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1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)特集【A.ランゲ&ゾーネ】

GINZA RASIN編集部厳選ウォッチ特集, ランゲ&ゾーネ

1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)A.ランゲ&ゾーネ



時を制御する芸術。1815が描く、究極の機械美。


 

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨン 730.079Fは、世界三大複雑機構のひとつ「トゥールビヨン」をさらに進化させた、次世代高精度トゥールビヨン搭載腕時計。

複雑機構のなかでも特にダイアルの見た目が複雑でメカニカルなトゥールビヨンは、究極の機械美を味わえる一方、組み立てが最も難しい機構ともいわれています。

当機においては、通常の場合、回転を止めることがないトゥールビヨンに「瞬間でストップし同軸上の秒針を瞬時に12時位置に戻す」というストップセコンド機能を搭載しています。

加えて、ホワイトエナメルダイアルやプラチナケース、ムーブメントの裏側にまで繊細な彫刻を施すグラスヒュッテ様式など、ドイツ高級腕時計の粋を極めた一本ともいえるこの時計。

「NEVER STAND STILL(決して立ち止まらない)」という哲学を掲げながら、その真逆ともいえる“針を止める”機構を採用しているA.ランゲ&ゾーネのストップセコンド機能には、そんな逆説的な美学とエスプリが宿っています。

世界にたった100本しかない幻の名機「A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079F」に宿る技術と美意識を、ディテールまで丁寧に捉えた写真とともに、じっくりと紐解いていきたいと思います。

常識を超える機構|A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079F

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079Fは、回転を止められる特殊なトゥールビヨンをはじめ、腕時計ファン垂涎の特徴を数多く備えた名機です。

頭脳のように繊細で複雑なムーブメントを包み込むケースやダイアル、針やインデックスに至るまで、全てのパーツが芸術品と呼ぶに相応しい美しさである点も大きな特徴。

最高の職人技に支えられている、Ref.730.079Fの数ある魅力の中からまずは、当機において最も注目したい「回転を止められるトゥールビヨン」について語っていきたいと思います。

回転を止めらるトゥールビヨン


 

まずはこの動画をご覧ください。

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨン Ref.730.079Fの最大の特徴は、回転し続けるトゥールビヨンを停止させることができるという革新性にあります。ブランドが特許を取得した「ストップセコンド機構」と「ゼロリセット機構」の搭載により、これまでの常識を覆す精度調整が可能となりました。

この2つの特許機構は、回転するトゥールビヨンを瞬時に停止させ、同軸上の秒針をゼロ位置へと即座にリセット。これにより、時刻を秒単位で正確に合わせることができます。

本来トゥールビヨンは、姿勢差による誤差を補正し、時計の精度を高めるために考案された複雑機構ですが、ストップセコンド機構およびゼロリセット機構が加わることで、秒単位での高精度を日常的に追求できる次世代トゥールビヨンへと進化を遂げたのです。

ダイアル上で繰り広げられるコンプリケーションのギミックは、まさに機械工芸の粋を極めた動く芸術。

純白のダイアルに穿たれた開口部から覗くトゥールビヨンがある瞬間に“ピタリ”と動きを止めるという驚きのギミックは、複雑機構が織りなす精密な魔法を見ているかの様でこの時計でしか得られない特別な体験を所有者にもたらすことでしょう。

動き続けることが当たり前だったトゥールビヨンに「静止」という概念が加わったことで、精度を高めるための機構が、静と動の美を宿した存在へと昇華し、見る者の心を深く揺さぶります。

ストップセコンド機能とは

ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨン 730.079F(LS7302AH)

ストップセコンド機能は、A.ランゲ&ゾーネが2008年に世界で初めて開発し、特許を取得した革新的な技術です。トゥールビヨン機構を収めた「キャリッジ(ケージ)」全体を瞬時に停止させるこのシステムは、従来のトゥールビヨンでは成し得なかった秒単位での時刻調整を可能にしました。

リューズを引き出すと、搭載されたハック機構(ストップセコンドスプリング)がテンプを制止すると同時に、キャリッジの回転をも止め、トゥールビヨンとムーブメント全体の動作を瞬時に停止させます。リューズを押し戻すと、すべての機構が何事もなかったかのように動き始めます。

本来、トゥールビヨンは姿勢差によって生じる歩度のばらつきを補正するための高精度機構ですが、秒針と同軸上にある構造上、従来は秒単位での正確な時刻合わせが難しいという課題がありました。

このストップセコンド機能の搭載により、トゥールビヨンの高精度にさらなる“静止による調整”という選択肢が加わり、時計全体の実用精度が飛躍的に高められたのです。

ゼロリセット機構とは

ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨン 730.079F(LS7302AH)

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079Fに搭載されているゼロリセット機構とは、トゥールビヨン機構を瞬時に停止させると同時に、秒針を帰零(12時位置に戻す)させるシステムです。

リューズを引き出すとトゥールビヨンが停止し、トゥールビヨンに取り付けられている秒針も瞬時に12時位置に戻って止まる。

そして、リューズを押し込むとトゥールビヨンを含めたムーブメントが動き始め、秒針も12時位置からカウントをスタートします。

ゼロリセット機構は、一般的にテンプを停止させるための装置ですが、Ref.730.079Fでは、トゥールビヨンと同軸に配された秒針を瞬時に停止し、秒単位での時刻修正を可能にする目的で搭載されています。

このモデルでは、ストップセコンド機能とゼロリセット機構をトゥールビヨンに組み合わせることで、時計を瞬時に停止させながら秒針をゼロ位置に戻し、精緻な時間合わせを実現しています。

キャリバーL102.1のスペック

1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)A.ランゲ&ゾーネ

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨン Ref.730.079Fに搭載されるムーブメント「Cal.L102.1」は、トゥールビヨンという高度な複雑機構に加え、世界で初めてストップセコンド機能とゼロリセット機構を同時に搭載した革新的なキャリバーです。

トゥールビヨンは、姿勢差(時計の置かれる位置や角度によって生じる精度のブレ)を補正し、機械式時計の時間精度を飛躍的に高めるための機構。ミニッツリピーターやパーペチュアルカレンダーと並び、世界三大複雑機構のひとつに数えられています。

そのトゥールビヨンに加えて、ストップセコンド、ゼロリセットというふたつの特許技術を融合させた本モデルは、3種の複雑機構を搭載した「グランドコンプリケーション」と呼ぶにふさわしい一本。

キャリバーL102.1

画像引用:ランゲ&ゾーネ公式HP|キャリバー L102.1

ムーブメント キャリバーL102.1
種類 手巻き式ムーブメント
パワーリザーブ 72時間
テンプ振動数 毎時21,600振動(3.0 Hz)
石数 20石、うち1石はダイヤモンド受け石
部品数 262個

純粋無垢なホワイトエナメル文字盤

1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)A.ランゲ&ゾーネ

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079Fのもつ、ミルクの水面のような純白の美貌ダイアルは、ブランドの卓越した腕を持つ技術者が手がけたもので、エナメルのなかでも最も難しく麗しい「グラン・フーエナメル」で仕上げられています。

エナメル技術はブランド各社が美しさや高難度を競い合う、まさに「高級腕時計の証」で、グラン・フー(偉大なる炎:仏語)エナメルはその名のとおり、約800度~1000度という超高温で焼き付ける、非常に繊細な技工です。

当機のダイアルは何度もグラン・フーエナメルの焼成を重ね、ロゴ、黒いインデックスと目盛り、さらに赤い12時のインデックスもそれぞれ個別にエナメルで焼き入れています。なめらかな純白ダイアルは、マイスターたちの途方もない手間と時間の末に作られているのです。

プラチナケースがもたらす、価値と美の両立

1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)A.ランゲ&ゾーネ

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079Fには「貴金属の女王」プラチナがケースに使用されており、美しいだけでなく洗練された印象を与えます。

プラチナは強度・延性を持ち、耐変色性にも優れていますが、加工が難しくゴールドケースの3倍手間と時間がかかるとされています。

また、希少性も高く、金よりもはるかに産出量が少ない、白く輝く貴金属です。

丈夫で長持ちするだけでなく、美しさも保たれるため、人生のパートナーとして選ぶ一本に相応しいタイムピースです。また、愛する家族へ、子孫へと受け継ぐ家宝としての品格も持ち合わせています。

古式ゆかしいダイアルとブルースチール針

1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)A.ランゲ&ゾーネ

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨンRef.730.079Fのホワイトエナメルダイアルには、古式ゆかしいレイルウェイ分目盛り、トゥールビヨンの周囲にはレイルウェイ秒目盛りが配され、3本の時分秒針はすべてブルースチール針が使用されています。

ブルースチール針とは、ステンレス製の針を手作業で「焼入れ」加工をすることによって酸化被膜が形成され、美しいブルーに輝くことから名づけられた高級腕時計の定番針です。

通常のステンレスやメッキよりも防腐・防錆効果に優れ、耐久性も高いのが特徴。

ステンレスは焼き入れの温度によってさまざまな色に変化するため、特定の美しいブルーを狙って出すのは非常に難しいとされています。

そのため、ブルースチール針は熟練した技術者による繊細な手仕事の証であり、その美しさと耐久性を兼ね備えた仕上がりは、高級腕時計にふさわしい技術の結晶といえるでしょう。

グラスヒュッテ様式の極み

グラスヒュッテ 時計の聖地
画像引用:ランゲ&ゾーネ公式HP

A.ランゲ&ゾーネをはじめとするドイツの高級腕時計ブランドが立ち並ぶグラスヒュッテは、ザクセン州の古都ドレスデン郊外の小さな街で、現在では「ドイツ高級腕時計の聖地」と呼ばれています。

もともと銀鉱山で栄えたグラスヒュッテは、資源が枯渇し産業が衰退してきた19世紀、A.ランゲ&ゾーネの創始者であるドレスデンの時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲが1845年に時計工房を開いたことから、時計産業の街へと発展しました。

グラスヒュッテ地方に拠点を構える高級腕時計ブランドの多くは、今なお、フェルディナント・アドルフ・ランゲが築いた「グラスヒュッテ様式」と呼ばれる伝統的なムーブメント設計を継承しています。

この様式は、「質実剛健」とも称される堅牢かつ精緻な作りを特徴としており、A.ランゲ&ゾーネの1815 トゥールビヨン Ref.730.079Fに搭載されるムーブメント「Cal.L102.1」にも、その哲学が色濃く反映されています。

以下に挙げるのは、グラスヒュッテ様式を象徴する5つの主要な特徴です。

グラスヒュッテ様式のムーブメント
  • 4分の3プレート
  • グラスヒュッテストライプ
  • ゴールドシャトンとブルースチールチラネジ
  • エングレービングテンプ受け
  • ジャーマン・シルバー

これらのディテールが持つ意味と美学について、一つずつご紹介していきましょう。

4分の3プレートとグラスヒュッテストライプ

A.ランゲ&ゾーネ 1815 トゥールビヨン 730.079F(LS7302AH)

A.ランゲ&ゾーネをはじめとするグラスヒュッテ様式の腕時計では、ムーブメント全体を「4分の3プレート」で覆う設計が採用されています。1815 トゥールビヨン Ref.730.079Fでも、その独特な構造美をシースルーバックから確認することができます。

この4分の3プレートとは、ムーブメントの約4分の3の面積を覆う大型の受け板で、輪列をしっかりと支えることで歯車の安定性を高めています。設計の起源は1864年、創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲによって導入されたとされ、軸間距離の誤差を抑えながら、構造全体の堅牢性を飛躍的に向上させました。

また、1815 トゥールビヨンのムーブメントに見られる波状の装飾模様は、「グラスヒュッテストライプ」と呼ばれる仕上げ。これは、スイス製ムーブメントの「コート・ド・ジュネーブ」と同様の技法によるもので、精密な凹凸を彫ることで光の反射にリズムが生まれ、まるで波打つような美しい輝きを放ちます。

高級時計の多くに見られる装飾ではありますが、グラスヒュッテ様式の象徴である4分の3プレート全体に惜しみなく施されたこのストライプ模様は、機構美と装飾美が融合した、まさに圧巻の仕上がりです。

ゴールドシャトンとブルースチールチラネジ

ゴールドシャトンとブルースチールチラネジ

シャトンとはムーブメントの裏面に装着されたルビーなどの貴石を固定する、金属製のリングで、グラスヒュッテ様式ではゴールドを使用するため「ゴールドシャトン」と呼ばれています。

ルビーなどの貴石は歯車の軸受けとして装着される「受け石」で、1815 トゥールビヨンRef.730.079Fの4分の3プレートにも見ることができ、ルビーの受け皿であるゴールドシャトンは、青焼きされた美しいブルースチールのネジで留められています。

ブルースチール製のネジはゴールドシャトン以外の部分にも使用されていますが、これは重さを微調整して腕時計の精度をとことんまで高めるためのもので「チラネジ」と呼ばれています。

波打つグラスヒュッテストライプの上に点在する、金と貴石、ブルースチールが組み合わされたゴールドシャトンは見た目にも美しく、グラスヒュッテ様式の高級腕時計の証のひとつです。

エングレービングテンプ受け

エングレービングテンプ受け

腕時計の心臓部であるムーブメント内のテンプ(調速・精度を司る)を支える「テンプ受け」という部品に、フリーハンドで花の彫刻を施した「エングレービングテンプ受け」も、グラスヒュッテ様式の特徴です。

グラスヒュッテ様式のムーブメントの4分の3はプレートで頑強に覆われていますが、わずかに開いた部分からはテンプ受けなどの部品がのぞき、見事な彫刻が施されていることがわかります。

A.ランゲ&ゾーネではスワンネック形バネがついたテンプ受けに、卓越した職人がひとつずつ手仕事で彫刻するため、エングレービングを見れば誰の作品か見分けがつくとさえ言われる、まさに技術者の名刺のような美しいパーツです。

さらに、当機のエングレービングされたテンプ受けのゴールドシャトンにはダイヤモンドの受け石が使用され、きらびやかなワンポイントとなっています。

ジャーマン・シルバー

A.ランゲ&ゾーネをはじめとする、グラスヒュッテ様式の機械式ムーブメントには、ジャーマン・シルバー(洋銀・洋白)という素材が多く使用されています。

シルバーといっても銀ではなく、銅・亜鉛・ニッケルの合金で、真鍮よりも硬く高い耐食性と安定性を持つため、ムーブメントを支える4分の3プレートやテンプ受けなどの重要部分に使用されています。

生産されてすぐはまるで銀のような白い輝きを放つためジャーマン・シルバーと呼ばれていますが、時間の経過とともに銅の合金特有の緑青が黄色っぽくムーブメントの表面を覆い、メッキより優れた保護膜として機能します。

A.ランゲ&ゾーネの歩み。1815 トゥールビヨンの歴史

A.ランゲ&ゾーネ「1815」が登場したのは1995年のこと。その誕生には、ブランドが歩んできた苦難と再興の歴史が深く関わっています。

ブランドの創業は1845年。フェルディナント・アドルフ・ランゲがドイツ・グラスヒュッテに工房を構えたことから始まりました。しかし、第二次世界大戦後の東西ドイツ分断により、A.ランゲ&ゾーネは一時消滅し、伝統は途切れてしまいます。

その後、ドイツ再統一を経た1994年、創業者の曾孫にあたるウォルター・ランゲと、複数のスイス高級ブランドの復活を手掛けた名プロデューサー、ギュンター・ブリュームラインによってブランドは見事に再興。A.ランゲ&ゾーネはドイツを代表する高級時計メゾンとして復活し、世界五大高級腕時計ブランドのひとつと称されるまでに成長を遂げました。

復活後のA.ランゲ&ゾーネは、グラスヒュッテで培われた伝統的な時計製造技術を継承しながら、「決して立ち止まらない(NEVER STAND STILL)」をコンセプトに、質実剛健を体現する高級腕時計を生み出し続けています。

そんなブランドの原点に敬意を表して誕生したのが、「1815」コレクションです。モデル名の「1815」は、創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲが生まれた年を表しており、A.ランゲ&ゾーネの精神と歴史を象徴するシリーズとなっています。

A.ランゲ&ゾーネ復活の喜びと初代への敬意あふれるデザイン

ランゲ&ゾーネ 1815クロノグラフ 402.032

初代ランゲの誕生年を冠する1815ファミリーは古き良きザクセン時代の美意識を重視してデザインされており、クラシカルで上品な視認性の高いダイアルやシンプルな装飾が特徴です。

1815ファミリーデザインの特徴
  • レイルウェイ分目盛り
  • スモールセコンド
  • ブルースチール針
  • 大きすぎないアラビアインデックス
  • ダイアル中央にアリーナ状に設けられた円形のくぼみ

初代ランゲが活躍し、グラスヒュッテを高級腕時計の一大産地に押し上げた時代の、質実剛健な機能美あふれるデザインが、ファミリーの基調となっています。

それはA.ランゲ&ゾーネ復興の立役者であるギュンター・ブリュームラインが将来性を見据えていた「スモールセコンドを備える洗練されたバンカーズウォッチ」そのものでした。

リリースされた1995年から注目を集め、みるみるうちに人気モデルとなって、1815ファミリーも続々ローンチされていきました。

2014年にはトゥールビヨンを搭載したプラチナケースモデルとピンクゴールドケースモデルがリリースされ、翌年2015年には初代ランゲ誕生200年を祝う特別モデルも登場し、Ref.730.079Fへの道が拓かれていきます。

特許技術を2つ搭載。「1815 トゥールビヨン」が登場

1815のトゥールビヨンモデル「Ref.730.032F」
画像引用:ランゲ&ゾーネ公式HP|1815 トゥールビヨン ピンクゴールド750

2014年にリリースされた1815のトゥールビヨンモデル「Ref.730.032F」は、当記事で紹介する「Ref.730.079F」に搭載されるゼロリセット機構とストップセコンド機構をすでに併せ持っていました。

ゼロリセット機構はA.ランゲ&ゾーネが1997年に独自開発したもので、ストップセコンド機能は2008年に発表された、いずれもブランドの特許取得技術です。

デザイン面では1815ファミリーを踏襲していますが、A.ランゲ&ゾーネが1994年の復活と同時に発表した4本の腕時計のうち、トゥールビヨンを搭載したプール・ル・メリットを彷彿とさせるものでもありました。

そして、その4年後となる2018年。卓越した腕を持つエナメル職人が丹精込めて焼き上げた純白のエナメルダイアルモデル、当記事で紹介している「Ref.730.079F」がついに登場するのです。

A.ランゲ&ゾーネの誇り高き伝統と革新の結晶
1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)

1815 トゥールビヨン 730.079F(LSLS7302AH)ランゲ&ゾーネ

困難な歴史を乗り越え、見事な復活を遂げたA.ランゲ&ゾーネ。ブランドの信条である「NEVER STAND STILL(決して立ち止まらない)」の精神を体現するのが、この「1815 トゥールビヨン Ref.730.079F」です。

複雑機構の頂点とも言えるトゥールビヨンに、卓越した技術と革新を注ぎ込んだ本作。絹のように滑らかな純白のダイアルに大胆な開口部、そして優雅かつ緻密に回転するトゥールビヨンが、見る者を魅了します。

さらに、シースルーバックからはグラスヒュッテ様式を極めたムーブメントが姿を現し、丹念な手作業で仕上げられた細部の美しさが、機械式時計の真髄を静かに語りかけてきます。

わずか100本のみ製造された、まさに“幻”とも呼べるタイムピース。この時計との出会いは偶然ではなく、運命に近いものかもしれません。

一生に一本そして、世代を超えて受け継がれていくにふさわしい、真の価値を宿した名機です。


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