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WEBマガジン, バーゼルワールド2017, ベル&ロス, ミドルクラスのモデル特集, 新美貴之, 腕時計選びのためのお勧め記事

ベル&ロスってどんなブランド?魅力と人気モデルを調べてみた!

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ベル&ロスというブランドをご存知でしょうか。1992年創業と時計業界の中では比較的若いながらも、アイコニックで機能美が活きたコレクションを強みに、年々人気を高めているブランドです。

とりわけ腕時計を何本も所有してきたような愛好家からの評価が抜群に高く、東京 銀座に高級時計専門店を構える当店GINZA  RASINのスタッフでも、ベル&ロスの愛用者は少なくありません。

 

そんな人気急上昇のベル&ロス、いったいどのような魅力があり、どんな腕時計を製造しているのでしょうか。

この記事では、ベル&ロスについて徹底解説していきます!

ベル&ロス BR03

出典:https://www.bellross.com

 

ベル&ロスってどんな腕時計ブランドなの?

ベル&ロスは1992年にブルーノ・ベラミッシュ氏とカルロス・ロシロ氏が、理想の腕時計を求めて創業したブランドです。ちなみに両氏は、幼なじみ同士だったのだとか。

創業地はフランスのパリです。一方で現在、時計製造はスイスのラ・ショード・フォンで行っており、かつドイツ屈指の質実剛健な時計ブランド「Sinn(ジン)」と共同で腕時計製造をしていたという経歴を持つ、稀有さをも持ち合わせるのがベル&ロスです。

もともとSinnをリスペクトしていたベル&ロスは、Bell&Ross by SINN として、10年間に渡って同社とハイスペックなプロユース仕様の腕時計を製造します。

Sinnは機能性を最重要視するブランドです。そのため、ベル&ロスもまたこの提携の時代、視認性や耐磁性、防水性などといった時計の機能を突き詰めるものづくりによって、名を馳せていきました。

その後シャネルと資本提携したこともあり、2000年代に入ると独立ブランド化しますが、「機能性」への姿勢は変わっていません。

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

ベル&ロスは現在、「視認性」「機能性」「高精度」「信頼性」の四つを基本原理とし、これに則った時計製造を行っています。

ベル&ロス曰く「どんなディテールにもそれぞれの意味があり、機能がある」と。実際ベル&ロスの腕時計は、まるで航空計器のようだと喩えられます(コックピットの計器をモチーフとしたコレクションが代表作ということもありますが)。

さらにこの機能美によって作り出されたデザインがアイコニックで「一度見たら忘れられない」ような、そんな鮮烈なインパクトを伴うのもベル&ロスの強みでしょう。この強みは、ベル&ロスのような高級時計ブランドにとっては得難いものです。

ベル&ロスの価格帯はおおむね30万円台~70万円台ですが(モデルにもよります)、この価格帯はライバルも多く、競争は熾烈です。そんな中でインパクトのあるデザインを、高級感を損ねることなく提供できるというのは優れたデザイン性や設計力は言わずもがな。これを実現するための技術力が欠かせないのです。

そういった意味でベル&ロスは「機能性」「アイコニックでユニークなデザイン性」「高級感」のバランスがよく取れたブランドと言えるでしょう。ミリタリーであり、独創的な高級腕時計ブランドがベル&ロスなのです。

なお、ベル&ロスの腕時計はフランス空軍のパイロットなどといったプロフェッショナルが着用していることからも、基本原理である「高精度」や「信頼性」にも優れていることがわかりますね。

 

現行コレクションは定番の「INSTRUMENTS(インストゥルメント)」「URBAN(アーバン)」「VINTAGE(ヴィンテージ)」の他、複雑機構であるトゥールビヨンを搭載した「HAUTE-HORLOGERIE」、特別感溢れる「CONCEPT」が展開されています。

デザインはコレクションによって異なりますが、いずれもベル&ロスらしい機能美が活きていることは特筆すべき点です。

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

このように、異色の経歴と多彩な魅力を抱えるベル&ロスは現在、世界各国に販路を拡大し、その取扱い地域は60か国以上にも及びます。

わが国でも年々そのシェアを拡大しており、2021年には東京 銀座に日本初のブティックがオープンしました(ちなみに2022年には大阪に二号店がオープンしています)。このブティックがまた、非常にベル&ロスの理念を受け継いでおり、無駄のない機能美溢れる設計となっております。店内は随所に航空の世界観がちりばめられていることも特徴で、もしお近くに来ることがあれば、ぜひ足を踏み入れて頂きたい場所です。

 

 

ベル&ロスの人気コレクション①BR01

現在のベル&ロスはスクエアケースがアイコニックなBR03シリーズを始め、非常に多彩なコレクション展開を行っております。

ここでは、当店GINZA RASINで特に人気のベル&ロスの各コレクションをご紹介いたします。

 

まず最初にご紹介するのは、独立後のベル&ロス人気に大きく貢献したと言って良い、BR01です。ラルフ・ローレン氏が愛用し、自身のブランドの広告でも着用されたエピソードはご存知の方も多いかもしれません。

ベル&ロス BR01

出典:https://www.bellross.com

BR01は、2005年に発表されました。

ラウンドの文字盤を有しつつもケースは正方形という、航空計器をそのまま腕時計に落とし込んだかのようなBR01のデザインは、まさに鮮烈。 ベル&ロス自身も、「コックピットから手元に移動して現代的な美しさを獲得した」と自負するほどです。

また、ケース直径46mmというビッグサイズも圧巻でした。腕時計の一般的なメンズサイズというと、だいたい直径40mm前後です。当時から「デカ厚」が流行していたとは言え、デカ厚時計の代表格であるパネライでもベーシックなサイズは直径44mmでしたから、BR01の大きさと思い切りの良さは想像に難くないですね。

ベル&ロス ヘリテージ BR01-92 HERITAGE

奇抜すぎる?いえいえ、だからこその存在感!

ケースや文字盤の四隅のビス留めや、見やすく視認しやすい針・インデックスもベル&ロスらしいと言えるでしょう。

ただユニークなだけでなく、BR01は丁寧に作りこまれており、高級機らしい力強い針やベゼルの立体感が相まって、エレガンスをも感じさせるのはさすがベル&ロスです。

一方で100m防水や計器に必要不可欠な優れた視認性も当然ながら備えており、ベル&ロスのブランドコンセプト―形は機能に従う―を体現していますね。

 

BR01は現在では生産終了しています(CONCEPTでは展開)。

中古市場には出回りますが、いつも店頭に豊富に並んでいるというわけではありません。欲しい方は、出会った時に買っておきたいですね!

 

ベル&ロス BR01-92 HERITAGE

ベル&ロス ヘリテージ BR01-92 HERITAGE

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 46.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

1940年代の軍用航空計器からインスパイアされたBR01です。

PVD加工によってブラック基調となったステンレススティール製ケースに、ヴィンテージな風合いの文字盤が素晴らしいですね。

最近は市場でなかなか見かけなくなってきたため、良い個体を見つけた時が買い時です。

 

ベル&ロスの人気コレクション②BR03

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

現行コレクションの「INSTRUMENTS」に当たり、ベル&ロスのフラグシップとも言うべき存在がBR03です。2006年に発表されました。

前項でご紹介したBR01を、直径42mmケースにダウンサイジングしたことが最大の特徴です。さらにデイト窓を加えることで、ベル&ロスのファン層をいっそう広げることとなった立役者でもあります。

BR01でも言及しましたが、INSTRUMENTSはその名の通り計器時計で、コックピットクロックと同じ原理に基づいて設計されています。当然BR03もまた計器であり、「形は機能に従う」を体現しています。

 

そんなBR03は、いくつかのバリエーションがあります。

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

まず、ベーシックな3針+デイトのBR03 AUTO。ベーシックとは言え文字盤カラーや素材がラインナップされているため、「人と違ったアイコニックな高級腕時計」として良い選択肢になります。

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

また、300m防水という堅牢性に、逆回転防止付のダイビングベゼルを備えたBR03 DIVER。

 

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

パイロットウォッチらしいBR03 GMT、大人気機構のクロノグラフを備えたBR03 CHRONOが存在します。

 

ベル&ロス ゴールデンヘリテージ BR03-92 GOLDENHERI-CA

ゴールデンヘリテージ BR03-92 GOLDENHERI-CA

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

BR03の中で、非常にお問合せの多い一本がこちらのゴールデン ヘリテージです。

夜光が焼けたような、ヴィンテージな風合いにカーフレザーが非常にマッチしていますね。

汎用ムーブメントを使うことで定価は528,000円と良心的な価格設定を実現しており、初めてベル&ロスをご購入になる方にもお勧めです。

 

ベル&ロス ファントム BR0392-PHANTOM-CE

ファントム BR0392-PHANTOM-CE

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

ステルス戦闘機からインスパイアされたBR03シリーズの「ファントム」です。

オールブラックがクールですね!

一見機能を度外視したように思えますが、インデックスと針にフォトルミネセンスコーティング加工が施されているため、暗闇では高い視認性を誇ります。

国内定価は561,000円です。

 

ベル&ロス ダイバー BR0392-D-BU-ST/SRB

ダイバー BR0392-D-BU-ST/SRB

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
文字盤:ブルー
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:300m

爽やかなブルー文字盤を湛えたBR03 ダイバーです。

高い防水性を備えたダイバーズウォッチをお探しの方は多いのではないでしょうか。

文字盤の段差が奥行を感じさせ、かっこいいながらも高級感も備えます。

国内定価は550,000円と、高級ダイバーズウォッチとして非常にお得感ある価格設定となっております。

 

ベル&ロス GMT BR0393-GMT-ST/SCA

ベル&ロス GMT BR0393-GMT-ST/SCA

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

時分針とは別にGMT針を持つことで、第二時間帯、第三時間帯表示を可能にさせるGMT機能。この利便性もさることながら、BR03の精悍な顔立ちにオレンジがアクセントとなり、オシャレな印象の強い一本となりました。ベゼルが24時間スケールとなっており、昼夜が一目で確認できるのもベル&ロスらしい機能美です。

現行は回転ベゼルが赤・黒または青・グレーのツートン配色となったモデルがラインナップされていますが、いずれも国内定価50万円台~となっており、初めてのGMTウォッチとしても良い選択肢となるでしょう。

 

ベル&ロス ブラックマット BR0394-BL-CE

ブラックマット BR0394-BL-CE

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.301(ETA2894-2)
パワーリザーブ:約40時間
防水性能:100m

クロノグラフを搭載したBR03です。計器然とした顔立ちが、いっそう強調されますね!

こちらのモデルはケース素材がセラミックで、そのため傷に強く軽量。針・インデックスのホワイトとのコントラストが優れた視認性をも確保しています。

国内定価は759,000円です。

 

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ベル&ロスの人気コレクション③BR05

ブラックマット BR0394-BL-CE

出典:https://www.bellross.com

「URBAN(アーバン)」コレクションに属することからもわかる通り、都会的で洗練された印象をまとったのが、BR05です。2019年に発表されました。

BR05は、ケースと一体型となったメタル製ブレスレットまたはラバーストラップを基調としていることが最大の特徴です。

これは、ラグジュアリー・スポーツウォッチのテイストをBRコレクションに取り入れる狙いがあったのでしょう。

 

ラグジュアリー・スポーツウォッチ、通称「ラグスポ」とは、現在時計業界のトレンドにもなっているスタイルです。

もっともラグジュアリー・スポーツウォッチに決まった定義はありませんが、1972年に雲上ブランドであるオーデマピゲが打ち出したロイヤルオークから端を発するスタイルで、ケースとブレスレットがシームレスになっていること。薄型設計であること。またサテン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分ける等して、薄型でありながらも高級機に欠かせない立体感を備えていることが特徴として挙げられます。

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

実際BR05も、ベル&ロスらしいスクエア型や四隅のビス、そして無駄のない機能美はそのままに、ラグジュアリー・スポーツウォッチらしい優美なフォルムを実現。またケースサイズも直径40mm×厚さ11mm程度(ベーシックな3針モデルの場合)と、スタイリッシュなサイズ感に収められています。

 

ベル&ロスはこのBR05シリーズに力を入れており、意欲的にラインナップを拡充しています。

素材や文字盤デザインが多種多様なことはもちろん、ハイエンドなゴールドモデルやダイヤモンドをあしらったモデル。さらに2021年には既存のBR05の文字盤をスケルトナイズさせたモデル展開を行う等、ベル&ロスにとっても非常に力を入れていることが見て取れます。

ベル&ロス BR05 スケルトン

出典:https://www.bellross.com

また、これまたBR05 GMTやBR05 CHRONOといった、付加機能を備えたモデル展開も行われています(GMT搭載モデルはケース直径41mm、クロノグラフ搭載モデルはケース直径42mmです)。

 

ベル&ロス ブラック スティール BR05A-BL-ST-/SST

ブラック スティール BR05A-BL-ST-/SST

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 40.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.321(SW300-1)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

永世定番のブラック文字盤を搭載した、BR05です。ステンレススティール製のブレスレットと相まって、オールシーズン様々なシーンで使いやすい一本ではないでしょうか。

ちなみにBR05はシースルーバックが搭載されていることも特徴です。

国内定価は665,500円。なお、ラバーストラップだと599,500円です。

 

ベル&ロス ブルースティール BR05A-BLU-ST/SST

ブルースティール BR05A-BLU-ST/SST

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 40.0mm
文字盤:ブルー
ムーブメント:BR-CAL.321(SW300-1)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

サンレイ仕上げによって光沢感を湛えたブルー文字盤のBR05です。

ブルー文字盤もまた、永世定番と言って良いですね。様々なシーンでのコードに合わせやすいカラーでしょう。

こちらも国内定価は665,500円。ラバーストラップだと599,500円です。

 

ベル&ロス クロノ ブルー スティール BR05C-BU-ST/SST

クロノ ブルー スティール BR05C-BU-ST/SST

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.0mm
文字盤:ブルー
ムーブメント:BR-CAL.326
パワーリザーブ:約40時間
防水性能:100m

クロノグラフがメカニックな印象のBR05デス。

一般的なクロノグラフだとタキメータースケールがアウターベゼル等に搭載されるものですが、BR05 クロノにはこれがなく、どこかレトロ・エレガンスな顔立ちを実現しました。

国内定価は869,000円。ラバーストラップだと803,000円です。

 

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ベル&ロスの人気コレクション④BR S

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

話は「INSTRUMENTS」に戻りますが、こちらのBR Sは洗練されたURBANみもある、39mmサイズのBRシリーズです。

直径40mm以下のケースでもベル&ロスらしいインパクトは抜群ですが、一方でスーツの袖口から主張しすぎないのはビジネスでの用途では重宝しますね。

 

BR Sは自動巻きが搭載されたBR S AUTOとクォーツ式のBR S QUARTZの二種がラインナップされています。

ちなみに女性向けのモデルも多くラインナップされており、シェアウォッチやペアウォッチとしてもお勧めです。

さらにBR S AUTOは385,000円~、BR S QUARTZは30万円前後~と他のシリーズと比べてお手頃価格なのも嬉しいところです。

 

ベル&ロス ゴールデン ヘリテージ BRS92-G-HE-ST/SCA

ゴールデン ヘリテージ BRS92-G-HE-ST/SCA

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 39.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:50m

BRシリーズで中でもヴィンテージ感満載のゴールデン ヘリテージを何度かご紹介しておりますが、39mmサイズでエレガントが強まった、BR Sです。

現行の自動巻きモデルはバーインデックスのみとなっておりますが、BR S QUARTZであればかなり選択肢も豊富ですので、お気に入りの一本をぜひ見つけてみましょう!

 

ベル&ロスの人気コレクション⑤ヴィンテージ

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

最後にご紹介するのは、オールドウォッチ好きの心をくすぐるヴィンテージシリーズです!こちらのシリーズは、ラウンドケースが主流となります。

今でこそスクエアケースで有名なベル&ロスですが、Sinnとの提携が切れ、独立後のファーストモデルとなったのがヴィンテージウォッチです。

1940年代の第二次世界大戦下や、戦後の大型ジェットの時代に発達したパイロットウォッチからインスピレーションを得ているシリーズで、シンプルで見やすい文字盤やドーム型のサファイアクリスタルガラス、そしてサテン仕上げが基調となった外装は、渋くてかっこいい!

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

シンプルゆえ、ともすれば量産型かと思いきや実は細部にまで緻密な作りこみがなされています。 例えば視認性の追求のため極限まで絞られたベゼルは、非常に高い技術を要します。

またヴィンテージな風合いに寄せつつも当然スペックは最新型で、100m防水と普段使いに十分な堅牢性を備えています。「ヴィンテージ」を謳っていながら、こういった作りこみの高さや優れたスペックから、全く古さを感じさせません。

 

ラインナップの基本はシンプルなステンレスモデルのためオンオフ問わない使用が可能ですが、インデックスや独特の針にはベル&ロスのデザインアイデンティティがふんだんに詰まっており、時計愛好家もベル&ロスファンも納得のシリーズではないでしょうか。

ベル&ロスがつけたい、でもBRシリーズはビジネスユースにはちょっと・・・とお悩みの方は、ぜひヴィンテージをお手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

ベル&ロス

出典:https://www.bellross.com

なお、シンプルな3針+デイト窓のBR V AUTO、両方向回転ベゼルが搭載されたBR V2 AUTO、BR V2 GMT、BR V2 CHRONO、43mmケースにツーカウンターのインダイアルが特徴的なBR V3 CHRONOが現行ではラインナップされています。

 

ベル&ロス ヴィンテージ ブラックスチール BRV192-BL-ST/SCA

ヴィンテージ ブラックスチール BRV192-BL-ST/SCA

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 38.5mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

シンプルゆえにヴィンテージが引き立つのが、こちらのBR V1-92です。

ちなみにサンレイ仕上げが美しいブルー文字盤もラインナップされており、いずれも高い人気を誇ります。

ブラック文字盤の国内定価が269,500円、ブルー文字盤は302,500円と、これまた良心的な価格設定を実現しています。

 

ベル&ロス ヴィンテージ アエロナバル BRV292-BU-G-ST/SCA

ヴィンテージ アエロナバル BRV292-BU-G-ST/SCA

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
文字盤:ブルー
ムーブメント:BR-CAL.302(ETA2892A2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

パイロットウォッチらしい佇まいが魅力的なのが、ヴィンテージ アエロナバルです。

陽極酸化処理を施されたブルーのアルミニウム・ベゼルディスクが、またヴィンテージ感に一役買っておりますね。

国内定価は429,000円です。

 

ベル&ロス ヴィンテージ ブラックスティール BRV294-BL-ST/SST

BRV2-94 ブラックスティール BRV294-BL-ST/SST

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
文字盤:ブラック
ムーブメント:BR-CAL.301(ETA2894-2)
パワーリザーブ:約42時間
防水性能:100m

タキメーターベゼルを備えることで、レーシーなデザインを獲得したヴィンテージ ブラックスティールです。

ツーカウンターのインダイアルとなっており、レトロさが増していますね。

国内定価は638,000円です。

 

 

なお、本稿でご紹介した現行シリーズの他、トノーシェイプがさらにユニークなBR02やWW1(Wrist Watch1―最初の腕時計―の意味ともWorld War I―第1次世界大戦―の意味ともとれる、ミリタリー感の強い一大コレクション)等、ベル&ロスは生産終了モデルにも目を見張るべき逸品が盛りだくさん。

そう数は多くないものの、中古市場で比較的活発に売買されているブランドでもあるので、こういった生産終了モデルを狙ってみるのも面白いですね!

 

 

まとめ

高機能で、ユニークで、それでいて高級感も損なわないベル&ロスについてご紹介いたしました!

定番のBR03の他、ラグスポのテイストを備えたBR05や、どこか懐かしいヴィンテージシリーズ等、多彩なバリエーションを有するベル&ロスの中で、お気に入りの一本を見つける一助になっていれば幸いです。

なお、ベル&ロスは例年新作を意欲的に発表し、まだまだ勢いは止まりそうもありません! 定番ブランドは嫌、でも高いクォリティを求める方は、ぜひベル&ロスをご一考ください!

 

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この記事を監修してくれた時計博士

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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