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ロレックスの強みは枚挙に暇がありませんが、そのうちの一つに、ロングセラーモデルを多数持つことが挙げられます。
各モデルでたくさんのファンを持つこと、早い段階から実用時計の製造技術を確立していたこと、長い年月をかけて信頼を築いてきたことなど、ロレックスならではの強みと言えます。

そんなロレックスのロングセラー。なんと、50年以上続くものが7つ!
ロレックスは節々で特別モデルを発表しますが、50周年を祝して作られた記念モデルはとりわけ人気と注目を集めます。

この記事では、そんな50周年記念モデルをまとめてご紹介いたします。

アニバーサリートップ

1.ロレックス 50周年記念モデル特集 デイトナ

言わずと知れたロレックスの最上位機種・デイトナ。
圧倒的なまでに洗練されたカッコよさで、絶大な人気を誇ります。

デイトナは1963年、アメリカで最も著名なカーレース「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」にちなんで命名されました。

そのあまりの人気ゆえ、正規店では常に在庫不足、相場が定価を大きく上回ることでも有名です。

コスモグラフ デイトナ Ref.116506

116506 116506サイド

基本スペック
型番:116506
商品名:コスモグラフ デイトナ
材質:プラチナ
ダイアルカラー:アイスブルー
ケース径:40mm
ムーブメント:Cal.4130
パワーリザーブ:約72時間
防水性能:100m

2013年バーゼルワールドで発表された、50周年記念モデル。
デイトナ初、そしてスポーツモデルにおいても初めてのプラチナモデルとして堂々誕生しました。

デイトナ特有のタキメーターが刻まれたベゼル、3つのインダイアルなど基本的なデザインはそのままですが、プラチナモデルにのみ採用されるアイスブルーダイアルが最も印象的。

デイトナ、しかもプラチナとくれば、その定価は驚きの7,344,000円!
中古相場であっても500万円はゆうに超えます。

チェスナット(栗色)のセラクロム製ベゼルやインダイアルのラッカー塗装リングも、この記念モデルのための特別色。

116506ダイアル

出典:https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/m116506-0001.html

プラチナ特有の重量感が、50周年にふさわしいものとなっています。

2.ロレックス 50周年記念モデル特集 サブマリーナ

世界初のダイバーズウオッチとして1953年に誕生したサブマリーナ。
ロレックスのスポーツラインの中で1位・2位の人気を誇るだけでなく、ダイビングツールとしての原型を作り、ダイバーズウオッチの代名詞的存在をも担います。

また、非常に多くのリファレンスを有し、「赤サブ」や「軍サブ」、「Wネーム」といった希少性の高いモデルが数多く存在、コレクターズアイテムとしても有名です。

サブマリーナ Ref.16610LV

16610LV 16610LVサイド

基本スペック
型番:16610LV
商品名:サブマリーナ デイト
材質:ステンレススチール
ダイアルカラー:ブラック
ケース径:40mm
ムーブメント:Cal.3135
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:300m

ロレックスのコーポレートカラーである鮮やかなグリーンから、「グリーンサブ」の通称を持つこの記念モデル。
ちなみにリファレンスのLVはフランス語Lunette Vert―グリーンベゼル―を意味しています。
グリーンを基調にするという斬新なデザインは限定生産と思われましたがそのまま定番に、また、記念モデルにグリーンを採用する先駆け的存在にもなりました。

2003年バーゼルワールドで発表され、その後わずか7年生産にもかかわらずマイナーチェンジが繰り返されていることも他の記念モデルにはない特徴。
その変化はマニアによっていくつかに分類され、とりわけ初期の頃に生産された、ファット4(ベゼルの「40」のフォントが台形のようになっている)やワイドスイス(ダイアル6時位置の「SWISS」と「MADE」の間隔が広い)、ビッグスイス(ダイアル6時位置のSWISS MADEが大きい)などは非常に希少性が高く、中古相場では100万円を超えます。

■ファット4 ワイドスイス

ファット4 ワイドスイス

■ビッグスイス

ビッグスイス

3.ロレックス 50周年記念モデル特集 シードゥエラー

サブマリーナの上級モデルとして1967年に発表されたシードゥエラー。
腕時計の防水技術に他社とは一線を画していたロレックスがさらに海洋調査会社コメックスと共同開発を行い、サブマリーナの2倍以上の610m防水を実現、現行モデルは1220m防水まで達成しています。

9時位置のヘリウムガスエスケープバルブなどプロスペックを有するだけでなく、ブラックを基調としたカッコよさからロレックス市場でも常に中心として人気を博すスポーツモデル。

2008年にいったん生産終了したことも、相場を上げる一因となりました。

シードゥエラー Ref.126600

126600正面126600サイド126600サイド

基本スペック
型番:126600
商品名:シードゥエラー43
材質:ステンレススチール
ダイアルカラー:ブラック
ケース径:43㎜
ムーブメント:Cal.3235
パワーリザーブ:約70時間
防水性能:1220m

その他:セラミック製の逆回転防止ベゼル。
ヘリウム排出バルブ・三重密閉構造の防水システムが施されたトリプロックリューズ搭載。

今年、2017年のバーゼルワールド。最も話題となったことは、このシードゥエラーの50周年記念モデルではないでしょうか。

ロレックスのモデルチェンジは基本的に初代のデザインを大切にしたもので、内部や外装に細かなブラッシュアップが加えられます。
そのマイナーチェンジに希少性を見出されることもロレックス人気ならではの現象ですが、中でもシードゥエラーの「赤シード」は初代モデルのさらに初期にのみ生産されたレアデザイン。
ダイアル6時のモデル表記が赤くなっており、ヴィンテージロレックスの中でもファン垂涎のものでした。

そんな赤シードが、50周年の節目に復活。
さらに、従来のモデルでは40㎜だったケースサイズを、この新作では43㎜へと変更。
ムーブメントにも新世代Cal.3235を搭載し、ロレックスが「時計製造技術の最先端」と自負しています。

ロレックス シードゥエラー 126600

ロレックス シードゥエラー Ref.126600

4.ロレックス 50周年記念モデル特集 GMTマスター

GMTマスターはロレックス唯一のパイロットウォッチとして、GMT機能を搭載しています。
GMTマスターとは、回転ベゼルや24時間針を使用してホームタイムとは異なる他国の時刻を同時に確認することができる機能のことで、防水性能同様ロレックスが他社に先鞭をつけた技術です。

GMTマスターにはGMTマスターIとGMTマスターIIという2つの系譜が存在し、GMTマスターIは異なる2つの時刻を同時に確認できるモデルで1955年~1999年にかけて生産。
GMTマスターIIは3か所の時刻を同時に確認でき、現在はGMTマスターIIのみのラインナップとなっています。

GMTマスターⅡ Ref.116718LN

116718LN
出典:https://www.rolex.com/watches/gmt-master-ii/m116718ln-0002.html

基本スペック
型番:116718LN
商品名:GMTマスターⅡ
材質:イエローゴールド
ダイアルカラー:グリーン
ケース径:40㎜
ムーブメント:Cal.3186
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m

生誕50周年に、GMTマスターは大きくモデルチェンジしました。
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンダイアルに金無垢というゴージャスなデザインはもちろん話題となりましたが、機能面・外装ともに改良が加えられています。

最も特筆すべきはパラクロムヒゲゼンマイ。
ロレックスが開発・特許を取得している技術で、現在では多くのムーブメントに装備されていますが、このRef.116718LNが最初の搭載となりました。
温度変化や磁力に強く、精度も非常に優れています。

キャリバー3186

出典:https://www.rolex.com/watches/gmt-master-ii/m116718ln-0002.html

また、デイトナなどのスポーツラインで採用されるセラクロムベゼルを2007年初めて搭載したのもこの記念モデル。
これにより、エクスプローラーやサブマリーナほどの人気はなかったGMTマスターが一気に注目を集め、定番モデルの仲間入りを果たしました。

5.ロレックス 50周年記念モデル特集 デイデイト

デイデイトは、よりゴージャスに、よりラグジュアリーにというコンセプトのもと、ロレックスの最高峰モデルとして1956年に誕生しました。
全ての素材に金無垢またはプラチナが用いられています。
素材のみならず、ベゼルにはダイヤを散りばめたものやフルーテッドタイプを展開。また、独特のプレジデントブレスは高級感抜群です。

ムーブメントにはクロノメーター規格のCal.3155が採用、日付・曜日表示と合わせて他スポーツモデルと同様に高い実用性を備えていることに、ロレックスの美技に妥協しない矜持が垣間みえます。

デイデイト36 Ref.118348

118348
出典:https://www.rolex.com/ja/watches/day-date/m118348-0054.html

基本スペック
型番:118348
商品名:デイデイト36
材質:イエローゴールド
ダイアルカラー:グリーン,パヴェダイヤモンド
ケース径:36㎜
ムーブメント:Cal.3155
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m

“富と成功の証”とも言われるデイデイトの50周年記念モデルは、その通称を裏切らないゴージャスなステータスウォッチとして話題をさらいました。

デイデイトは他社のドレスウォッチでもなかなか見ない斬新で魅力的なダイアルをラインナップしていますが、中でもこのミリヤード。アラビアンインデックスの隙間を埋めるかのようにパヴェダイヤが配置されており、圧倒的なまでに高級感を備えます。

118348ダイアル

出典:https://www.rolex.com/ja/watches/day-date/m118348-0054.html

デイデイトは2008年からケース径41mmのタイプもラインし、この50周年モデル発表から10年以上経た今なお新たなファン層を着々と獲得してきました。
ステータス性抜群のため、一生に一本の時計としてもオススメです。

6.ロレックス 50周年記念モデル特集 ミルガウス

機械式時計にとって磁力は大敵で、一般的に50~100ガウスの磁場で影響を受けると言われています。
しかし、レントゲン技師などさらに強い帯磁が心配される医療関係者向けに、1950年代誕生したのがミルガウス。
現代の技術を以てしても難しい1000ガウス(フランス語でミルガウス)もの磁場に耐えうる機能面から名をちなみました。

当時は磁力の危機がいまいち理解されず1970年代に一度生産終了。
携帯電話やパソコンが一般的となった現代にその有用性へ再び注目が集まったことから、ロレックス社は2007年に復活させました。

ムーブメントには耐磁用パーツを用いたミルガウス専用のCal.3131を採用、パラクロムヒゲゼンマイや非帯磁素材をガンギ車・アンクルに搭載するなど、対・帯磁に特化したモデルと言えます。

ミルガウス Ref.116400GV

116400 116400サイド

基本スペック
型番:116400GV
商品名:ミルガウス
材質:ステンレススティール
ダイアルカラー:ブラック
ケース径:40㎜
ムーブメント:Cal.3131
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m

ヴィンテージロレックスの中でも安定した価値を持っていたミルガウスが、さらに進化して2007年バーゼルワールドにて復活を遂げました。

ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンに染められたサファイアクリスタルガラスは、瞬く間に人気モデルへ。
さらにファン垂涎の特徴は、初代モデルのレアポイントであったイナズマ針をオレンジ色で復刻させたこと。
一時期相場が定価の2倍以上となる現象を起こしたことは記憶に新しいかもしれません。

初代ミルガウス

初代ミルガウス
出典:https://www.rolex.com/ja/watches/milgauss/m116400gv-0001/magazine.html

エクスプローラーをベースとして製造されたため、シンプルな使い勝手の良さも魅力です。

ロレックスはまだ耐磁性能が注目されていなかった頃から1000ガウスもの磁場を想定したこのモデルを誕生させていました。
ロレックスの技術力と先見性には、舌を巻くばかりです。

7.ロレックス 50周年記念モデル特集 オイスターケース

ロレックスの魅力の真髄。
それは、ロレックスが長年の歴史と企業努力によって確立している技術にあると言えます。

中でもロレックス三大機構のうちの一つ、オイスターケース。今なお多くの時計の原点であり原型。

オイスター―牡蠣―のように強固であることに由来し、その名の通り高い耐衝撃性、そして防水性を誇ります。
ねじ込み式の裏蓋とリュウズの基本形は変えずに、1926年の誕生以来改良を加え生産され続けてきました。

ロレックスの資産価値の高さは、このオイスターケースに拠るところが大きいです。
それは、内部のムーブメントが堅牢なケースに守られるため、経年による機能低下が少ないため。

現在ロレックスのラインのほとんどにオイスターケースが採用されています。

オイスターパーペチュアル デイト Ref.1530/0

ロレックス Ref.1530

基本スペック
型番:1530/0
商品名:オイスターパーペチュアル デイト
材質:ステンレススティール
ダイアルカラー:シルバー
ケース径:36㎜
ムーブメント:Cal.1570
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:100m

オイスターケース特許申請50周年の節目にあたる1976年に発表されたオイスターパーペチュアル デイト Ref.1530/0。

風防はプラスチックではなくサファイアクリスタルを搭載しており、やはりどの老舗ブランドよりも早い段階で実用性を追求していたと言えます。

ケースとブレスレットがシームレスに繋がったユニークなフォルムで、1970年代からクォーツショックに対抗して作られ、2003年まで展開していたオイスタークォーツに採用されたデザインです。

オイスタークォーツオイスタークォーツ サイド

現在ではなかなか市場に出回らない、非常に希少性の高いアンティークロレックスとなっています。

まとめ

高級時計メーカーは世界中で何十と存在しますが、50年以上ものロングセラーモデルをいくつも持ち、かつ世界中のファンから熱い注目を浴び続けるブランドはロレックスが唯一無二ではないでしょうか。

この記事でご紹介したものに留まらずロレックスが発表してきた記念モデル全て、こうした人気・信頼性、そしてこれからも良いものだけを作り続けるというロレックス社の自負が感じられる逸品ばかり。

今後も一ファンとして、ロレックスの節目の年をなんだか楽しみにしてしまいます。

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