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アンティーク時計, オメガ, その他, 田所孝允

オメガ ジュネーブのお勧めモデル8選~あの日憧れたアンティーク時計~

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ジュネーブは1950年~70年代にかけて製造されたオメガの古き良き時計です。

現在はオメガのアンティークウォッチとして扱われ、今のオメガにはないデザイン性から40代以上の男性を中心に密かに人気を博しています。

現行モデルと比較すると流行りのモデルであるわけでもなく、実用性が高いわけでもない。

しかし、ジュネーブを所有している方の満足感は高く、買ってよかったという声もよく聞きます。

何故、それ程までにジュネーブは愛されてるのか?

今回はその理由について解説してきたいと思います。

オメガ ジュネーブ

 

オメガ ジュネーブってどんなモデル?

オメガ ジュネーブは1950年~70年代ごろに製造されたラウンド型の時計です。
薄いベゼルに大きな文字盤というシンプルなデザイン性を持ち、定番ドレスウォッチとして支持を受けてきた歴史があります。

派手さはないものの飽きのこない仕上がりになっており、様々なバリエーションが展開されました。

オメガ ジュネーブ

ジュネーブは当時のオメガでは「エントリーモデル」として発売されたモデルです。

ただ、現代のエントリーモデルと比較すると性能は極めて高く、価格に関しても高価な時計だったといいます。

1964年頃のジュネーブを例にすると、同モデルの当時の価格は約3万5000円(現在の価格でいうと35万円程度)。同年の大卒平均初任給2万1200円の約1.5倍の価格です。

買いたくても手が届かなかった方も多く、ジュネーブを手にしようとしている方の中には、若いころに憧れた時計を一度手にしてみたいと思われている方もいることでしょう。

 

オメガ ジュネーブの魅力

どれだけの時が経っても身に着けてたくなるジュネーブ。

デザインやバリエーションに優れることは勿論のこと、「価値が高いのに価格が安い」「所有欲を満たせる時計」であることもジュネーブが支持される理由です。

 

価値が高いのに価格が安い

ジュネーブはアンティークウォッチの中でも高性能ムーブが楽しめるモデルです。

Cal.562、Cal.565、Cal.920、Cal.1012…

年代によって搭載ムーブは異なりますが、精度・耐久性・実用性、どれを取っても高いスペックを誇ります。

裏蓋を開けた時に見える視覚的な美しさにも定評があり、完成度は当時のロレックスを凌駕するほど。

オメガ ジュネーブ

デザインもスペックも優れるアンティークウォッチであれば、大きく価格高騰してもおかしくありません。

しかし、アンティーク市場でのオメガの評価は、一部のモデルを除きそこまで高くないのが現状です。

特にジュネーブでプレミアがついているモデルは少なく、どのモデルもかなりリーズナブルな価格で取引されています。

 

高騰しない理由としては、市場流通量が多かったため、希少価値が出ずらいのではないかと考えられます。

もっと高い評価を受けてよい時計ではありますが、どのモデルも10万円以下で買えてしまうのが現状です。

価値が高いのに価格が安い。

価格と価値のバランスが合っていない時計という印象を受けますが、買い手からすれば実にお得な時計だといえます。

 

 

所有欲を満たせる時計であること

「旧型のほうが好き」「昔使ったあのモデルが忘れられない」など、新型より旧型に魅力を感じる方は少なくありませんが、その中でも性能とコスパに優れるジュネーブはアンティークオメガの狙い目モデルとして特に人気です。

オメガ ジュネーブ 136.0102 アンティーク

これはアンティーク時計全般に当てはまりますが、「他人と異なる自分だけの時計であること」もジュネーブの魅力の一つです。

アンティーク時計は1点ものではありませんが、他人と全く同じものを買ってしまうことは殆どありません。

自分だけの時計という満足感に加え、ジュネーブならではの優れた性能を持つムーブメントとクラシカルなデザイン。

当時高嶺の花として君臨していたモデルであることも踏まえ、手にした方の所有欲を大きく満たしてくれることでしょう。

 

 

オメガ ジュネーブのお勧めモデル8選

ジュネーブは3針+デイト表示というシンプルな機能性を有するモデルが大半を占めますが、発売年によって搭載ムーブメントやデザインが異なります。

今回はその中でも特に狙い目のモデルを紹介していきます。

 

①オメガ ジュネーブ 166.0173 アンティーク

オメガ ジュネーブ 166.0173 アンティーク

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:シルバー
インデックス:バー
針:ペンシル
ムーブメント:自動巻きCal.1012

ケースにステンレススティールを採用したジュネーブらしいシンプルな一本。シルバーダイアル&アップライトのバーインデックスの組み合わせは、飽きのこない仕上がりです。

1970年代の製造と推察される個体ですが、28,800振動/毎時の自動巻きCal.1012が搭載されており、当時のオメガの高い技術力が垣間見れます。

オメガ ジュネーブ 166.0173 アンティーク

ケース径は36mm。現代のトレンドより少し小さめですが、逆にこれが上品に見えます。

年代モノの時計ですが、状態のよい個体が多く、まだまだ現役でお使いいただけるはずです。

状態がイマイチな個体から保存状態のよい個体まで様々な個体が出回っていますが、中には3万円台から購入できる個体も存在します。低コストでジュネーブを楽しみたいという方に特にお勧めしたいモデルです。

 

②オメガ ジュネーブ 166099 アンティーク

オメガ ジュネーブ 166099 アンティーク

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:35mm
文字盤:シルバー
インデックス:バー
針:ペンシル
ムーブメント:自動巻きCal.1481

リューズを押し込むことで日付をチェンジさせる珍しいタイプのムーブメントCal.1481を搭載したジュネーブ。リューズ、バックルにΩマーク、風防中央にΩ透かしが入っている古き良き名作です。

シルバーダイアルにアップライトインデックス。針には美しいペンシル仕様が使われています。

オメガ ジュネーブ 166099 アンティーク

ケースサイズは35mm。シンプルなデザインであるため、様々なシーンに違和感なくお使い頂けます。

角ばりのあるディティールも特徴的で、風防はドーム型のプラスチック風防です。

中古相場は4万円~8万円といったところ。状態が良い個体でも10万円以下で買うことができます。

 

③オメガ ジュネーブ 166.070 アンティーク

オメガ ジュネーブ 166.0173 アンティーク

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:35mm
文字盤:シルバー
インデックス:バー
針:ペンシル
ムーブメント:自動巻きCal.565

ジュネーブらしいシンプルなラウンドケースに視認性の高いデイトを備えた名モデルです。搭載ムーブメントには耐久性が高く高精度が出せるCal.565が搭載されており、今なお高い評価を得ています。

1970年代に製造されたモデルですが、この年代のモデルは誰にでも使いやすいデザインとなっており、アンティーク時計初心者の方でも安心してお使いいただけます。

オメガ ジュネーブ 166.070 アンティーク

蓋を開けてみるとCal.565の趣のある姿が垣間見れます。

地板に赤色金メッキを施しているのが特徴で、500番台キャリバーの中で最終ムーブメントに当たります。

中古相場は状態次第ですが概ね5万円程度です。

 

④オメガ ジュネーブ カレンダー オートマチック 147032 アンティーク

オメガ ジュネーブ カレンダー オートマチック 147032 アンティーク

素材:K18イエローゴールド
ケースサイズ:33mm
文字盤:シルバー
インデックス:バー
針:ドルフィン
ムーブメント:自動巻きCal.562

1959年頃に製造されたジュネーブの中でも特に古いアンティーク時計です。33mm径と小柄なモデルですが、ケース素材には18Kイエローゴールドが配され、高貴な輝きを放ちます。

レトロなデザインも高い評価を獲得しており、センターセコンドの3針・カレンダー・ドルフィン針の組み合わせはアンティークファンの心をくすぐります。

オメガ ジュネーブ カレンダー オートマチック 147032 アンティーク

ケースは薄型設計で作られ、緩やかな弧を描くプラスチック風防は147032が持つ上品なディティールをより強調させます。針の下に配されたジュネーブロゴが美しい筆記体になっていることも見逃せないポイントです。

オメガ ジュネーブ カレンダー オートマチック 147032 アンティーク

自動巻きCal.562はオメガの技術が詰まった美しき名機。現行のオメガでは味わえないヴィンテージ感溢れる意匠が楽しめます。

状態が良い個体は未だに20万円を超える価値があり、今となってはジュネーブの中では1.2位を争う高額モデルです。

 

⑤オメガ ジュネーブ 166.163 アンティーク

オメガ ジュネーブ 166.163 アンティーク

素材:18Kイエローゴールド
ケースサイズ:35mm
文字盤:ゴールド
インデックス:バー
針:ペンシル
ムーブメント:自動巻きCal.1012

147032と同じく18Kゴールドケースを採用した高級感のあるアンティーク時計。三針+カレンダーの実用性の高いデザインとなっており、時分針はペンシル型、黒い秒針がアクセントとなっています。

渋みのあるデザインであるため、60代以上の男性によく似合うと思います。

オメガ ジュネーブ 166.163 アンティーク

1972年頃に製造された166.163は厚みのあるプラスチック風防が採用されています。現行モデルではなかなか味わえない趣があり、これも166.163の魅力です。

オメガ ジュネーブ 166.163 アンティーク

ムーブメントにはCal1012を搭載。裏蓋をあけるとそこには機械式時計でしか味わえないロマン溢れる世界が広がります。

価格に関しては18Kゴールドが採用されているだけあり、ステンレスモデルよりはやや高めの相場。

ただ、ゴールドモデルとしては実にお得なモデルであることには違いありません。

 

⑥オメガ ジュネーブ 166.0164 アンティーク

オメガ ジュネーブ 166.0164 アンティーク

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径37mm
文字盤:シルバー
インデックス:バー
針:ペンシル
ムーブメント:自動巻きCal.1012

1973年製のジュネーブ。定番のラウンド型ではなく、オールド感のあるスクエアケースが採用された変わり種です。パネライを彷彿とさせるミリタリー感溢れるデザインが人気を呼び、現在密かにその価値が高まっています。

オメガ ジュネーブ 166.0164 アンティーク

裏蓋にはスクリューバックが採用。オメガマークの刻印があります。

視認性も良く日付機能付きですので実用性があり、初めてのアンティークウォッチの方にもおすすめです。

中古相場は7万~8万程度となっています。

 

⑦オメガ ジュネーブ ST166.721 アンティーク

オメガ ジュネーブ ST166.721 アンティーク

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 36.5mm
文字盤:グレー
インデックス:バー
針:バー
ムーブメント:自動巻きCal.565

ジュネーブの中において異色のモデルといえるST166.721。近未来的なデザインで作られており、グレーダイアル上に配されたバーインデックスとオメガマークが強い存在感を放ちます。

オメガ ジュネーブ ST166.721 アンティーク

ケース直径は36.5mm。リューズにもオメガマークがあり、メッシュブレスによって滑らかに腕にフィットします。

1960~1970年頃製造ですが、新しさとヴィンテージな魅力を秘めた個性的な一本です。

ジュネーブの中ではトップクラスの需要があり、状態の良い個体を求めるコアなファンも多く存在します。

 

⑧オメガ ジュネーブ クロノストップ 145.009 アンティーク

オメガ ジュネーブ クロノストップ 145.009 アンティーク

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 34mm
文字盤:ブルー
インデックス:バー
針:ペンシル
ムーブメント:手巻きCal.920

最後に紹介するのは積算計を持たないシンプルなクロノグラフを備えたジュネーブ クロノストップ。2時のプッシュボタンで「スタート」と「ストップ&リセット」を交互に繰り返すワンプッシュクロノグラフです。

 

オメガ ジュネーブ クロノストップ 145.009 アンティーク

コロンとした丸形ケースにさわやかなブルー文字盤。アンティークウォッチとは思えない洗練された雰囲気を放ちます。

オメガ ジュネーブ クロノストップ 145.009 アンティーク

ムーブメントには手巻きCal.920を搭載。このムーブメントはオメガのクロノグラフの原点であり、世界中で愛された名機です。真のアンティーク好きに相応しい魅惑の一本だといえます。

 

 

まとめ

ジュネーブはオメガが作り上げた古き良き名作です。

クラシカルなデザインに高性能ムーブメント。サイズ感も程よく、アンティークウォッチとは思えないスペックを誇ります。

特にムーブメントの素晴らしさはアンティークウォッチ随一なものがあり、これ程まで安価に買えることが不思議なくらいです。

「あの時手に入れることができなかった」「この時計に憧れていた」

このような思いを胸に秘めている方にとって、今はジュネーブを安く手に入れるチャンスです。

状態の良い個体を見つけたら是非購入されてみてはいかがでしょうか?

 

オメガのご購入はこちら

 

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この記事を監修してくれた時計博士

田所 孝允(たどころ たかまさ)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 販売部門 営業物流部長/p>

1979年生まれ 神奈川県出身
ヒコみづのジュエリーカレッジ ウォッチメーカーコース卒業後、かねてより興味のあったアンティークウォッチの世界へ進む。 接客販売や広報などを経験した後に店長を務める。GINZA RASIN入社後は仕入れ・買取・商品管理などの業務に従事する。 未だにアンティークウォッチの査定が来るとついついときめいてしまうのは、アンティーク好きの性分か。
時計業界歴18年。

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