「ただの赤とはちょっと違うバーガンディカラー腕時計が最近気になっている」
「バーガンディカラーの腕時計を探している」
ここ数年時計の新作で、「バーガンディカラー」の腕時計が増えてきています。時計業界だけに留まらず、ファッション業界でも注目されているカラーです。
レッドでも無くブラウンでもない、大人の雰囲気を漂わせる色として、人気を博しています。
この記事では、バーガンディカラーの腕時計の魅力を詳しく紹介して、購入に役立つ情報を紹介します。
目次
まず、バーガンディカラーは、フランス東部のブルゴーニュ地方で醸造されるワインの色が語源です。
英語表記でブルゴーニュがBurgundyとすることから、ファッション業界で2010年頃から採用されるようになってきました。
時計業界でもダイアル色の多様化が始まった時期と同じです。
バーガンディカラー腕時計の魅力は主に3つです。
一つずつ詳しくお伝えしていきます。
まずバーガンディの色味に魅力があります。赤に紫、もしくは茶を混ぜたような色味で、ワインのように落ち着いた雰囲気を醸し出す色になります。
深みのある色味が「大人の余裕」を演出するのは間違いないです。
腕時計にこのカラーを取り入れることで、装いに品格を添え、派手さを抑えながらも個性を表現でき、ファッション性を高めたいシーンに活躍します。
バーガンディには黒やシルバーにはない、“こなれ感”が出せる色だという点も見逃せません。
腕時計にこの色を取り入れることで、ありきたりな印象から一歩抜け出し、“お洒落慣れ”した印象を手元からアピール可能。落ち着いた色合いを出しつつ、「大人の余裕」も体現できます。
よく見かける黒やシルバーは、皆が支持する正当派色になります。
それに対してバーガンディは、正統派色には無い、「色の遊び心」を持っている事が魅力です。そのため「お洒落慣れ」感を演出できます。ただ色で遊ぶのではなく、より深みを出せる色です。
バーガンディは、男女問わずユニセックスで楽しめる事が特徴です。
男性がバーガンディカラーの腕時計を身に着けると、ファッションセンスの高さが際立ち、女性からも好印象を持たれやすくなります。深みのあるバーガンディは、コーディネートの差し色としても優秀で、全体にほどよいアクセントを加えてくれるため、女性ウケの良い洗練されたスタイルに仕上がります。
また、バーガンディは前述したとおり独特の色味をしていることから、視覚的なインパクトと落ち着きの両方を併せ持つ稀有なカラーです。この“印象に残るけれど派手すぎない”絶妙なバランスこそが、人の記憶に強く残る理由です。
腕時計に取り入れれば、瞬間的に目を引きながらも、品のある佇まいを保ち続ける。日常の中でふと目にしたとき、「あの時計、素敵だったな」と思わせる力がバーガンディにはあります。選ぶ人のセンスやこだわりが、色そのものから静かに伝わるのです。
そして色の組み合わせがしやすい事も見逃せません。
特に、バーガンディはパーソナルカラー診断でブルーベース(ブルベ)タイプに分類される人に似合います。肌の透明感を引き立てるカラーとして女性にもおすすめで、洗練された印象を演出したい方に、ぜひ取り入れていただきたいカラーです。
バーガンディカラーの腕時計は、まだ流通しているモデル数が少なく、希少性という面では価値が高いです。
最近注目されてきたカラーバリエーションなので、各ブランドもこれからバーガンディカラーのモデルに注力して、新作をリリースする可能性は極めて高いといえるでしょう。
ここ数年ダイアルの多様化が進み、これまでに無い発色のダイアルが多数投入される事が予想されます。
実際に2025年の新作でも多くのバーガンディカラーモデルが見られます。限定モデルを中心に新作バーガンディモデルの腕時計が多く投入されています。限定モデルやコレクションでも注目される色である事は、近年のカラー傾向からみて間違いありません。
ここからは現在各ブランドから販売されている腕時計で、バーガンディを冠したモデルや、バーガンディカラーと明記したモデルを具体的に紹介します。
バーガンディーカラーが気になっている人は、ぜひ購入時の参考にしてください。
画像引用:IW371629-ポルトギーゼ・クロノグラフ・イヤー・オブ・ザ・ドラゴン|IWC公式サイト
ステンレス製ケースでケース径は41㎜、IWC自社製キャリバー69355(クロノグラフ)を採用、パワーリザーブは46時間です。30分まで正確に計測できるクロノグラフ機能がついたモデルで、12時の位置の積算計に計測時間が表示されます。
2024年の中国の旧正月に甲竜(きのえたつ)を祝う、限定1000本のモデルとして発売されました。
中国では旧正月を祝う際、長寿、幸福、成功を象徴する赤を用いるとされます。バーガンディはその伝統的な行事を祝うのに相応しい色としてダイアルに採用しました。
バーガンディカラーのダイアルにレトロなツーカウンターのクロノグラフは、マッチします。またこのモデルは交換用のストラップも付いていて、ダイアルと同色のラバーストラップがセットで付いてきます。
2024年だけに留まらない、定番的モデルとして十分に楽しめます。
画像引用:Seamaster Diver 300M 42 mm, Bronze gold|オメガ公式サイト
オメガ シーマスターDiver 300M バーガンディは、ケース素材にオメガ独自のブロンズゴールド製ケース径が42㎜、30気圧防水マスタークロノメーターキャリバー8806を採用した本格的ダイバーズウォッチです。
ベゼルにはシュウ酸アルマイト処理を施したバーガンディカラーのアルミニウム製のベゼルを採用しています。
オメガ独自のブロンズゴールドのケースが持つ、ピンクがかった色あいとバーガンディは共に同系色でベゼルとケース双方の色が巧みにマッチした、ダイバーズウォッチです本格的ダイバーズウォッチであってもスタイリッシュな時計を付けたい人に相応しいモデルです。
型番:332.10.41.51.11.001
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 手巻き / Hand-Winding
画像引用:CRWGTA0190 – タンク ルイ カルティエ ウォッチ|カルティエ公式サイト
カルティエ タンク ルイ カルティエWGTA0190は、イエローゴールド750/1000製ケースでケース径は33.7㎜、手巻き式ムーブメントを採用したドレスウォッチです。ダイアルはレッドラッカーエフェクトダイアルを採用しています。
レッドラッカーのダイアルに2針だけの極めてシンプルなデザインです。ストラップはバーガンディカラーのアリゲーターストラップを採用しています。
イエローゴールドのケースとレッドラッカーダイアルそして、バーガンディのストラップがエレガントな雰囲気を醸し出す、上品なモデルです。
シンプルな仕上げで、時計というよりアクセサリーに近い外観ですが、しっかり機械式の手巻きムーブメントを採用している事にカルティエの拘りが感じられます。
画像引用:NJ0150-56W: CITIZEN | シチズンウオッチ オフィシャルサイト
シチズンNJ0150-56Wはステンレス製ケースで、ケース径は40㎜、パワーリザーブ42時間の自動巻きキャリバー8210を採用した、シンプルなベーシックウォッチです。ダイアルにバーガンディカラーを採用しています。
シンプルでベーシックな針とインデックスに落ち着いた深みのあるバーガンディカラーのダイアルが映えるモデルです。全体的にスポーティーに仕上げたこのモデルに落ち着きとエレガントな雰囲気も作り出している事が特徴です。
価格もリーズナブルで正規価格で66,000円(2025年5月時点)は驚きの値付けになります。
チューダー ブラックベイ58 m7939a1a0ru-0002は、ステンレス製ケースでケース径は39㎜、65時間のパワーリザーブを誇るキャリバーMT5400-Uを採用しています。COSCとMETASという双方から認定された高精度の自社製ムーブメントが魅力です。
このダイアルにチューダーで初めて採用されたバーガンディカラー、ベゼルも同色で仕上げています。200M防水を誇る本格的ダイバーズウォッチに深みのあるバーガンディ色を採用した事で、近年のダイバーズウォッチのファッショナブル化を象徴するようなモデルです。
これまでのダイバーズウォッチのスポーティーな印象を払拭するような気品溢れる仕上がりになっています。スポーツウォッチはこれまで以上にファッショナブル化が進むという時計業界のトレンドを暗示したようなモデルです。
2025年の新作の中でも特に話題となったモデルでもあります。
バーガンディカラーの魅力は、これまで腕時計のダイアルには見られなかった深みのある色あいに仕上げている事が特徴です。
かつて腕時計のダイアル(文字盤)の色は、黒もしくはシルバー、ホワイトが定番で、カラーダイアルはブルーだけという状態が長く続いていました。これはメーカーの発色技術や耐久性からそれらの色に落ち着いていたことが大きな理由です。
しかし、時代の流れと共に近年はよりファッション性を意識した製品企画が求められるようになります。それに伴い腕時計ブランドの製造技術も向上して、従来できなかった発色技法も確立して、バーガンディのようなカラーダイアルが続々と出現してきたのです。
是非今後腕時計を購入する際は、深みのある色合いのバーガンディカラーの腕時計にも注目してください。きっと素晴らしいモデルに出会う事ができるはずです。