970年代には、海底油田探査にてシーマスターが採用され、8日間にわたる深海250mでのダイバーらの活動を無事にサポート。また、伝説のフリーダイバー「ジャック・マイヨール氏」が、世界記録となる101m素潜りに成功した際にも、その腕にはシーマスターがあったと言います。

この逸話からもおわかりいただけるように、「スペック」という面では、あらゆるオメガウォッチを凌いでナンバーワンに君臨します。

オメガ シーマスター300

シーマスターの防水性は、モデルにもよりますが150m~1200mと、非常に高いものがあります。ちなみにスピードマスター プロフェッショナル(ムーンウォッチ)は50m防水。シーマスターの徹底したスペック重視が垣間見えますね。

「スペック重視」と言うとどこか武骨な印象も与えますが、シーマスターはモダンでスタイリッシュなデザイン面も売り。
いくつかの派生モデルがあるとは言え、いずれもビジネススーツにもマッチする、大人の色気を備えます。

オメガ シーマスター アクアテラ

なお、有名ブランドの人気モデルだけあり、そのブランド・ステータスは時計のプロお墨付き。実際、時計は詳しくないけど、シーマスターは見たことある、といった方は結構多いものです。

なぜなら映画『007』のジェームズ・ボンドウォッチとして高名なため。1995年公開の『007 ゴールデンアイ』でピアース・ブロスナン氏演じるボンドがシーマスターを身に着けて以来、007=オメガの図式が成立しました。今では映画に合わせて限定スペシャルエディションが出るのが慣例になっていますが、そのいずれも非常に高い需要を誇り、比較的リーズナブルな製品の多いオメガには珍しく、プレミア価格を打ち立てています。

また、映画でなくとも、芸能人・有名人の愛用者が多いためメディアで見かける機会も多いでしょう。例えば俳優のオダギリジョーさんや織田裕二さんに香川照之さん。またイギリスのウィリアム王子やクリントン元大統領などが身に着けており、日本で最も有名な時計の一つと言えるでしょう。

 

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オメガ シーマスターが選ばれ続ける理由

スピードマスターやコンステレーション、デビルなど、数多くの名作を持つオメガ。では、なぜあえてシーマスターを選ぶのか?

時計のプロ視点でその理由・魅力を語ってみました!

 

理由①実用性が高い

シーマスターが選ばれ続ける理由。それは、オメガシリーズの中で優れた実用性有すること。

前述の通り、オメガは派生モデルが多いです。そのため中にはハイエンドラインもありますが、シーマスターの基幹モデル(後述しますが、アクアテラ・ダイバー300Mなど)は、20代・30代で高級時計を購入しようと思う男性にとって、決して無理のない価格帯です。

どれくらいかと言うと、新品並行相場の最低ラインが40万円以下~。中古であればさらに価格を抑えることが可能です。こちらも後述しますがシーマスターはきわめて優れたスペックを持つため耐久性の高さはプロお墨付き。そのため中古であっても、モノや状態にもよりますが、使用感が少なかったり日常使いに問題なかったりするものが多いので、満足度は抜群に高いと言えるでしょう。

こういった「身近な価格」は実用性に欠かせません。あまりに高額なモデルだと、普段使いに躊躇してしまいますね。

オメガ シーマスター ブルー

また、駆動方式が自動巻きやクォーツであるため(ただし現行モデルはクォーツはレディースのみ)、デイリーユースとして使いやすことも挙げられます。スピードマスター プロフェッショナルの駆動方式は手巻き式です。これはこれで味わいがあって良いのですが、自分で巻かなくてはなりません。

自動巻きは手を動かしていれば自然に巻き上がります。オメガは巻き上げ効率が良いのも嬉しいですね。クォーツであれば、安価なうえにメンテナンスの手間も少ないため、さらに使いやすく仕上がっています。

オメガ シーマスター300

さらに言うと、ビジネスで合わせやすいデザイン。これは多くのオメガ製品に言えることなのですが、基本的にラウンドフォルムで、下手な奇抜さはありません。シーマスターはダイバーズラインなので、高い防水性を持ったものはケースがボリューミーなこともあります。しかしながらオーセンティックなデザインためスーツの袖口から目立ちすぎないのです。また、量産モデルであってもケースの仕上げや装飾が丁寧に行われており、高級機として十分なクラス感を持っていることも、スーツスタイルにマッチする所以です。

初めて高級時計を購入しようと思った時、普段のスーツスタイルに合うことをまず考えるのは大切です。スーツのスタイルを崩すような腕時計は、カッコイイのですがオシャレ上級者のテクニックです。また、スーツスタイルに合うものは、ジャケパンやクールビズでもスタイルを崩さず、エレガントに着けこなせるでしょう。

 

理由②高級時計に必要な要所を押さえている

オメガ シーマスター300

実用性が高い時計の中には、素っ気ない外装の物もまま見られます。でも、シーマスターはむしろ高級時計として求められるポイントを有している、というのがオメガのすごいところ!

どのようなポイントかと言うと、まず、時計好きからの評価が高いこと。実際、先ほど芸能人の愛用者でご紹介した織田裕二さんや香川照之さんはオメガを複数本所有しているようで、オメガファンであることがわかります。

また、オメガは様々なシリーズを有するため、「20代で初オメガ、30代で二本目オメガ、40代でオメガのハイエンドモデルを購入した」というように、年代別でご自身のステージにふさわしい一本を選ぶことができます。

もちろんオメガの世界的な評価はとても高く、現在はロレックスから人気の面で後塵を拝しているとは言え、それに次ぐ知名度を有しています。そのため高級時計に必要な知名度・ステータスシンボルといった側面も十二分。オメガを身に着けていれば、時計好きの上司やお客さんから「良い時計着けてる」と認識してもらえるでしょう。

オメガ シーマスター ダイバー300M

出典:https://www.instagram.com/omega/

さらに言うと、オメガはリセールバリューが高いことも魅力!高級時計はえてして再販しやすいものですが、オメガは世界的に人気が高いため、この点では特にお勧めできます。

今回ご紹介するシーマスターも、ロングセラーであるため例年安定した人気を誇っており、値崩れしづらいことで有名です。シーマスター自体の耐久性が高いため、経年劣化の影響を受けづらいことも値崩れしない大きな要因でしょう。

つまり、今20代・30代の方で、初めてシーマスターを購入する場合でも、今後40代・50代・60代になって別の上級モデルが欲しくなった。そんな時にシーマスターを売って、新しくオメガを買う元手にすることができるのです。

 

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理由③スペックが抜群に高い

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

出典:https://www.facebook.com/omega

シーマスターはダイバーズウォッチであるため、水の侵入を許さない気密性・水圧に負けない堅牢性・退色や劣化に強い耐久性を有していることが条件です。そして、この点では、シーマスターは時計業界の中でもトップクラス。ダイバーズウォッチらしさが少なく、エレガントな「アクアテラ」という基幹モデルがあるのですが、それでも150m防水&しっかりとした造りのケース・ブレスレットを誇ります。

それでいて武骨さ・素っ気なさはなく、きちんと高級時計らしいエレガンスが守られているところに、オメガの長年培われてきた時計製造技術の高さを感じます。

オメガ マスタークロノメーター

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

さらに注目すべきはムーブメントにあります。
オメガは近年、既存ムーブメントのアップデートに余念がありません。この傾向はどのブランドにも見られることなのですが、他社には真似できない、独自技術で攻めていっているのがさすがオメガと言うべきでしょうか。

その最たるものはコーアクシャルです。これは1999年頃からオメガが採用し始めた機構で、簡単に言うと調速機に工夫してムーブメントのパーツ同士の摩耗を軽減し、かつ壊れづらい仕様にしたもの。コーアクシャルを搭載することによって、通常機と比べてオーバーホールを行う回数が激減したと言われています。と言うのも、普通機械式時計は3~5年に一度のオーバーホールが推奨されていますが、コーアクシャル搭載機であれば8~10年に一度へと延長されているのです。

また、2015年頃より制定されたマスタークロノメーター規格も要注目。これはスイス連邦計量・認定局(METAS)とともに開発された時計の品質規格で、時計産業の新たな躍進への道筋を示すこととなりました。と言うのも、このマスタークロノメーターでは精度や機能に関しての8項目のテストを行いますが、そのうち3項目を15,000ガウスもの磁気にさらされての検査となります。つまり、機械式時計の不具合の大きな原因となりがちな磁気帯びへの、一つの対抗策として確立されることとなったのです。
スマートフォンやタブレット端末など、磁気を発する電子機器が身の回りに溢れる昨今において、これはとても嬉しい仕様ですね。

オメガのシーマスターの現行モデルは、基本的にコーアクシャル×マスタークロノメーター認定ムーブメントが搭載されております。

ちなみにマスタークロノメーターが開発される以前からシーマスターには15,000ガウスの耐磁性能を持つムーブメントが搭載されていましたが、そちらは「マスターコーアクシャル」といったモデル名を持つことが特徴です。むろん、こちらの耐磁性能が高いことは言うまでもありません。

 

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オメガ シーマスターの代表モデル

冒頭でもご紹介したように、オメガは派生モデルが多く、さらにその中で新作が次から次へと発売されていることもあって、その全てを把握している方は少ないでしょう。
一方でこれは、同じシーマスターの中であっても個性を出しやすい、ということ!オメガを選ぶ同僚やご友人がいても、被ることが少なく、自分のお気に入りのオメガを所有することができるでしょう。

そんなシーマスターの中で、長年人気がある顔ぶれをご紹介いたします!

 

シーマスター アクアテラ

オメガ シーマスター アクアテラ

アクアテラはシーマスターの基幹モデルであり、ダイバーズウォッチらしからぬエレガンスが魅力の一大コレクションです。

アクアテラの誕生は2003年。ちなみにアクアが海、テラが地球を意味します。

シーマスター120と呼ばれるシンプルラインの後継機で(シーマスター120は1980年代登場。ちなみにジャック・マイヨール氏が身に着けていたのはこちら)、150m防水にスペックアップ&よりエレガントなデザインとなったことが特徴です。

そう、アクアテラと言えば、そのエレガンスが最大の魅力。ダイバーズウォッチでありながらきわめて上品な薄型ケース・ブレスレットに、逆回転防止ベゼルを持たないスタイリッシュさは、大人のスポーツウォッチといった様相です(飽和潜水には対応していません)。

ケースサイズも大きすぎず、41mmまたは38mm(生産終了品には41.5mmおよび36mmあり。また、レディースであれば28mm)。そのためスーツスタイルとの親和性がシーマスターの中で最も高く、ビジネスマンから圧倒的な支持を誇ります。

オメガ シーマスター アクアテラ

※41mmサイズのアクアテラ

また、アクアテラは、シーマスターの中でもコストパフォーマンスの良さで定評があります。近年ではコーアクシャル×マスタークロノメーター化によってスペックアップしたことからやや高価格化しており、新品並行相場としては一番人気の220.10.41.21.01.001(41mmサイズ)が41万円~、220.10.38.20.03.001(38mmサイズ)が43万円前後~となっていますが、高級時計というくくりで考えれば決して高すぎるということはありませんね。もちろんリセールバリューもその分高くなります。

中古であればさらに価格を抑えることが可能で、コンディション良好な個体であっても自動巻き式であれば30万円台~、生産終了しましたがクォーツ式であれば20万円以下で購入することができるでしょう。

ラインナップとしては基幹モデルの3針+デイト以外に、GMTやクロノグラフ、アニュアルカレンダーにワールドタイムなどコンプリケーションも存在します。生産終了品も入れると、その全てを挙げるのは至難の業です。

なお、シーマスター アクアテラは製造量が比較的豊富なため、生産終了したとしても中古市場にはまだ出回っていることが多いです。気になるモデルがあったら、ぜひチェックしてみてくださいね。

シーマスター アクアテラの人気モデルはこちら。

①シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

オメガ シーマスター アクアテラ

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8900(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約60時間
防水性:150m
新品並行相場:41万円~

②シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.03.001

オメガ シーマスター アクアテラ

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8900(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約60時間
防水性:150m
新品並行相場:41万円~

③シーマスター アクアテラ 220.10.38.20.03.001

オメガ シーマスター アクアテラ

ケースサイズ:直径38mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8800(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:150m
新品並行相場:43万円~

 

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シーマスター ダイバー300M

オメガ シーマスター ダイバー300M

出典:https://www.facebook.com/omega

アクアテラと並んで、シーマスターの基幹モデルを担うのがこちらのダイバー300Mです!
1993年に誕生した比較的新しいラインで、300mという高い防水性×逆回転防止ベゼル×ヘリウムエスケープバルブ×夜光塗料が施された丸形インデックスなどを有した、本格派ダイバーズとなります。ちなみにリリース当初は「シーマスター プロフェッショナル」、後に「プロダイバーズ300」などの名前であったことからも、そのプロユースの本格性能が伺い知れますね。

ただ、こういったダイバーズウォッチならではの「個性」は、ともすればスポーティーになりがち。そのためスーツにあまり合わなかったり、大きすぎてちょっと重かったりなどといったことが心配で、躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。

でも、そこはオメガですので、ご安心ください。非常にスタイリッシュで、ケース厚も15mm前後と決して厚すぎるということはありません。
また、ベゼルにセラミック(初代はアルミ)を使っていることで、傷つきづらいだけでなく高級感ある光沢を獲得しました。

オメガ シーマスター ダイバー300M

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

さらに言うと、シーマスター ダイバー300Mは2018年に25周年を迎えたことで、モデルチェンジを果たしました。基本デザインはやスペックは大きくは変わっていませんが、初代で採用されていた波状模様の文字盤デザインが現行で復刻。昔ながらのシーマスターファンが歓喜したものです。
また、ケースがモデルチェンジで41mmから42mmへとサイジングアップしたことで(特別モデルは43.5mmもラインナップ)、より存在感が増すようになりました。

カラー・素材が豊富ですので、定番でありながらも個性を演出しやすい、というのが嬉しいところ。ちなみに昔は青文字盤の方が人気でしたが、黒やグレーなどビジネスで使いやすいシックなカラーも人気です。

ちなみにシーマスター ダイバー300Mもまた、アクアテラ同様にコーアクシャル×マスタークロノメーター化が進んでおり、現行は載せ替えになりました。

オメガ シーマスター ダイバー300M

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

これだけハイスペックな本格派で、かつ人気が高いにもかかわらず、シーマスター ダイバー300Mは価格の優等生です!

ロレックスのサブマリーナと比較されることもありますが、サブマリーナが歴代モデルで軒並みプレミア価格を叩き出している一方で、シーマスター ダイバー300Mは新品並行相場が38万円台~(モデルによる)。アクアテラが高価格化している今、新たなるコスパ最高モデルとしての定番を担います。

もちろんステータスシンボルとしては十二分の働きをしてくれます。とりわけ映画『007』で使われるモデルはこのダイバー300M系のシーマスターが多く、2019年も『女王陛下の007』公開50周年記念モデルや2020年公開の『ノー・タイム・トゥ・ダイ』出演モデルなどがリリースされました。

007モデルは本当に人気が高く、当店でも入荷するとすぐに売り切れてしまいます。

これは、ひとえに007の人気と、シーマスター ダイバー300Mのかっこよさがマッチしているからでしょう。

なお、シーマスター ダイバー300Mにも派生機能があり、クロノグラフやGMTモデルなどもラインナップされています。また、過去モデルにはクォーツ式や36mmサイズの小径モデルも存在しました。

こちらも比較的まだ中古市場で出回っていますので、気になる一本があったらお問合せください。

人気モデルはこちらです。

 

①シーマスター ダイバー300M 210.32.42.20.01.001

オメガ シーマスター ダイバー300M

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8800(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:300m
新品並行相場:42万円前後~

②シーマスター ダイバー300M 210.32.42.20.06.001

オメガ シーマスター ダイバー300M

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8800(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:300m
新品並行相場:38万円台~

③シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.03.001

オメガ シーマスター ダイバー300M

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8800(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:300m
新品並行相場:43万円台~

 

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シーマスター プラネットオーシャン

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

シーマスターの上位モデル・プラネットオーシャン。「惑星の海」という名前を持つ壮大な当モデルは、2005年に誕生しました。600m防水という、非常にハイスペックなダイバーズウォッチとして君臨します。さらに上のスペックであるプロプロフ(1200m防水)というモデルもあるのですが、こちらはプロユース向けで、デザインも定番とは言えません。

しかしながらシーマスター プラネットオーシャンは、あくまでイケメン顔。確かにアクアテラやダイバー300Mに比べるとケース厚は約16mmほどとガッシリして見えるかもしれません。インデックスや針・ベゼルも太めで、インパクトがありますね。

でも、手に取ってみると意外とスタイリッシュ。アクアテラなどと比べるとずっしりと重いのですが、ケース・ブレスレットにはポリッシュまたはツヤ消し仕上げが丁寧に施されており、かつ優美なラインを描いているためでしょう。
腕馴染みが良く、スーツの袖口からも主張しすぎません。

ちなみにプラネットオーシャンもベゼル・文字盤にセラミック素材が採用されており、クラス感が溢れますね。

もちろん「デカ厚が好き!」というニーズに応えて46mmのビッグサイズがリリースされていますが、43.5mm、39.5mm、37.5mmもラインナップにあるため、好みや体格によってお好きな一本をお選びいただけるでしょう。

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

※39.5mmサイズのプラネットオーシャン

なお、プラネットオーシャンもコーアクシャル×マスタークロノメーター化が進み、現行のスペックの高さは言うにおよびません。コーアクシャルのみのキャリバー搭載機もありますが、それだってCOSC認定と、精度の高さはピカイチ。

なお、プラネットオーシャンに限らず、シーマスターは防水性の高さから「シーホース」と呼ばれる刻印が裏蓋にエングレービングされていたのですが、近年はオメガ自慢のコーアクシャル×マスタークロノメータームーブメントを見せつけるためか、シースルーバックが採用されるモデルが少なくありません。

新品並行相場は40万円台半ば~と、やはりコストパフォーマンス最強

その堅牢性から状態の良い中古が多く出回っており、クロノグラフモデルやGMTモデルでも50万円以下で手に入るケースが多いので、コスパ重視派に最もお勧めしたいダイバーズウォッチと言えます。

人気モデルはこちら。

 

①シーマスター プラネットオーシャン 215.30.40.20.03.001

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

ケースサイズ:直径39.5mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8800(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:600m
新品並行相場:44万円台~

②シーマスター プラネットオーシャン 215.30.40.20.01.001

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

ケースサイズ:直径39.5mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8800(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:600m
新品並行相場:50万円前後~

③シーマスター プラネットオーシャン 215.32.44.21.01.001

オメガ シーマスター プラネットオーシャン

ケースサイズ:直径43.5mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8900(マスタークロノメーター/コーアクシャル)
パワーリザーブ:約60時間
防水性:600m
新品並行相場:52万円前後~

 

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シーマスター300

オメガ シーマスター300

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

シーマスター300は、1957年にマスター三兄弟として登場した往年のモデルをリバイバルしたモデルです。

2014年にリリースされましたが、発売当初から非常に高い注目を浴びました。と言うのも、意匠が1950年代当時の往年の名ダイバーズウォッチを彷彿とさせるため。1950年代は、ロレックスのサブマリーナやブライトリングのスーパーオーシャンなど、人気ブランドから名作が立て続けに出た、ダイバーズウォッチの第一次黄金時代でもあります。そんな古き良き時代を感じさせる、ヴィンテージなデザインが、現代風の時計群にはない魅力を有していたのが、時計ファンの心をわしづかみにしました。

オメガ シーマスター300

確かに黒ベゼル×黒文字盤というシンプルなデザイン、視認性を優先したインデックスや太めのアロー針、日付すらないシンプル機構などが非常にヴィンテージ!インデックス・針の夜光はほんのり色づいており、大人の色気を醸し出します。実はシーマスター300は、時計愛好家や時計業界の人間から評価が高いのですが、こういったヴィンテージなディテールが受けているのでしょう。

このデザインは後に映画『007 スペクター』のスペシャルエディションや、2017年に3,557本限定で発売された「シーマスター60周年」記念モデルでも踏襲されるなど、シーマスターにとって特別な存在になっていきました。

ヴィンテージ・デザインとは言え、スペックは現代風になっているのがミソです。マスターコーアクシャル搭載のCal.8400を搭載しており、マスタークロノメーター認定ではないものの15,000ガウスの耐磁性、高い耐久性、そして信頼性を誇ります。

オメガ シーマスター300

出典:https://www.omegawatches.jp/ja/

見た目良し、昨日良し。そんな死角のないダイバーズウォッチでありながら、かなりリーズナブルな面もお話しなくてはなりません。

と言うのも、定価の設定自体が大変良心的で(リリース当初、それも話題になった)、税込748,000円(ベルトモデルは715,000円)。新品並行相場なら、48万円程度~となっております。

ただ難点を挙げるとすると、人気すぎて入荷してもすぐ売り切れてしまうこと。中古市場でも出回っていますが、派生モデルが少ないこともあってかそれほど量は多くはありません。

そのため本当に欲しい方は、出会った時にすぐにお買い求めいただくことをお勧めいたします。

 

シーマスター 300M マスターコーアクシャル 233.30.41.21.01.001

オメガ シーマスター300

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
ムーブメント:自動巻きCal.8400(マスターコーアクシャル)
パワーリザーブ:約60時間
防水性:300m
新品並行相場:48万円台~

 

まとめ

オメガきっての人気ライン・シーマスターについて解説いたしました。

シーマスターは優れた実用性やコストパフォーマンスを有しながら、高級時計に求められるステータスシンボルや資産価値といった要素を押さえていること。ダイバーズウォッチでありながら、ビジネススーツに非常にマッチすること。アクアテラ、ダイバー300M、プラネットオーシャンにシーマスター300といった定番があり、さらにその中にカラー・素材でバリエーションがあるため、有名ブランドの人気製品でありながら個性を出しやすいことをお伝えできたでしょうか。

オメガ屈指の大人気シーマスター。一度手に取って、試着してみてはいかがでしょうか。きっとオメガの世界観にハマるはずです!

文:鶴岡

 

オメガのご購入はこちら

 

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この記事を監修してくれた時計博士

田中拓郎(たなか たくろう)

高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター

当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年

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