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ゼニス デファイの魅力とは? 伝統と革新を融合させた最新技術の結晶

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ゼニス デファイ

ゼニスはムーブメント製造技術に絶対的な強みを持つ一流ブランドです。

とりわけハイビート設計をいち早く考案し、クロノグラフのお手本と称される名機「エルプリメロ」を世に送り出したことは、時計業界にとっても大変意義深いことです。事実エルプリメロはゼニスの製品のみならず、ロレックスのデイトナやタグホイヤー,パネライにウブロなど数々の人気モデルに搭載されてきました。

 

そんなゼニスの注目コレクションはなんといってもデファイです。

デファイは全面スケルトンという大胆なデザイン性を取り入れたこと、かつゼニスが長年培ってきた時計製造技術を惜しみなく発揮させたことで、同社のフラグシップモデルとして君臨するに至りました。今やその人気は、確固たるものとなったと言って良いでしょう。

今回はゼニス デファイがどのようなモデルなのか?そしてどのような人気モデルがあるのかを徹底解説致します。

 

最新技術の結晶 ゼニス デファイ

デファイは大胆なデザイン性とテクノロジーへの探究心によって作りこまれた最新技術の結晶と呼べるコレクションです。

ゼニスは「正確に時を刻む」という時計本来の価値において、他社と比べ頭一つ抜きん出た存在となります。そしてデファイは、そんなゼニスが作り上げた傑作と呼べる一大コレクションなのです。

ゼニス デファイ

そもそもデファイとは、ゼニスが1960年代後半に製造していた同名のオリジナルモデルに由来しており、『挑戦する』という意味を持ちます。「挑戦」というコンセプト通り、デザインから素材、ムーブメントに至るまで、何もかもが従来の時計にはない新しさがあります。

まずデザイン面においてはフルオープンの文字盤を採用。表から見ても裏から見ても機械美が楽しめる設計となっており、機械式時計特有のメカニカルな意匠がふんだんに込められています。

ちなみに使用する素材もこだわりがあり、加工難易度の高いチタンや独自開発されたセラミナイズドアルミニウムなどを取り入れていることも特筆すべき点です。これによって美しい外観と快適な装着感や耐傷性といった実用性を両立するに至りました。

ゼニス デファイ

テクノロジー面においては、このモデルの目玉である「1/100 秒」の精度を誇る 360,000 振動/時のハイビートムーブメントの開発が注目されています。

「振動数」とはテンプの振動のこと。振動数が多ければ多いほど時計の高精度を実現する一方でパーツの摩耗や劣化が早くなってしまうという諸刃の剣的な側面を持つテクノロジーです。しかしながらゼニスは早い段階からハイビートムーブメントの開発で頭角を現していたため、高精度かつ実用性に長けたムーブメント開発はもはやお家芸の域となっています。

 

こういった背景のもとに生まれた 360,000 振動/時のハイビートムーブメント「エルプリメロ9004」。今までの振動数とどう違うの?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、現代で一番普及している振動数は28,800 振動。ハイビートと呼ばれるこれまでのエルプリメロでも36,000振動であり、この10倍の振動数を叩き出していることを意味しています。

さらに言うと一般的なクロノグラフは60秒で針が一回転しますが、エルプリメロ 9004では0.01秒計測という細かな算出が可能になっています。秒計測のさらに先をいくクロノグラフとして発売当初から話題を生み、今ではデファイの代名詞として人気を博しています。

 

なお、精度や高度なクロノグラフ機能もさることながら、香箱を2つ備えたツインバレル設計によるエネルギーの持続力も見事です。

「エルプリメロ9004」では時刻専用とクロノグラフ専用の2つにそれぞれ固有の伝達および脱進機構を備えています。これによってパワーリザーブは50時間を誇ると同時に高精度クロノグラフを起動するだけのエネルギー効率も考え抜かれました。

これはデファイが極限まで精度追求を行ってきた結果であり、「エルプリメロ9004」搭載モデルとして既に量産を実現しています。デファイの全てのモデルでこの9004が搭載されているわけではありませんが、デファイの時計市場での存在感を一躍高めた立役者であることは疑いようがないでしょう。

デファイ インベーター

出典:https://www.facebook.com/ZenithWatches/photos/

また、高精度クロノグラフと共に革新的技術として開発されたのがデファイ インベンターです。こちらはレギュラーと言えるほど定番化はしていませんが、2019年には量産型がローンチされており、今後デファイの中で存在感を高めるであろう最新テクノロジーとしてご紹介いたします。

そんなインベンターは調速脱進機を構成するパーツを一体成型した驚くべき機構で、従来の機械式時計の常識を大きく覆しました。

調速脱進機にはテンワ、ヒゲゼンマイ、緩急針、ヒゲ持ち、アンクルといった多くの部品が存在しますが、インべンターではこれら全ての一体化に成功。

機械式時計の弱点であった姿勢差誤差や脱進機誤差を克服しました。

温度変化に伴う感度への影響も最小限に抑えられており、ゼニスが求める究極のムーブメントにまた一つ近づいたといえます。

 

このように、デファイはデザイン性・精度・機構における革新的な技術を贅沢に取り入れた新時代の時計です。長い歴史の中で培われたムーブメント製造技術への実力の高さも相まって、これまでにない完成度を誇ります。

普遍的な技術と最新の技術を上手く融合させ、更なる進化を遂げたデファイの人気は留まることを知りません。

 

ゼニス デファイのラインナップ

ゼニス デファイのラインナップは大きく分けて「エルプリメロ21」「クラシック」の二つです。さらに、現在は生産終了しているものの、往年のデファイとして中古市場で存在感を放つ「エクストリーム」もまた注目度の高いラインです。

どのコレクションも時計好きから絶大な支持を集めてきました。

前項で紹介したエルプリメロ9004搭載モデルが現在のトレンドではありますが、生産終了モデルにも数多くの人気作が存在します。

 

デファイ エルプリメロ21

ゼニス デファイ

デファイ エルプリメロ21は、デファイに最新のエルプリメロ 9004が搭載されたモデルです。

最大の特徴は360,000振動の超ハイビート×100分の1秒まで計測を可能にした超高精度クロノグラフを持つこと。前項で解説した傑作機となります。

これほどまでに高精度なクロノグラフを開発するためには、内部機構をさらに緻密に作り上げ、一寸の狂いもない正確な技術が求められます。

それを可能とするゼニスの技術力はまさに驚異としか言いようがありません。

また、エルプリメロ21は文字盤正面だけでなくケースバックもスケルトン設計を採用したオープンワーク仕様のモデルがリリースされており、このデザインコードがデファイの人気を高めることとなりました(もちろん、非スケルトン文字盤モデルも人気です)。

全てにおいてハイスペックなエルプリメロ21は、まさに新生デファイの象徴といえるでしょう。

 

デファイ クラシック

ゼニス デファイ クラシック

出典:https://www.facebook.com/ZenithWatches/photos/

デファイ クラシックは超薄型設計で作り上げられたドレッシーなラインです。

エルプリメロ21よりも上品な仕上がりとなっており、重量も抑えられています。

ラインナップにはシンプルな3針モデルに加え、表裏共にスケルトンとなったオープンワーク文字盤も多数ラインナップ。洗練された上品さに加え、デファイ特有の革新的なデザインが楽しめます。

ゼニス デファイ クラシック

出典:https://www.facebook.com/ZenithWatches/photos/

クラシックラインのムーブメントには主にエリートが採用されています。エリートはエルプリメロ21よりもリーズナブルな価格でありながらも、確かな精度、そして圧倒的な薄さを誇るゼニスのもう一つの基幹ムーブメントです。

最先端のオシャレを追求したい方には、こちらもオススメです。

 

デファイ エクストリーム

デファイ エクストリーム

デファイ エクストリームは多彩なマテリアルを融合した個性的なコレクションです。派手なデザインが話題を生み、これまでデファイの人気を支えてきました。

オープンワークデザインのエルプリメロ21 & クラシックが登場し、現在は製造終了モデルとなりましたが、人と被らない時計を求める方からは未だに根強い需要があります。

世界限定数百本程度の限定モデルが多く、コレクターズアイテムとしても人気です。

 

ゼニス デファイの人気モデルを一挙公開!

近未来的なデザインと確かなテクノロジーにより、時計ファンのみならず幅広い層から厚い支持を得るデファイ。

ここでは近年のゼニスにおいて大きな人気を博している、デファイの売れ筋モデルTOP5をご紹介致します

デファイはバリエーションが豊富に存在しますが、この5本から時計を選べば後悔することはありません。

 

人気モデル① デファイ エルプリメロ21 95.9002.9004/78.R590

エルプリメロ 21 95.9002.9004/78.R590

素材:チタン
ケースサイズ:直径44mm×厚さ14.5mm×重量114g
ムーブメント:自動巻きクロノグラフエルプリメロ9004
パワーリザーブ:約50時間以上
防水性:10気圧

最新技術の結晶 エルプリメロ9004を搭載したデファイ 95.9002.9004/78.R590。2018年に追加されたブルーコレクションで、スケルトナイズされた文字盤からブリッジが青く彩られた美しいムーブメントを眺めることができます。

鮮烈なインパクトを与えるメカニカルで近未来的な顔立ち。圧倒的なスペック。

「エルプリメロ21―21世紀のエルプリメロ―」のモデル名を冠するように、最高品質の時計に仕上がっているといえます。

エルプリメロ 21 95.9002.9004/78.R590

文字盤正面だけでなく、シースルーバックからもエルプリメロ9004の精密な動きを眺めることができます。

ゼニスのロゴをかたどったローターもまたブルーカラーに彩られており、どこから見てもダイナミックなデザインも持つことも人気の秘訣です。

1番人気はラバータイプですが、ブレスレットタイプ、ベルトタイプも用意されており、用途に合わせた時計選びを行うことができます。

チタン製であることから軽量さも特筆すべきポイントです。どのタイプを選んでも軽やかな着け心地をお楽しみ頂けるでしょう。

 

人気モデル② ゼニス デファイ エルプリメロ21 95.9005.9004/01.R782

ゼニス デファイ エルプリメロ21 95.9005.9004/01.R782

素材:チタン×セラミック
ケースサイズ:直径44mm×厚さ15mm×重量113g
ムーブメント:自動巻きクロノグラフエルプリメロ9004
パワーリザーブ:約50時間以上
防水性:10気圧

2019年新作としてコレクションに追加された、オープンタイプではないデファイ エルプリメロ21の新型モデルです。

エルプリメロ9004を搭載しており、1秒で1回転するセンターのクロノ針は、ダイアル外周に1/100秒を計測可能なスケールを備えています。

デファイはオープンタイプの方に人気が集まる傾向にありますが、スタイリッシュで男らしいブラック×シルバーダイアルだけは別格。

発売直後から売れ筋モデルとして名乗りを上げています。

ゼニス デファイ エルプリメロ21 95.9005.9004/01.R782

シンプルなバーインデックス・針とサテン仕上げの文字盤は王道中の王道といったところ。12時位置のパワーリザーブインジケーターがアクセントになっているのも美味しいポイントです。

ケースバックはスケルトンになっているので、ブラック×シルバーダイアルにおいてもエルプリメロ9004の機械美は楽しんで頂けます。

オープンタイプのデファイとスペックは同一なので、デザインの好みで時計を選んでいただければと思います。

 

 

人気モデル③ デファイ クラシック49.9000.670/77.R782

デファイ クラシック 49.9000.670/77.R782

素材:セラミック
ケースサイズ:直径41mm×厚さ11mm×重量77g
ムーブメント:自動巻きエリート670SK
パワーリザーブ:約48時間
防水性:10気圧

ゼニスといえばエルプリメロというイメージが強いですが、エリートもまたゼニスを代表するムーブメントです。

自動巻きでありながらも超薄型設計で作られており、ケースの厚みが極限まで抑えています。

超薄型なのにエルプリメロ同様にパワーリザーブ約48時間を実現していることも魅力で、まさにエリートと呼べるスペックの高さが実現されています。

 

こちらはそんなエリートを搭載したデファイです。ブラックセラミックを使用して精悍なオールブラックに仕上げたエレガンスな外観もまた魅力的ですね。スケルトン文字盤が採用されていますが、エリートもまたムーブメント内のパーツをも黒く仕上げることによって、オールブラックに徹しているところがカッコいいです。

ゼニスの近代的なオープンワークと近年流行りのオールブラックとが相性抜群!41mmサイズと決して小さくはないのに、セラミック素材を使うことによってわずか77gの重量に抑えているところも魅力です。

 

デファイ クラシック セラミック

カラーバリエーションとしてブルーやホワイトも発売されています。売れ筋はブラックですが、他のバリエーションも人気があります。

スペックはどれも同じなので、見た目の好みによって時計を選んでください。

 

人気モデル④ デファイ クラシック 95.9000.670/78.M9000

ゼニス デファイ クラシック

素材:チタン
ケースサイズ:直径41mm×厚さ10.75mm×重量105g
ムーブメント:自動巻きエリート670SK
パワーリザーブ:約48時間
防水性:10気圧

同じくエリートを搭載した、スタンダードなチタンモデルです。

95.9000.670/78.M9000は2018年に発表されたデファイの新作モデルで、従来のエリートとは異なる個性的ななデザインに変貌を遂げたことで大きな話題となりました。

デファイ クラシック 95.9000.670/78

「クラシック」という名前からシンプルな3針モデルをご想像する方も多いですが、今作においてはフルオープンデザインのメカニックな意匠を持つモデルとして人気を博すことになりました。

スケルトンであることだけが特徴ではなく、エルプリメロのフォルムを継承させるなど、時計ファンを唸らせる工夫が凝らされていります。

なお、95.9000.670/78.M9000の相場は新品並行相場は60万円前後~。

デファイの中では非常にリーズナブルな価格設定となっており、エントリーモデルとしても需要があります。

 

人気モデル⑤ デファイ クラシック 95.9000.670/51.R584

ゼニス デファイ クラシック

素材:チタン
ケースサイズ:直径41mm×厚さ10.75mm×重量73g
ムーブメント:自動巻きエリート670SK
パワーリザーブ:約48時間
防水性:10気圧

先ほどご紹介したデファイ クラシックはスケルトン仕様でしたが、スタンダードな青文字盤タイプもラインナップされています。

スケルトンタイプは確かに強い個性を持ち合わせますが、ビジネスシーンにおいて存在感が強すぎると気になる方に、「95.9000.670/51.R584」はオススメです。

視認性の高い3針でありながらもハイスペックな機能性を持ち、時計ファンから日用時計に最適な一本として高い評価を得ています。

デファイ クラシック 95.9000.670/51.R584

エリートはエルプリメロよりも厚みが少ない分、28,800振動と振動数は抑えられていますが(それでもハイビートではありますが)、耐久性・信頼性には定評があります。

上品な美しさを備えることからドレスウォッチとしても需要があり、ゼニスの新たなるスタンダードとして注目されている一本です。

並行新品においては45万円前後が相場となっており、コスパの良さに関しても群を抜いています。

 

まとめ

ゼニスのムーブメント製造技術の結晶「デファイ」はゼニスの次世代のフラグシップモデルです。

斬新で近未来的なデザイン性とこれまでの常識を遥かに覆す360,000 振動/時ハイビート、そして革新的なインベーター機構。

機械式時計がお好きであれば、そのどれもが魅力的に見えるはずでしょう。

ハイスペックであることから超高額モデルだと思われがちですが、新品並行相場は意外にもリーズナブルです。

この機会にぜひご検討くださいませ。

 

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この記事を監修してくれた時計博士

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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