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スーツにダイバーズウォッチは合う?ビジネスシーンで使えるダイバーズウォッチを紹介!

WEBマガジン, 遠藤有隆

ビジネス向け ダイバーズウォッチ

「ダイバーズウォッチって、ビジネスシーンではカジュアルすぎるのでは?上司の評価は大丈夫だろうか…。」

スーツとの相性が気になる方や、フォーマルな場面での装着に戸惑う方は少なくありません。

ですが結論から言えば、ダイバーズウォッチはビジネスにも“アリ”です。

選び方さえ間違えなければ、スーツに映える洗練された1本として十分活躍します。

本記事では、ビジネスシーンにふさわしいダイバーズの条件や、実際にスーツに合うおすすめモデルを厳選して紹介します。

「どんなモデルを選べば浮かないのか?」「本格派モデルもアリ?」といった疑問にもお答えします。

購入検討中の方や、TPOを意識した1本を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

ダイバーズウォッチとは

ダイバーズ ウォッチ ビジネス
ダイバーズウォッチとは、水中での使用を想定して設計された、高い防水性能と耐久性を備えた腕時計のことです。

もともとはプロダイバー向けのツールとして発展しましたが、現在ではその機能性とデザイン性が評価され、日常使いからビジネスシーンまで幅広く活用されています。

力強く洗練された印象を与えるため、特に男性に人気の高いカテゴリです。

ダイバーズウォッチの定義

ダイバーズウォッチとは、国際標準化機構(ISO)によって定められた「ISO 6425」規格に準拠した、潜水用の腕時計を指します。

この規格に適合するためには、以下の条件を満たす必要があります。

ダイバーズウォッチの条件
  • 最低100メートル以上の防水性能(一般には200メートル以上が主流)
  • 逆回転防止機能付きベゼル(潜水時間の測定に用いる)
  • 暗所でも視認性を確保する夜光処理(針やインデックスに施される)
  • 耐磁性・耐衝撃性・耐塩水性などの堅牢性
  • 水中での操作確認のための操作性テストの実施

これらをクリアした時計のみが「ダイバーズウォッチ」として正式に認定されます。

元々はプロフェッショナルのために設計された機能性の高いツールですが、現在ではどのような評価がされているか次の項目からみていきましょう。

ビジネスにダイバーズウォッチはありか?

ダイバーズ ウォッチ ビジネス
「ダイバーズウォッチはスポーティーすぎるのでは?」と感じる方も多いかもしれません。

確かに、分厚いケースや鮮やかなカラーリングのモデルはスーツとミスマッチになる可能性があります。

しかし実際には、デザインやサイズを選べば、ダイバーズウォッチはビジネスシーンでも違和感なく使える優れた選択肢です。

堅牢な作りと信頼感あるデザインは、むしろ「頼れる印象」を与えることもあります。

特に黒やネイビーなど落ち着いた文字盤を持つモデルは、知性や誠実さを演出してくれます。

ファッション性と実用性を両立させながら、個性も表現できるダイバーズは、スーツスタイルの強力な味方です。

スーツに合わせるメリットと注意点

ダイバーズウォッチをスーツに合わせることで、重厚感と信頼感のある印象を与えることができます。

堅牢で男らしいデザインは、ビジネスの場面でも存在感を放ちます。

ただし、ケースが大きすぎたり派手なカラーリングのモデルはスーツに不釣り合いとなる場合もあります。

ビジネスシーンでは、厚みが抑えられたケース、落ち着いた色味の文字盤、シンプルなデザインを選ぶのが好印象につながります。

ビジネス向きダイバーズの選び方

ダイバーズ ウォッチ ビジネス
ビジネスシーンでダイバーズウォッチを活用する際は、単に「スーツに合うかどうか」だけでなく、着用する目的やシーンを明確にすることが重要です。

商談やプレゼンなど「きちんと見せたい場面」では、控えめなサイズ感や落ち着いた色合いのモデルが好印象につながります。

一方で、社内業務中心の日常使いであれば、多少個性のあるデザインでも手元のアクセントとして活躍するでしょう。

また、相手に与える印象や、自分の立場・職種とのバランスを考慮することも選定のポイントです。

つまり、TPOに応じて「どんな自分を演出したいか」を軸に選ぶことが、ビジネス向きダイバーズの賢い選び方なのです。

具体的なスペックやデザインのポイントについては、以降のトピックで詳しくご紹介します。

厚みとサイズはスリム&控えめが基本

ビジネスシーンにおいて、腕時計は印象を左右する重要な要素でもあります。
特にスーツスタイルにおいては、腕時計の厚みとサイズ感が見た目のスマートさを大きく左右します。

目安として、ケースの厚さは12mm以下、直径は40mm前後が理想的です。

これは、シャツの袖口に時計が引っかかることなく収まり、腕元に自然に馴染むサイズ感だからです。

反対に、厚みのある大型モデルは、袖口がもたついたり悪目立ちしてしまうことがあります。

「TPOをわきまえていない印象」を与える恐れも。

とくに初対面の相手との商談や会議など、信頼感を求められる場面では、控えめなサイズのダイバーズこそが安心感と知性を演出してくれます。

見た目のバランスだけでなく、相手に与える印象まで考慮するのが、ビジネスにふさわしい時計選びの第一歩です。

文字盤は黒・青など落ち着いた色を

ビジネス用途では、黒・青など落ち着いた文字盤が好まれます。

黒は最も汎用性が高く、青は知的で清潔感ある印象を与えます。

一方、赤・オレンジ・グリーンなどはカジュアルな印象が強く、スーツには不向きです。

文字盤のカラーによって、相手に与える印象が大きく変わります。

色選びには注意しましょう。

ベルト素材はメタルまたはレザーが◎

ベルトは時計の印象を左右する重要な要素です。

ビジネススタイルに合わせるなら、ステンレスブレスレットが最もフォーマルに見えます。

クラシックな雰囲気を演出したい場合は、レザーベルトも好相性です。

ラバーベルトはスポーティな印象が強く、ビジネスシーンには不向きです。

TPOに応じたベルト選びが、装いをワンランク引き上げます。

スーツに合うおすすめダイバーズウォッチ

ダイバーズ ウォッチ ビジネス

ここからは、実際にスーツスタイルと好相性のダイバーズウォッチを厳選してご紹介します。

いずれも「ビジネスでも違和感なく使えるか?」という視点から選んだモデルで、デザインの落ち着き、ケース厚やサイズ感、ベルト素材などに配慮された時計ばかりです。

高級感と信頼性を兼ね備えた王道モデルから、初めてのダイバーズにも適したコストパフォーマンスの高い1本まで、幅広くラインナップしています。

「スーツにも合うけど、きちんとダイバーズとしての魅力もある」そんな両立を叶える時計を探している方に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

ビジネスシーンに自然に溶け込みつつ、手元で個性を表現できる名品を見つけましょう。

ロレックス サブマリーナーデイト

ロレックスのサブマリーナーデイトは、1953年に誕生したダイバーズの元祖的存在であり、ラグジュアリー×ツールウォッチの象徴です。

現行モデル(Ref.126610LN)はブラックのセラクロム製ベゼルと黒文字盤を備えた王道デザインで、どんなスーツにも違和感なくフィットします。

約70時間のパワーリザーブを持つCal.3235を搭載し、堅牢性・精度・耐磁性すべてにおいて業界最高水準。

厚みは若干あるものの41mmの控えめな外径とブレスレットの高いフィット感を備えています。

「デイト」仕様は、ビジネス用途でも日付の確認が容易で実用性抜群。

ロレックスブランドの信頼性、リセールバリュー、そしてビジネスシーンへのマッチ。
すべてが揃った万能ダイバーズです。

オメガ シーマスター300

オメガの「シーマスター300」は、1957年に登場した伝説的ダイバーズの復刻モデルであり、クラシカルな美しさと最新技術を融合させた一本です。

現行モデル(Ref.234.30.41.21.01.001)は、サンドイッチ構造の文字盤とヴィンテージ調の針が特徴で、深みのあるブラックまたは青文字盤が知的で上品な印象を演出します。

ムーブメントにはオメガ独自の「マスターコーアクシャル」Cal.8912を搭載し、耐磁性は15,000ガウスを備えています。

日常の磁気があるビジネス環境でも安心して使える耐久性を備えています。

スーツに合わせても過剰に主張せず、それでいて時計好きからは一目置かれる、洗練されたセンスを感じさせるモデルです。

タグ・ホイヤー アクアレーサー

アクアレーサーは、タグ・ホイヤーが誇るスポーツダイバーズシリーズで、プロフェッショナルのための機能と都会的なデザインを兼ね備えたモデルです。

現行のアクアレーサー プロフェッショナル300(Ref.WBP201A.BA0632)は、厚みを抑えたケース設計(約12mm)に加え、ファセット加工された12角形ベゼルが特徴で、シャープな印象を腕元に与えます。

ケース外径は43mmとやや大柄ですが、12角形のベゼルや8角形のインデックスのシャープな外観がスーツとマッチします。

300m防水・ねじ込みリューズ・デイト表示など、日常使用にも十分なスペックを持ちながら、価格は他のスイス製高級機より抑えめでコストパフォーマンスも良好。

特に若手ビジネスマンが最初の本格時計として選ぶには最適なモデルで、「きちんと感」と「アクティブさ」を両立できます。

チューダー ブラックベイ

チューダーの「ブラックベイ」シリーズは、ロレックスの兄弟ブランドとしての血統と、ヴィンテージロレックスを彷彿とさせるクラシカルな意匠を融合した人気のダイバーズコレクションです。

無骨さと上品さの絶妙なバランスは、時計愛好家からファッション感度の高いビジネスパーソンまで、幅広い層に支持されています。

その中でも、スーツスタイルと親和性の高い最新モデルが「ブラックベイ 7941A1A0NU-0003」です。

2023年発表のこのモデルは、伝統のデザインを踏襲しつつ、ケース厚13.6mmという薄型設計と、スリムなラグ形状により、ジャケットの袖口にも美しく収まる仕上がり。

直径41mmながら装着感は軽快で、日常のビジネスシーンにも違和感なく馴染みます。

文字盤にはドーム型のブラックダイヤルを採用し、シルバーのアプライドインデックスが配置されています。

ベゼルはステンレススチール製の60分目盛り付き逆回転防止ベゼルで、ブラックアルミニウム製のインサートが装備されています。

搭載ムーブメントは、自社製Cal.MT5602-U。

COSCだけでなくMETAS認定も取得したマスタークロノメーターで、70時間のパワーリザーブと高い耐磁性を実現。

信頼性・正確性・実用性のすべてにおいて、現代的なビジネスユースに応えるスペックです。

控えめながらも確かな存在感を放ち、「わかっている感」をさりげなく演出できる一本です。

派手さよりも品格を重視したい方にこそ、ふさわしい選択肢といえるでしょう。

ブランパン フィフティ ファゾムス

1953年に登場した「フィフティ ファゾムス」は、世界初の本格ダイバーズウォッチとしてロレックス サブマリーナーと並ぶ歴史的傑作。

現在のモデルは、当時のデザインを継承しつつ、ハイスペックなムーブメントと素材で現代的にアップデートされています。

中でも「フィフティ ファゾムス バチスカーフ(Bathyscaphe)」シリーズは、クラシックでスリムなケース設計とミニマルな文字盤が特徴。

外径38mmの控えめなサイズは、ビジネスシーンでも上品かつ控えめに映えます。

搭載ムーブメントは自社製Cal.1150、100時間のロングパワーリザーブとシリコン製ヒゲゼンマイによる高耐磁性能を誇ります。

通好みの選択肢として、“語れる一本”を求める方にふさわしいラグジュアリーダイバーズです。

スペック重視の本格派モデル

ダイバーズ ウォッチ ビジネス
ビジネスシーンでも、デザインだけでなく「時計本来の性能」にこだわりたい方もいるでしょう。

そんな方には、スペック重視の本格派ダイバーズウォッチがおすすめです。

高い防水性能、耐衝撃性、視認性など、プロユースにも耐えるスペックを備えながら、スーツにも自然に馴染むデザイン性を兼ね備えたモデルが揃っています。

シンプルな見た目ながらも中身は本格仕様というギャップが、大人の男性の魅力を引き立ててくれるでしょう。

ここでは、ブライトリングやセイコー、ジンといった実力派ブランドから、ビジネスでも使えるハイスペックなモデルを紹介します。

「性能で選ぶ」ビジネスマンにこそふさわしい、信頼できる1本を見つけてください。

ブライトリング スーパーオーシャン

ブライトリングの「スーパーオーシャン」は、1957年に誕生したプロフェッショナルダイバーズの系譜を受け継ぐ、ハイスペックなツールウォッチです。

現行モデル(Superocean Automatic 42)は、300m防水・逆回転防止ベゼル・ねじ込みリューズを備えた本格派でありながら、厚さ約12.5mmとスーツに収まりやすいバランスの取れた設計が魅力です。

ラバーベルト仕様もありますが、ビジネスにはステンレスブレスレットや落ち着いた色味のナトー調ファブリックベルトとの組み合わせがおすすめ。

特にブラックやネイビーの文字盤は落ち着いた印象で、スーツスタイルにも自然に溶け込みます。

視認性の高い太めの針とインデックス、そして堅牢な造りが「頼れる男」のイメージを演出。

ブライトリングのブランドイメージも相まってアクティブかつ洗練された印象を求めるビジネスマンにふさわしい、実力派ダイバーズです。

セイコー プロスペックス

セイコーの「プロスペックス」シリーズは、“プロフェッショナル仕様”を意味する名にふさわしく、優れた機能性と高い耐久性を兼ね備えた国産ダイバーズです。

特に「SBDC101」などのモダンダイバーズは、直径40.5mm・厚さ13.2mmと比較的スリムな設計で、スーツにもよく馴染むバランス感があります。

セイコー独自の自動巻きムーブメント「6R35」は70時間のパワーリザーブを誇り、国内外のファンから高い評価を獲得。

日本製ならではの仕上げの美しさと価格以上の品質感が、多くのビジネスマンに支持される理由です。

また、プロスペックスはラインナップが豊富で、シンプルで控えめな文字盤やシャープなケースラインを持つモデルを選べば、スーツスタイルでも違和感はありません。

「日本人の腕に最も自然に収まる高機能ダイバーズ」として、実用性を重視する方に最適です。

ビジネス×ダイバーズは”選び方”がカギ

ダイバーズ ウォッチ ビジネス

ダイバーズウォッチは本来スポーツやアウトドア向けの時計ですが、選び方次第でビジネスシーンにも対応可能です。

比較的に薄型で落ち着いたデザイン、上品なカラーリング、スーツと調和するベルト素材を選ぶことで、スーツスタイルに自然に溶け込みます。

自分らしさを演出しながらも相手に好印象を与える“ビジネス向けダイバーズ”を、ぜひ見つけてみてください。

当記事の監修者

遠藤 有隆(えんどう ゆうこう)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC 上級ウォッチコーディネーター取得
営業企画部 マーケティング課
好きなブランド IWC・ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネなど

1984年生まれ、神奈川県出身。時計業界は2017年より。
デザイン系の短期大学を卒業後、23歳で大手セレクトショップに入社。約10年間、レディースの服飾雑貨の責任者として店頭接客、MDやVMD業務に従事してきました。
10年目を迎え、更なる成長を求めて高級時計店への転職を決意し、2017年にGINZA RASINに入社。店頭接客を7年経験した後、現在の営業企画部 マーケティング課へ異動。
人と話すことが好きで、スーパーポジティブな私は現在、愛用のIWCメカニカルフリーガークロノとスモールギーゼを共にしながら、店舗での経験を活かしつつ、多角的な視点で記事の監修を行っています。


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