ランゲ＆ゾーネの創業者であるアドルフ・ランゲは、ドレスデンの鉄砲職人の息子として生まれ、15歳のときに時計師グートケスのもとで時計作りを学びます。
その才能はすぐに開花し1845年に自らの工房を開設すると、瞬く間にドイツを代表する時計ブランドに成長します。
第二次大戦後の東西ドイツ分裂後に旧東ドイツに国有化された事で、ブランドの歴史に40年間という空白の期間が生じます。
冷戦後の東西ドイツ統一により、1990年にランゲ一族のウォルター・ランゲ氏の手で復興を果たすことになります。 その後の活躍は目覚しく、ドイツブランドらしい職人気質で丁寧に作りこまれたコレクションの数々によって、すぐさま世界を代表する高級ブランドの一角を成すことになります。

A.ランゲ&ゾーネの歴史

・1845年　アドルフ・ランゲがLange&Cie.tを設立。時計の製作を開始
・1868年　リヒャルト・ランゲが共同経営者となる。社名がA.ランゲ&ゾーネに。
・1898年　ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世にA.ランゲ&ゾーネの懐中時計を贈呈
・1908年　パーペチュアルカレンダー・スプリットセコンドクロノグラフ
・ミニッツリピーターを備えたグランドコンプリケーション発表
・1945年　空襲で工場が被害を受ける
・1948年　A.ランゲ&ゾーネが国営化される。ウォルターランゲは西ドイツに脱出
・1990年　東西ドイツが統一され再興を果たす。ブランド名を商標登録
・1994年　A.ランゲ&ゾーネ再興後初のコレクションを発表。ランゲ1・サクソニア・アーケード・トゥールビヨン”プール・ル・メリット”の4モデルをリリース
・2003年 自社開発によるヒゲゼンマイの製造を始める
・2010年　A.ランゲ&ゾーネ160周年記念コレクション「アドルフ・ランゲへのオマージュ」を発表