女性といえば有名ブランドを好む割合が高く、身に着けるアクセサリーや持ち歩くバッグは「メジャーなアイテムで!」というこだわりを持っていることもある。そのような傾向が強い妻や彼女から腕時計購入のOKを引き出すとしたら、やはりメジャーブランドの売れ筋モデルの方が成功率は高いといえるだろう。お薦めはレディースモデルでもトップクラスの人気を誇るカルティエ、シャネル、ブルガリ。この3社はジュエリーやオートクチュールで世界に名を轟かせるが、腕時計の製造技術も本格派だ。すべて本場スイスで生産されているので信頼性が高いのだ。そのほかでは、一度は耳にしたことがある5社を挙げてみた。詳細は後述するが、とくにロレックスやフランクミュラーは、レディースウォッチの展開も幅広く、知名度は申し分ない。
シャネル初のスポーツウォッチとして誕生した「J12」。全体に硬質なセラミックを採用し、オールブラックに仕上げた。インデックスに計12ポイントのダイヤモンドをセット。ケース径38mm。200m防水。自動巻き。
商品の詳細はこちら1904年に創業者ルイ・カルティエが友人の飛行士サントス・デュモンのために作った、世界初の男性用実用的腕時計を再現するシリーズ。印象的な縦51.1×横41.3mmのサイズで、インパクトは絶大。100m防水。自動巻き。
商品の詳細はこちら有名なジュエリーデザインを大胆にベゼルにあしらったシリーズに、カーボンケース仕様が2016年に登場。カーフ製メッシュストラップとの組み合わせで、都会的センスを演出する。ケース径40mm。30m防水。自動巻き。
商品の詳細はこちらサンレイギョシェ彫りが施されたシルバーダイヤルに、ブラックインデックスのシックな組み合わせ。3次曲線による立体的で美しいケースは、トノー型の象徴として広く知られている。ケース縦45×横32mm。自動巻き。
商品の詳細はこちらセラクロムベゼルの色を分ける技術を開発し、2013年に誕生したGMTマスターⅡ。24時間針と回転ベゼルを併用することで、第3時間帯まで把握できる。近い将来の生産終了が予想されており、注目が集まる。ケース径40mm。100m防水。自動巻き。
商品の詳細はこちら1950年代のルミノールからインスピレーションを得たクラシカルなケースに、日付、GMT、最大3日間駆動のパワーリザーブの表示機能を備える自社製のキャリバーP.9012を搭載。リューズプロテクターが圧倒的な存在感を放つ。シースルーバック。ケース径44mm。30気圧防水。自動巻き。
商品の詳細はこちら1930年代に開発した高精度時計をルーツとするシリーズで、縦2インダイヤルのクロノグラフは随一のロングセラーを誇る。シルバーメッキダイヤルに青針を使ったバリエーションが人気No.1。ケース径40.9mm。自動巻き。
商品の詳細はこちらシーマスター史上、革新的な防水スペックと機能的なデザインのダイバーズとして名高い1957年製「シーマスター 300」を、現代技術で復刻。キャリバー8400を搭載し、 1万5000ガウスもの超高耐磁性能を備える。300m防水。自動巻き。
商品の詳細はこちら現在は“スマート”や“ナチュラル”といったキーワードが巷にが目立つ。この流れは時計界にも波及し、ミニマルな3針式が増加傾向にある。もしもパートナーがシンプル好きなら、やはりこういった腕時計を選んだ方が納得されやすいだろう。3針のスポーツウォッチはブラックやシルバーといった定番色の文字盤が多いが、トレンド感もあって日本人男性が好むブルーも存在する。「パイロットウォッチ・マーク18 “プティ・プランス”」は、IWCのロングセラーである航空時計をベースにした、信頼性の高い注目バリエーションだ。読み取りやすいアラビア数字、光の反射を抑える加工を両面に施したレトロなドーム型のサファイア風防、あえて装飾性を省いたデイト表示など、機能優先のデザインは、シンプル好きの女性から好感を持たれる。
大定番のロレックス「エクスプローラーⅠ」も外せない。 探検家向けというコンセプトから開発された特殊時計で、過酷な環境にも適応する。清々しいほどのスタイルは、標高3000m以上の低酸素環境が続く登山中でも視認しやすいように考案したもので、このプロトタイプは、かのエドモンド・ヒラリーが人類初のエベレスト登頂時に携行し、その機能を高く評価したという。そんな逸話も女性を惹きつける魅力になるだろう。
オメガではスポーツとドレス系の中間にあたる「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」が代表格。ドレス系なら、美しいギョシェを活かしたブレゲの「クラシック ツインバレル パワーリザーブ」や、ドレスウォッチの模範と称されるパテック フィリップの「カラトラバ」が簡素で美しい。
伝統的な航空時計の哲学を受け継ぐ、IWCきっての視認性を誇る3針時計。サンテグジュペリ作『星の王子さま』をモチーフにしたロマンチックなモデルで、女性からの支持も厚い。ケース径40mm。6気圧防水。自動巻き。
商品の詳細はこちら3・6・9のみアラビア数字を配した視認性の高い黒文字盤、39mmの着用しやすいSSケース、安心の100m防水など、日常時計として必要な機能だけを備える。一方で2016年にはこのアラビア数字に夜光塗料が施され、かつ時分針が長く太くなるなど実用性の向上に余念がないのはさすがロレックスと言うべきか。シンプルなため、あらゆるシーンで着用可能だ。自動巻き。
商品の詳細はこちらマスター クロノメーター モデルとして2017年に生まれた、150m防水のマリンウォッチ。シースルーバックから眺められるキャリバー8800の搭載で、1万5000ガウスの耐磁性や55時間のパワーリザーブを実現。ケース径38mm。自動巻き。
商品の詳細はこちら見やすさ、 高精度、無駄のない洗練さを追求する「クラシック」。レトロな外見とは異なり、小振りな34mmながら95時間パワーリザーブを備え、その残量駆動時間の表示をシースルーバック側に設けるなど、最新技術が投入されている。手巻き。
商品の詳細はこちら世界3大腕時計ブランドに数えられる名門のエントリーモデルであり、1932年に発売されたオリジナルが持つ機能美を現代に継承するドレスウォッチ。直径38mm、厚さ8.43mmのミニマルなデザインも特徴だ。18KWG。手巻き。
商品の詳細はこちら妻や彼女がアクティブ派なら、スポーツウォッチを提案しよう。デザインはもちろん、クロノグラフなら計測ができるのでスポーツ観戦にも向いており、見た目も若々しいイメージを与える。まずは腕時計とモータースポーツの深い関係を表すシンボル、タグホイヤーの一本を紹介しよう。同社は1970年代にF1フェラーリチームの公式計時を務めるなど、レースからドライバーまで支援してきた。そのバックボーンとノウハウを活かした「カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ」は、2015年の登場から記録的なヒットを続ける。自社ムーブ搭載ながらリーズナブル、スピード感あふれる外観が好評で、とくにスケルトンタイプが好調だ。レーシングモデルならロレックスの「コスモグラフ デイトナ」もお薦めだが、希少で手に入れにくいのが難点。近年はセラミックやカーボンといった新時代のマテリアルを、腕時計のパーツに使うことはめずらしくなくなったが、それらと既存のステンレススチールとを融合したパイオニアといえば、真っ先にウブロがあがる。先日同社も属するLVMHグループの時計部門トップを退いた、ジャン・クロード・ビバー氏が主導して開発された「ビッグ・バン」は、紛れもなくモダンスポーツウォッチに革命をもたらし、他社にも影響を与えた。その後継機もカリスマの哲学が刻まれた、美しく機能的なモデルである。
F1などモーターレース界と古くから繋がりを持つタグ・ホイヤーだから生まれた、スケルトン仕様のレーシング・クロノ。セラミックベゼルにタキメーターを刻印。ケース径45mm。自動巻き。
商品の詳細はこちら2005年に誕生した“フュージョン(融合)”をコンセプトにしたビッグ・バン初号機の後継モデル。ステンレススチールケースにセラミックベゼル、H型チタニウムビス、ラバーストラップを組み合わせたスポーティなデザインが特徴。シースルーバック。ケース径44mm。自動巻き。
商品の詳細はこちらNASA(アメリカ航空宇宙局)の公式装備品であり、同型を宇宙飛行士が着用する。歴代を通して宇宙開発に貢献し、アポロ11号の搭乗員が月面に携行したことから“ムーンウォッチ”の愛称がついた。ケース径42mm。手巻き。
商品の詳細はこちらいわずと知れた超人気クロノグラフで、モデルチェンジが行われてもプレミア相場が崩れない唯一無二の存在。2017年デビューの同モデルは、シリーズ初のセラクロムベゼルを搭載している。ケース径40mm。自動巻き。
商品の詳細はこちら新生ブライトリングの中核を担う航空クロノグラフ。同社が製造していた軍民両用のオンボードクロックなどをモチーフとしており、文字盤デザインやベゼルのポインターにその面影が見える。ケース径43mm。自動巻き。
商品の詳細はこちらクリスマスシーズンにニーズが高まるのがペアモデルだ。いっしょにセレクトするのも楽しいひと時として思い出になるし、男性にとっては腕時計を買う“口実”にもなる!?
女性視点の厳しいモデルチェックをパスする、淑女が好むメンズウォッチを紹介。“有名ブランド好き”“シンプル好き”“スポーツ好き”の3通りの女性の嗜好でジャンル分け。
今どきは腕時計もシェアする時代。ミニマルなミッドサイズモデル1本を共同利用したり、バリエーション違いを日によって交換し合ったりなど、2人なら2倍楽しめる!!
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