loading
Now Loading...
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook
  • Instagram
  • weibo
  • WeChat

WEBマガジン, ブレゲ, ラグジュアリーモデル特集, 新美貴之, 腕時計選びのためのお勧め記事

ワンランク上の時計ならブレゲ クラシックを!名門ブランドが放つ至極の銘品とは

  • にほんブログ村

ブレゲ クラシック

ブレゲは、天才時計師アブラアン・ルイ・ブレゲの意志を受け継ぐブランドです。

時計上級者や時計通の方から特に人気の高いブランドであり、そのなかでもクラシックはブレゲを代表するモデルです。

過去のクラシカルな名作をモチーフにしながら、ブレゲの作り出した意匠を存分に堪能できるため、同社のDNAが色濃く流れるモデルとも言われています。

しかし特別な機構を搭載しているわけでもなく、デザインも一見シンプルなクラシックがなぜ、ここまで時計通の心をつかんでいるのでしょうか。

この記事では、クラシックの歴史やその魅力を解説します。人気モデルとあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

ブレゲ クラシックとは?

ブレゲのクラシックの魅力を語る前に、ブレゲについて改めて復習しておきましょう。

1775年に創業したブレゲは、現在の世界5代時計ブランドの一つとして知られています。創業者であるアブラアン・ルイ・ブレゲは、時計機構の約70%を生み出したとされ、機構だけでなくブレゲ針やギョーシェ彫、ブレゲ数字、コインエッジなど美しい意匠を生み出し、「時計界のレオナルドダヴィンチ」「時計の歴史を200年早めた」などと呼ばれることもあります。

時計機構としての素晴らしさはもちろん、美しいデザインが特徴的なブレゲの名作は数多くの歴史的著名人から愛されてきた歴史を有します。過去の顧客名簿には、ナポレオン皇帝やマリー・アントワネットといった人物が名を連ねてきました。

ブレゲ クラシック

そんなブレゲを代表するモデルがクラシックです。シンプルなデザインながらも、ブレゲ針やブレゲ数字、ギョーシェ彫などダイアルの装飾の美しさを堪能できるモデルです。創業者であるアブラアン・ルイ・ブレゲが18世紀末に作った時計にインスピレーションを受けて、1972年に誕生しました。

アブラアン・ルイ・ブレゲが生み出した時計機構はもちろん、ギョーシェ彫の文字盤やブレゲ針、ブレゲ数字、そしてコインエッジなど200年以上の時が経った今でもその血脈を受け継ぐクラシックは、同社にとって特別な存在であることがおわかり頂けるでしょう。

 

ブレゲ クラシックの魅力

ブレゲ クラシック

ブレゲのクラシックの魅力は、何と言ってもその極限までに磨き上げられた、シンプルな美しさでしょう。

無駄な機能やデザインを排除することで、ブレゲが培ってきたデザイン性と時計の機構としての美しさが引き立っています。

特にギョーシェ彫を施した文字盤は、他のブランドでも多数採用していますが、ブレゲのこだわりは群を抜いています。と言うのも、一般的にギョーシェ装飾は機械で加工することが多いのですが、ブレゲは伝統的なギョーシェ彫機を使い、職人による手作業で製作されています。ギョーシェ彫機は100年以上も前に設計製造されたものであり、10分の1mm単位という細かなモチーフをダイアル上に刻むことができます。

ギョーシェには「パリの爪」という意味のクル・ド・パリ、石畳のようなパヴェ・ド・パリ、太陽光線のようなソレイユ、麦の穂を思わせるバーリーコーンなど様々な種類がありますが、いずれもブレゲ製品ではきわめて美しい仕上がりとなっています。

ブレゲ 2020年新作 クラシック

出典:https://www.facebook.com/pg/MontresBreguet/photos/?ref=page_internal

百聞は一見に如かず。こちらのRef.7137をご覧下さい。ちなみにRef.7137は2020年にリリースされた最新作ですが、アブラアン・ルイ・ブレゲが1794年に製作した「ペルペチュエルNo.5」を源流としています。

こちらのモデルも注目すべきポイントは、文字盤です。

オフセンターダイアルは2時位置にムーンフェイズ、6時位置にポインターデイト、10~11時位置にパワーリザーブインジケーターという絶妙なバランスを保っています。さらに前述したブレゲの伝統的ギョーシェ彫が施されていますが、クル・ド・パリ、ダミエ、パニエ、バーリーコーンと複数種類のギョーシェ彫が一つの文字盤で楽しむことができます。

このように現在のクラシックは、創業者のアブラアン・ルイ・ブレゲの作り出した技術や意匠を引き継ぎ、シンプルながらも唯一無二の美しさを獲得しています。

 

ブレゲ クラシック 人気モデル5選

ブレゲクラシックのなかで特に人気のモデルを5つご紹介します。

 

①ブレゲ  クラシック 5207BB/12/9V6

ブレゲ クラシック 5207 5207BB/12/9V6

素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:直径39mm×厚さ9.85mm
全重量:95g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマ
ムーブメント:自動巻き キャリバー516DRSR
パワーリザーブ:65時間
防水性能:30m

クラシック 5207BB/12/9V6は、アブラアン・ルイ・ブレゲの作品からインスピレーションを受けデザインされたモデルです。ホワイトゴールドのケースに12時位置にパワーリザーブを、6時位置にレトログラード式のスモールセコンドを同一線上に配置し、シンメトリーなデザインになっています。

また文字盤のブレゲ針、ギョーシェ彫、ケース側面のコインエッジと、ブレゲの魅力である意匠がこの1本に詰まっています。

ブレゲ クラシック 5207 5207BB/12/9V6

ケースサイズは39mmとクラシックのなかでは比較的大きめサイズ。シースルーの裏蓋からは最新技術のシリコン製のアンクルとヒゲゼンマイを搭載したキャリバー516DRSRが覗くことができます。65時間の長時間パワーリザーブも嬉しいポイントです。

シンプルながらも細かな部分にこだわった時計でスーツやジャケットにピッタリの時計です。

 

②ブレゲ クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ 3137BA/11/286

ブレゲ クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ 3137BA/11/286

素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径36mm×厚さ7mm
全重量:59g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマ
ムーブメント:自動巻き キャリバー502DR
パワーリザーブ:約46時間
防水性能:30m

3137BA/11/286は、オリジナルブレゲの名作「No.5」を引き継いだデザインです。ケース側面のコインエッジ、文字盤に施されたギョーシェ彫、ブレゲ針など、イエローゴールドのケースにブレゲの魅力がつまっています。

また文字盤にはレトログラード式のパワーリザーブ、日付表示、ムーンフェイズ機構が搭載されており、美しいデザインだけではなく実用的な機能を備えているのも嬉しいポイント。

ブレゲ クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ 3137BA/11/286

シースルーの裏蓋からは、自動巻きムーブメントキャリバー502DRに施された見事な彫金を鑑賞することができます。

 

③ブレゲ クラシック クラシック 7147BR/12/9WU

ブレゲ クラシック 7147BR/12/9WU

素材:ローズゴールド
ケースサイズ:直径40mm×厚さ6.47mm
全重量:71g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマ
ムーブメント:自動巻き キャリバー502.3SD
パワーリザーブ:約45時間
防水性能:30m

2016年発表のモデルで、現行のクラシックの代表作の一つと言われています。5時半の位置に配置されたスモールセコンドが特徴です。文字盤にはブレゲの代名詞であるギョーシェ彫が施されています。ギョーシェ彫は、全体にはクル・ド・パリが、そしてスモールセコンドにはダミエ柄と、異なるギョーシェ彫が施されており、ブレゲの技術力の高さが伺えます。ギョーシェ彫に青焼きのブレゲ針、そしてケース側面のコインエッジと気品のあるデザインに仕上がっています。

ブレゲ クラシック 7147BR/12/9WU

搭載の自動巻きムーブメントはキャリバー502.3SD。このキャリバーの源流となっているのは、1970年のフレデリック・ピゲCal.70。このフレデリックピゲ製ムーブメントは傑出した名機で、基本設計が今なお大きく変わっていません。50年も前に2.4mmという薄さを実現しており、いかに優れた機械であるかがおわかり頂けるでしょう。

もっとも基本設計が変わっていないとは言え、クラシックに搭載されるキャリバー502.3SDには耐磁性、温度変化耐性、等時性に優れたフリースプラング・テンプにシリコン製ヘアスプリングと、最新技術を搭載しています。自動巻きローターはオフセンターになっており、ここにもギョーシェ彫が施されています。

 

④ブレゲ クラシック クロノグラフ 3237BA/12/286

ブレゲ クラシック クロノグラフ 3237BA/12/286

素材:イエローゴールド
ケースサイズ:直径36mm×厚さ10mm
全重量:73g
文字盤:シルバー
インデックス:ローマ
ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:約40時間
防水性能:生活防水

3237BA/12/286は、2カウンター式クロノグラフを搭載したモデルで、1970年代のブレゲ再興の初期モデルです。ブルースチールブレゲ針やケース側面のコインエッジなど、ブレゲの意匠を堪能でき、シンプルながらも細部までデザインにこだわり抜かれている1本です。ケースサイズは36mmと小ぶりでまさに「クラシック」。一方でイエローゴールドのケースは印象的であり、存在感を醸し出します。

ブレゲ クラシック クロノグラフ 3237BA/12/286

シースルーの裏蓋からは、レマニア製のコラムホイールを持つ美しい手巻き式ムーブメントを見ることができます。このムーブメントはパテックフィリップといった時計ブランドにも供給されていた定評のあるムーブメントです。希少なオールドムーブメントであり、ロービートの大きなテンプやチラネジ、ピラーホイールなど見ごたえのあるムーブメントです。

 

⑤ブレゲ クラシック 5177BB/2Y/9V6

ブレゲ クラシック 5177BB/2Y/9V6

素材:ホワイトゴールド
ケースサイズ:直径38mm×厚さ8.8mm
全重量:65g
文字盤:ブラック
インデックス:アラビア
ムーブメント:自動巻き キャリバー777Q
パワーリザーブ:約55時間
防水性能:30m

クラシック5177BB/2Y/9V6は、2017年に銀座ブティック10周年の記念モデルとして10本限定で製作されたモデルにデイト機能を搭載し2019年に発表されました。

印象的な深いブルーの文字盤は、グラン・フーエナメル文字盤と呼ばれるもの。通常のエナメル文字盤よりも高温で焼き上げを行うため高い技術力が必要とされます。その深いブルーの文字盤には、ロジウムメッキされた視認性の高いブレゲ針とブレゲ数字が配されています。

ブレゲ クラシック 5177BB/2Y/9V6

搭載ムーブメントCal.777Qは、シリコン製のフリースプラング・テンプ、ガンギ車、アンクルを採用しています。

エナメル文字盤ですが裏を覗けばローターにギョーシェ彫やペラルージュ装飾が施されていることが見てとれますね。パワーリザーブ55時間と実用性に優れているのも魅力です。

 

まとめ

ブレゲ クラシックの魅力を解説しました。

ブレゲのクラシックは、創業者であるアブラアン・ルイ・ブレゲの作り上げた時計機構、そしてシンプルにすることで極限の美しさを開拓するという想いを引き継いでいるモデルです。

ギョーシェ彫やブレゲ針、ブレゲ数字、コインエッジなどブレゲの生み出した素晴らしい意匠を1本で堪能できる贅沢なモデルです。また最新のモデルでは、シリコン素材といった最先端の技術を使ったムーブメントを搭載しており、多くのモデルはシースルーの裏蓋からその美しさを堪能することができます。

またブレゲクラシックは、ブランドの初期の名作である懐中時計をモチーフにして、最新の技術を盛り込んだ充実した機能性を備えた時計を作り出しています。伝統的な意匠と最新技術のムーブメントを盛り込んだ、魅力的なモデルと言えるでしょう。

ぜひブレゲの魅力が詰まったクラシックモデルを堪能してみてはいかがでしょうか。

 

ブレゲのご購入はこちら

 

あわせて読みたい関連記事

 

この記事を監修してくれた時計博士

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

監修記事一覧

  • ロイヤルオークの選び方~定番モデルとオフショアクロノの違い~

  • オメガ スピードマスターの基幹モデル・プロフェッショナルを解説!

  • 正規店、並行店どちらで買うのが得?腕時計お勧め購入ガイド

  • セイコー アストロンはどんな時計?魅力や人気モデルまとめました

監修記事一覧 >>監修者一覧 >>


WEBマガジンのブログ一覧


WATCHES AND WONDERS2024

買取専門WEBマガジン
販売サイトへ
買取サイトへ

中央通り店
メンテナンスガイド
腕時計入門ガイド

 

人気記事ランキング

ページトップへ