ロレックスのダイバーズウォッチとして、不動の人気を誇るサブマリーナー。
サブマリーナーのデイト(日付あり)とノンデイト(日付なし)のどちらを選ぶべきかは、多くのロレックスファンにとって永遠のテーマかもしれません。
どちらも優れた堅牢性と汎用性があるのは同じですが、機能やデザイン、リセールバリューには違いがあります。
たとえば、サイクロップレンズを備えたデイトモデルはロレックスらしさが際立ち、日付を確認できる点は便利です。
一方、ノンデイトは初代の系譜を受け継ぐ、ミニマルな美しさが魅力といえます。
この記事では、両モデルの特徴やメリットデメリットを比較しながら、どんな人にどちらが向いているのかを詳しく解説します。
現行品からヴィンテージの名作まで、選び方の参考になる具体的なモデルも紹介しているので、購入を検討する際はぜひ最後までご覧ください。
目次
サブマリーナーデイトとノンデイト、どちらを選ぶかはその人次第であり、そこに優劣や一概に正解といえる答えは存在しません。
それぞれに異なる魅力と個性があり、重視するポイントによって向き不向きが分かれます。
この項目では、どんな人がどちらのモデルに満足感を得られるかを整理して解説します。
サブマリーナーデイトは、機能性とデザイン性の両立を求める人に最適です。
日付表示があることで日常生活での利便性が高まり、ビジネスシーンでも活躍します。
また、文字盤色や素材の違いで選べるなど、バリエーションが豊富な点も見逃せません。
文字盤はブラック、グリーン、ブルーの3色があり、素材はステンレススチール、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ロレゾール(ステンレススチールとゴールドのコンビ)といった選択肢があります。
ロレックスの象徴ともいえるサイクロップレンズを備える点も特徴で、視認性の高さだけでなく、デザイン上のアクセントとして価値を感じる人も多いでしょう。
サブマリーナーノンデイトは、ミニマルな美しさを求める人にぴったりな選択肢です。
デイト機能を持たないことでデザインが完全に左右対称となり、シンメトリーなバランスの良さが際立っています。
また、3時位置にも夜光インデックスが配されることで発光がダイヤル上に均等に広がり、暗所での見え方にも美しさを感じられます。
さらに、1953年に誕生した初代サブマリーナーもノンデイト仕様であったことから、その伝統を継承している点も魅力であるに違いありません。
ノンデイトならではのストイックな美意識に共感できる人であれば、現行モデルのRef.124060などは、まさに理想的な1本といえるでしょう。
サブマリーナーデイトには、日付表示による実用性はもちろん、サイクロップレンズがもたらす独自の存在感、豊富なバリエーションや安定した市場価値など多くの魅力があります。
この項目では、そういったサブマリーナーデイトならではのメリットを3つの観点から詳しくチェックしていきます。
サブマリーナーデイトは、日付表示を備えることで実用性が高められたモデル。
特にビジネスシーンでは、日付をひと目で確認できる機能があると便利に感じる機会は多いはずです。
日付表示ありを、時計選びの絶対条件にしている人も少なくありません。
また、デイトジャスト機構によって午前0時ちょうどに日付が切り替わるのは、ロレックスのアイデンティティを実感できるポイントの1つです。
実用性とロレックスらしさという観点から見たときに、サブマリーナーデイトは確かな強みを持った1本といえるでしょう。
サブマリーナーデイトを語るうえで欠かせないのが、サイクロップレンズの存在です。
日付表示の上に取り付けられたこの小さなレンズは、2.5倍の拡大率によって視認性を高めるだけでなく、ロレックスの象徴的なデザインとして多くの人に親しまれています。
1950年代に初めて採用されて以来、サイクロップレンズは、ロレックスの時計であることをさりげなく主張するアイコンとしても機能してきました。
さらに、レンズによる立体的な反射や陰影が、ダイヤル全体に独特の表情を与えてくれます。
機能とデザインを両立したこのディティールが、サブマリーナーデイトの個性を際立たせているといっても過言ではありません。
サブマリーナーデイトは、中古市場においても安定した人気を誇っています。
そのため、長期間保有しても価値が下がりにくいどころか、売却時に購入価格よりも高値がつくケースさえあるため、資産価値の面でも安心感があります。
定番のブラックをはじめ、グリーンやブルーの文字盤、さらにはロレゾールや金無垢など、素材やカラーの選択肢が幅広い点も特徴です。
グリーンサブ(Ref.116610LVやRef.126610LV)や青サブ(Ref.126613LB、Ref.126619LB)などは、デザイン性と希少性の両面からコレクターズアイテムとしても人気があります。
ただし、バリエーションの豊富さゆえに、1本手に入れたら2本3本と欲しくなってしまうのには注意が必要かもしれません。
魅力ばかりに目がいきがちなサブマリーナーデイトですが、選ぶ際には注意したいポイントもいくつかあります。
ノンデイトよりも構造が複雑なため、メンテナンス費用や故障リスクへの影響が懸念されるほか、サイクロップレンズ特有の見え方に違和感を覚える可能性も否定できません。
この項目では、そういった懸念点について詳しく見ていきましょう。
サブマリーナーデイトは、ノンデイトに比べてムーブメントの構造がやや複雑になっている点はあらかじめ理解しておくべきでしょう。
日付が瞬時に切り替わるデイトジャスト機構は高精度なだけにパーツ点数が多く、経年による摩耗や不具合が発生した際の修理費用が高くなる傾向があります。
また、オーバーホールの際にもデイト機構の分解や調整が必要となるため、メンテナンスの手間だけでなくコストもサブマリーナーデイトの方がかかる可能性があります。
そのため、長く愛用したいと考えるのであれば、将来的な維持費も十分に考慮したいところです。
画像引用:ロレックス公式サイト
サイクロップレンズは視認性を高める便利な機能である反面、一部では「見え方に違和感を覚える」という声も聞かれます。
レンズを通して日付を見る際、角度によって数字が拡大されすぎたり、歪んで見えたりすることがあるため、人によっては読み取りづらさを感じるようです。
また、サイクロップレンズは接着剤で固定されていることから、極まれにではありますが、何かの拍子にポロッと外れてしまうケースがあります。
こうしたネガティブな側面も、自分にとって許容できる範囲かどうかを見極めることが大切です。
サブマリーナーノンデイトは、無駄を省いたシンプルな構造とバランスの取れたデザインが魅力です。
余計な機能がないぶん操作も直感的で、扱いやすさやメンテナンス性の面でもメリットがあります。
この項目では、そんなノンデイトならではの魅力を3つの視点から深掘りしていきましょう。
サブマリーナーノンデイトは、日付表示やサイクロップレンズを持たないことで、文字盤全体が完全な左右対称のデザインになっています。
このシンメトリーな構成は文字盤の見やすさだけでなく、視覚的な安定感や落ち着きをもたらす点にも注目したいところです。
また、夜光塗料が施されたインデックスが3時位置にも配されることで、暗所での視認性も抜群に優れています。
ミニマルにして完璧なバランスともいえるノンデイトのデザインは、初代サブマリーナー(Ref.6204)から続く純然たるダイバーズウォッチの顔ともいえるものです。
時計に最低限の機能だけを求める人にとっては、この潔いシンプルさこそ最大の魅力なのかもしれません。
ノンデイトにおける利点の1つは、操作が非常にシンプルなことです。
リューズを引き出して行う操作は時刻合わせのみで完結し、デイトモデルで必要な日付の早送りや、午前午後の判別といった煩雑さがありません。
また、現行のサブマリーナーノンデイトに搭載されるCal.3230は、約70時間のロングパワーリザーブを備えることで2~3日の間着用せずとも稼働し続ける上に、時刻合わせが必要なときも秒針停止機能(ハック機能)が付いているため、秒単位で調整することも難しくありません。
さらに、ノンデイトはムーブメントの部品点数が少なく、構造的な安定性やメンテナンス性の面でも利点があります。
こうした扱いやすさは、機械式時計ビギナーはもちろん、複数本の時計を使い分ける上級者にとってもうれしいポイントといえるでしょう。
サイクロップレンズを持たないことによる扱いやすさも、サブマリーナーノンデイトを選ぶメリットの1つです。
デイトモデルに見られるこのレンズは視認性を高める機能的付加価値である一方、縁にホコリやチリ、皮脂などが付着しやすく、こまめな手入れが必要となる部分でもあります。
特に風防との接合部には汚れが溜まりやすく、それを綿棒などで丁寧に拭き取らなければ、見た目が気になって仕方ない人も多くいます。
その点、ノンデイトモデルの風防はフラットなサファイアガラスであるため、表面の汚れや指紋を拭き取りやすく、常に清潔な状態を保ちやすいのがポイント。
このように、日々のメンテナンス性においても、シンプルなノンデイトには確かな利点があるといえます。
サブマリーナーノンデイトはシンプルさや扱いやすさが魅力ですが、選択肢の幅や市場での評価という点では注意すべきところがあります。
特に、バリエーションの少なさやリセールバリューがデイトモデルに劣る点は、購入を見送る要因にもなり得るでしょう。
この項目では、そういった懸念点を指摘していきます。
サブマリーナーノンデイトは、時計ファンの間では「本来の姿を受け継ぐ純粋なダイバーズウォッチ」として高く評価されていますが、リセールバリューの面ではデイトモデルにやや劣る傾向があります。
たとえば、現行のRef.124060は中古市場で安定した人気を保っているものの、グリーンサブ(Ref.126610LV)や黒サブ(Ref.126610LN)といったステンレス製のデイトモデルと比べると、価格の上昇幅は控えめです。
これは一般層において「日付表示があるほうが便利」と考える傾向が根強く、流通量や需要がデイトモデルに集中しやすいためだと考えられます。
さらに、ノンデイトはブラックダイヤル×ステンレスの1アイテムに限定されており、ラインナップの豪華さに欠ける点も再販時の訴求力に影響します。
将来的な資産価値を重視する場合は、こうした相場の傾向や市場の評価を踏まえた上で慎重に検討するのが良いでしょう。
サブマリーナーノンデイトの魅力は、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインにありますが、その一方でバリエーションが少ない点には留意が必要です。
現行のノンデイトモデル(Ref.124060)は、ブラックダイヤル×ステンレススチールという構成のみで展開されており、前モデルのRef.114060や、それ以前のRef.14060M、Ref.14060においても同様でした。
つまり、ノンデイトは長年にわたり「素材も色も選択肢のない1モデル体制」が貫かれており、デイトモデルのように豊富なバリエーションが存在しません。
これはロレックスがノンデイトを、あくまで原点回帰や伝統的なツールウォッチとしての姿と位置づけているためだと考えられますが、購入者にとっては選ぶ楽しさを味わえないのも事実です。
そのため、「人と被りたくない」や「あまりにシンプルなのは微妙……」と思う人には、選択肢の少なさが購入をためらう一因となる可能性があります。
サブマリーナーノンデイトは、「地味」や「定番すぎてつまらない」といった評価も一部ではされています。
しかし、ダサいかといえば全くそんなことはなく、むしろ長く愛される理由のある1本です。
ブラックダイヤルに日付表示のない左右対称のデザインは、視認性、バランスの両面で高い完成度を誇り、何年、何十年と持ち続けても飽きを感じない普遍性を備えています。
初代サブマリーナーから続くこのデザインこそが、ロレックスのダイバーズウォッチとしてはもちろん、全ダイバーズウォッチの原点とも呼べるものです。
さらに、現行のRef.124060は、約70時間のロングパワーリザーブと高耐磁性および高精度(日差-2~+2秒)を備えるCal.3230を搭載し、実用性においても文句のつけようがないスペックを誇っています。
派手さこそないものの、いつの時代もこのミニマリズムに魅了される人は後を絶たず、「ノンデイトでなければ」という強いこだわりを持ったロレックスマニアも世界中に存在します。
そんなノンデイトだけが持つ構造美や歴史的意義を知れば、手に入れて後悔する姿はきっと想像できないでしょう。
一口にサブマリーナーデイトといっても、ケース素材やカラーリングの違いによって印象は大きく変わります。
ステンレス、ロレゾール、金無垢のそれぞれが放つ質感や存在感に注目しながら、代表的な3本の魅力を比較してみましょう。
型番:116610LV
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
「ハルク」の愛称で親しまれるRef.116610LVは、鮮やかなグリーンダイヤルとグリーンベゼルが目を惹くステンレス製のサブマリーナーです。
サンレイ仕上げのダイヤルは、光の角度によって濃淡が変化し、奥行きのある表情を楽しめます。
ケース径は現行モデルより1mm小さい40mmで、ムーブメントは前身のCal.3035を改良して生まれた名機との呼び声も高いCal.3135を搭載しています。
Cal.3135は約48時間のパワーリザーブを備え、テンプ受けがツインブリッジ構造に改められたことで0.01ミリ単位の精密なアガキ調整が可能となり、高精度の維持とメンテナンス性の両立を実現しているのが特徴。
歴代のグリーンサブとして唯一、文字盤までグリーンを採用した本機は、他のサブマリーナーとは一線を画す存在感を放ちます。
製造期間は2010年から2020年までと決して短くはありませんが、2025年現在でも希少性と人気の高さは抜群で、中古相場は270万~330万円程度と高値を維持しています。
型番:126613LB
素材: ステンレススティール / SS × イエローゴールド / YG
ケースサイズ:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
2020年に登場したRef.126613LBは、ステンレススチールと18Kイエローゴールドを組み合わせたロレゾール仕様かつ現行モデルの青サブマリーナーです。
セラクロム製ブルーベゼルと光の加減で表情を変えるサンレイ仕上げのブルーダイヤルが生み出す色彩のコントラストは、視覚的なインパクトに加えてスポーティな高級感も演出します。
ケース径は41mmで、ムーブメントは約70時間のロングパワーリザーブを誇るCal.3235を搭載。
Cal.3235は、クロナジーエスケープメントと呼ばれる脱進機やブルーパラクロム・ヘアスプリングを採用することで、高い耐磁性と耐衝撃性も備えています。
リューズやブレスレットの中央リンク、ベゼル外周にはイエローゴールドが使用されており、華やかさと実用性を兼ね備えた1本としてビジネスからリゾートシーンまで幅広く着けこなせるのも魅力。
2025年現在の定価は2,581,700円、新品実勢価格は290万円程度となっています。
型番:126619LB
素材: ホワイトゴールド / WG
ケースサイズ:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
サブマリーナーで唯一ホワイトゴールド製のRef.126619LBは、ラグジュアリーと堅牢性を兼ね備えた特別な現行モデルです。
ブルーベゼルにブラックダイヤルを合わせた独特のカラーリングは、控えめながらも確かな存在感を放ち、他のモデルにはない高級感を味わわせてくれます。
ケースとブレスレットには18Kホワイトゴールドが使用されており、手にした瞬間に伝わるずっしりとした重みと冷たい質感が、所有する歓びをいっそう高めてくれます。
ムーブメントは他の現行サブマリーナーと同じCal.3235を搭載し、抜群の実用性を確保。
2025年現在の定価は7,062,000円であるのに対し、新品実勢価格はそれを下回る590万円程度となっています。
さらに、中古品であれば500万円以下で良個体が見つかる場合もあるため、新品または国内正規品にこだわらなければ、二次流通市場をまめにチェックするのが良いでしょう。
サブマリーナーノンデイトは、シンプルな外観ゆえに一見どれも似た印象を受けますが、実は世代ごとに異なる個性と魅力を有しています。
この項目では、現行モデルからヴィンテージまで、時代を象徴する4本をピックアップ。
細部に込められた進化の跡や設計思想の違いについて、ポイントを抑えて解説します。
型番:114060
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
2012年から2020年頃まで製造されたRef.114060は、シンメトリーな美しさと現代的な実用性を兼ね備えた、ステンレス製のサブマリーナーです。
光沢のあるブラックダイヤルとセラクロム製ベゼルが、装飾を排したミニマルな外観に精悍な印象を与えています。
「マキシケース」と呼ばれる40mm径のケースは、がっしりとした手首の上でも確かな存在感を発揮。
搭載するムーブメントのCal.3130は約48時間のパワーリザーブを備え、信頼性の高さでも評価されています。
「ノンデイトの完成形」と称されることも多い本機は、現在でも中古相場が安定しており150万~170万円程度で取引されています。
型番:14060M
素材:ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 40mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
Ref.14060Mはクラシカルな意匠と高い実用性を兼ね備えた、5桁サブノンデイトの集大成ともいえる1本です。
アルミ製のベゼルインサートとサファイアクリスタル風防が、ヴィンテージの面影を残しつつも、現代的な堅牢さを与えています。
高級感あふれる現行モデルとは異なり、いい意味で飾り気のない佇まいがTPOを気にせず使い回すには好都合です。
搭載するムーブメントのCal.3130は、2007年にクロノメーター化されており、精度、耐久性ともに信頼性の高い設計。
製造期間は2001年から2012年までと比較的長く、クロノメーター化の前後でダイヤル表記が2行と4行の個体が存在します。
2025年現在でも中古相場は安定しており、140万〜170万円程度で取引されています。
型番:124060
素材: ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 41mm (リューズ含まず)
駆動方式: 自動巻き / Self-Winding
Ref.124060は、現行のサブマリーナーにおける唯一のノンデイト仕様にして、機能美と堅牢性を追求したモデルです。
ケース径は41mmと先代よりわずかにサイズアップしたものの、ケースサイドのラグが細くなったことで見た目のバランスが整い、装着時のフィット感も向上しました。
ムーブメントは、約70時間のロングパワーリザーブを誇るCal.3230を搭載。
ブラックダイヤルとセラクロム製ベゼルの組み合わせが、ノンデイトならではの端正な顔立ちを際立たせ、無駄のないシンメトリーデザインがサブマリーナー本来の機能美を静かに物語ります。
2020年の登場以来、ロレックスの超定番モデルとして安定した人気を維持しており、2025年現在の定価は1,400,300円、新品実勢価格は190万円程度となっています。
1955年に登場したRef.6536は、サブマリーナー第2世代に位置づけられる初期のヴィンテージモデルです。
同時期に登場したRef.6538が200m防水だったのに対し、Ref.6536は100m防水で、リューズが小型なのも特徴。
37mmの控えめなケースにミラーダイヤルやリベットブレスレット、夜光の焼けなど、現代にはない味わいが凝縮されていることで、コレクターズアイテムとして高い人気を誇っています。
ムーブメントには約36~48時間のパワーリザーブを備えるCal.1030を搭載し、後継のRef.6536/1ではクロノメーター仕様の同キャリバーも見られます。
サブマリーナーの原点を色濃く残す本機は、きわめて希少性が高く、状態の良い個体には数千万円の値がつくことも珍しくありません。
サブマリーナーデイトとノンデイトは、どちらもロレックスを代表する名作であり、それぞれに異なる魅力があります。
実用性や選択肢の豊富さを重視するならデイト、デザインの純粋さや扱いやすさを求めるならノンデイトが最適です。
人気モデルの傾向や相場を踏まえつつ、自分のライフスタイルや価値観に合った1本を選ぶことが、後悔のない購入への近道といえるでしょう。
ぜひ今回ご紹介したモデルも参考にしながら、理想のサブマリーナーを探してみてはいかがでしょうか。