時計界の王者として君臨するロレックス。
現在スポーツロレックスを中心に定価上昇と実売価格高騰が続いています。
そこで今回はデイトナやサブマリーナ、エクスプローラー等、人気モデルの定価を総ざらいしてみました!
売り手市場が続くと予想されているロレックスですが、各モデルの定価はどれほどなのでしょうか?
目次
ロレックスの定価一覧
モデル検索
モデル名・型番で検索できます。
※2024年6月1日改定価格
デイトナ
GMTマスター
エクスプローラー
サブマリーナ
ディープシー
シードゥエラー
現行モデル
2024/01/01価格改定
シードゥエラー 126603 ステンレススティール×イエローゴールド ブラック
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2145000 2621300 | |
現行モデル
2024/01/01価格改定
シードゥエラー 126600 ステンレススティール ブラック
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1570800 1911800 |
ヨットマスター
スカイドゥエラー
ミルガウス
廃番モデル
2024/01/01価格改定
ミルガウス 116400GV ステンレススティール Zブルー
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1085700 1109900 | |
廃番モデル
2024/01/01価格改定
ミルガウス 116400GV ステンレススティール ブラック
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1085700 1109900 |
エアキング
廃番モデル
2024/01/01価格改定
エアキング 116900 ステンレススティール ブラック
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793100 | |
現行モデル
2024/01/01価格改定
エアキング 126900 ステンレススティール ブラック
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885500 1065900 |
1908
廃番モデル
2024/01/01価格改定
1908 52508 イエローゴールド ホワイト
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2619100 3170200 | |
現行モデル
2024/01/01価格改定
1908 52509 ホワイトゴールド ブラック
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2768700 3348400 |
チェリーニ
オイスターパーペチュアル
デイトジャスト
※デイトナ 116506、ヨットマスターII 116689,スカイドゥエラー326935および326934、326235等は要メーカー問合せのため旧定価を掲載
※生産終了モデルは最終定価を掲載
近年のロレックス価格改定の主な理由
材料費の高騰、人件費の増加、そして円安。
さらには新型コロナの流行やロシアのウクライナ侵攻といった社会情勢の影響を受け、近年ロレックスの定価は上がり続けています。
ロレックスでは数年に一度価格改定がされておりましたが、最近ではその頻度が上がっています。2019年10月1日からは消費税増税に伴い、そして2020年・2021年・2022年においても大幅に定価が値上げされました。
2023年9月には全体的に7~17%程度値上がりが実施され、そして2024年1月価格改定では多くのモデルで約10%の値上げとなりました。
さらに最新の情報だと、2024年6月1日「金素材を中心に一部のモデルを3~4%前後の値上げ」がされました。
原料や人件費の世界的高騰などを考えると、致し方ないことかもしれませんが、消費者にとっては嬉しくない知らせが続いています。
定価が頻繁に値上がりしている理由のひとつに、性能の向上があげられます。
近年のロレックスは各モデルの機能性の向上も著しく、新作が発表される度に開発費も製造コストが上がっています。
人件費などの影響は勿論ありますが、時計の品質維持に向けて価格改定を重ねているともいえるでしょう。
ロレックスは現状に満足せず、常に進化を続けるブランドです。よりクオリティーの高さを求める姿勢であるからこそ、それに伴い定価も上がり続けるわけです。
最新2024年6月のロレックス値上げ事情について
近年頻繁に値上げがされるロレックスですが、2024年6月の値上げについては「比較的に妥当である値上げ」の印象が強いです。
今回はゴールドやロレゾール(いわゆるSSのコンビ)モデルが全体的におおよそ3~4%の値上げとなりました。
特に金無垢系は当然最も値上げ幅が大きく、次点でコンビ、そしてデイトジャストなどは1%程度値上がり。(プラチナは除外)
以下値上がりしたモデルを簡潔にお伝えします。
- 金無垢モデル
- ロレゾール系(SS×YGモデル)
- エバーローズゴールド使用モデル
- フルーテッドベゼル使用モデル
例として、デイトナ126503は2,844,600円から2,933,700円に、約9万円近い値上がりをしています。
値上がりの主な原因は分かり切っていることだと思いますが、金の高騰によるものです。
ただ、2024年1月~6月の金相場価格の上昇率(約20%前後)と為替状況を考えると4%程度の値上がりに落ち着いたのは、近年行われた値上げと比べると優しめだといえるでしょう。
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この記事を監修してくれた時計博士
田中拓郎(たなか たくろう)
高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年