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世界には無数の時計が存在します。Gショックのような日常使いに適したカジュアルウォッチから、パテック・フィリップのような超高級時計まで、その奥深さは多くの時計ファンを魅了し続けています。

そんな時計の世界に「独立時計師」という存在がいることを、あなたはご存じでしょうか。独立時計師とはその名の通り、メーカーに属さず「個」として独立しながら時計師として働く”機械式時計製作の天才”と呼ばれる人々を指します。

アントワーヌ・プレジウソ、フランソワ・ポール・ジュルヌ、フィリップ・デュフォー、ヴィアネイ・ハルター・・・。ほんの一握りの天才時計師達・・。

今回は時計界の至高の存在、独立時計師の魅力に触れてみましょう。

 

F.P.JOURNE

 

1.独立時計師とは?

一般的に独立時計師は「独立時計師アカデミー」と呼ばれる国際的な組織に属するメンバーを指します。メーカーに属さず機械式時計の製作に携わる人は一定数存在しますが、独立時計師アカデミーに属するメンバーはその中でも超高度な技術を持つ、まさに「選ばれし者」達です。

独立時計アカデミーのメンバーが製造する時計は、有名高級時計メーカーにはないオリジナティ溢れる時計が多く、時計ファンにはたまらない逸品ばかり。毎年3月、4月頃に1週間かけて行われる世界最大の宝飾と時計の見本市「バーゼルワールド」にも出展し、知名度向上に向けて精力的な活動を行っています。

独立時計師が作り上げる時計は、真の時計好きや人と違う時計を身に着けたいと思っている人にオススメです。

 

個人で一貫生産する猛者も!

独立時計師の中には個人でありながら「完全マニュファクチュール」メーカーとして活躍する者もいます。

ムーブメントからケース、文字盤に至るまで自社一貫生産を行っているメーカーをマニュファクチュールと呼びますが、これは世界でもそう多くはありません。大半のメーカーはムーブメントにETA製などの汎用ムーブメントを使い、それ以外の部分を製造しています。

また、マニュファクチュールメーカーの中にはムーブメント製造で一番難しい「ヒゲゼンマイ」の製造も行っている「完全マニュファクチュール」という技術力に優れたブランドもあります。これは日本のセイコー、ドイツのランゲ&ゾーネといった超一流メーカーのみに見受けられる特徴です。

驚くべきことに独立時計師の中にはこの「完全マニュファクチュール」をなんと個人で完結するメンバーすら存在します。ムーブメント、ケース、針、文字盤はもちろん、ムーブメント内のネジまでも一から作り上げてしまうのは凄まじいの一言。

 

希少性の高さ

全て個人で製作する独立時計師の時計は真のレア中のレア。時計の機能や種類にもよりますが、年間生産数は多い独立時計師でも年間1000本以下。完全に個人として製作を続ける独立時計師に至っては、1本を完成されるのに半年~1年かかることもあり、生産数はメーカーが作り上げる時計と比較にならないほど少なくなります。

そのため、多くの独立時計師の時計は製造よりも完成度を重視、真の最高級を目指します。超複雑機構”トゥールビヨン搭載モデル”も独立時計師が作る時計には存在し、その価値は「億単位」になることだって珍しくありません。

 

2.独立時計師の紹介

ここからは独立時計師アカデミーの中でも特に有名な時計師を紹介します。どの独立時計師も天才と呼ばれる人物で、個性的なモデルを世界に向けて発表しています。

 

独立時計師① アントワーヌ プレジウソ

アントワーヌプレジウソフランクミュラーとジュネーヴの時計学校時代に同期で同室であったことで知られる現代を代表する天才時計技師。1993年時計ブランド「アントワーヌプレジウソ」を設立し、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーなどの超複雑機構と呼ばれる機構を組み合わせた時計を製作しています。

アントワーヌ プレジウソの時計は見ているだけで心躍る個性的なモデルが多く、特にゼンマイ仕掛け人形が動く”オートマタ”機構を採用したモデルは世界に衝撃を与えました。

アントワーヌ プレジウソ

出典:https://antoine-preziuso.isshin.com/gallery.html

 

そしてムーブメントにも手作業より彫金が施されているコンプリケーションモデルは芸術作品ともいえる至高の存在。自身の手で組上げられたトゥールビヨンには彼の情熱・魂が宿っています。

アントワーヌ プレジウソ

出典:https://antoine-preziuso.isshin.com/gallery.html

 

アントワーヌプレジウソ アワーズオブザワールド  HOW-SSB-WH

アントワーヌプレジウソ アワーズオブザワールド HOW-SSB-WH

アントワーヌプレジウソ アワーズオブザワールド 限定360本 HOW-SSB-WH

世界5都市(東京、ニューヨーク、ジュネーブ、ホンコン、シドニー)のワールドタイム機能を備えたモデル。僅か360本しか製造されておらず、希少性の高さも魅力です。

 

アントワーヌプレジウソ トランスワールド TWSSL.0228110T/BA

アントワーヌプレジウソ トランスワールド TWSSL.0228110T/BA

アントワーヌプレジウソ トランスワールド TWSSL.0228110T/BA

アントワーヌプレジウソ本人が世界を旅する際に欲しかった機能を具現化したモデルです。24時間で一回転する文字盤中央の世界地図ディスクにより、瞬時に各地のワールドタイムゾーンを読取ることが可能です。

 

独立時計師② フランソワポールジュルヌ(F.P.JOURNE)

現在を代表する天才時計師「フランソワ-ポール・ジュルヌ」。フランソワ-ポール・ジュルヌの魅力は個性と実用性のバランスです。時計は視認性、精度や強度といった時計としての実用性が必要ですが、個性を重視しすぎると、その”実用性”が損なわれることも多々あります。

フランソワ-ポール・ジュルヌは独創的なムーブメントを作る時計師として有名ですが、個性と実用性を両立させる手腕もずば抜けており、バランスよく上品に時計全体が仕上げられたフランソワ-ポール・ジュルヌの時計は世界的に高い評価を得ています。

また、マニュファクチュールを掲げているフランソワ-ポール・ジュルヌは年間生産数850本程度と他の独立時計師ブランドと比べると製造本数は多いのも特徴。しかし、世界中に多くの愛好家を持つブランドにしてはまだまだ数が限られているレアブランドです。

 

フランソワポールジュルヌ オクタ パワーリザーブ

フランソワポールジュルヌ オクタ パワーリザーブ

フランソワポールジュルヌ オクタ パワーリザーブ

22金ゴールド製ローターを備えたオクタ・ムーブメントCal.1300は、世界初となる自動巻き120時間パワーリザーブを備えています。F.P.ジュルヌの特徴でもあるオフセンターにセットされたインデックスなど、F.P.ジュルヌの世界観を存分に感じさせてくれる逸品です。

 

フランソワポールジュルヌ オクタカレンダー

フランソワポールジュルヌ オクタカレンダー

フランソワポールジュルヌ オクタカレンダー F.P.JOURNE

生産本数の少ないF.P.ジュルヌのオクタ・カレンダー。革新的なオートマッチックムーヴメントであるCal.1300、そして洗練された美しいデザインが魅力の逸品です。

 

独立時計師③ フィリップ・デュフォー

フィリップ・デュフォーはジャガー ルクルトやヴァシュロン コンスタンタンで時計製造に携わった輝かしい経歴を持ちます。独立後は1992年に自身のブランド「フィリップ・デュフォー」を立ち上げました。部品の一つ一つから仕上げまでを極々小規模で製造している為、年間で30本前後しか世に出回らない超希少性の高い時計メーカーとなっています。

また、フィリップ・デュフォーは世界で初めて腕時計にミニッツリピーターを搭載したことでも有名。現代では「時計の神様」とも呼ばれる程、他者を圧倒する超高度な腕前を持つ独立時計師です。

 

独立時計師④ ヴィアネイ・ハルター

ヴィアネイ・ハルターは高級オルゴールのルージュ社の本拠地、スイス・サントコアで1993年に創業されたブランドです。からくりオルゴールに使用されていたが“オートマタ機構”を搭載した特殊モデルを発表するなど、独創的かつ高い技術を誇るヴィアネイ・ハルターは「独立時計師アカデミー」に属したことをキッカケにその名を世界に轟かせました。

明るい人柄が魅力のヴァネイ・ハルターはユニークな発想から次々と独創的な時計を展開。特に潜水艦の窓枠をモチーフとした「クラシック」は、ムーブメントが堪能できるような仕組みを採用し話題となったモデルです。

 

ヴィアネイハルター クラシック

ヴィアネイハルター クラシック

ヴィアネイハルター クラシック

ヴィアネイハルターの代表作“クラシック”。潜水艦の窓枠をモチーフにした独特のデザインが特徴で、全体が洗練されたクラシックな形をつくり出しています。裏蓋はスケルトン仕様になっており、サファイアクリスタル製のミステリアスローターをご覧いただけます。

 

独立時計師⑤ 菊野昌宏

機械式時計といえばスイスが有名ですが、実は日本にも「独立時計師アカデミー」に属する日本人時計技術師が2名存在します。そのうちの1人、菊野昌宏氏は30歳の若さにして日本で初めて独立時計師アカデミーの正会員となった人物です。

菊野昌宏氏は「手作業」に強い拘りをもつ時計技術師。大きな機械や施設がなければ時計は作れない。そう思っていた菊野昌宏氏に転機が訪れたのは和時計の最高傑作である「万年時計」を分解調査するプロジェクトに参加したこと。

分解された「万年時計」には、昔の日本の時計師が一歯一歯ヤスリだけで削りだした歯車が組み込まれており、現代のような大掛かりな機械がない時代でも、こんなにも素晴らしい時計が作れるということに菊野昌宏氏は大きな衝撃を受けます。

そして「意志と情熱があれば、部品は手作業で作れる。思いのこもった部品で時計が作れる。」ことを知った彼は「手作業」という自分のスタイルを確立します。

菊野昌宏 時計製作

出典:https://www.masahirokikuno.jp/making-gallery/

そして、その強いこだわりを突き詰め、遂には日本人初めての独立時計師アカデミーにまで上り詰めました。

 

和のテイストを取り入れた独創的な時計達

菊野昌宏 機械式時計

出典:https://www.masahirokikuno.jp/

 

菊野昌宏 機械式時計

出典:https://www.masahirokikuno.jp/

日本人ならではの感性を取り込んだ個性的な時計達は日本のみならず、海外からも高い評価を得ています。

 

独立時計師⑥ 浅岡肇

「独立時計師アカデミー」に属するもう一人の日本人時計技術師、それが浅岡肇氏です。浅岡肇氏は2009年に日本で初めて調複雑機構”トゥールビヨン機構”を搭載した高級機械式腕時計を発表したことで、世界中から大きな注目を集めました。

浅岡肇氏は東京藝術大学デザイン科の出身で、主にプロダクトデザインを学んだ時計業界では異例の経歴の持ち主。藝大卒業後は10年以上フリーのグラフィックデザイナーとして雑誌や時計の広告、CDジャケット製作に携わったのち、本当にやりたいことであった「時計の製作」への道に進みます。

浅岡肇氏の拘りは「作りたいものを作る」。そして、彼にとっての作りたいものは”トゥールビヨンを搭載した時計”でした。

 

トゥールビヨンへの拘り

時計の機構のなかで最も難しいとされているトゥールビヨン機構ですが、浅岡肇氏が作る時計は「トゥールビヨン」が搭載されているモデルが多くを占めます。トゥールビヨンに拘る理由はトゥールビヨンが高精度を誇る機構であることは勿論のこと、なによりも浅岡肇氏が「難しいもの」を作りたいと思ったことにあります。

最高の技術をもつ者にしか作れないトゥールビヨン。時計師として、難しい技術にチャレンジしたいという気持ちはとても自然なものなのかも知れません。

 

 

まとめ

独立時計師アカデミーは世界で選ばれし技術者しか入会できない、まさに天上人の集い。そんな選ばれし時計師たちが作り出す時計は、時計としての実用性はもちろんのこと、時計師の高い技術や拘りの詰まった美しく個性的なモデルが目立ちます。

また、独立時計師の時計は生産数に限りがあり、とても希少価値が高いのも特徴。特に複雑機構を組み込んだ時計の場合、年間1~2本しか製造されないブランドだってあります。

 

世界中の時計愛好家から評価される「最高の技術」によって作られた「希少性の高い」時計達。。こんなにも贅沢な時計は独立時計師にしか作り出せない逸品です。

 

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