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同じブランド・同じ型番の腕時計でも、正規店で買うか並行輸入店で買うか……その選択に悩まれている方が多くいらっしゃるのではないかと思います。

商品自体の販売価格を見れば、国内定価に縛られない並行品がお得であるのは一目瞭然。となると、並行品のデメリットが気になってくるところでしょう。店頭でもよくご質問を受けるのが、ご購入後の修理対応や定期メンテナンス等、いわゆる「アフターサービス」についてです。

今回は、正規品と並行輸入品のオーバーホールにかかる料金等の違いについて、ブランドごとの違いを含めてお答えしていきたいと思います。

高級腕時計 メンテナンス

 

「並行差別」の存在

ブランドによっては、ブティックや百貨店などの国内正規店で購入した顧客のみ入会できる会員サービス制度を導入しています。

こういったブランド側からの並行輸入品との差別化が「並行差別」と呼ばれ、有名どころにブライトリング・ジャパンの「クラブ・ブライトリング」や、タグ・ホイヤーの「エドワードクラブ」等があります。

タグホイヤー エドワードクラブ

出典:https://www.tagheuer.com/

どちらも日本の正規店で時計を購入した際に無料で入会できるサービスで、会員登録をする事でメンテナンス料金の割引や、保証期間の延長などの特典が受けられます。

会員限定のイベントや最新モデルを先行予約できるキャンペーン等も催されていますが、ユーザーがこのような正規店を利用する動機の大部分はやはりこのメンテナンス料金の特別割引にあるでしょう。

また、タグ・ホイヤーを含むLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)傘下の各ブランド(ウブロ・ブルガリ・ゼニス・ルイヴィトンetc)も、会員制の導入は無いながらも明確な並行差別を設けています。

参考記事:正規店、並行店どちらで買うのが得?腕時計お勧め購入ガイド

 

並行差別の無いブランドは、信頼できる並行店での購入が断然お得!

ロレックスパテックフィリップをはじめ、正規品と並行品の修理対応に差を設けていないブランドは多く存在します。

ロレックス パテックフィリップ

ロレックスの時計を正規店で購入するとユーザーの名前が印字されたギャランティカードが発行されますが、修理などのメーカー保証はこの印字の有無に関わらず平等に受けられます。

 

カルティエ カリブル 時計

スウォッチグループに属するブランド(オメガ・ロンジン・ブレゲ etc)や、リシュモン傘下ブランド(カルティエ・IWC・パネライ etc)もアフターメンテナンス時に正規・並行の区別はされません。

 

上記のように、正規と並行のメンテナンス料金差が無いブランドについては、販売価格が割安な並行輸入店で購入するのが断然お得と言えます。

参考記事:時計業界の巨大勢力 スウォッチ、リシュモン、LVMHグループ

 

並行差別の有るブランドも、メーカーオーバーホールを受ける回数を考えると……?

並行店よりも正規店で買ったほうがメンテナンスが安く受けられる、並行差別有りのブランドについては、「メーカーでのメンテナンスを利用するであろう回数」を考えて購入先を選択する事がポイントとなります。

 

ブライトリング ナビタイマー01 A022B01NP(AB0120)を購入した場合

ブライトリング ナビタイマー01 A022B01NP(AB0120)

例えば、ブライトリングの ナビタイマー01 A022B01NP(AB0120) を購入し、メーカーオーバーホールに出す場合の基本料金は、

・正規店で購入の場合(クラブ・ブライトリング会員価格)→40,000円~52,500円

・並行店で購入の場合→80,000円~105,000円

(パーツ交換が必要となった場合は、別途パーツ代が加算されます)

 

上記の通り、クラブ・ブライトリング会員はメンテナンスサービスの利用料金が「半額」となりますので、単純に計算した場合の並行品との差額は40,000円~52,500円

 

次に、同じモデルで新品購入時の商品代金(2017年3月時点)を比較すると

・正規店で購入の場合→メーカー定価 1,080,000円

・並行店で購入の場合→GINZA RASIN販売価格 655,000円

 

正規店と比べ、並行輸入店の販売価格は同じ商品でも425,000円もの差があります。

クラブ・ブライトリング会員料金でオーバーホールを受けた場合にお得になる金額は最大で52,500円。

正規店で買ってメーカーオーバーホールに出し続けた場合の合計金額が、並行店で買ってメーカーオーバーホールに出し続けた場合の合計金額に並ぶのは、32年後

(※通常3~5年に一度必要となるオーバーホールを4年毎に受けたと仮定)

 

ウブロ ビッグバン ウニコ チタニウム セラミック 411.NM.1170.RXを購入した場合

ウブロ ビッグバン ウニコ チタニウム セラミック 411.NM.1170.RX

もう1例、ウブロの ビッグバン ウニコ チタニウム セラミック 411.NM.1170.RX を購入し、メーカーオーバーホールに出す場合も考えてみましょう。

 

メーカーでのオーバーホール料金は、

・正規店で購入の場合→約84,000円

・並行店で購入の場合(基本料金1.5倍)→約126,000円

(パーツ交換が必要となった場合は、別途パーツ代が加算されます)

並行品との差額は42,000円

 

次に、新品購入時の商品代金(2017年6月時点)を比較すると

・正規店で購入の場合→メーカー定価 2,278,800円

・並行店で購入の場合→GINZA RASIN販売価格 1,469,000 円

 

正規店と並行店の販売価格の差は809,800円!

こちらも単純な計算ですが、正規店で購入した場合、約19回オーバーホールをすると、並行店で購入してメーカーにオーバーホール依頼をし続けた場合と同じくらいの投資になるようです……。

4年毎に依頼し続けると、並行店で購入した場合の差額と並ぶまでには76年

時計は一生モノと言いますが、あまり現実的な数字ではないというのが正直な感想です。

 

並行輸入品は金銭的にメリットが大きい

不確定な未来への投資として定価で購入するか、今の自分に無理の無い金額でお得に買って楽しむか。

正規店で購入する理由はアフターサービスだけではない、という方もいらっしゃるので一概には言えません。

しかし時計1本にかかる金額を単純に考えると、並行輸入品には、たとえメンテナンス料金の違いを顧みても余りあるメリットがあると分かります。

時計 並行輸入品

 

メーカーに依頼せず、提携工房でのオーバーホールも可能

尚、並行差別の有無に関わらず、殆どの有名ブランドの機械式時計がメーカー以外の修理工房にてオーバーホールを受けられます。

多くの高級ブランドへ汎用ムーブメントを提供している事で有名なETA社製を含め、各社独自のムーブメントでも、機械式時計を熟知した職人が在中する工房にて適正価格でメンテナンスが行われているのです。

高級腕時計 メンテナンス

例に挙げたブライトリングのナビタイマーでも、当店提携工房では25,000円~35,000円程度でオーバーホール可能。

大幅なパーツ交換が必要となったり、余程複雑な機構でなければ、50,000円以下でオーバーホールができる時計が殆どです。

前項のメーカー金額例と計算が不要となってしまいますが、同じ時計を安く購入し、安くメンテナンスを受けることができるのです。

 

並行品の修理を受け付けないフランクミュラーも、提携工房で問題無く修理やオーバーホールを承っています。

エドワードクラブ入会でメーカーオーバーホール料金が30%割引となるタグホイヤーも、自社製・他社製ムーブメント問わず現行のモデルはほぼメーカー外でメンテナンスが可能というのが現状です。

 

まとめ

・正規と並行で修理料金に差の無いブランドは、並行店で買うのが断然お得!

→ロレックス・パテックフィリップ・スウォッチグループ(オメガ・ロンジン・ブレゲ etc)・リシュモン傘下(カルティエ・IWC・パネライ etc)等

 

・並行差別のあるブランドも、メーカーでメンテナンスを受ける回数と購入金額の差を考えると並行店がお得!

→ブライトリング・LVMH傘下(タグホイヤー・ウブロ・ブルガリ・ゼニス・ルイヴィトンetc)・フランクミュラー 等

 

また、並行店で購入した時計は、何年か楽しんでから購入した店舗へ持ち込むと、別の時計へお得に買い替えができるメリットもあります。

着けたい時計も、立場やライフステージによって変化してくるもの。

修理費用については販売員に聞きづらかったり、その時が来たら考えればいいと思われる方もいらっしゃいますが、事前におおよそを把握して頂いた上で安心してお気に入りの時計を選んで頂けたらと思います!

 

※当記事掲載情報は2017年6月現在のものです

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