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Watches and Wonders Geneva 2024 現地から速報!

速報!2024年ゼニス新作モデルを発表!一挙紹介|Watches And Wonders Geneva 2024

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ゼニス2024年新作

時計業界最大のイベント「Watches And Wonders Geneve 2024」がついに開催!

独創的なデザインで多くの人を惹きつける「ゼニス」の新作モデルが続々と発表されました!

この記事では、2024年新作ゼニス各モデルについて詳しいスペックや魅力を徹底解説していきます。

ゼニスの新作モデルについて知りたい人は、ぜひじっくりとお読みください!

ゼニス2024

【2024年】ゼニス新作モデル

「Watches & Wonders Geneve 2024」で発表されたゼニスの2024年新作モデルを一挙紹介いたします。

デファイ スカイライン クロノグラフ|03.9500.3600/01.I001

デファイ スカイライン クロノグラフ 03.9500.360001.I001

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径42mm
ケース素材:ステンレススチール
ブレスレット:ステンレススチール
文字盤:シルバー
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3600
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:10気圧
【価格・発売時期】
予定価格:1,760,000円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

「ゼニス」と聞くと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?やはり時計好きの間で言えばムーブメント「El Primero(エリプリメロ)ではないでしょうか?

かの有名なロレックスにもムーブメント(機械)供給を行い、1980年代から2000年代まで採用されていた「ゼニス」ですから、そのムーブメントへの信頼性は高いものになります。

また、時計商品としてもゼニスのウォッチコレクションは、「デファイ」「パイロット」「クロノマスター」「エリート」といった人気のシリーズを含む幅広いラインナップを誇ります。これらのコレクションはそれぞれ独自の魅力と機能を持ち、多様なスタイルとニーズに応えるデザインが特徴です。

ホワイトダイアルのリファレンスから紹介していきますが、ムーブメントや外装は共通でも色違いのモデル紹介では各モデルの詳細な解説も楽しんでいただけると思います。

ゼニスは技術的な優れた点だけでなく、美的な多様性も兼ね備えており、そのどちらも高い完成度で魅力を放っています。異なる話題を織り込んでご紹介しますので最後までお楽しみください。

外装の特徴

「デファイ スカイライン クロノグラフ」のホワイトダイアルバージョンは、そのデザインの繊細さで際立っています。ホワイトダイアルをベースにすることで生まれる清潔感と明るさは、視認性だけでなく視覚的魅力も高めています。特に、インデックスと針に採用されたグレーの色は、ただのデザイン選択ではなく、実用的な配慮の結果です。

グレーの針やインデックスは、銀色やシルバーが用いられる他のダイアルカラーと比較して、ホワイトダイアル上でのコントラストとして効果的に機能しています。

このグレーはおそらく美しい金属光沢があることからメッキだと思いますが、時刻の判読性を担保するための配慮です。もし、ブラックやシルバーのダイアルと同様にシルバーの針やインデックスにしていたら見えないことはないですが、判読性は劣るものになっていたと考えられます。

加えてホワイトダイアルのフェイスがぼやけた印象にならず締まって見える効果がグレーのインデックスや針にあります。

ディテールへの細かな配慮とデザインの洗練を通じて、時計の機能性と美学の両方を兼ね備えた製品を提供しています。その結果、このモデルはただ目を引くだけでなく、使いやすさという実用性も確保しています。

ムーブメントの特徴

「デファイ スカイライン クロノグラフ」のムーブメント最大の特徴は、1/10秒までの精度で時間を計測できる能力です。

これは、36000振動を誇るムーブメントが1秒間に10回秒針を動かすことを意味しています。クロノグラフを使用するとき、ダイアルリングの外側に配置された12箇所のメモリと1から10までの数字がその精密な計測をサポートします。

オーナーはクロノグラフをスタートさせて、止めた位置で1/10秒単位で時間を読み取ることができます。

これは、36000振動を誇るムーブメントは1秒間に10回秒針を動かすことを意味しています。

このような高振動数のムーブメントは、通常、部品の摩耗や油切れのリスクが増加するため、耐久性が問題となります。

一般的に、電池式のクォーツ時計では秒針が1秒に1回動く設計が多く、これは電池消費量最小化の観点から選ばれています。

また、機械式時計の普及品では1秒間に6回または8回動く振動数のムーブメントが主流で、これにより部品の摩耗がより緩やかに進行します。

一方、10振動もの高振動だとその進行も早くなります。しかし、ゼニスは独自の開発で50年もの探求の末、耐久性を兼ね備えて実現していることに思いを馳せるとムーブメントの価値がより一層深く感じられます。

機能の特徴

センターに時分針をレイアウトし、9時位置に秒針をレイアウトしています。

クロノグラフ機能はセンターに1/10クロノグラフ針、6時位置に60分を計測するカウンター、3時位置に60秒を計測するカウンターを備えています。

インデックスの間の4時半位置に日付表示をレイアウトし、時刻の判読製を妨げることがない配置も気遣いが感じられます。

時間と日付という使いやすいベーシックな時計の機能に加え、卓越した1/10秒計測機能を持つプレステージな1本です。

価格と発売時期

価格:¥1,760,000
発売時期:2024年

デファイ スカイライン クロノグラフ|03.9500.3600/51.I001

デファイ スカイライン クロノグラフ|03.9500.3600/51.I001

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径42mm
ケース素材:ステンレススチール
ブレスレット:ステンレススチール
文字盤:ブルー
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3600
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:10気圧防水
【価格・発売時期】
予定価格:1,760,000円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

こちらはブルーのダイアルです。ダイアルの放射筋目とゼニスの象徴である4つの点を結んだ星のコントラストがブルーに深みを与えています。光の当たり方によって異なる表情を見せるため、動きを感じさせてくれます。

このディテールは、時計のダイアルに動的な要素をもたらし、時計全体のデザインに奥行きと動きを提供し魅力的なリファレンスを成立させています。

外装の特徴

ここではケースに注目していきたいと思います。

12角形のベゼルとケースの8角形の多面体の構成は完成品をみるとすっきりと見え美しいですが、一歩間違えば粗が目立ちやすいデザインです。

例えば3時と9時のケースとベゼルの辺はピッタリと平行になっていますが、もしこれが少しでもズレていたらとても気になる不具合になってしまいます。

ところが「デファイ スカイライン クロノグラフ」ではそういったことはありません。

どの様に製造しているかはメゾンにしか分からないことですが、位置合わせの補助具を用いて組み立てる、部品の見えない部分に位置合わせの切り欠きを設けるなどケースとベゼルの位置ズレを防ぐ工法があると考えられます。

外側のすっきりした外観からは想像もつかない工夫が隠れています。表面上では見ることができないものの、時計の耐久性、精度、そして美しさを保証するために多くの工夫をしていることが想像できる1例です。

このような内部の複雑さが外観のシンプルさを実現しており、製品全体としての完璧な調和を実現しています。

こうした裏側の技術的な工夫に想いを馳せることは、時計への理解を深め、さらにその魅力を感じる要因となります。

ムーブメントの特徴

シースルーバックから除くムーブメントは「エル・プリメロ 3600 ムーブメント」です。ムーブメントの記載に入る前に裏蓋の外観にも触れておきたいと思います。

12角形の裏蓋が特徴的で、これがケースの形状と完璧にマッチしているため、一体感が生まれています。

この裏蓋は、回転するタイプではなく、4本のネジで確実に固定されることにより、精度高く位置合わせされ、安定性が保たれます。

これにより、裏蓋が常に同じ向きで止まるように設計されているため、見た目の美しさが損なわれることがありません。

その整えられた外観を額縁に、シースルーバックの中を覗き込むと星型のローターが目に飛び込んできます。

単なる機能部品ではなく、視覚的なアートピースとしても機能していることをご紹介します。ローターの高さのある部分には円周の筋目が入り、低い部分にはしっとりとしたマット仕上げのコントラストが見えます。

高さ関係と光沢具合をうまくコントロールして生み出した表情の象徴的なローターの下には36,000 振動の鼓動を確認することができ、最高の鑑賞時間を過ごせます。

機能の特徴

バンドの取り付け交換機能について見ていきます。

デファイ スカイライン クロノグラフでは工具を使わずにケース裏面に設置されたボタンひとつで交換できます。

各色に合わせたラバーストラップが付属していますが、ブルーの文字板にはブルーのラバーストラップが付属し、交換することでややカジュアルな印象で楽しむ魅力があります。

例えば、冬場にはメタルバンドを選び、夏には涼しげで快適なラバーバンドに切り替えることができます。これにより、服装や気温、場の雰囲気に応じて時計のスタイルを変えることが可能になり、1つの時計で多様なファッションを楽しむことができます。非常に楽しみの多い仕様になっています。

こういったことから、使い勝手とカスタマイズ性においても配慮するメゾンの姿勢が感じられます。様々なライフスタイルにぴったりと合う時計であり、日常使いから特別な日まで幅広く対応することができるものになっています。

価格と発売時期

価格:¥1,760,000
発売時期:2024年

デファイ スカイライン クロノグラフ|03.9500.3600/21.I001

デファイ スカイライン クロノグラフ|03.9500.3600/51.I001

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径42mm
ケース素材:ステンレススチール
ブレスレット:ステンレススチール
文字盤:ブラック
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3600
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:10気圧防水
【価格・発売時期】
予定価格:1,760,000円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

定番のブラックダイアルモデルは、その汎用性とエレガントなデザインで非常に魅力的です。

メタルバンドを使用することで、シャープでスマートな印象を与え、ビジネスシーンに最適です。メタルバンドの光沢と堅牢性が信頼感を与える佇まいを演出します。

一方、付属のブラックラバーバンドを装着すれば、よりカジュアルでリラックスした雰囲気に変わり、プライベートなイベントや休日のアクティブな活動にも適しています。ラバーバンドは肌触りが優しく、リラックスしたシーンでの使用にも最適です。

外装の特徴

ブラックの文字板の表現には難しさがあります。ダイアル一面に広がる4点を結んだ星が並ぶ模様が見えますが、黒の場合コントラストがつきにくく、その表情が薄く、味気ないものになる場合もあります。

しかし、「デファイ スカイライン クロノグラフ」では星型の凹凸が明確に見えつつも悪目立ちしないバランスの取れた表現になっています。

多面体のケースとベゼルから針の円運動との調和についてお話ししたいと思います。

これは色の違うリファレンスも共通の特徴になっていますが、3針の「デファイ スカイライン」(クロノグラフが無いモデル)では分目盛が、当たり前ですが円状に並んでいます。しかしクロノグラフではダイアルリング上には1/10クロノグラフ針用の目盛が並んでいますので、通常の分目盛はダイアルにレイアウトされています。

分目盛の外径はダイアルリングに沿って12角形になっていますが、内径は円形になっています。分目盛の間は5分割する1/5分目盛が配置され、目盛が面積的に塊感を持って表現されています。

このことでベゼルの内径から影響を受けて12角形の形状が目盛の部分で円(丸)になり、針の円運動と絶妙にマッチするデザインに落ち着いています。外径の角ばった印象と針の動きに合わせた円周配列の融合するポイントをうまく生み出している点が高級感に繋がっています。

ムーブメントの特徴

ムーブメントはホワイトやブルーダイアルで語ってきておりますので、また異なる点をご紹介しますと、ローターの星の下側に見えます「ZENITH MANUFACTURE」の文字が深掘りでなんとも高級感があることに触れます。

一般的に深く掘るには文字と文字の感覚を開けないと型や刃物が入らないことがあります。

または文字の間隔を詰めたり細い線を表現する場合には浅い堀になることが多いのです。今一度、本モデルを見てみると文字と文字の隙間が大き過ぎず、堀も深いことが確認できます。

これは相応の工夫がなされていることを証明しており、一つの見どころになっています。

機能の特徴

こちらもホワイトダイアル、ブルーダイアルと共通していますが、60時間のパワーリザーブを持ち合わせています。

こちらは土日の48時間に時計を外していても月曜日まで動いていることを示しています。防水仕様も10気圧防水ということで、扱いやすい1本に仕上がっています。

価格と発売時期

価格:¥1,760,000
発売時期:2024年

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー|Ref:03.3400.3610/38.M3200

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー|Ref:03.3400.3610/38.M3200

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径38mm
ケース素材:ステンレススチール
ブレスレット:ステンレススチール
文字盤:シルバーホワイト
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3610
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:5気圧防水
【価格・発売時期】
予定価格:1,837,000円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

外径38mmのケースを持つ「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」は正面からみるとベゼルの円から足まで接戦でつながるオーソドックスな印象のデザインであらゆるシーンで溶け込むウォッチですが、その実は曜日と月日、月齢まで表示されている凄みのある1本です。

外装の特徴

はじめに目に飛び込んでくるのは通称「パンダ」と呼ばれる、サブダイアルが黒く、ベースのダイアルが白いフェイスになります。

ケース、メタルバンドはシルバーで文字板は白黒とモノトーンが続きますが、針はピンクゴールド色で雰囲気を醸し出すデザインです。精悍さを失わずに色気を出している好例と言えます。

3列のメタルバンドは中駒がミラー、両脇に筋目の表現で一見オーソドックスですが、中駒が幅広になっておりこのモデル特有の雰囲気を醸し出しています。

ムーブメントの特徴

エル・プリメロ 3610 高振動自動巻クロノグラフ ムーブメントを採用し、60時間のパワーリザーブと1/10秒までの計測機能を持ち合わせています。

ローターには落ち着きのある大きさで星が配置されローターのエッジには鏡面の斜面が施され緻密な世界観を構築しています。星の内側にも斜面が施され手抜かりは一切ないことが伺えます。

機能の特徴

生活日常防水に当たる5気圧防水ですが、デファイの様なスポーツウォッチとは使用想定シーンが異なります。

この時計の落ち着いた雰囲気からして必要十分な防水性能と言えます。「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」というモデル名の中にトリプルが含まれている通り、2時位置に月表示、10時位置に曜日表示を持ち、4時半位置に日付を持っています。

何月何日何曜日までの表示を歯車の組み合わせで示していると思うと感慨深いものがあります。スマホで表示されていても感動はしないでしょうが、機械式時計で表示することの価値がここにあります。

価格と発売時期

価格:¥1,837,000
発売時期:2024年

クロノマスター スポーツ グリーン|Ref:03.3119.3600/56.M3100

クロノマスター スポーツ グリーン|Ref:03.3119.3600/56.M3100

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径41mm
ケース素材:スチール&セラミック
ブレスレット:スチール
文字盤:グリーン
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3600
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:10気圧
【価格・発売時期】
予定価格:円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

「クロノマスター スポーツ グリーン」というモデル名の通り、グリーンのフェイスとベゼルが目を惹きます。10気圧防水のスポーツウォッチでありながらその色味から親しみやすさがあるデザインに完成されています。

外装の特徴

外装で何よりもまずお話ししたいのが緑色のセラミックベゼルです。まず色ですが、明るすぎる緑では安っぽく、暗すぎる緑ではこの溌剌(ハツラツ)としたイメージは表現できません。メゾンの色選定の上手さが漂う一品です。

そしてセラミックという素材は色の自由度があるだけでなく、傷が付きにくい硬度であることでも知られています。

一番身近(?)なところではセラミックの歯もあることからその丈夫さが窺い知れます。特にアップでセラミックベゼルを見てみるとその表面にある目盛やテキストは掘り込まれ、その中に塗料が塗布されていることがわかります。

傷つきにくいセラミックに掘り込んで表示されている目盛ということは、その目盛が削れて消えてしまうという可能性は非常に低いと考えられます。そういった点でもこの素材選びは素晴らしいと思います。

ムーブメントの特徴

エル・プリメロ であることは言うまでもありません。新作の中では定番かもしれませんが、こちらも1/10秒までの計測機能を誇るクロノグラフが搭載されています。

60時間のパワーリザーブは2日間置いても動き続けるタフさはこういったスポーツモデルにもぴったりなムーブメントです。

機能の特徴

アウトドアにも似合うタフな外観のこちらのモデルは針とインデックスにスーパールミノバを塗布し夜間の視認性を高めており、防水も10気圧と機能的にもアウトドアに耐えうる仕様になっています。

価格と発売時期

価格:¥1,496,000
発売時期:2024年

Pilot Automatic Blueパイロット オートマティック ブルー|Ref:03.4000.3620/51.I003

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径40mm
ケース素材:ステンレススチール
ブレスレット:ステンレススチール
文字盤:ブルー
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3620
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:10気圧防水
【価格・発売時期】
予定価格:1,023,000円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

パイロットシリーズの新作です。その名の通り陸海空でいうところの空を担うシリーズで時刻が判別しやすいアラビア数字を採用したフェイスを主としたシリーズです。

シリーズの中にはケースがセラミック製のモデルもありますが、ご紹介するモデルはスチール性のケースにブルーのフェイスを組み合わせたモデルです。

外装の特徴

外装の特徴はやはり、現行ラインナップ(2024年4月時点)で共通したデザイン要素の幅広ベゼルではないでしょうか。幅広のベゼルのトップ面は平にあしらわれ、12時から6時の方向に筋目が入っておりベゼルの存在をより際立たせています。

エッジにはミラーの斜面が入っていますが、このミラーの斜面も幅広で存在感があります。

これだけ太いベゼルになんの目盛やテキストも無い場合には額縁が太く絵の部分が狭い絵画の様なアンバランスな印象になってしまいます。

しかし、ゼニスではそうはなりません。ポイントはフェイスの大きな存在感です。しっかりと白色が塗布された太い針の存在感が大きいこと、もう1点はアラビア数字です。

アラビア数字もしっかりとした大きさでレイアウトされており存在感があります。ベゼルの存在感が強くても、フェイスの中に居る針やアラビア数字といった主役たちの存在感がさらに強いため成り立っているバランスです。

アラビア数字はパイロットという位置付けにおいて納得性のある選択だからこそ、主張の強いアラビア数字が許されていると考えると、その時計のキャラクターを生かした巧みなデザインと言えます。

アラビア数字の主張の強さをもう少し深く見てみると、斜めから見た時にしっかりとした厚みがあることが挙げられます。

おそらくこの厚みを出すには別体のパーツとしてアラビア数字を植えていると考えられます。しかし、不思議な点は波柄の凹凸がダイアルにあります。これでは浮いてしまってアラビア数字を植えることができないはずですが、ピッタリとダイアルにくっついています。

植えるアラビア数字の裏を波模様の凹凸に合わせさらっているのか、アラビア数字の置かれる場所のみを平にしているのかメゾンのみが知るところですが、この表現を実現するためにメゾンの弛まぬ創意工夫があることが考えられます。

また、パイロットウォッチでは定番の大型リューズもベゼルやフェイスの強さに違和感なくマッチしています。

ムーブメントの特徴

外装にもつながる話ですが、秒針を見てみると大きな大きなルミノバが塗布されています。

この長い秒針の先の方に大きいルミノバをつけることはイメージとして手を前に伸ばして鉄アレイを持っている状態を想像して頂くと良いと思います。

重くて辛いことが想像できますでしょうか。それと全く同じとは言いませんが、この秒針を採用しながら針飛びせずに安定して時刻を刻めるのはエル・プリメロの実力の高さの裏付けでもあります。

ローターには黒色が採用され、よりスポーティに感じさせる仕様になっています、星型マークはやや控えめに抜きになっているところもパイロットのストイックな世界観を盛り上げてくれます。

機能の特徴

機能的には至ってシンプルな3針の腕時計で、6時に日付を携えています。

ただし判読性という面ではシンプルさゆえに目を見張るものがあります。

ZENITHでは定番ですが、インターチェンジャブルストラップと題して工具なしで簡単にバンドを交換できる機能が備わっています。ブルーのストラップとカーフスキンのブラウンのストラップが付属し、気分によって着替えられる楽しみがあります。

価格と発売時期

価格:¥1,023,000
発売時期:2024年

クロノマスター スポーツ チタン|Ref:95.3100.3600.39.M3100

クロノマスター スポーツ チタン|Ref:95.3100.3600.39.M3100

スペック
【外装】
ケースサイズ:直径41mm
ケース素材:チタン
ブレスレット:チタン
文字盤:ニッケルグレー
【ムーブメント】
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:エル・プリメロ 3600
パワーリザーブ:約60時間
【機能】
防水:10気圧防水
【価格・発売時期】
予定価格:1,551,000円(税込)※要問合せ
発売予定:2024年

ゼニスと絆あるテニストーナメント UTS 2024を称え発売される「クロノマスター スポーツ チタン」です。

テニスやスポーツの際に着けたままプレイするかは置いときまして、ステンレスモデルより30%も軽量な本モデルはアクティブに行動するオーナーにぴったりの1本になっています。

外装の特徴

「クロノマスター スポーツ チタン」の名の通りベゼル、ケース、メタルバンドにチタンが採用されています。

チタンはその特性からスチールに比べ鏡面性が出しにくい点があります。いわゆる柚子肌になりやすいということです。その特性をよく知っている場合に最適な仕上げの一つは筋目仕上げになります。

そのことを念頭に本モデルを見てみるとベゼル上面は放射状の筋目、ケースのラグ上面、ケース側面とメタルバンドは12時〜6時方向の筋目が施され筋目を多用した仕上げは最もこのモデルを美しく表現する最適な演出と言えます。

また、ラグの斜面やバンドの駒の斜面には鏡面をアクセントとして残し、チタン素材における最適なバランスで筋目と鏡面を使いこなしていることが伺えます。

またその筋目をアイコニックに使い、ニッケルグレーのダイアルには放射の筋目、センタークロノ針にも長手方向に筋目が施されケースやバンドと一体感を醸成しています。モデル全体の外観完成度が高いです。

ムーブメントの特徴

こちらについても50年に渡って探求してきたとゼニスが公言するセンタークロノ針で1/10秒の計測が可能なエル・プリメロ 3600 高振動自動巻クロノグラフ ムーブメントが搭載されており、ゼニスファンの期待を裏切らない仕様になっています。

9時位置にはスモールセコンドを備え、3時のサブダイアルは60秒カウンター、6時位置のサブダイアルは60分カウンターを備えています。

またサブダイアルは機能の違いに加え、3つの異なるトーンのグレーで見飽きることのないフェイスを実現しています。

機能の特徴

「クロノマスター スポーツ チタン」はスポーツウォッチらしい機能を備えています。

10気圧防水で扱いやすく、60時間のパワーリザーブで2日間外していても動いたまま再度装着できるアクティブな仕様になっています。

装着した後は装着しているだけで両巻きのローターが効率よく巻き上げを行ってくれます。

価格と発売時期

価格:¥1,551,000
発売時期:2024年


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