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その他, 時計の雑学

新1万円札に採用される「渋沢栄一」のからくり時計

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2024年に40年ぶりとなる一万円札のデザイン変更が行われることが決定。

これまでの福沢諭吉から渋沢栄一に肖像画が変わるとのことで、現デザインが出回るのは残り5年となりました。

この渋沢栄一という人物は第一国立銀行、王子製紙、大阪紡績といった500以上の会社設立に関与した実業界の偉人であり、地元である埼玉・深谷市には渋沢栄一を讃える「からくり時計」が展示されています。

深谷駅

 

渋沢栄一のからくり時計

渋沢栄一のからくり時計はJR深谷駅の階段を下りた先に設置された約4メートルに及ぶ巨大な時計です。

正式名称は「ふっかちゃんからくり時計」とよばれ、2012年に渋沢栄一の没後80周年記念事業の一環として設置されました。

「実用的で市民や訪れた人たちが楽しめるように」というコンセプトのもと作られた渋沢栄一のからくり時計は、表向きは同市のゆるキャラである「ふっかちゃん」の可愛らしさを堪能できる時計ですが、7時~23時の定時になると、ふっかちゃんを押しのけて、渋沢栄一翁が現れます。

 

 

通常時は「ふっかちゃん」が座上でクルクル回っています。しかし、7時~23時の定刻になると、渋沢栄一翁が登場。

可愛らしい「ふっかちゃん」の下からリアルな渋沢栄一翁が現れるからくりは確かに楽しめはしますが、実際はかなりシュールな光景です。

 

ちなみに両手に人形を持っていますが、これは日米両国の友好を願う青い目の人形と日本人形ということ。愛おしそうに人形を見つめていますが、日が暮れた後に現れる姿は恐怖でしかありません。

また、 登場の際には「青い目をしたお人形は、アメリカ生まれのセ~ルロイド・・・」という歌詞を持つ快活なメロディーも同時に流れます。

 

この人形は昭和初期に日米関係が悪化した際、日米友好を図るためにアメリカの「青い目の人形」と日本の「市松人形」を交換した時のもののようです。

人形の交換に漕ぎつけるまでは大変な苦労があり、渋沢栄一はその実現に多大なる貢献をしたといわれています。

 

最後に

渋沢栄一は時計業界に大きく関与した人物ではありませんが、彼を讃えるために作られたシュールなからくり時計がJR深谷駅に存在します。次期一万円札の肖像画に決定したことにより、現在SNSで注目を集めています。

もし、お近くに住んでいるのであれば、是非実物を見に行ってください。

可愛らしい「ふっかちゃん」とやや不気味な「渋沢栄一翁」のコントラストが楽しめるはずです。


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