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人気機種別!ロレックス価格動向調査2023!
人気、ファッション性、ステータス、そして資産価値として、まぎれもないナンバーワンであるロレックス。
世界中で長らく愛され続けており、その需要は高まる一方です。
そこで気になってくるのが「ロレックスの実勢相場」。
ロレックスには当然メーカーが決めた定価がありますが、実際に並行輸入店で売買される実売価格・実勢相場はその定価に縛られるものではありません。現在ロレックスの品薄が凄まじく、正規店で人気モデルを購入することはなかなか難しい現状にあり、多くのエンドユーザーにとって実勢相場は無視できないものとなっているでしょう。
そこで、デイトナやサブマリーナ、エクスプローラー等、人気モデル別の直近価格動向を総ざらいしてみました!近年の新作の価格動向も併せて調査しております。
ロレックス、どうせ買うなら賢く買いたい。
数年前に買ったけど、いつ頃売ったらお得なの?
そんな方々に向けて、リアルな相場をお届けします!
※本稿掲載の価格推移グラフは、当店GINZA RASINで販売した中古品価格をもとに平均を算出しております。また、2023年の平均販売価格は4月初旬までの数値です。
目次
ロレックスの実勢相場を決定する要因
ロレックスの相場を決める要因は様々ですが、一つには為替相場があります。
高級腕時計の多くは海外ブランドであるため、為替レートが大きく関わってくるのです。
そのため、ここ数年続く円安傾向は、ロレックスだけでなく相対的に輸入品の国内価格を上げる大きな要因となりました。現在は「金融引き締め」などの影響もあり円高に振れましたが、年始の傾向としてはまだ円安と言えます。
米ドル/日本円チャート
出典:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/usd.html
もっとも近年のロレックスの高騰は、もはや為替だけでは説明できない上昇率です。
詳細な実勢相場についてはこの後ご紹介いたしますが、なぜ他の輸入品と比べてロレックスはここまで急騰しているのか。その理由は、ロレックス特有とも言うべき現象となりますが、もともとの供給量よりもはるかに需要が上回ることが挙げられます。
とりわけデイトナやGMTマスターIIは正規店でほとんど手に入らず、並行輸入店が仕入れを競い合う状態に。
「どんなに値上がりしても、ロレックスのスポーツモデルだけは必ず売れる」とは某バイヤーの言葉。
さらに前述した新型コロナウイルスの影響によってユーザーの購買マインドが変化したことも、ロレックス高騰の背景の一つとして挙げられます。レジャーや飲食への消費から、高級嗜好品消費へとシフトし、ロレックス需要が増えている、というわけです。また新型コロナウイルスに留まらず、ロシア・ウクライナ危機によって原油や貴金属類が高騰した結果、そもそもの原価が高騰し、各メーカーは定価改定(ロレックスでも2022年に二度・そして2023年開けてすぐに定価改定が行われました)。定価改定がすぐに実勢相場に反映するわけではありませんが、仕入れ値が上がる、および定価改定によって話題性が高まった結果、ロレックスへの買いがいっそう集中し、ますますロレックスの品薄・相場高騰は加速しているのが現状なのです。
このような状況下においてもロレックス自体の「買い控えが始まった」という話は一向に聞かず、むしろ多くの時計店が価格競争を行うため、非常に回転よく売買がなされている製品でもあります。
一方で2022年5月を境に上がりすぎた相場が落ち着いてきた、といった傾向も見受けられます。しかしながら人気のスポーツモデルに至っては、早くも下げ止まりを見せ、プレミア価格が依然として続いている状況です。
新作発表も一通り終わり、新作モデルの入荷が始まってくるであろう今後の季節において、例年の動向を見れば、ロレックス相場全体が上昇するであろうことも予測できます。
以上のことを鑑みるとまだまだロレックス人気は衰えず、多少のアップダウンはあれど今後も価格高騰傾向は続いていくことでしょう。
また、買取相場は上昇し、近年稀に見る売り手市場に。
購入を考えている方は、あるいは今が最も熱い買い時かもしれません。
それでは次項より、現在のロレックスの各モデルについて、価格動向をご紹介いたします。
ロレックス価格動向調査①デイトナ
新品・中古ともに実売価格が定価を大きく上回ることで知られるデイトナ。
リファレンスによって異なるもののどの年代のモデルもかなりの高値が続いており、中には破格のプレミアを持つものも。
さらに2023年にモデルチェンジを果たしたことで、ますます注目が集まります。
デイトナ 116500LN 白文字盤

型番:116500LN
定価:1,757,800円
製造期間:2016年~2023年
文字盤:黒または白
ケースサイズ:40mm
■白文字盤価格推移
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 2,137,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 2,516,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,800,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,931,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 4,085,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 5,262,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,680,000円 |
■黒文字盤価格推移
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 2,011,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 2,305,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,591,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,657,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 3,529,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 4,465,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,228,000円 |
「さすがにもう相場は落ち着くだろう」
この言葉、2016年にデイトナ 116500LNが誕生して以来、何度聞いたか・そして何度予想が外されたかもはや数えることはできないほどです。
116500LNは、現在の世界的なロレックス人気を牽引してきた存在と言って過言ではありません。発売と同時に「爆上げ」になったのち、徐々に落ち着きを見せましたが、2017年後半から再び爆上げの兆しを見せ、今やロレックスきってのプレミアモデルの立ち位置を確立しました。
定価は1,757,800円(2023/1~)ですが、実勢相場は常時400万円超えが続いておりました。
もっとも、2022年の夏頃から、ジワジワ値下がり。とは言えプレミア価格が今なお健在であることはご存知の通りです。さらに3月27日、ロレックスの新作発表によってデイトナのモデルチェンジ、すなわち116500LNの生産終了が判明するやいなや、価格は上昇傾向に。上昇幅は2022年の新作発表時期ほどではなかったものの、それでも現在中古であっても黒文字盤は400万円前後~、白文字盤に至っては440万円程度~といった状況に…!「落ち着いた」とはなかなか言えませんよね。
このように116500LNは黒・白文字盤ともに過去類を見ない最高値を記録しております。前述の通り「さすがにもう相場が落ち着くだろう」と言われ続けてはや6年。その上昇ぶりは、天井知らずと言っていいでしょう。
この価格高騰はコロナ禍における高級時計消費の促進もあったでしょうが、加えて2021年以降は如実に「生産終了の噂」が立っていたことも影響していると考えられます。
これは、2023年がデイトナ誕生60周年であること。また搭載してきたロレックス社製クロノグラフムーブメントCal.4130が既に20年以上使われている機械であり(もっとも20年以上が経った今なお傑出したムーブメントですが)、近年のロレックスの動向を鑑みれば、そろそろ新しい機械とともに、フルモデルチェンジが行われるのではないか。そんな背景に基づく噂です。
果たして2023年、デイトナは全ての素材でフルモデルチェンジとなり、116500LNも126500LNへと変遷を遂げたのはご存知の通りです。ムーブメントもマイナーチェンジされ、Cal.4131にアップデートされました。
出典:https://www.rolex.com/ja
もっとも新旧で大きくデザインが変わらなかったことから、前述の通り、思ったほどは生産終了した116500LNも価格を上げてこなかった印象です。とは言え、116500LNの製造期間は約7年。流通量は少なくありませんが世界的な需要はとてもカバーできず、今後、時間が経過するにつれて相場が高騰していくであろうことは必至です。新作とデザインが変わらなかったとは言え、随所に変更点が見受けられることからも、新旧で人気が分散されることも考えられるでしょう。
2023年も、116500LN・126500LNともに、動向から目が離せませんね。
なお、現行モデルを凌ぐ勢いで高騰を見せているのが116500LNの発売と同時に生産終了となった前モデルの116520です。
116500LNがリリースされた3年ほど前から高値が続いており、平均相場は定価+30万円ほどとなっていました。
とは言え先代の16520に比べると相場は落ち着いていたものです。16520はエルプリメロベースのムーブメントを搭載した、今はない仕様ということもあり超絶プレミアム価格。一方の116520は「高値だけど、まだそこまでではない」とも言われていました。
しかし今や現行モデルに肉薄する勢いに…!
中古相場となるためコンディションや付属品の有無によって価格は異なります。しかしながら、中古の平均的な個体であっても、116520であれば300万円超えは当たり前。
最終品番(ランダムシリアルで、新仕様のギャラ×クラスプ×クロマライト夜光という三種の神器がそろった個体)ともなれば、380万円前後~で販売されており、かつその稀少性は年々高まり続けています(生産終了から日が経つにつれ、コンディションの良い個体が少なくなるから)。
※なお、116520 白文字盤の中でも、経年によってアイボリーカラーに変色した「アイボリーダイアル(またはクリームダイアル)」はレアロレックスとして従来からきわめて高値が付けられており、その相場は青天井です。
このように、Ref.116520の全体的な相場急騰傾向は否めません(最終品番個体が相場を押し上げている、という要因もありますが)。
ちなみに当店の買取サロンでは2023年4月現在、116520を黒・白文字盤ともに買取額~300万円(キャンペーン期間中/条件あり)でご案内しております。
つまり、もし数年前に116520を新品で130万円前後で買っていたとしたら、コンディションや付属品の有無にもよりますが、150万円近くもプラスで買い取るケースが出現してきているのです。
1ドルが80円だった2012年頃に購入された方は、恐らく100万円前後で購入されているのではないでしょうか。今売却すれば、かなりの利益を手にすることができます。
以上のことからデイトナ 116520は、今最も売り手市場を謳歌しているモデルと言って良いでしょう。生産終了していることからどんどん状態の良い個体が少なくなっていることもあり、さらに相場高騰に拍車がかかりそうな予感・・・
実際、新旧問わずこれだけの高値にもかかわらず、デイトナは当店でも飛ぶように売れています。
多くの時計専門店で在庫確保に躍起になっているため、売るもよし、青天井の高騰に期待して買うもよし、ナンバーワンのロレックスウォッチと言えます。
■ロレックス デイトナ 116500LNを買うなら知っておきたいこと
■デイトナ 116520のマイナーチェンジを制する者がロレックス相場を制す
ロレックス価格動向調査②エクスプローラーI
エクスプローラーI 214270

型番:214270
定価:687,500円
製造期間:2010年~2021年(2016年にマイナーチェンジ)
文字盤:黒
ケースサイズ:39mm
◆後期型(2016年~2021年)
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 688,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 717,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 792,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 849,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,134,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,307,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,315,000円 |
◆前期型(2010年~2016年)
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 628,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 674,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 725,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 794,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,062,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,165,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,158,000円 |
エクスプローラーI 214270の人気の高さは、デイトナと並んでピカイチ。
それは、エクスプローラーIが持つシンプルな使い勝手の良さなど、実用時計としての評価が非常に高いためです。2016年のマイナーチェンジも功を奏しているのでしょう(しかし最近は、前期型と称される旧文字盤も値上がり傾向)。
この214270、ロレックスのスポーツウォッチの中で唯一安定した流通量と価格を有していたのですが、円安のあおりを受け近年じわじわと高騰を続けてきました。
決定的な急騰を見せたのは2016年末。
トランプアメリカ大統領就任の影響でしょうか、3カ月の間で15万円も相場が上昇し、さらに2018年後半に入ってからはずっと80万円超えと、もはやエクスプローラーIにかつてのエントリーモデル的立ち位置はありません。
さらに2021年4月、長らく愛され続けてきたものの生産終了したことで、にわかに190万円近くの実勢相場を記録。
しかも、新型エクスプローラーI 124270はケースサイズ36mmへとダウンサイジングしたことで、39mmサイズのエクスプローラーIは214270のみ、ということに(2023年に新たにアップサイジングしたモデルが出ましたが、ケース直径は40mmでした)。このレア感もあってか、新作発表から1年半が経過し、新型124270がじょじょに流通し始めてきてなお中古であっても100万円前後~130万円台という高値推移となっております(しかも、ロレックス相場が落ち着いてきた中にあってもまだジワジワ値上がりしている)。
上:最新型の214270 / 下:旧型の214270
ちなみに、基本的に製造年が新しいほど実勢相場もまた高くなる傾向にありますが、ことエクスプローラーI 214270に至っては文字盤マイナーチェンジ前の旧型(2010年~2016年)も最近では100万円超えが当たり前といった相場感です。
一方の新型エクスプローラーI 124270、前述の通りじょじょに流通が始まっており、2022年の年間を通して当店では活発な売買が行われました。
エクスプローラーI 124270

型番:124270
定価:860,200円
製造期間:2021年新作
文字盤:黒
ケースサイズ:36mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2022年3月 | 箱/保証書 有 | 1,310,000円 |
2022年5月 | 箱/保証書 有 | 1,347,000円 |
2022年8月 | 箱/保証書 有 | 1,316,000円 |
2022年12月 | 箱/保証書 有 | 1,255,000円 |
2023年3月 | 箱/保証書 有 | 1,251,000円 |
当店でも2021年に新品個体が入荷した折は、初値188万円を付けましたが、即完売しました。
出典:https://www.rolex.com/ja
新型は定価676,500円と、214270よりも11,000円安く設定されておりましたが、2021年8月の価格改定で定価711,700円、2022年1月に793,100円、2022年9月に847,000円、そして2023年1月に860,200円に。実勢相場としては120万円台~に落ち着きつつあります(むろん、依然として高値であることは間違いありませんが)。
また、124270と同時リリースされたSS×イエローゴールドのロレゾール(コンビ) Ref.124273もじょじょに出回ってきており、中古価格で160万円前後といった相場感です(定価は1,397,000円)
今後の新旧モデルの出回り次第でまたエクスプローラー全体の相場動向が変わってくることでしょう。
2023年も、注視していきたいと思います!
■ロレックス エクスプローラーを持っているなら知っておかなければいけない事
■価格推移から見るロレックス エクスプローラーIの価値と人気
■2021年新型エクスプローラー比較!124270と114270の違いは?
ロレックス価格動向調査③エクスプローラーII
エクスプローラーII 216570

型番:216570
定価:875,600円
製造期間:2011年~2021年
文字盤:黒または白
ケースサイズ:42mm
■黒文字盤価格推移
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 736,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 840,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 965,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,048,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,276,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,382,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,373,000円 |
■白文字盤価格推移
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 717,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 822,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 990,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,070,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,394,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,493,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,473,000円 |
デイトナやエクスプローラーIほどのメインストリームではないものの、ファッショナブルなデザインから根強い人気を誇るエクスプローラーII。もともと流通量自体が多くはなかったのですが、かつては50万円台で買えるおしゃれなロレックスといったイメージがありました。
しかしエクスプローラーIIもご多分に漏れず実売価格が値上がり。
定価も2013年、次いで今年2019年-2020年にかけて上がって生産終了時は875,600円となりましたが、並行相場ではその定価を大いに上回っています。
ちなみに白文字盤と黒文字盤の人気に大差はありませんでしたが、最近では前者が大きく価格高騰。白文字盤の方が数万円~20万円程、価格が高いケースが見受けられます。
なお、エクスプローラーIIも、エクスプローラーIと同時に2021生産終了となりました。ちなみに2021年はエクスプローラーIIの生誕50周年記念ということもあり、いよいよその筋が濃厚だと大きく話題になっていたものです。
新型エクスプローラーIIはエクスプローラーIと大きく異なり、デザインは大きく変えず、新世代ムーブメントCal.3285を搭載したことがモデルチェンジの要でした。そのため新旧で大きな価格差は出ないのではと思われましたが、新旧ともに依然として高値。しかも、更新中。現在のRef.216570の相場感は、黒文字盤が130万円台~、白文字盤が140万円前後~となっております。かつてと比べると、いかに高値かおわかり頂けるのではないでしょうか。
そんな背景も手伝って、数年前にエクスプローラーIIを買った方はまさに今が売り時です。
通常買取だと「買いたたかれるんではないか!?」といった憶測が生まれがちですが、今は近年類を見ない売り手市場。
きちんとした買取店を選べば、損のない適正価格で買い取ってくれるでしょう。
ちなみにエクスプローラーIIも、新型Ref.226570がじょじょに出回ってきております。
エクスプローラーII 226570

型番:226570
定価:1,147,300円
製造期間:2021年新作
文字盤:黒または白
ケースサイズ:42mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2022年2月 | 箱/保証書 有 | 1,637,000円 |
2022年5月 | 箱/保証書 有 | 1,633,000円 |
2022年8月 | 箱/保証書 有 | 1,665,000円 |
2022年12月 | 箱/保証書 有 | 1,628,000円 |
2023年3月 | 箱/保証書 有 | 1,698,000円 |
上記の価格推移グラフは黒文字盤・白文字盤ともに算出しておりますが、白文字盤の方が値付けは高くなっております。なお、黒・白いずれも入荷数はそう多くはなく、発売から間もなく2年が経とうとしている今でも、稀少性の高い新作と言えます。
エクスプローラーIIは前述の通り新旧でデザインに大きな違いは見受けられませんが、流通量が影響してか、2021年発表モデルの中でもまだまだ高値。そのため相場感としては黒文字盤は160万円前後~、白文字盤は170万円前後~となっております。
■ロレックス エクスプローラーII最前線。その魅力と実勢相場とは~歴代モデルから最新作まで~
■価格推移から見るロレックス エクスプローラーIIの価値と人気
■2021年新型エクスプローラーII比較!216570と226570の違いは?
ロレックス価格動向調査④GMTマスターII
GMTマスターII 126710BLRO

型番:126710BLRO
定価:1,296,900円(ジュビリーブレス)/1,271,600円(オイスターブレス)
製造期間:2018年~
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 2,014,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,021,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,025,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 2,443,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 3,111,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 3,008,000円 |
ついに来たかと話題となった2018年新作GMTマスターII。
赤青の配色から通称ペプシと称されるベゼルの、ステンレススティールモデルです。しかも、ジュビリーブレスレットを携えて。
国内入荷当初の2018年6月に付いた初値は250万円強。なんと、定価の2.7倍。超プレミア価格と言えます。
そして現在、この初値を超える勢い、さすが赤青ベゼルと言うべきか。実勢相場280万円前後をキープと、デイトナに次ぐ高騰っぷりを発揮しています。
なお、2021年にはオイスターブレスレットモデルもラインナップに追加されました。
2023年4月現在では流通が増えてきたこともあり、ジュビリーブレスモデルとよりも落ち着いた相場感です。しかしながらオイスターブレスレットの方が発表されたばかりであるため、販売日より日が経っていない個体が多く、その場合は高値となる傾向にあります。
さらに、翌2019年に発表された青黒ベゼルの新作の動向も要チェック!
GMTマスターII 126710BLNR

型番:126710BLNR
定価:1,296,900円(ジュビリーブレス)/1,271,600円(オイスターブレス)
製造期間:2019年~
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,720,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,702,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 2,038,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 2,598,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,453,000円 |
Ref.116710BLNRの後継機であり、この青黒ベゼルの126710BLNRを以て、GMTマスターIIは新型へと完全移行を果たしました。
外装面ではジュビリーブレスレット以外はそこまで変わっていないことが影響してか、赤青ベゼルほど高騰はしていませんでした。それでも2021年4月にオイスターベルトモデルが復活したことも手伝ってか並行相場は240万円台~と、きわめて高値であることは言わずもがなですね。
GMTマスターII自体の人気と相まって、手に入れやすくなるのは先の話になりそうです。
なお前述の通り、126710BLNRも2021年にオイスターブレスモデルがリリースされています。
126710BLRO同様、ジュビリーブレスの方が高値傾向にはありますが、大きな人気の差は見受けられません。
もっとも赤青ベゼルにしろ青黒ベゼルにしろ、ジュビリーブレスにしろオイスターブレスにしろ、GMTマスターII自体の人気と相まって、手に入れやすくなるのは先の話になりそうです。
さらに現行GMTマスターIIと言えば、2022年に発表された「レフティ仕様」の126720VTNRの話題も欠かせませんね。
126710系と同じCal.3285を搭載しつつ、これを反転。リューズとデイト窓を9時側に持ってくるという、ロレックスとしては非常に珍しいモデルです。あまりの珍しさ、そしてグリーン×ブラックの配色の素晴らしさ、加えてあまり流通しない稀少性の高さから、話題とともに価格も沸騰。流通当初、600万円という驚きの実勢相場を記録したものです。
現在もまだあまり流通しておらず、そのため実勢相場は400万円台~と、相も変わらず高騰続き。これだけ高くても「仕入れれば売れる」とあって、業者間争奪戦が激しいモデルでもあります。
GMTマスターII 126711CHNR

型番:126711CHNR
定価:1,920,600円
製造期間:2018年~
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 2,011,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,034,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,082,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 2,4650,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 3,229,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,956,000円 |
126710BLROとともにもう一つ、2018年の目玉として発表されたGMTマスターIIがこちらの126711CHNR。当シリーズ初となる、人気のエバーローズロレゾールです。
発表当初は126710BLROの反響が大きかったせいか、オールステンレスのスポーツロレックスほど値上がりはしない、と言われていました。しかしながら上品な美しさゆえ、相場が落ち着いたと言われる今なお常時290万円前後~のプレミア価格を見せています。発売から5年が経過してもなお、依然として市場での流通量は少なく、業者間で争奪戦が起きている現状です。
もっともロレゾール(コンビ)はSSに比べると、これまで価格高騰はそう派手ではありませんでした。確かに同時ローンチであった126710BLROが同程度の実勢相場であることを鑑みれば、コンビのお得感は強いですよね。
そうは言っても126711CHNR、定価1,920,600円でですので相当プレミア感は強く、今時計バイヤーも在庫確保に目が離せない一本とよく語っています。
GMTマスターII 116710LN

型番:116710LN
定価:864,000円
製造期間:2007年~2019年
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 862,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,007,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,263,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,326,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,563,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,895,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,796,000円 |
2007年にセラクロムベゼルを搭載した116710LNが登場したことから人気に火が付き、歴代モデルで相場高騰しているGMTマスターII。2019年に従来の定番モデルが生産終了となり、こちらの高騰もまた目が離せなくなりました。
定価864,000円であった黒ベゼルの116710LN。
もともとここ数年で実売価格は定価と肩を並べるようになり、2017年にはついに定価超え。
一時期落ち着いてきて、「買うなら今だ!」と言われていましたが、126710BLROの登場・そして2019年の生産終了決定でまた高騰。今では高年式や状態の良いもので170万円前後~が当たり前という高値安定です。
なお、116710LNの中に「スティックダイアル」と呼ばれるレア仕様が存在します。
ダイアルにプリントされている“GMT-MASTER II”の「II」に上下の横棒が無い仕様を指し、Ref.16710などに見られていたレア個体ですが、Ref.116710LNのV番(2009年ごろ製造)でも確認されることとなりました。
この「スティックダイアル」は通常個体よりもプレミア価格となっており、状態にもよりますが200万円超が当たり前といった相場感です。
GMTマスターII 116710BLNR

型番:116710BLNR
定価:918,000円
製造期間:2013年~2019年
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,081,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,320,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,650,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,699,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,947,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 2,339,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,094,000円 |
もう一つ、これまで定番GMTマスターIIのメインを張ってきた116710BLNR。
通称バッドマンと呼ばれる黒青ベゼルが絶大な人気を博し、まだ今ほどロレックス相場が高騰していなかった時代ですら、定価918,000円のところ新品並行相場は100万円超えが当然といわれてきました。
さらに、2019年にムーブメント&ブレスレットを一新させた126710BLNRへ移行したとあって、廃盤となった当モデルは最近に至っては200万円越えを記録。比較的年式の古い個体であってもここから大きく崩れず、やはりこちらもまだ天井が見えていません。
なお、116710系のモデルは、今後新しい個体の流通量が減るにつれ、さらに相場高騰となる可能性が高いと言えます。
ロレックス価格動向調査⑤サブマリーナ デイト
サブマリーナ 126610LN

型番:126610LN
定価:1,222,100円
製造期間:2020年~
文字盤:黒
ケースサイズ:41mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,000,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,824,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 2,043,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,909,000円 |
ダイバーズウォッチといえばこれ!との声も聞こえるほど、大人気のサブマリーナ。街中で身に着けている方を見かけることもあるかもしれませんね。
デイトナ同様どの年代のモデルも絶えず実売価格が上がってきたシリーズで、とりわけ近年の急騰は目を見張るものがあります。
おしゃれさなど実用時計としての人気はもちろん、タフな作りのため中古であっても適正価格が付きやすいことが、資産価値としての注目度の高さでしょう。
さらには2020年9月、コロナ禍を吹き飛ばすような勢いで発表された新型サブマリーナが発表されていますね。
もともとサブマリーナで新型が出るのでは…と囁かれていました。近年のロレックスは新型ムーブメントCal.3200系に載せ替えが進められているので、その一環でサブマリーナにもメスが入れられるのではないか、と。
しかしながら新作がベールを脱いだらCal.3235への変更のみならず、なんと41mmにケースがサイズアップ!サブマリーナはこれまで40mmケースを伝統的に守り抜いてきたため、大きな話題となったものでした。もっともラグ幅やコマ幅が再設計されたことで大振りな印象はなく、むしろスタイリッシュ。
そんな話題性と完成度の高い出来栄えが手伝って、発表と同時にリリースされるやいなや、なんと相場が200万円を大きく超える初動となりました。
現在、非常によく流通してきているにもかかわらず190万円前後~(ダイバーズウォッチは夏に人気が出て値段が上がりやすいものですが、通年でこの相場感をキープしているのはさすがサブマリーナ)。
もっとも高値ではあるものの、堅牢である一方でオシャレなロレックスのダイバーズウォッチは、オールマイティかつオールシーズン大活躍であるため、決して高すぎるということはありません。
サブマリーナ 126610LV

型番:126610LV
定価:1,284,800円
製造期間:2020年~
文字盤:黒
ケースサイズ:41mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,197,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 2,299,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 2,549,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,289,000円 |
さらに同時リリースされた「グリーンサブ」こと126610LVの存在も2020年の時計業界の話題として欠かせません。
126610LN同様に新型ムーブメントCal.3235搭載&41mmケースへのサイズアップを経ておりますが、と同時に黒文字盤となったことも先代からの大きな変更点となりました。
先代116610LVは、グリーンベゼルにグリーン文字盤であることから、「ハルク」などの愛称でも親しまれています。しかしながら新作ではさらにその先代Ref.16610LVで見られたグリーンベゼル×ブラック文字盤―通称「カーミット」―のデザインコードが復活することとなったのです。
※ハルクはアメコミヒーロー、カーミットはセサミストリートのキャラクター
この大きな変更に加えて、もともと黒サブを上回る顕著な人気を遂げてきたグリーンサブの後継機ということもあり、ついた初値は堂々の280万円台でした!現在はご祝儀相場が落ち着いてきたとは言え、210万円を切ることはなかなかない状況です。
前述の通り、サブマリーナはダイバーズウォッチであるがゆえに夏にかけてまた相場が上がるもの。そのため今後も、最も目が離せないロレックスの一つと言えるのではないでしょうか。
サブマリーナ 116610LN

型番:116610LN
定価:943,800円
製造期間:2010年~2020年
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 943,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,102,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,243,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,290,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,490,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,758,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,692,000円 |
126610系の登場で生産終了となった116610LN。2010年にセラクロムベゼルを携えて登場しました。
生産終了を受けて買いが集中しており、サブマリーナ116610LN史上最高値となる170万円台という実勢相場を記録することとなりました。今なお比較的低年式であっても、160万円前後~が相場というプレミアぶりです。
一時期下げ相場になりましたが、ここ数ヶ月で再び高騰傾向に。新作サブマリーナ 126610系はケースが1mmアップサイジングされていることから、外装面で大幅なモデルチェンジを果たしていると言え、そうなってくると旧型需要は今後さらに高まっていくと考えられます。
なお、さらに価格急騰が顕著なのが、通称「グリーンサブ」です。
サブマリーナ 116610LV

型番:116610LV
定価:987,800円
製造期間:2010年~2020年
文字盤:グリーン
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,140,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,392,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,674,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,735,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 2,460,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 3,241,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,835,000円 |
116610LNと同時期に発売された116610LV通称グリーンサブもまた価格高騰しているのですが、116610LNよりも顕著。と言うより、最近最も価格高騰がアツいロレックスと言っていいかもしれません。
定価987,800円のところ、2020年9月の新作発表以降、なんとついに260万円台にまで上ったのです。ほんの一年前も高騰ぶりが凄まじかったですが、その頃と比べても数十万円の値上がり・・・さらに急騰した2022年を経て、2023年現在は相場が安定してきたとは言え中古であっても280万円前後~という実勢相場を維持しており、「高くても欲しい」というマインドに支えられ、今なおジワジワ相場を上げています。
こうした急騰にもかかわらず、サブマリーナデイト―とりわけグリーンベゼルの116610LVはデイトナ、エクスプローラーに次ぐ人気商品。需要が供給を大きく上回っている状況です。
新作がさらに流通してくればまた違った値動きを見せるかもしれません。
なお、116610LNにしろ116610LVにしろ、旧型サブマリーナーで「新ギャランティ(保証書)」が付属した個体は高値となります。ロレックスは2020年の春頃から、保証書を新型へと移行しました。そのため2020年9月頃まで製造されていた旧型サブマリーナーは新ギャランティ付属個体が大変稀少となった結果、市場での評価が上がっているという状況です。高年式ほど高値となるといった側面もありますが、購入の際には知っておきたいことですね。
ロレックス価格動向調査⑥サブマリーナ ノンデイト
サブマリーナ 124060

型番:124060
定価:1,084,600円
製造期間:2020年~
文字盤:黒
ケースサイズ:41mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,530,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,550,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,795,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,704,000円 |
同じく2020年新作としてリリースされたノンデイトサブマリーナ 124060。
126610系ほどではないものの初値から170万円台を突破してきており、ノンデイトサブは安いといった常識はもはや覆されたと言っていいでしょう。
なお、ロレックスは2015年より前述した新型ムーブメントを順次発表してきていますが、従来はデイトまたはデイデイトモデルに留まっていました。
しかしながらノンデイト3針モデルについにCal.3230が搭載されることとなり、その記念すべき第一作目がこちらの124060ということになります。
124060は現在実勢相場170万円前後~と、新品とそう価格差が大きいとは言えません。
デイトモデルに比べればリーズナブルとは言え定価を大きく超えるプレミア相場。
堅牢な設計ゆえに中古市場でのニーズも高く、リセールバリューは業界人が墨をつけるところ。今後の出回りにもよりますが、やはり値崩れしづらいロレックスとして、高値傾向を続けていくのではないかと考えられます。
サブマリーナ ノンデイト 114060

型番:114060
定価:832,700円
製造期間:2012年~2020年
文字盤:黒
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 774,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 929,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,044,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,125,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,331,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,592,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,533,000円 |
新型124060の登場によって生産終了となった114060もまた、かつての定価832,700円はゆうに超える相場感です。
加えてノンデイトの方がデイトに比べれば安いため、購入者がこちらに流れてきてもいます。
とは言えまだデイト付き116610よりかは手に入れやすいモデル。そのうちお得感が薄れてしまう可能性もあるため、もし迷われている方は今が買い時かもしれません。
ロレックス価格動向調査⑦シードゥエラー ディープシー
ディープシー 126660 黒文字盤

型番:126660
定価:1,538,900円
製造期間:2018年~2022年
文字盤:黒
ケースサイズ:44mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,482,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,452,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,440,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,583,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,802,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,742,000円 |
とにかくダイナミックなハイスペックダイバーズウォッチ・シードゥエラー ディープシー。
着ける人を選ぶと言われているものの、かっこよさや2014年から登場したD-BLUE文字盤の影響からか絶大な人気を誇り、当店でも例年ロレックス売れ筋の上位です。
2018年には、新型ディープシーが登場。ムーブメントを一新して、パワーリザーブを70時間に延長したCal.3235を搭載したことで話題となりました。
外装に大きな変化がなかったためか初値は思ったよりかは上がらなかった・・・そんな声が業界では上がったのですが、実はかなりの人気モデルとして落ち着きました。
しかしながら2022年、ちょっと事情が変わってきます。なぜなら、ロレックスから改めて新型ディープシーRef.136660が発表されたためです!
この新型、正直どこが変わったのかいまいちよくわかりません(デイト窓が拡大したり、フリップロック・エクステンションがなくなったりといったマイナーチェンジに留まる)。しかしながら改めて生産終了したディープシー Ref.126660に注目度が集まっていることは事実です。
現在Ref.126660 ブラック文字盤は中古相場だと160万円前後~となっていますが、実はここ数年で30万円以上も相場をあげていることもあり、今後の値上がりが気になるところ。
ロレックス相場はなかなか読めないので、本当に欲しい方は今が買い時かもしれません。
ディープシー 126660 D-BLUE文字盤

型番:126660
定価:1,574,100円
製造期間:2018年~
文字盤:ブルー
ケースサイズ:44mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,854,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,713,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,738,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,838,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 2,154,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,078,000円 |
同じくディープシーの1モデルとして登場したD-BLUE文字盤のディープシー。
ディープシー人気の火付け役である文字盤色だからか、黒文字盤を超える高騰を見せ続けています。
そうは言っても2018年のマイナーチェンジの折には、旧型から+2万円ほどと意外と定価は上がらず(初出時。現在では度重なる定価改定で上記のお値段に)、新キャリバーを搭載したのに良心的な価格設定。実売価格は初値で200万円以上を記録しましたが、旧型D-BLUEの高騰を考えれば思ったほど上がらなかった印象でした。やはり見た目がほとんど変わらなかったことが要因でしょう。
ちなみに2022年のモデルチェンジでは、新旧で定価に違いはありませんでした。
しかしながら、ディープシーコレクション自体が定価を上回るプレミア価格であることに間違いありません。また、D-BLUE文字盤のもともとの人気も相まって、相場は中古であっても200万円台~となっております。
生産終了によって今後供給もじょじょに減っていくっことから、今後、大幅に相場が下がる可能性は低そうです。
なお、さらに確実に実売価格を上げているのが旧型(2023年の現時点では先々代)ディープシーにあたる116660です。
ディープシー 116660

型番:116660
定価:1,274,400円
製造期間:2008年~2017年
文字盤:黒またはD-BLUE
ケースサイズ:44mm
2018年に登場した新型ディープシーが出たことにより廃盤に。その影響もあってか中古相場が黒文字盤は150万円前後~と高値安定(仕様や状態によっても変わってきますが)。
見た目が126660で大幅に変わっていないため、今後も黒文字盤の旧作が急騰する可能性はそう高くないですが一方で急落は考えられないため、スポーツロレックスの中では手堅い印象があります。
ロレックス ディープシー D-BLUEダイアル 116660
一方のディープシー 116660 D-BLUEは「落ち着いている」とも言えません。
もともと黒文字盤よりも人気があり、品薄傾向にあったD-BLUE文字盤。生産終了ともなれば、その品薄に拍車がかかります。と言うのも、D-BLUE文字盤は2014年新作とわずか4年のみの製造期間。稀少性を考えると超プレミア化は十二分に考えられます。
現在既に中古であって180万円台が当たり前、そして長い目で見れば今後ますます価値が上がることが予想されます。買い時は「今」と言えるでしょう。
シードゥエラー 126600

型番:126600
定価:1,570,800円
製造期間:2017年~現在
文字盤:黒
ケースサイズ:43mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,533,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,609,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,592,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,658,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,709,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,967,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,987,000円 |
もう一つ、バーゼルワールド2017で発表された新作シードゥエラー126600。
発表直後は「赤シードの復活」ということで200万円近くまで相場が爆上げされましたが、ご祝儀的なものだったのかしばらくして落ち着いてきました。しかしながら現在、その勢いを超えるほどのプレミア価格であり、現在も高騰の留まるところを知りません。
ちなみにシードゥエラー 126600は、早くも文字盤が年代によって体系立てられています。相場を大きく左右すえるのが、文字盤6時下部の「SWISS MADE」表記。
左:ノークラウン / 右:クラウン有
ロレックスは2018年頃から6時位置の「SWISS MADE」の間に、クラウン(王冠)マークを施すマイナーチェンジを行いました。
シードゥエラーの文字盤の移行時期は明確ではありませんが、2019年頃よりクラウン有の126600が出回っていることから、ノークラウン個体はわずか一年ほどの製造期間であったと思われます。
このノークラウン個体は「マークIダイアル」と体系立てられ、相場もクラウン有と比べて上昇。今後も稀少性はますます高まっていくことが予測されます(上記の価格推移グラフはクラウン有を対象としています)。
さらに、126600の登場に伴い廃盤となったシードゥエラー4000の名前で知られる116600が爆上げ。廃盤直後、値上がりを期待して買い注文が殺到。時計店からあっという間に在庫がなくなりました。
昨年から値を上げ、今や現行の126600を抜く価格と言え、中古であっても200万円超。高年式等、状態の良い個体によっては250万円超の値付けがなされるものも…!
シードゥエラーはディープシー人気に押されている面があり、売り出されていた当時はあまり話題になりませんでしたが、その頃買われていた方は先見の明あり、です。
今最も熱い売り時と言えるでしょう。
ロレックス価格動向調査⑧ヨットマスター
ヨットマスター 126622

型番:126622
定価:1,458,600円
製造期間:2019年~
文字盤:スレート/ブルー
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,563,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,782,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 2,164,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 2,199,000円 |
スポーツウォッチであるにもかかわらず、ゴールドやプラチナを採用したラグジュアリーさがウリのヨットマスター。その名の通り、クルージングやヨッティングを楽しむセレブ層をターゲットに誕生しました。
立体的にエンボス加工された独特のベゼルが本当におしゃれですね。
プラチナが採用されたロレジウムヨットマスター126622は2019年にリリースされた最新型。デザインに大きな違いはないものの、上記グラフは、126622で最も人気の高いスレート(グレー/ダークロジウム)文字盤の価格推移です。
長らくヨットマスターは顕著に価格高騰するといった類のモデルではありませんでした。新型がリリースされた折にはご祝儀相場とはなったものの新旧で見た目に大きな違いがなかったため、比較的早く落ち着いていった印象です。
左:旧型116622 / 右:新型126622
とは言えロレックス相場の煽りを受けたこと。そしてヨットマスターそのものの魅力から、2021年末頃からなかなか200万円を切ることが、なかなか見なくなってきました。
この傾向は、スレート(ダークロジウムまたはグレーとも)文字盤よりかは相場が落ち着いていると言われてきたブルー文字盤も同様です。
■126655 黒文字盤 価格推移グラフ
年 | 付属品 | 平均相場 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 3,267,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 3,447,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 4,544,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,100,000円 |
同じく2019年を以て完全に新型ムーブメントに移行した大人気黒文字盤の126655も、堅調な実勢相場を紡いでいます。
定番カラーでないためかフォーマルで使いづらいためか、スポーツロレックスの中で珍しく定価2,886,400円(ただし定価改定によって現在定価は3,429,800円)を下回った時期もありましたが、ロレックス市場の拡大とともに御多分に漏れず、プレミア化が進行しています。オイスターフレックス(ロレックス独自の堅牢性に優れたラバーベルトのこと)人気の高まりも影響しているでしょう。
ちなみに生産終了した116655も相場をジワジワ上げており、中古相場は稀少性の高まりもあってか370万円前後~という状況です。
業界筋からは「最近126655も116655も、市場でなかなか見かけづらくなった」という声を聞きます。
もしかしたら、今後さらなる高騰のシナリオを描くかもしれません。気になる方は、要注意ですよ!
■126621 チョコレートダイアル
同様に定番ではないものの、シックなチョコレートカラーが根強い人気を誇る126621も2020年8月以降、急騰しました。GMTマスターII 126711CHNRでもご紹介したように、もともとエバーローズゴールドを素材として使ったモデルは大変人気。特にヨットマスターのラグジュアリーな雰囲気との最高のマッチングは定評があり、中古相場はブラック文字盤で200万円台~、チョコレート文字盤で250万円前後!定価1,771,000円を大きく超えるプレミア相場に至っているのでしょう。
なお、こちらも旧型116621もまた、高相場を築きます。
たった数日で価格が何万と変わってしまうこともあるロレックスの相場。
もっともヨットマスターに限って言えば今はまだ落ち着いている方ですので、「買い」の時期と言って良いでしょう。
ヨットマスター 116622

型番:116622
定価:1,188,000円
製造期間:2012年~2019年
文字盤:ダークロジウム/ブルー/シルバー
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,256,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,308,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 1,365,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 1,341,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,546,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,975,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,829,000円 |
旧型ヨットマスターRef.116622についても、相場高騰は顕著です。
2017年から値上がりし、実売価格は定価超え。さらにバーゼルワールド2019で新型ムーブメントへと移行してしまったことも併せて、現在目が離せない相場を築いています。
現在、スレート文字盤の中古相場は180万円台~となっております。ただしシルバー文字盤もまた高値傾向で、170万円前後~がだいたいの相場感です。ブルー文字盤は状態にもよりますが、だいたい160万円前後~。
生産終了モデルの中ではまだよく流通しており手に入りやすいとは言え、ジワジワと人気を上げていってもいますので、購入をご検討中の方は今が良い買い時と言えるでしょう。
ロレックス価格動向調査⑨ミルガウス
ミルガウス 116400GV

型番:116400GV
定価:1,109,900円
製造期間:2007年~2023年
文字盤:ブラックまたはブルー
ケースサイズ:40mm
■黒文字盤価格推移
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 684,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 752,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 817,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 873,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,174,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,342,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,273,000円 |
派手さはないものの、確実な人気を博してきたミルガウス。エクスプローラーIに通ずるシンプルな文字盤デザインにミルガウス自体が持つ歴史、そしてスタイリッシュな外装にもかかわらずハイレベルな耐磁性能は魅力たっぷりですね。
もっとも、これまでスポーツロレックスの中では珍しく、ミルガウスはプレミア価格ではありませんでした。
しかしながら現在、ついに実勢相場は140万円前後~を記録することに・・・!
この価格高騰は、2023年、ミルガウス生産終了となったことが大きいでしょう。モデルチェンジではなく、ロレックスのホームページからはミルガウス自体が姿を消してしまうこととなりました。
過去、ミルガウスは一度の生産終了を経て復活した経緯があります。個人的にはミルガウスの大ファンなのでまた復活してほしいものですが、真相はロレックスのみぞ知る。こういった復活への期待や、ミルガウスを惜しむ声も、相場に反映されているのやもしれません。
なお、Zブルーダイアルの方がやや人気があり、定価は同じであるものの相場も黒と比べて高くなり、現在では180万円前後~の相場感となっております。
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 760,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 816,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 864,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 974,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 1,286,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,751,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,813,000円 |
生産終了に加えて、ミルガウスはシンプルな使い勝手の良さ、そして他の人気モデルから流れてくる購入層がいることを考えると、今後もじわじわと価格を上げてくることは必至。
サブマリーナと同じく、タフな作りのため中古でも適正価格で買い取ってくれる、お得なモデルです。
ロレックス価格動向調査⑩エアキング
エアキング 116900

型番:116900
定価:793,100円
製造期間:2016年~2022年
文字盤:ブラック
ケースサイズ:40mm
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 644,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 641,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 677,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 736,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 954,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 1,173,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 1,067,000円 |
スポーツロレックスの中では、ともすれば大人しいイメージを保ってきたエアキング。しかしながらロレックス史に欠かせない存在となっております。
なぜならエアキングは1940年代という非常に早い時期にその名を誕生させており、現行ロレックスの中では最古のペットネーム(愛称)を持つモデルであるためです。1940年代は航空産業がおおいに進歩した時代です。各ブランドからパイロットウォッチ等が製造されましたが、ロレックスもまた航空の世界をオマージュする名作を発表することとなりました。
なお、エアキングはもともとはオイスターパーペチュアルの中の派生モデルといった立ち位置でした。しかしながら2016年よりプロフェッショナルモデルに分類されることとなり、文字盤デザインも大きく変更されます。
この文字盤デザインは、同モデル発表時期にロレックスがスポンサードしていた「ブラッドハウンドSSC」というプロジェクトの、航空ジェットエンジン搭載スポーツカーに用いられていたクロノグラフ計器と酷似しています。非常にインパクトの強いデザインとなり、ひと味違ったスポーツロレックスといった立ち位置から、時計通を虜にしてきました。
とは言え、定番外しといった感も否めませんでした。基本的に高騰しやすいモデルは「定番」に多く、エアキングのように一部の通に受けるといったデザインは、大きなプレミア価格は見せない傾向にあったものです。
しかしながら御多分に漏れずと言いますか。ロレックス相場高騰の煽りを受けたこと。また2022年には新作発表によってモデルチェンジが敢行され、新生エアキング Ref.126900がリリースされたことから、現在は実勢相場110万円前後~といった相場感に!
新作がさらに出回ってくると、また相場が違ったものになってくるかもしれません。引き続き、エアキングの動向を追っていきたいと思います。
ロレックス価格動向調査⑪デイトジャスト36
デイトジャスト36

型番:126231,126234など
定価:885,500円~(モデルにより)
製造期間:2018年~
文字盤:黒、白、シャンパンなどモデルにより
ケースサイズ:36mm
ドレスウォッチの代名詞的存在を担うデイトジャスト。
モデルにもよりますが独特のベゼルやブレスレットは、一目でロレックスとわかるアイデンティティを感じさせますね。
デイトジャストはステンレスだけでなく、ゴールドやダイヤモンドが使用されたモデルもあるため定価自体の幅が広いので一概には言えませんが、ロレックスウォッチの中で非常に穏やかな推移を見せていると言えます。急激なアップダウンはなく、経済状況の影響で上がりつつあるものの他モデルのように10万、20万といった高騰を見せるものではありません。
デザインが豊富で、個体数が安定していることも大きな理由でしょう。
しかしながら最近では、ロレックス市場拡大のあおりを受け、中には定価超えのプレミア価格を築くものも少なくありません。また、近年では「パームモチーフ」「フルーテッドモチーフ」などといった、ユニークなデザインの文字盤がラインナップに加わり、高い人気を博しています。
とは言え、中古市場などに目を向けてみれば、まだ手に入れやすいロレックス。スポーツモデルと異なり新品と中古の価格差が大きいので、こだわりがなければ中古で買ってしまうのがおすすめです。
ロレックス価格動向調査⑫デイトジャスト41
デイトジャスト41

かつては36mmサイズの方に人気の軍配が上がったデイトジャスト。
大きめサイズがトレンドなためか、最近では41mmサイズの方が、実売価格を上げています。
デイトジャスト36と同様、人気モデルも少なくありませんが、一方で高値とは言え大きな高騰は見られません。
こちらも中古の方がかなりお買い得となりますので、こだわりがなければ中古で購入する判断も良いかもしれません。
まとめ
どのモデルも確実な値上がりを続けるロレックスウォッチの、相場動向を解説いたしました。ほとんどが定価を超えてきているのが、驚きですね。
不安な社会的情勢はありますが、2023年もまだこの実売価格高騰の波は続きそうなため、店側も在庫の確保に躍起になっているのが現状。
さらに、中古を購入される方も同じように増えていて、新品中古問わずどこも品薄。近年稀にみる売り手市場になっているのはこのためです。
ロレックスの購入を考えている方。
数年前に買ったモデルを売ろうと思っている方。
「今」がその時かもしれません!
文:鶴岡
※定価・相場などの情報は全て2023年4月現在のものとなります。
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この記事を監修してくれた時計博士

池田裕之(いけだ ひろゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長
39歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年