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価格が高騰するロレックスはどれ?時計専門店のスタッフが予測してみました【2020】

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2019年の今年、ロレックス相場は何かと目が離せませんでした。

と言うのも、6月を境に相場が急落したり、10月の消費増税とともに国内定価が値上げされたり・・・あるいは香港情勢の混迷や、国内正規店で敢行された人気モデルの「購入制限」など、様々な要因に左右されたと思われます。

なお、2019年も終わりに近づいた現在、ロレックス相場は持ち直しつつあります。一部バイヤーの間では、2020年はさらなる上昇ラインを描くのでは、なんて声も聞こえます。

将来その時計の価値が上がるか下がるかは誰にもわかりませんが、過去の相場推移を見て、ある程度の予測を立てることはできます。

そこでこの記事では、当店GINZA RASINの時計バイヤーが、2019年の相場観や過去情勢から予測しうる、2020年に価格高騰しそうなロレックスを掲載いたします!この定性的評価に加えて、過去5年間のロレックス価格推移から予測する定量的評価も掲載いたしました。

ちなみに今はまだ値段は上がっていないけど、2020年に上がるかも!と時計バイヤーらが密かに目をつけているモデルもこっそりお伝えいたします。

まだまだ勢いの止まらないロレックス相場。2020年にお得なモデルはどれ?

デイトナ 116500LN

※将来の価値を保証するものではありません。参考程度にご覧になってください。
※相場などの情報は全て2019年12月現在のものとなります。

 

時計バイヤーに聞く!2020年に価格が上がるロレックス

それでは当店の時計バイヤーに聞いた、2020年、まだ価格が上がるロレックスを順次ご紹介していきます。

 

ロレックスの現行モデルの中でまだ価格が上がるモデル

 

①新品シールがついている個体

本稿は当店のバイヤーおよび買取部門のスタッフを中心にそれぞれの相場予測を掲載したものとなり、2019年6月にも同様の調査を行いました。その時に比べて圧倒的に多かった意見がコレ!

予測と言うか、今現在の相場や、実際にロレックスをご売却されている方に影響している事象です。どういうことかと言うと、特定のモデルにかかわらず、メーカーの新品保護シールがついている個体が相場上昇しているのです。

通常、ロレックスから出荷された製品は傷つかないよう保護シールが貼られており、並行輸入店ではこの保護シールの有無で新品かどうかを判断していました。しかしながら現在ロレックスの意向で、正規店で購入した製品は「保護シールが全て剥がされる」ことになります。

シードゥエラー ディープシー 126660

ロレックス側の建前では「細かい傷や不具合を確認する」とのこと。しかしながら同時にこれは、転売対策とも考えられます。

ご存知、ロレックスは現在正規価格を上回る相場となっています。むしろスポーツロレックスだけに焦点を当てれば、定価で買える個体はめったにないと言っていいでしょう。一方で幸運にも定価で手に入れられた方々が、それを買取を行っているお店に持ち込めば、買値を大きく上回る査定額で転売することができます。

そんな情勢に待ったをかけようとしているのか、ロレックス側は保護シールを剥がし、転売しづらくしようとしていることが考えられます。

 

バイヤーからのコメント

「現在、海外正規店ではまだ保護シール剥がしが徹底されていないが、今後は世界標準ルールとなるようだ。そうなれば、ますますシール付き個体は市場に出回らなくなり、価格が上がっていくだろう」

 

なお、2019年11月1日より、ロレックスの国内正規店で、転売規制第二弾が打ち出されました。保護シール剥がしなんてものではありません。デイトナやGMTマスターII、サブマリーナなど、人気のスポーツロレックスを対象に購入制限を設けることにしたのです。

なんでも、対象モデルの購入者は今後5年、その対象モデルの中に含まれる製品を購入できず(ものによっては一年)、購入時には身分証明書の提示が必要とのこと・・・当店バイヤーも指摘していますが、今後ますます新品が流通しないことが見込まれます。そうなれば新品を高価格で買い取るお店が増加し、結果的にロレックス相場全体が引きずられて上昇することは想像に難くありません。

 

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②デイトナ 116500N

デイトナ 116500LN

定価:1,309,000円
新品実勢相場:白文字盤290万円前後/黒文字盤260万円台後半~

今回「保護シール」が目立った意見であったため一番最初に掲載いたしましたが、ほとんどのバイヤーが挙げており、圧倒的票数を獲得していたモデルはやっぱりコレ!いわずもがなの人気ナンバーワンモデル・デイトナ 116500LNです。

冒頭でも述べたように、実は2019年6月を境に、ロレックス相場は数年ぶりに下落の一途を辿りました。このデイトナも、ピーク価格は白文字盤で300万円、黒文字盤で290万円程度を記録していましたが、30万円~40万円ほど下がったものです。

しかしながらそこは王者デイトナ。相場下落はロレックスの人気モデル全体に影響していたのですが、どのモデルよりも早く回復しました。

しかも、今、再びジワジワ―あるいはグングンと―上昇しています。本稿の目的は「今高騰しているロレックス」よりも「これから高騰するロレックス」にフォーカスしているつもりですが、ほとんど全てのバイヤーが「デイトナはまだ上がりそう」と口を揃えました

 

バイヤーからのコメント

「白黒ともに絶大な人気の現行デイトナ。日本ロレックスの販売制限が入ることによってデイトナの正規品を手に入れることのハードルがさらに上がると思われます。そうなれば並行輸入店での新品および中古の売れ行きが良くなるにつれ、さらに値上がる可能性があると考えます」

 

「下落相場でも高値が続き、現行の他のモデルよりも相場回復が早い

 

「国内は購入制限がかかり、海外からの入荷もさらに少なくなって来ると思われる。デイトナは常に値上がり対象

 

 

このように、デイトナは今後もまだ高騰する、とりわけロレックスによる転売規制の煽りを最も受ける、というのがバイヤー一同の見解でした。

とは言えデイトナの凄さの真骨頂と言うのは、「価格が上がりすぎている・正規価格で手に入りづらくなっている」にもかかわらず、まだ売れる、と言うこと。

現在並行輸入店で販売されるデイトナは、中古であっても定価を大きく上回る価格となっていますが、それでも飛ぶように売れています。これは白文字盤だけでなく、価格上昇の面ではやや後塵を拝していた黒文字盤しかり。

ロレックス デイトナ 116500LN

資産価値として高いから。そんな風に考えてお買い求めになる方もいらっしゃるでしょうが、やはり116500LN自体の人気・魅力が価格上昇の大きな要因とも語られました。特に、セラクロムベゼル!もともとデイトナにはメタルベゼルや、サブマリーナではアルミベゼルが用いられていましたが、近年スポーツロレックスを中心に順次搭載されている仕様です。
独特の艶、高級感溢れる光沢、そしてベゼルにつきものだった傷への耐性がつきました。

このように、デイトナ自体の魅力が溢れているため、投資のみならず「この時計が欲しい!」という需要が集まり、結果として価格上昇が止まらない、という現象が起きています。

 

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③スカイドゥエラー 326934

ロレックス スカイドゥエラー 326934

定価:1,520,200円
新品実勢相場:230万円前後~

スカイドゥエラーは、GMTとアニュアルカレンダーを搭載するロレックス屈指のコンプリケーションモデルです。

定番のGMTマスターIIとは異なり、文字盤中央の回転ディスクで第二時間帯を、インデックス外周の小窓で月表示をするという、きわめてユニークな機構を持つことで話題になりました。

ただ、定番ではないことから、2012年のローンチ以来そこまで人気モデルにはなりませんでした。当初は金無垢モデルのみのラインナップで、ハイエンドの位置づけであったことも大きいでしょう。

しかしながら2017年、ベゼルのみホワイトゴールドのステンレススティール製の当モデルRef.326934が登場したことで、通好みや「ちょっと変わったロレックスが欲しい」といった層を虜にしていくようになりました。

 

バイヤーからのコメント

「2019年6月を起点にロレックスの価値は落ち着いていますが、スカイドゥエラーはあまり影響を受けていません。最近人気が上がってきており、今後価値が上がる可能性が高いと踏みます」

 

■参考価格推移グラフ※一番人気の青文字盤

ロレックス スカイドゥエラー 326934 価格推移

出典:https://kakaku.com/item/K0001001266/pricehistory/

 

「スカイドゥエラーだけに言えることではないのですが、人気スポーツロレックスの値段が上がりすぎて、これまで相場が落ち着いていたモデルに顧客が流れています。ただ、デイトジャストやデイデイトより、スポーツ要素の大きいスカイドゥエラーに流れた、というのは当然の結果かも。実際、スカイドゥエラーはバイヤーから見てとても魅力的なモデルなので、まだ上がるポテンシャルを秘めている」

 

「これまで青文字盤のスカイドゥエラーが一番人気だったが、黒・白も相場が上がっている(ちなみに黒・白は新品並行相場が230万円前後、青は270万円前後)。

ただ、文字盤交換NGになったら青がもっと―あるいはデイトナ以上に―上がるだろう

※ロレックスは同一リファレンス内での文字盤交換が可能です(メーカー対応)。つまりRef.326934が生産終了になったらそれが叶わず、青などの個体がプレミア価格になる可能性がある、ということです。

 

 

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④サブマリーナ 116610LN/116610LV

ロレックス サブマリーナ 116610LN

定価:898,700円(黒)/954,800円(緑)
新品実勢相場:127万円前後~(黒)/170万円前後~(緑)

もともと人気の高いサブマリーナ。ロレックスを代表するダイバーズウォッチであり、日本国内でも絶大な人気を誇ります。

ちなみによく現行デイトナがプラチナコーティングのセラクロムベゼルを搭載したことが話題に上ります。確かにこのベゼルによってデイトナ人気がさらに昇華されたことは否めませんが、それより早い時機の2010年にリリースされた現行サブマリーナ 116610系は、既に当仕様を採用していました(現行デイトナは2016年~)。

そのためセラクロム特有のクラス感が備わったサブマリーナも、人気が出ないはずがありません。また、高い防水性を保つために堅牢な造りとなっていることから経年で価値が落ちづらく、一大中古市場を形成していることも人気の秘訣でしょう。つまり、中古で価格を抑えつつ、状態の良い個体が手に入りやすい、ということです。

ロレックス サブマリーナ 116610LV

とは言えデイトナとか、GMTマスターIIとかほどの相場上昇は担ってきませんでした。製造期間が比較的長いこと。加えて状態の良い個体が流通していることが逆に安定した供給に繋がっている、というのが主な理由でしょう。

しかしながら、その様相が変わりつつあります。と言うのも、現行116610LNおよび116610LVが、バーゼルワールド2020をきっかけに生産終了になる可能性が高い、と言う声がバイヤーから上がっているのです。

近年、ロレックスは新型ムーブメントに移行を開始しており、それに伴って既存モデルがどんどん廃盤になっています。例えばGMTマスターIIもこれまでの116710系が廃盤となり、126710へ。シードゥエラーやディープシーにも同じ現象が起きて、次はサブマリーナの番ではないか、と言われています。

 

バイヤーからのコメント

生産終了モデルが相場をあげる、というのはロレックスのお約束。そのため、青田買い(生産終了がバーゼルワールド等で発表されて、その時に価格が上昇する前に買っておこう、という現象)が発生しつつあり、ジワジワ相場を上げている。特に緑(116610LV)。」

 

「最近、市場でなかなか良い個体を見かけなくなった。もともとよく売れるモデルである、ということもあってか、在庫確保に躍起になっている時計専門店が多い

 

 

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⑤エクスプローラーII 216570

エクスプローラーII 216570

定価:853,600円
新品実勢相場:106万円~

「探検家」というシリーズ名を持つエクスプローラー。その進化系として、24時間針(現在はGMT針)を搭載したエクスプローラーIIが1971年にリリースされました。ベゼルに直接インデックスが印字された武骨な印象は大変男らしいですが、デイトナやサブマリーナのような派手な価格高騰はしていませんでした。

しかしながらここ二年ほどでジワジワと上昇。今では立派な定価超えモデルです。後述する、過去5年間の価格推移から出した上昇率ランキングでも、20位にランクインしていました。

 

実は、サブマリーナと同様エクスプローラーIIも「次のバーゼルワールドで新作がラインナップされて、現行216570は生産終了になるのではないか」と言われています。

確かにエクスプローラーIIにはまだ旧ムーブメントが搭載されており、また、2011年にモデルチェンジを果たして以来、なんの手も加えられていないことから、十分考えられるシナリオです。

 

バイヤーからのコメント

エクスプローラーIIに搭載されているCal.3187は、旧型GMTマスターIIで採用されてきたCal.3186と同系統。つまり、GMTマスターIIに新ムーブメントが搭載された今、エクスプローラーIIもまた変わると考えるのが定石。

ちなみに、Cal.3187にアップデートされたことで、当機はRef.216570専用となった(前世代のRef.16570ではCal.3186と同一ムーブだった)。つまり、次世代ムーブメント搭載の新作がリリースされれば、Cal.3187搭載エクスプローラーIIは216570だけということになる。今後希少価値が上がると個人的に期待!」

 

「びっくりするほど高くなった。エクスプローラーIIが100万円を超える日がくるとは・・・でも、スポーツロレックスの中ではまだ安い方と言うことを考えると、まだ値上がりそう」

 

「まだメタルベゼルを搭載しているスポーツロレックス。今後、セラクロムベゼルに順次搭載されるなら(わからないが)、稀少価値は必至。今買っておくべきモデルと言える」

 

 

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ロレックスの生産終了モデルでまだ価格が上がるモデル

現在既に高騰していながらも、まだ上がると予想される生産終了したロレックスのモデルを聞いてみました!

 

①状態の良い個体

ロレックス 中古

アンティーク品に特に造詣が深いバイヤーから、よくよくアドバイスされるのがこちら。中古は、兎にも角にもコンディションが大事、ということ。

もちろん、コンディションが悪くても値段がつくロレックスはあります。中にはビックリするようなプレミア価格を記録しているものも・・・例えばサブマリーナ デイトの初代Ref.1680 赤サブは、状態にもよりますが300万円超えが当たり前。

また、「大昔に買ってもう全然動かないけど、ちょっとお小遣い程度で売れないかな?」といったレベルでのご売却をお考えであれば問題ありません。現在ロレックスの価値が上がっているので、顔だけの個体でも時計買取店に持ち込めば、飲み代くらいにはなる可能性があります。

しかしながら、比較的まだ新しい5桁品番のロレックスや、最近生産終了した6桁品番(GMTマスターII 116710系やデイトナ 116520、シードゥエラー 116600など)であれば、流通量はまだ豊富。でも、「状態の良い個体」は、年数を経れば経るほど減っていきます

これから中古品をご購入される方にとっては、「状態が良いこと」「キレイであること」が新しい価値になっていくのでしょう。

バイヤーに聞いた、ロレックスを市場で買ったり、お客様からお買取りさせていただいたりする際にチェックしているコンディションのポイントを聞いてみました!

 

メンテナンスされているか※ただし高額買取を狙ってわざわざオーバーホールに出すのはお勧めできません。メンテナンス費用がかかって、足が出てしまう可能性があります

ベゼルの状態は良好か(特にデイトジャストやスカイドゥエラーなどに使われているフルーテッドベゼルは傷が目立つ)

付属品はそろっているか、特に保証書

・その他ブレスレットのヨレや傷、変色の度合いなど

ロレックス デイトジャスト

これらが優れていればいるほど、今後の資産価値が上がるポテンシャルを持ちます。それがデイトナやGMTマスターII、サブマリーナなどの人気モデルであればあるほど、価値が上がっていくでしょう。

とは言え、「じゃあ使わないでずっと取っておくのがいいのか」と言われるとそういうわけではありません。ロレックスでなくとも時計は使ってなんぼですし、箪笥などに秘蔵していると湿気で劣化したり、内部の油が固着したりしてコンディションに悪影響を与える可能性があります。

また、傷や変色などといったヴィンテージ感のある風合いが好き、という方もいらっしゃいます。むしろアンティーク好事家なんかは、そういった方が多いです。

そのため一概に「コンディションの良い個体=ベストな一本」とは言えませんが、やはり今後価値を上げやすくするためにも、正しい使い方を心がけましょう。

 

②デイトナ 116520

デイトナ 116520

製造期間:2000年~2016年
実勢相場:200万円前後~、レア個体は300万円超

「生産終了していて、これから価格高騰するロレックス」でも、デイトナの存在は欠かせません!こちらは、現行デイトナの一つ前の世代にあたるRef.116520です。

デイトナは約60年の歴史の中で幾度ものマイナーチェンジが繰り広げられてきましたが、その歴代モデルのいずれもが高い人気・相場を記録しています。とりわけ116520はロレックス初の完全自社製クロノグラフを搭載したデイトナ、ということもあり、16年間のロングセラーで不動の人気を誇りました。

ただ、製造期間が長いせいか、全ての個体で価格上昇しているわけではありません。後述しますが最終品番やクラスプなどの新仕様が主にプレミア相場を記録しています。

しかしながら今回の調査では、「今後―特に2020年―の価格高騰」にフォーカスした場合、現行116500LNを超える可能性を秘めている、と考えるバイヤーの多かったこと!

 

■現在既に高値で取引されている個体についてのコメント

ランダムシリアルおよびルミノバ塗料モデルの相場動向に要注目。

Ref.116520は16年間の製造の中で細かなマイナーチェンジはしているが、やはり最終モデル(ランダムシリアル。2010年頃~)はかなりのプレミアがついている。これは結構長いこと続いてきた相場感なのだが、現行116500LNに引っ張られる形でまだまだ相場を上げており、先が見えない

次に上がりそうな年代は、やはりトータル的に生産量が少ないモデルになると思われる。ランダムが2010年~、クロマライトが2013年~といわれているので、ランダム×ルミノバは3年間のみ製造(2010~2013)となることを考えると、かなり稀少なように思う。インダイヤルの控えめさも好印象なので、いずれ値上がりするかも。大穴狙いの方は買ってみては?」

※デイトナ 116520は2000年~2013年までは夜光塗料にルミノバが採用されていました。しかしながら2013年以降はロレックスが独自に開発した青く光る「クロマライト」に夜光塗料が仕様変更されています。

 

Ref.116520の最終型は価格高騰の鉄板新しいギャランティ、新しいクラスプ、そしてクロマライト夜光の116520は数が少ないので、今後も値段は下がることは無いと思われる。また、ロレックスのプレミア仕様の中でも、年代がわりかし限られているため『価格高騰』に照準を当てる時、非常に分かりやすい選択だと思う」

※上のコメントと同様、116520は2015年から新しいクラスプ(それ以前のクラスプ中板は梨地(艶消し)仕様でしたが、最新版では鏡面仕上げに変更)が使用されており、その著しく少ない製造数から非常に高い相場を記録しています。

※また、ロレックス全体で2014年頃から現行保証書にシフトしています。

 

■まだ相場を上げ切っていないRef.116520へのコメント

Ref.116520は発表から生産終了以降まで価格が高騰し続けた。円安などの外的要因もあったと思うが、SSデイトナの価値が落ちないのは通例。前々作16520の価値も高騰し続けた背景をみると、現行も踏襲する可能性が高い。相変わらず入荷が少なく稀少性が高い」

 

「新クラスプやアイボリーダイアルなどはもとより高かったですが、別に特徴の無い個体(D番など)も200万円超え・・・状態の良い個体が減ってきていることもあります。今後ますます稀少価値が上がり、値上がりが予想されます」

 

「手巻きデイトナやRef.16520のプレミアが上がり続けており、その需要に引っ張られる形でどんどん上がっている。製造期間が長いため随所でマイナーチェンジが行われてきたモデルでもあるが、今後その仕様の違いなどがますます細かく分析されれば、そこでさらに値段を上げてくるモデルもあると思う」

 

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③GMTマスターII 116710系

ロレックス GMTマスターII 116710LN

製造期間:2007年~2017年(LV)/2013年~2018年(BLNR)
実勢相場:130万円台~(LV)/170万円前後~(BLNR)

3番目に上がった「2020年、これから価格高騰しそうな生産終了ロレックス」は、旧型GMTマスターIIです!

GMTマスターIIの相場上昇率と言うのは、近年デイトナを抜くのではないか、と言われてきました。もともとはそこまで大幅にプレミア価格を叩き出すモデルではなかったのですが、2013年に116710BLNRがリリースされ、青黒のかっこいいベゼルが登場すると、その人気に火がついたように記憶しています。

ロレックス GMTマスターII 116710BLNR

しかしながら、本項で何度か言及しているように、新世代ムーブメントCal.3285を搭載したことで、116710系は廃盤。Ref.126710へとモデルチェンジが果たされました。

バーゼルワールド前後で価格の激しい上昇はありましたが、実は2019年6月のロレックス相場下落を契機に、やや落ち着きぎみではありました。と言うのも、通称ペプシと呼ばれる赤青ベゼルのGMTマスターII Ref.126710BLROが登場し、そちらの需要が過多になったこと。また、青黒ベゼル―通称バッドマン―は、116710時代と126710時代で思ったほど外装の変化がなかったことが要因として考えられます。

しかしながら新型GMTマスターIIも出回ってきた今、ちょっと相場に変化が起きているようです。

 

バイヤーからのコメント

「Ref.126710系が比較的出回ってきて落ち着いたせいか、再びRef.116710への注目度が上がっている。また、現役時代は何かと青黒ベゼルのBLNRが話題に上っていたが、今はないブラックの116710LNの方がジワジワ相場を上げており、今後の伸びしろがある」

 

デイトナの次に鉄板の時計と言えばこれ。発表から約10年。その価値は上がり続けてきた。今後も人気が衰えるとは考えづらく、価値は高騰し続けるのでは?

 

「126710よりジュビリーブレスレットが採用され始めたが、スポーティーな3列オイスターブレスレットの根強い人気は無視できない。販売スタッフに聞くと旧型GMTマスターIIへの問い合わせが本当に多く、市場の注目度が相場に反映されているように思う」

 

 

なお、スティックダイアルと呼ばれるレア個体などは、既に現在相場を大きく上回る金額を記録しております。

 

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④エクスプローラーI 214270 旧文字盤(ブラックアウト)

エクスプローラーI 214270 ブラックアウト

製造期間:2010年~2016年
実勢相場:70万円前後~/コンディションによっては90万円台~

エクスプローラーIの現行モデル214270はモデルチェンジはしていませんが、ランニングチェンジが2016年に行われました。

そこまで大きい仕様変更ではありません。新型文字盤ではインデックスの3・6・9にクロマライト夜光が塗布され、かつ針が長く太くなって視認性が向上しました。

このランニングチェンジが行われた当初は、新型の方が相場が上昇していました。旧型は6年間製造されていたので、流通している個体数が圧倒的に多かったためです。

ロレックス 214270 旧文字盤

もともとエクスプローラーI自体が「ロレックスの入門機」といった立ち位置でレア感は少なく、流通量も一定数あったことが大きな要因でしょう。

しかしながら新文字盤が出てはや3年。個体数が出回ってきたことから、だんだん「状態の良い旧型」の相場上昇が顕著になってきました。

 

バイヤーからのコメント

「エクスプローラーI自体の相場は落ち着いていますが、現行214270の売買が元気よく、旧型がそれに追いつこうとしている形。とは言えどんどん状態の良い個体は減ってきているので、まだモノによっては70万円前後で買える個体がある今がチャンス

 

「ものすごいプレミア相場を記録しているわけではないが、ある程度の価値を維持し続けているところを見ると、今後なかなか下がらないだろう。そこへきて旧型の稀少性が高まれば、高騰するであろうことは想像に難くない」

 

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⑤金無垢またはコンビのデイトナ 116528,16503,16523など

ロレックスのハイエンドモデルにあたる金無垢、あるいはコンビのデイトナ。実は今、これらの生産終了品がお買い得ってご存知でしたか?

もちろんハイエンドであるため、価格としては決して安くはありません。しかしながら、現在ステンレススティールモデルの相場が上がりすぎていますね。逆に金を使ったモデルの方が割安感が強いという、貴金属市場の逆転現象が起きているのです。

そんな中でも、生産終了のゴールドがお得。現行だと「割安」とは言え定価自体が高いので、結構頑張らなくては買えないレベル。そこへきて生産終了モデルであれば、まだ高騰しきっていないこともあり、200万円を大きく下回る価格で手に入れられるものも少なくありません。現行のSSデイトナが300万円近く、前世代も200万円前後~、といった相場観を考えると、かなりお得ですよね。

バイヤーからの見解をご紹介いたします。

 

バイヤーからのコメント

「じわじわ値上がりしているモデル。SSモデルは高すぎるのでここに注目が集まり、跳ねる予想。個人的には5桁時代のイエローゴールドデイトナRef.16523が気になる。まだゼニスのエルプリメロを搭載していたモデルで、特異性を感じる」

デイトナ 金無垢 16523

※デイトナ 16523。2000年頃までに製造されたデイトナはエルプリメロベースのCal.4030が搭載されていた。

 

「最近、コンビデイトナの値上がりが顕著。現行にも生産終了品にも言えることだが、まだSSより安い今が最後の買い時では?

 

また、無難なだけで終わらない奇抜な文字盤カラーやデザインが値上がりし続けている状態です。

 

バイヤーからのコメント

特筆すべきはブルー。最近ファッション業界で一つのトレンドとなっている色ですが、もともとは「奇抜」寄りでした。それが値段を上げており、今後の伸びしろにも期待ができると言います。

「ソーダライトの値上がりがすごい。シェル文字盤とか、他のダイヤモンド付きのものはそんな上がっていないのに、全く市場で見かけなくなった」

デイトナ 116509 ソーダライト

※デイトナ 116509 ソーダライト

 

「Ref.116519のメテオ文字盤が今個人的に狙っているモデル。まだ少し相場が上がっている程度だが、現行デイトナやその他のスポーツモデルでも隕石を使っているモデルが減っている為、特に高騰が予想される。今買っておけば、2020年には大きな利益を手にできるのでは・・・と影ながら期待しています」

デイトナ 116519 メテオ

※デイトナ 116519のメテオ文字盤

 

なお、こんな意見もありました。

金無垢モデルはステンレススティール製よりもさらにコンディションが重要になってくるので、注意されたし。特にメタルベゼルはタキメーターが印字してある関係で、傷が磨きでとれない。

普通に使用する分には神経質になる必要はないが、金無垢またはコンビデイトナを着けた手を自販機の取り出し口に突っ込んだり、ガンガンぶつけたりするのは絶対におすすめしない」

 

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③まだ高騰していない。でも時計バイヤーが今後上がると予測するモデル

現在はまだ上がっていませんが、今後時計バイヤーが価格高騰するのでは、と予測するロレックスのモデルをご紹介いたします!大穴狙いの方におすすめ!?

 

①シードゥエラー ディープシー 126660

ロレックス シードゥエラー 126660

①ロレックスの現行モデルの中でまだ価格が上がるモデル」でサブマリーナをご紹介いたしましたが、その上位モデルとして1,220m防水を誇るのがシードゥエラー、そしてさらにさらに上位で3,900mもの防水性で他のダイバーズウォッチを圧倒するのがディープシーです。

2018年に新世代ムーブメントCal.3235が搭載され、2008年~2017年(黒文字盤。D-BLUE文字盤は2014年~2017年)まで初代ディープシーとして顔を張ったRef.116660が廃盤。代わってRef.126660へとモデルチェンジを果たしました。

しかしながら外装に大きな変更がなかったことから、旧型も新型も大きく値段を上げたり、著しい品薄になったりといったような事象はありませんでした。

ロレックス ディープシー 126660

出典:https://www.instagram.com/rolex/

D-BLUE文字盤の方はもともとの人気もあって相場は高めキープでしたが、新旧でプレミアがついたかと言うとそうではありません(ただし旧型の製造期間は3年間であったことから、注目度が高いことは事実)。

しかしながら、多くのバイヤーが「まだ上がってなくとも、2020年に価格高騰するのでは」と挙げたのがこちらでした。

 

バイヤーからのコメント

「2018年に発表された新作だが、同時期に発表されたGMTマスターII 126710BLRO、126711CHNRよりも売れている。バーゼル発表時に目立っていたのは後者だが、人気は126660の方が高いのか?

ディープシーはクセがある時計(超デカ厚)のため、万人受けする時計ではないはず。それでも売り上げがGMTマスターより高いのは意外。今後ディープシーの人気を更に牽引していく可能性あり」

 

「ディープシーはそのコンセプトや3,900m防水というハイスペックさから、非常に人気が高く時計業界でもよく評価されている。にもかかわらず、まだ相場は良心的。でも、デイトナなど主要モデルが相場を上げ切った今、購買層が流れるならディープシーがまず第一候補に上がるのではないか」

 

 

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②エクスプローラーII 16570

エクスプローラーII 16570

16570は、エクスプローラーIIの一世代前のモデルです。

昨年までは60万円台と、当時既にロレックスの価格高騰が顕著であったことを考えると「安い」と言っていい個体でした。しかしながら現在黒文字盤が70万円超え、白文字盤に至っては80万円近いものも・・・確かに100万円が当たり前の昨今のロレックス相場を考えればまだ比較的安価と言えますが、それでも値上がり率は半端ありません。

前項でもご紹介したように、現行エクスプローラーIIがモデルチェンジとなれば、前世代のモデルへも注目度が上がって(デイトナ116520,16520のように)、高い相場を描くのではないか、と言った見解が多く散見されました。

 

バイヤーからのコメント

5桁ロレックスの中で最も売れている時計。2011年に生産終了したが、その後も売れ続け、現在も高い価値を保っている。以前として人気が高く今後も価値が落ちるとは考えづらい。さらに高騰する可能性も十分考えられる」

「最近注目すべきロレックス。特に白文字盤。GMTマスターの16710と同じムーブメントを搭載しているところもねらい目。他モデルが上がりすぎているので、普通に手軽にロレックスが欲しい、という方にもお勧め」

 

「現行の216570と言い、値上がりが顕著。次のプレミアロレックスはエクスプローラーIIか?」

 

③オイスターパーペチュアル 114200

ロレックス オイスターパーペチュアル

出典:https://www.rolex.com/ja

オイスターパーペチュアルは、デイトジャストの廉価版です。デイト表記すら持たないシンプルさ。それでいてロレックスらしい実用性。豊富なカラーバリエーションなど多くの魅力を持つモデルですが、こういった「価格高騰しそうなロレックス」話とは無縁のイメージがありました。

と言うのも、もともとロレックスの相場高騰はスポーツモデルから始まっており、ドレスウォッチ系のデイトジャストやデイデイト、オイスターパーペチュアルにはあまり派生していなかったこと。ドレス系はカラー・デザインなどと言ったバリエーションが豊富で、顧客が分散しやすく、かつモデルチェンジもそう多くはないため特定モデルの相場高騰がしづらかったことなどが挙げられます。

しかしながら、何度か言及しているように、スポーツロレックスが品薄・相場高騰しすぎて顧客が流れ、ドレス系でも相場上昇モデルがちらほら見られるようになりました。その一つがオイスターパーペチュアル Ref.114200なのです。

 

バイヤーからのコメント

「10年以上のロングセラー。長年の相場に目を向けてみると派手な値上がりはないものの、値下がりもあまりないモデル。34mmという小径ケースがネックだったが、最近はむしろトレンドなので何かがきっかけでヒットするのでは、と思っている」

※Ref.114200は2015年にマイナーチェンジが行われ「エアキング」のロゴが消えていますが、2007年から続く息の長いモデルです。

 

「新品でも50万円台~と、『安く買えるロレックス』としてのニーズがある。かつてのエクスプローラーIやミルガウス、エアキングのように、イニシャルコストを抑えた結果、売却時に利回りを得られる可能性もある」

 

「見た目がエクスプローラーとかエアキングっぽく、ドレスウォッチと言えどスポーティーなテイストがある。そこが市場のニーズにマッチしているのでは」

 

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その他

GMTマスター 16710

上記のモデルの他には以下のような回答をもらいました。

 

■オンリースイスダイアル

「『オンリースイスダイアル』がくる!これは1998年~1999年に製造された個体に見られる仕様で、6時位置のSWISS MADEロゴがSWISS表記のみのもの。14270、16610、16700、16710、14060などなど・・・各スポーツモデルに存在したと記憶していますが、どれも1年製造なので今後さらに値上がりしそうと思います。トリチウムブームの次にくるでしょう」

GMTマスター 16710

 

■シードゥエラー 126600 

ロレックス シードゥエラー 126600

2017年の発売以降、安定した人気はあったものの、サブマリーナなどと比べるとあまり目立った価格高騰はない現行シードゥエラー。前項でご紹介したディープシー同様、サブマリーナより厚みのあるケースが「人を選ぶ」といった側面があったのかもしれません。

一世代前のRef.116600の方がかなり注目度を浴びていましたが、「生産終了したから」「製造期間が短かったから(2014年~2017年)」といった、稀少性が大きく影響した結果のように思われます。

しかしながらここ数か月ほどでにわかに価格を上げています。特にバーゼルワールド2019の終了直後の上がりっぷりは目覚ましいものがあり、生産終了品でもないのにどうして?といった声も挙がっています。
そこで、バイヤーに理由を聞いてみました!以下の通りです。

 

「SWISS MADE」表記の変更が大きいのではないか。ロレックスの文字盤には6時位置に「SWISS MADE」が印字されるが、2018年頃からSWISSとMADEの間に王冠(クラウン)が入る個体が出回り始めた。基本的に2018年以降に発表されたモデルの仕様のようだが(ロレックスは秘密主義なので正確にはわかりませんが)、シードゥエラー 126600の一部個体にクラウン有が見られる。つまり、今後はこの仕様が採用されると考えられる。

ロレックス スイスメイド表記

※画像はGMTマスターIIです

これにあたり、クラウンなしのモデル(ノークラウン)がにわかに価格を上げている。126600はノークラウン時期は、だいたい二年ほどと考えられる。そのわずかな期間の仕様とあって、注目度が集まっているのでは?この現象が、相場を押し上げているように思える。

 

 

過去5年間に価格高騰したロレックスTOP20~1位から10位~

次に、過去5年間の中で、価格高騰したロレックスのモデルTOP20をご紹介いたします。
2014年を100として(以降発表モデルは初出年を起点とする)、その後の各年の販売価格を比率にしてみました。価格上昇率が高いほど、今後もまだ価格を上げてくる可能性があるということです。

 

①デイトナ 16520

デイトナ 16520

デイトナ 16520 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:317.0%

 

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②GMTマスター 16750

GMTマスター 16750

デイトナ 16570 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:234.2%

※フチなしとフチありが存在し、前者が大きく高騰を遂げている

 

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③GMTマスターII 16710

GMTマスターII 16710

GMTマスター 16710 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:223.2%

※製造年による仕様の違いが大きく、レアとそうでない個体の価格差がある

 

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④サブマリーナ デイト 16800

サブマリーナ 16800

サブマリーナ デイト 16800 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:211.1%

※フチなしとフチありが存在し、前者が大きく高騰を遂げている

 

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⑤サブマリーナ デイト 16610LV

サブマリーナ 16610LV

サブマリーナ デイト 16610LV 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:202.7%

 

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⑥GMTマスター 16700

GMTマスター 16700

GMTマスター 16700 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:199.3%

 

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⑦サブマリーナ デイト 16800

サブマリーナ 168000

サブマリーナ デイト 168000 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:197.4%

 

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⑧シードゥエラー 16660

シードゥエラー 16660

シードゥエラー 16660 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:192.7%

※フチなしとフチありが存在し、前者が大きく高騰を遂げている

 

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⑨サブマリーナ デイト 116610LV

サブマリーナ 116610LV

サブマリーナ デイト 116610LV 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:202.7%

 

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⑩GMTマスターII 116710BLNR

GMTマスターII 116710BLNR

GMTマスターII 116710BLNR 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:178.3%

 

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過去5年間で、価格価格上昇率が最も高かったTOP10をご紹介いたしました。
ナンバーワンは、みんな大好きデイトナ!バイヤーからの「価格高騰するロレックス」でも、非常に意見の多かった個体ですね。

ただ、上昇率ランキングで一位となったRef.16520は、まだロレックスが自社製クロノグラフを開発する前、ゼニスのエルプリメロを搭載していた当時のモデルです。1988年~2000年という、長きにわたってデイトナ人気をけん引してきました。

デイトナ 16520

なお、ランキングを見てお気づきいただけるのが、ほとんどが生産終了モデルであること、そしてサブマリーナとGMTマスターに集中していることかと思います。事実、現行モデルで唯一トップ10に食い込んだモデルもこの二つからですね。

この二機種―特にGMTマスター―の人気が飛躍的に上がったのはここ最近のため、価格上昇率がより顕著だった、というのが大きな要因でしょう。

と言うのも、GMTマスターはもともとは「定番外し」の時計でした。どちらかと言うとオーソドックスなステンレスモデルや、金無垢のデイトジャストなどが主流であり、GMTマスターのカラフルなベゼルは万人受けしなかったのです。価格帯も比較的安価で、エントリーモデル的立ち位置でした。

GMTマスター 1675

しかしながら近年、GMTマスターがにわかに注目を集めています。GMTマスターは現在ではGMTマスターIIとして続いているのですが、前者の生産終了と同時に廃止となった赤青ベゼル(ペプシ)が復活。加えて、ヴィンテージロレックスへの注目度が高まっていることからも、現在価格を上げているのでしょう。

なお、2013年に誕生し、2019年に生産終了とあって大きな衝撃をロレックスファンに与えたGMTマスターII 116710BLNRも、バーゼルワールド2019を契機に高騰。青黒ベゼル(バットマン)自体がなくなったわけではないので今後も価格高騰を続けるかと言うと一概には言えませんが、わずか6年ほどの製造期間であったこと。加えて時計として非常に完成されていたことから、価値が落ちづらいロレックスのうちの一つとなります。

この傾向はサブマリーナにも言えることです。サブマリーナはもともと人気機種でしたが、需要は現行モデルに集中する傾向がありました。スペックが重視されていたためですね。しかしながらこれまたヴィンテージロレックスの人気高騰と比例して価格高騰することとなりました。

サブマリーナ 16610LV

このTOP10にランクインしたモデルは、今後も価格高騰が続く、と予測します。と言うのも、ヴィンテージロレックスへの注目度は年々高まるばかりで、ほんの数週間・あるいは数日前にはまだ安かったモデルが、今は全然市場で見かけない、ということがザラにあるためです。

ちなみに今回TOP10でご紹介した5桁品番(168000はなぜか唐突に1980年代に登場した6桁という謎の存在)は、当店のバイヤー曰く、本当に市場で見つけることが難しいモデルとなります。状態の良い個体を見つけたら「買い」を真剣に検討した方がいいでしょう。

ただし、このヴィンテージロレックスを投資目的で購入する際に注意したいことがあります。それは、個体の仕様によってプレミア度(価格)にバラつきがある、ということ!

例えば1位に輝いたRef.16520ですが、特に価格を高騰させているのは「A番」と「P番」など、一部年代のものとなります。ちなみにA番は1999年頃、P番は2000年頃の製造モデルです。

さらに言うと、バイヤーからの見解でもご紹介したように、個体のコンディションも重要視されるようになってきます。投資目的で購入される際は、「オーバーホールはされているのか?」「どんな傷や変色があるのか?」「コマは揃っているか?」等をご確認ください。

もっとも、年式の古いモデルにありがちな傷などは、その個体の持ち味にもなるのですが・・・

 

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その他のヴィンテージにも、インデックスのフチなし・フチありがあったり(フチなしの方が高い。数十万円の差をつけることも)、文字盤のロゴの仕様に違いがあったり(GMTマスターだとスティックダイアルが有名)、何かとレア個体が多く、当然ながらこういったモデルの方が高騰はしやすいでしょう。
とは言え、このレア個体の高騰に引っ張られる形で、もともとそんなに値段がついていなかった同リファレンスの通常モデルがジワジワ相場を上げて行っているのも事実。コスパを重視するけど、でも値上がりも期待したい!そんな方は、まだ相場を上げ切っていない、通常個体を狙うというのもアリかもしれません。

 

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過去5年間に価格高騰したロレックスTOP20~11位から20位~

⑪デイトナ 116520

デイトナ 116520

デイトナ 116520 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:176.9%

 

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⑫サブマリーナ デイト 116610LN

サブマリーナ 116610LN

サブマリーナ デイト 116610LN 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:175.3%

 

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⑬GMTマスターII 116710LN

GMTマスターII 116710LN

GMTマスターII 116710LN 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:174.4%

 

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⑭サブマリーナ ノンデイト 114060

サブマリーナ ノンデイト 114060

サブマリーナ ノンデイト 114060 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:171.5%

 

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⑮サブマリーナ ノンデイト 14060M

サブマリーナ ノンデイト 14060M

サブマリーナ ノンデイト 14060M 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:170.0%

 

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⑯エクスプローラーII 16570

エクスプローラーII 16570

エクスプローラーII 16570 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:169.1%

 

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⑰エクスプローラー 214270

エクスプローラー 214270

エクスプローラー 214270 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:155.3%

※ただし文字盤に新旧あり。もともとは新型の方が相場は高かったが、現在は逆転現象が起きている

※画像は新型文字盤

 

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⑱デイトナ 116500LN

デイトナ 116500LN

デイトナ 116500LN 平均販売価格

過去3年間の価格上昇率:154.0%

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⑲エクスプローラー 114270

エクスプローラー 114270

エクスプローラー 114270 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:151.7%

※ランダムシリアルが比較定高額

 

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⑳エクスプローラーII 216570

エクスプローラーII 216570

エクスプローラーII 216570 平均販売価格

過去5年間の価格上昇率:148.8%

 

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価格上昇率11位~20位になると、現行モデルが目立ってきました。もっとも、初出から高値を記録していたため、「価格上昇率」とするとランクインしなかったり、上位に食い込まなかったりしたモデルというのはたくさんあります。

例えば最も顕著なのは現行デイトナRef.116500LNでしょう。今回のランキングでは18位でしたが、116500LNと言えば文句なしのナンバーワン人気高騰モデル。むしろ、現在のロレックス相場は、この現行デイトナがけん引していると言っていいでしょう。

デイトナ 116500LN

2016年が初出ですが、1990年代後半~2000年前半には既にデイトナ人気自体に火がついていました。116500LNが発表された頃、Ref.116520の新品並行相場は約130万円ほど。定価は1,242,000円。今でこそ定価超えロレックスは珍しくもありませんが、2016年には非常に稀有な存在でした。いかにデイトナ人気が凄まじかったかおわかりいただけるでしょう。

そんな折にデビューを果たした116500LNですから、人気が出ないわけがありません。初年度から180万円の販売価格で取引されていました。しかも、116500Nは初年度よりもその翌年、また翌年とどんどん価格を上げています。2018年に250万円を超えた時、「さすがにそろそろ価格が落ちるだろう」と言われてきましたが、実際には2019年6月現在、黒文字盤は290万円前後、白文字盤に至ってはなんと300万円を超えてしまいました。

ここまで上がりすぎてしまうと、今後を予測するのが大変難しくなります。ある程度の高値になると、買い控えが増えてくるためです。でも、そう言われてはや1年が過ぎました。今なお勢いが衰えないことだけはお伝えしておきます。

エクスプローラーII 216570

その他のモデルを見てみると、サブマリーナのノンデイトやエクスプローラーI,エクスプローラーIIが目立ちます。これらはGMTマスター同様、もともとは「安く手に入るロレックス」のうちの一つでした。デイトナやGMTマスター、サブマリーナのデイトといった定番の人気モデルがどんどん価格高騰するなかで、比較的価格が安値であったモデルに需要が流れていったことが大きな要因でしょう。

もちろん、サブマリーナやエクスプローラーの、シンプルゆえの汎用性の高さやスポーツウォッチでありながらもスーツ映えするスタイリッシュさなど大いなる魅力も無関係ではありません。シンプルなモデルほど比較的売りやすく、値段は安定する傾向にあるため、価格高騰の予測を立てるうえでは手堅いモデルのように思います。
事実、生産終了しているわけでもないのに、114060と214270の価格上昇率というのは凄まじいものがありますね。もちろんジワジワ高騰しているエクスプローラーIIなどもねらい目。この「ジワジワ」と言うのがミソで、地味ながらも着実に価格を上げていっている。それは、安定した価値を有していることを意味します。今買って、10年、20年は使い倒そうと思っている方は、一過性の流行や価格高騰にとらわれず、末永く愛され続けているモデルを選択すると良いでしょう。

 

なお、前項でも述べたように、生産終了モデル―特に5桁品番以前―の中には、特定の個体が価格上昇したことで結果的に上昇率がぐんと上がった、というものもあります。11位にランクインしたRef.116520も、もともと高価格とは言え、特に顕著に上昇しているのがアイボリー文字盤(経年で色をクリーム色に変えたホワイトダイアルのこと)や鏡面バックル仕様(116520生産終了前夜の2015年後半頃から、仕様変更によって切り替わったバックルのこと。従来の116520ほとんどは梨地バックルだった)といったレア個体。

デイトナ 116520

※左がアイボリー(クリームダイアル)で、右が通常の116520の白文字盤

もちろん通常モデルも高値であることに変わりませんが、投機的な意味ではレア個体の方が強い印象はあります。

 

このように、過去の販売価格から割り出した上昇率をもとに、これからまだまだ高値になるロレックスのモデルを予測することはできます。とは言え、どこで価格高騰に火がつくのかわからないのがロレックス。事実、エクスプローラーIIなどが、ここまでの上昇率を誇るとは、5年前には思いもよりませんでした。

2020年はどのようなロレックス相場を観測できるのでしょうか。バーゼルワールドでの新作も気になるところです。

2020年も、ロレックス相場を追っていきたいと思います!

 

まとめ

過去5年間の価格上昇率、および当店の時計バイヤーから聞いた、まだまだ価格を上げると予測できるロレックスモデルをご紹介いたしました!

ロレックス相場の予想はなかなか難しいものがあります。何が起こるかわからないためです。でも、今は空前の高級時計ブーム!この機会に、今後の値上げに期待しつつ、お気に入りの一本を手に入れてみてもいいかもしれません。

 

文:鶴岡

 

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この記事を監修してくれた時計博士

池田 裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 銀座ナイン店(ロレックス専門館) 店長

昭和57年生まれ 37歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴16年

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