
「雲上時計はどんな腕時計のことなの?高価なら雲上なの?」
「雲上ブランドの腕時計はどんな人が使っているの?値段に見合う価値があるの?」
腕時計にはロレックスをはじめとする高級ブランドを凌駕する、「雲上ブランド」「雲上時計」が存在します。
ロレックスやオメガ、グランドセイコーのように、一般的な知名度が高いわけではありません。腕時計に詳しくなければ聞いたこともないブランド・モデルかもしれません。
しかし、腕時計の世界ではまさに「雲の上」に位置する、愛好家が憧れてやまない究極のブランドです。
最も格式が高い3ブランドを、日本の腕時計愛好家は「世界三大腕時計ブランド」と称しています。
この記事では高価なだけではない、雲上ブランド・雲上時計だけが持つ特別な価値とは何か、どのようなモデルが高く評価されているのかなど、詳しく解説します。
有名人が愛用している注目モデルや、300万円前後で手に入る雲上時計についても紹介するので、購入したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
雲上時計とは、まさに「雲の上の存在」である別格の超ラグジュアリー腕時計のことで、雲上時計を手がける超名門ブランドを「雲上ブランド」と呼んでいます。
高価な腕時計を製造している高級腕時計ブランドは数多くありますが、雲上ブランドはそれらと一線を画す存在です。
雲上ブランドは日本の腕時計愛好家による分類で、世界三大腕時計ブランドを始め、五大ブランド、七大ブランドなど、格式が高いメゾンが挙げられています。
| 分類 | 該当するブランド |
|---|---|
| 世界三大腕時計ブランド |
・パテックフィリップ ・ヴァシュロンコンスタンタン ・オーデマ ピゲ |
| 世界五大ブランド |
・パテックフィリップ ・ヴァシュロンコンスタンタン ・オーデマ ピゲ ・ブレゲ ・A.ランゲ&ゾーネ |
| 世界七大ブランド |
・パテックフィリップ ・ヴァシュロンコンスタンタン ・オーデマ ピゲ ・ブレゲ ・A.ランゲ&ゾーネ ・ブランパン ・ロジェ・デュブイ |
ちなみに、高級ブランドの代表格であるロレックスは、雲上ブランドに数えられません。
ロレックスの腕時計は「究極の実用品・ツールウォッチ」というコンセプトで製造されているため、高級であっても美術・工芸品的な価値を求められる雲上ウォッチとは呼ばれないのです。
腕時計業界には、世界三大時計ブランドと呼ばれる最高峰の雲上ブランドが3つ存在しています。
世界最高峰の御三家は、パテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタン。いずれもスイスに拠点を置き、150年以上の歴史を誇る老舗です。
腕時計愛好家なら一度は憧れる、頂点に君臨する雲上時計の雄について、知っておきたい知識や他のブランドとの違いについて解説します。

パテックフィリップは、1839年にスイスジュネーブで誕生したブランドです。世界三大腕時計ブランドのなかでも、突出した格式を誇ります。
ローマ法王や英国のヴィクトリア女王、チャイコフスキーをはじめ、世界中の王侯貴族や芸術家などを顧客に持ち、現代にいたってもセレブリティ御用達の雲上ブランドです。
創業以来100以上の腕時計・懐中時計に関する特許を取得しており、ムーブメントから自社で製造する完全なマニュファクチュールでもあります。
カラトラバ十字と呼ばれる優美な百合十字の紋章が特徴で、創業当初のモデルをはじめ、全ての製品の修理を請け負う「永久保証」があることでも知られています。
また、その芸術的な腕時計は資産価値も高く、歴史・格式・美術価値・資産価値すべてを備える「雲上時計」のモデル的なブランドです。

オーデマピゲは、1875年創業の世界三大腕時計ブランドのひとつで、2025年に150周年を迎えました。
腕時計の聖地、スイスのジュウ渓谷にあるル・ブラッシュに工房を開いて以来、創業者であるオーデマ氏とピゲ氏、それぞれの子孫が現代まで経営に携わる、稀有なブランドです。
長い歴史を創業者一族が受け継いでいるため、特に大企業の経営者たちから「縁起が良い」と愛されています。
ムーブメントから製造する完全マニュファクチュールで、薄型ムーブメント製造のパイオニアです。
ミニッツリピーターやスケルトン機構など、複雑を極めるコンプリケーションも得意としており、芸術品のようなユニークピースは世界中の愛好家の憧れです。

ヴァシュロンコンスタンタンは、1755年にスイス・ジュネーブで創業した、三大腕時計ブランドの中で最も古い歴史を持つブランドです。
2025年に創業270周年を迎え、誕生から途切れることなく懐中時計・腕時計を製造し続けてきました。
十字軍時代から現存する最古の騎士団・マルタ騎士団の紋章であるマルタ十字をブランドマークとして使用しており、他の追随を許さない歴史と伝統の証になっています。
特に「メティエダール」と呼ばれる工芸技術に優れ、エナメル・エングレービング(彫金)・ギョーシェ彫り・ジェムセッティングに定評があります。
品のあるクラシカルなドレスウォッチから、近年の主流になっているラグジュアリースポーツ、最高峰のグランドコンプリケーションなどを展開しています。
雲上時計ブランドには、世界三大腕時計ブランド以外にも五大腕時計ブランドなど、格式ある素晴らしいブランドがまだまだ挙げられます。
世界五大ブランドに数えられるブレゲやA.ランゲ&ゾーネ、現存する腕時計ブランドでは最古の創業年を誇るブランパンなど、知っておきたい雲上ブランドを紹介します。

ブレゲは1775年に創業したスイスの老舗ブランドで、時計業界のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる天才時計技師アブラアン-ルイ・ブレゲが立ち上げました。
ブレゲは「時計の歴史を200年進めた」と称され、三大複雑機構のパーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、ミニッツリピーターを開発した、不世出の天才です。
2025年に創業250年を迎えたブレゲは、かのマリー・アントワネットが特注の懐中時計を依頼したことでも知られており、2008年には忠実に再現したNo.1160「マリー・アントワネット」が発表されました。
また、ブレゲ針やブレゲ数字、コインエッジケース、クル・ド・パリなど、他の高級ブランドが採用している装飾・デザインも数多く開発しています。
ドレスウォッチのクラシックや、ラグジュアリースポーツウォッチのマリーン、パイロットウォッチのタイプⅩⅩなど、幅広いラインナップで世界中のファンに愛されています。

A.ランゲ&ゾーネは、スイスと並ぶ腕時計王国、ドイツが誇る高級腕時計ブランドで、五大ブランドに挙げられます。
ドイツのグラスヒュッテに拠点を置き、1845年に創業、グラスヒュッテの時計都市としての発展とともに歩んできました。
3/4プレートやグラスヒュッテストライプといった伝統の「グラスヒュッテ様式」を継承し、ドイツのクラフトマンシップあふれる造形は、多くの腕時計愛好家を魅了しています。
徹底したものづくり精神は、一度組み立てた腕時計をムーブメントから分解して組みなおす「二度組み」方式にも如実に表れています。
ドイツの歩んだ激動の20世紀とともに一時休眠しましたが、見事復活を遂げました。現在ではオフセンターとビッグデイト表示が特徴的なランゲ1をはじめ、魅力的な腕時計をリリースしています。

ブランパンは1735年にスイスで創業した、現存するブランドでは最古の創業年を誇るブランドです。
1970年代にスイスの腕時計業界を襲ったクォーツショックにより、一時休眠しましたが、その後の機械式腕時計ブームにより復活を遂げました。
現在に至るまで、クォーツムーブメントウォッチを一切製造せず、機械式ムーブメントにこだわり続ける誇り高きブランドです。
美しいラウンドケースを持つドレスウォッチ、ヴィルレや、すっきりと洗練されたフォルムがスタイリッシュなラグジュアリースポーツウォッチ、フィフティファゾムスが人気です。
腕時計愛好家の憧れ、雲上時計。購入する際はどんな点に注目すれば良いのか、事前に知っておきたいことは何かを紹介します。
雲上時計は中古であっても高額な買い物になります。後悔しない選択をするために、しっかり準備をしてから選びましょう。

まずは、ブランドの格式や歴史について知ることがおすすめです。雲上と呼ばれるブランドは、ドラマチックな歴史や魅力的な創業者など、ストーリーを持っています。
気になる雲上ブランドのストーリーを知ることで、雲上時計が誕生した経緯や特徴もわかってきます。
また、雲上ブランドは歴史上・物語の登場人物が、数多く顧客リストに名を連ねています。
それだけではありません。例えば人気漫画『ベルサイユのばら』の主人公、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェは、ヴァシュロンコンスタンタンと同じ年。1755年に誕生しました。
雲上ブランドそれぞれの歴史や格式を知ることで、あなたをときめかせる究極のブランドが見つかるかもしれません。

腕時計を選ぶうえで、「いつまでも見ていたい」と感じることは重要なポイントです。
デザインや仕上げの美しさ、とろけるような曲線美や胸を貫く黄金比の完成度など、恋におちるように惹かれるモデルが存在するかもしれません。
高額な雲上時計は一生のパートナーになるだけでなく、子孫へと受け継ぐことも可能です。
国宝や世界遺産のように、または絵画や彫刻のように、一瞬で虜になり、ずっと見つめていたくなる魅力を感じられるモデルを選びましょう。
そのためには、数多くの雲上モデルを取り扱っている高級腕時計専門店へ実際におもむき、実機をたくさん見て目を肥やすことをおすすめします。

雲上時計は、購入すれば「一生モノ」として使い続けられる逸品です。
年齢を重ねても、立場が変わっても、あなたを公私ともにパートナーとして支えてくれる格式・ステータス・美しさを備えています。
そして、決して安い買い物ではありません。数百万円、複雑機構やジュエリーセッティングによっては数千万円するものも珍しくはない世界です。
高額な買い物だからこそ、数十年先、子孫に遺したあとのことまで考えて、オーバーホールや修理、保証などの体制が整っているブランドを選びましょう。
世界三大腕時計ブランドは創業以来の製品修理を請け負う「永久保証」体制を整えています。
また、購入後にWeb登録や会員になることで、無償の保証期間が延びるブランドもあります。
さらに、先々を考えて、資産価値もしっかりチェックしておきたいですね。
雲上ブランドの手がける雲上時計には、1,000万円を優に超えるものが珍しくありません。
しかし、並行輸入品や良質な中古品を扱う高級腕時計専門店であれば、予算内で雲上ブランドの腕時計が見つかる可能性があります。
GINZA RASINが誇る豊富なラインナップの中から、300万円前後で狙える雲上腕時計のおすすめモデルを厳選して紹介します。
パテックフィリップ カラトラバ 5116R-001

参考価格¥2,950,000(税込)
モデル情報
パテックフィリップ永遠の定番カラトラバ。こちらは2013年発表、ローズゴールドケースにクル・ド・パリ仕上げのベゼルを備えたクラシカルなモデルです。エナメルダイアルが使われており、生産数も大変少ない希少なモデルです。ケースバックからは、自社で定めた独自の品質基準パテックフィリップ・シール(PPシール)の刻印をご覧頂けます。PPシールは時計の精度のみならず、仕上げ方や構造でも最高品質であるという証明でもあります。
パテックフィリップを代表するモデルのひとつ、カラトラバは至高のドレスウォッチとされ、「ドレスウォッチの代名詞」とも呼ばれています。
ラウンドケースに視認性抜群のインデックスと針、スモールセコンドという非常にシンプルなデザインです。
しかし、ローズゴールドのケースは完璧な曲線を描き、ケースサイズもケース径36mm×厚さ約8mmと抜群にスリムです。ドレスシャツの袖口に引っ掛からない見事な薄さに設計されていることがわかります。
細いベゼルにはさらに緻密なクル・ド・パリが彫金され、まっさらなダイアルには高度な技術を要するエナメル装飾が施されています。
裏返せばムーブメントには、パテックフィリップが自社で設けている最高品質基準を示すパテックフィリップ・シールの刻印が、シースルーバックからチェックできます。
搭載ムーブメントは手巻きCal.215PS。Cal.215はロングセラーの薄型小ぶり10型モデルで、PSはスモールセコンド搭載機です。
1932年にリリースされて以来、カラトラバの基本的なスタイルは変化していません。
クラシカルで静謐なたたずまい、荘厳ささえ感じさせる品格は、バウハウスの「Less is More(少ないことは豊か)」の哲学、引き算の美学を体現しているようです。
無駄なものは何もない、極限まで削り落としたシェイプ。腕時計とは何かという命題まで考えさせられるほど、完成されたデザインのタイムピースです。
オーデマピゲ ロイヤルオーク 日本限定200本 15050SA.O.0789SA.01

参考価格¥3,450,000(税込)
モデル情報
オーデマ・ピゲを代表し、ラグジュアリースポーツウォッチの代名詞とも言える”ロイヤルオーク”。
多くの人気モデルを産み出してきたジェラルド・ジェンタ氏によりデザインされ、1972年リリースのファーストモデルから高い人気を誇るスポーツウォッチです。船窓をモチーフにした八角形のベゼルや埋め込まれた8本のネジ、グランドタペストリー装飾のダイアルが特徴的な人気モデルです。こちらは日本限定で200本生産されたリミテッドモデルとなります。
ロイヤルオークは、オーデマピゲのフラッグシップモデルとして、世界中のセレブ達に愛されているスポーティーなタイムピースです。
現在、腕時計人気を支えている「ラグジュアリースポーツウォッチ」の、元祖にして金字塔と称されるモデルです。
ロイヤルオークを設計したのは、鬼才のデザイナーとして知られるジェラルド・ジェンタです。
ジェラルド・ジェンタはこれまでの高級腕時計の常識を覆す、ステンレススティール製スポーツウォッチのデザインを、イギリス軍艦「ロイヤルオーク号」の舷窓をモチーフにたった一晩で書き上げたと言われています。
ダイアルにはめ込まれる細かなギョーシェ彫りのタイルタペストリーや、一体型ブレスレットの複雑なコマ、手磨きのステンレスケース、ベゼルの象徴的なビスまで、手作業にこだわって製造されています。
ベゼルにはめ込まれているビスは舷窓イメージを高めるためだけでなく、腕時計の薄さと強度補完にも役立っています。
搭載ムーブメントのCal.2140は、非常に薄くて小ぶりなムーブメントであり、ケースの厚みや大きさをぐっと抑えることに貢献しています。
ヴァシュロンコンスタンタン パトリモニー トラディショナル 82172/000R-9412

参考価格¥2,280,000(税込)
モデル情報
パトリモニーは現在製造されているコレクションの中で、最もオーソドックスでクラシカルなシリーズです。38ミリのピンクゴールドケースの厚さは僅か7.77ミリで、シースルーバックからはジュネーブシールの刻印をご覧頂けます。派手さはありませんが、伝統的な機械式時計の魅力をじっくり味わえるモデルです。
パトリモニー トラディショナルは、ヴァシュロンコンスタンタンを代表するドレスウォッチ・パトリモニーに、伝統的かつ古典的な要素も継承する、気高きタイムピースです。
肌に馴染む優しい色のピンクゴールドケースと、ミルクホワイトのなめらかなダイアルを合わせ、6時位置には古式ゆかしいスモールセコンドを配置しています。
また、ダイアル外周には古典的なラグジュアリーウォッチに多く見られる、レイルウェイミニッツトラックが刻まれています。
隙のないカッティングが美しいバーインデックス、時分秒針はすべてゴールドカラーで統一されており、頂点にはマルタ十字の紋章が輝いています。
オーソドックスなラウンドケースは38mmで、現在流行している一般的な腕時計よりも少々小ぶりです。
驚くべきはケース厚。シースルーバックからのぞくムーブメントにはジュネーブシールが刻印されており、薄型かつハイクオリティなCa4400を搭載しています。
ケース本体はなんと7.77mmという薄型で、手巻きのためローターを持たず軽量で壊れにくい特性を有しています。
オンオフ問わず多くのシーンで身にまとうシャツの袖に、引っ掛かることなくすんなり収まる快適性も、パトリモニーの魅力です。
ブレゲ クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ 7137BB/11/9V6
モデル情報
ブレゲの技術、芸術性、伝統的な価値を忠実に再現したクラシック・コレクションに属するこちらのモデル。立体的に彫り込まれたムーンディスク・パワーリザーブインジケーター・日付表示を備えたダイヤルは、職人の手作業によるギョーシェ彫りが施され、美しく光を反射します。ケースサイドのコインエッジ・ブレゲ針・シークレットサイン等の往年のデザインを取り入れながら、自動巻きムーブメント「Cal.502.3
DR1」はアンクルとひげゼンマイにシリコン素材を使用するなど、伝統と最先端技術を同時に楽しむことのできる1本です。
ブレゲクラシックパワーリザーブムーンフェイズは、様々な高級腕時計ブランドに採用されている、天才ブレゲの技術が惜しみなく盛り込まれた贅沢な一品です。
ブレゲといえば腕時計にギョーシェ彫りを導入した功労者ですが、当機のダイアルにも様々なギョーシェ彫りがふんだんに散りばめられています。
細やかな装飾はダイアルだけでなく、普段は目にすることのないムーブメントやローターにまでびっしりと施されており、シースルーバックから堪能できます。
ブレゲの代名詞でもあるコインエッジ装飾やブレゲ針なども使用されており、一目でブレゲの名品であることがわかります。
また、シークレットサインと呼ばれる密やかなロゴサインが、うっすらと彫りこまれており、本物であることを証明しています。
複雑機構を得意とする点もブレゲの特徴です。このタイムピースには、ブレゲが懐中時計時代にその基礎を築いたムーンフェイズ表示が搭載されています。
2時位置に設置されたムーンフェイズは、窓内がミッドナイトブルーに彩色されており、金色の月と星々が月相に合わせて顔を見せます。
また、クラシカルな印象で人気の高いレトログラードパワーリザーブも搭載し、アナログ日付表示とともに、ベースのクル・ド・パリとは異なるギョーシェ彫りが精緻に彫りこまれています。
ランゲ&ゾーネ ランゲ1 101.022

参考価格¥3,980,000(税込)
モデル情報
1994年に4年もの開発期間を経て、ランゲ&ゾーネ復活第一号モデルとして発表された””ランゲ1””。50年前の時計を現代に蘇らせるという復刻的な意味合いだけでなく、通常の4倍ものカレンダー表示を可能にしたアウトサイズデイトや、ツインバレルによる72時間ものパワーリザーブを搭載。スケルトンバックから見ることが出来る自社製ムーブメント「Cal.L901.0」の美しさは言葉で表現しきれない出来栄えです。特にムーブメントの4分の3を覆った3/4プレートのグラスヒュッテ・ストライプ仕上げは、芸術品とも云えるデザインと最高の水準を誇る高い技術を併せ持った至高の逸品です。
ランゲ1は、A.ランゲ&ゾーネを代表する印象的なデザインの腕時計です。
A.ランゲ&ゾーネが一時休眠から復活した際に発表されたランゲ1は、ブランドの象徴ともいえる存在です。
オフセンターのダイアル配置をはじめ、ビッグデイト表示・インダイアルの直径などが、黄金比に従ってセッティングされていることも知られています。
緻密な計算に基づいた数学的な美しさに加え、研ぎ澄まされた工芸技術によるダイアルの光沢やインデックス、針のバランスなどは、ドイツならではの高い美意識と職人魂を感じさせます。
ランゲ1の主役は、ダイアル側だけではありません。シースルーバックからは、ドイツ・グラスヒュッテ様式の職人技を余すところなく味わえます。
グラスヒュッテ様式とは、A.ランゲ&ゾーネに代表されるドイツ・グラスヒュッテの伝統時計製造において継承されてきた、ムーブメントの特徴です。
ダイアルも背面も隙なく美しく、そのすべてが無駄なく計算し尽くされている、まさにドイツの磨き抜かれた美意識とクラフトマンシップを存分に味わえるタイムピースです。
雲上時計は、昭和天皇や英国王室をはじめ世界の王侯貴族、ローマ法王やダライ・ラマなどの要人、アメリカ大統領などの政治家と、多くの著名人に愛用されています。
特に世界三大腕時計ブランドの雲上時計は、世界最高峰のステータスを誇り、格式、技術力、美術的価値、資産価値すべてが揃う、稀有な存在です。
テレビなどのメディアでおなじみの有名人・芸能人にも、雲上時計を愛用している方は少なくありません。ファンが多い有名人・芸能人と、愛用の雲上時計をご紹介します。
最高峰のアイドルグループ「嵐」のメンバーで、報道番組のキャスターやバラエティー番組で活躍する櫻井翔さんは、パテックフィリップのカラトラバを愛用しています。
櫻井翔さんが所有するカラトラバは、カラトラバRef.5116G-001。ホワイトゴールド製のケースとホワイトダイアル、スモールセコンドを備えた気品あふれる一品です。
また、櫻井翔さんの後輩で仲が良いことでも知られる、timeleszの菊池風磨さんも、カラトラバのオーナーです。
菊池風磨さんが所有するのは、ローズゴールドケースと凛とした雰囲気のスモールセコンドが印象的な、カラトラバRef.6119Rです。
他にも、実力派俳優の藤原竜也さんなど、多くの芸能人がカラトラバを所有しています。
2025年、アメリカのメジャーリーグで活躍し、世界中から注目された山本由伸投手は、オーデマピゲ・ロイヤルオークの愛用者です。
山本投手が愛用しているのは、ロイヤルオーク オフショア クロノグラフRef.26238ST.OO.A340CA.01。
ロイヤルオークオフショアはロイヤルオークのスポーティーモデルで、一般的なロイヤルオークよりも「デカ厚」仕様になっています。
また、ベゼルも太目でクロノグラフ機能などを備えており、ラグジュアリースポーツウォッチのロイヤルオークよりも一層アクティブな印象です。アスリートである山本投手の腕によく映えるモデルですね。
ロイヤルオークは、腕時計愛好家として知られる俳優の川口春奈さんが愛用していることでも話題となりました。
川口さんが所有しているモデルは、ロイヤルオーク オートマティックRef.15550BA.OO.1356BA.01。
イエローゴールドのケース&ブレスレットに、天然石のターコイズをはめ込んだダイアルを合わせた、ラグジュアリーかつ爽やかなデザインです。
俳優・アーティストとして活躍する福山雅治さんは、ヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニー・オートマティックRef.85180/000G-9230を愛用しています。
ホワイトゴールド製のエレガントなラウンドケースと、シルバーカラーの繊細なインデックス・針、マルタ十字がピュアな印象です。
また、腕時計好きで知られるお笑いコンビ、バナナマンの設楽統さんも、パトリモニー ラージRef. 81180/000R-9159を所有しています。
予備校の人気講師で、クイズ番組からバラエティまで広く活躍する林修先生も、パトリモニー コンテンポラリーRef.81180/000P-9539の愛用者です。
腕時計を買うなら、一生モノとして後悔しない選択をしたい、生涯使い続けられる価値あるものを手に入れたい、と考えている方には、雲上ブランドの雲上時計がおすすめです。
高価ではありますが、金額では測れない格式やステータス、ブランドの歩んできた歴史やモデルに秘められたストーリーなど、かけがえのない価値を秘めています。
また、雲上時計の価値は年齢や時代に左右されないため、いつまでも使い続けられるだけでなく、子孫に受け継ぐことも可能です。
資産価値が高いものも多く、美しさや技工の素晴らしさはまさに身に着けて歩ける美術品です。
予算が合うならば、生涯のパートナーに雲上時計をセレクトしてみてはいかがでしょうか。
当記事の監修者

遠藤 有隆(えんどう ゆうこう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC 上級ウォッチコーディネーター取得
営業企画部 マーケティング課
好きなブランド IWC・ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネなど
1984年生まれ、神奈川県出身。時計業界は2017年より。
デザイン系の短期大学を卒業後、23歳で大手セレクトショップに入社。約10年間、レディースの服飾雑貨の責任者として店頭接客、MDやVMD業務に従事してきました。
10年目を迎え、更なる成長を求めて高級時計店への転職を決意し、2017年にGINZA RASINに入社。店頭接客を7年経験した後、現在の営業企画部 マーケティング課へ異動。
人と話すことが好きで、スーパーポジティブな私は現在、愛用のIWCメカニカルフリーガークロノとスモールギーゼを共にしながら、店舗での経験を活かしつつ、多角的な視点で記事の監修を行っています。