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ロンジン

ロンジンの時計は恥ずかしい?買ってはいけない?という誤解を徹底否定!人気の年齢層なども解説!

最終更新日:

ロンジン 時計 恥ずかしい

スイスの名門時計ブランド、ロンジンは長い歴史を誇り、売上高においても世界のトップ10の常連ブランドです。

ただ価格帯が比較的抑えめな設定のため、一部の心ない人たちからは「ロンジンの時計を付けることは恥ずかしい」という誤解ある意見も聞かれます。

高級時計業界で手の届きやすい価格設定をしているブランドは必ず、前述したようなネガティブな意見が付きまといます。

この記事ではロンジンの時計の素晴らしさや歴史などをできるだけ詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。

ロンジンの時計は恥ずかしい?買ってはいけない?

ロンジンの時計を付けていることは決して恥ずかしい事ではありません。

また、ロンジンは買ってはいけない時計ではなく、歴史も伝統も技術もある優れたブランドの時計です。

スウォッチグループの中で、中核的な位置付けをされているロンジンは「量産型クロノグラフムーブメント」の開発に成功したように優れたムーブメントを数多く輩出しています。

歴史ある伝統と革新的な技術で時計愛好家を魅了し続けるブランドともいえます。

また博覧会での受賞歴が多いブランドとしての側面も持っています。19世紀から20世紀初頭にかけて行われた万国博覧会におけるロンジンの受賞歴を表にまとめました。

西暦 万国博覧会開催都市 受賞内容
1878年 パリ クロノグラフ懐中時計が高評価を受ける。
1885年 アントワープ 金賞を受賞。これによりロンジンの技術力の高さが世界で認められるようになりました。
1889年 パリ 再び金賞を受賞。この受賞によりブランドとしての信頼がさらに高まるようになる。
1893年 シカゴ 複数の賞を受賞して、アメリカ市場での評価が高まる。
1900年 パリ グランプリを受賞する。

上記の年代における万国博覧会での受賞歴は、時計ブランドにとっては現在のGPHG(グランプリ・オルロジュリー・ド・ジュネーブ)に相当する名誉な賞だったそうです。

またパイロットウォッチの雄として名声高い事も忘れてはいけません。1927年の大西洋無着陸飛行を成功させたチャールズ・リンドバーグとも関わりが深いブランドです。他にはアメリカ人資産家でありパイロットでもあった、ハワード・ヒューズもロンジンとの強い関わりを持っていました。

ロンジンとリンドバーグは共同で、1931年「アワーアングルウォッチ」を開発しました。これは飛行中に経度を計算できる時計で、この頃よりロンジンはアヴィゲーションウォッチ(パイロットウォッチ)に対する造詣が深まったと考えられます。

その系譜を引き継ぎ、ロンジンは現在に至るまで、パイロットウォッチの優として、名声高いブランドだと言えるでしょう。

ロンジンは1832年創業のスイスの時計メーカー

ロンジンの創業は1832年で、190年以上の歴史があります。現存するブランドでは「ブランパン」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」、「ブレゲ」、「ジラールペルゴ」がロンジンより創業年が古いブランドで、世界で5番目に歴史あるブランドです。

ロンジンの歴史

ロンジンは1832年に「オーギュスト・アガシ」がスイスのサン=ティミエにアガシ商会を設立した事が始まりになります。

サン=ティミエ

ジュネーブより北西の山間部に位置したこの地で、エタブリサージュと呼ばれるスイスの伝統的な製造方法で時計製造を開始しました。

エタブリサージュはそれぞれ担当する部品工房や時計職人が工程を分業化して、最終工程である組立工房がこれらパーツを集め時計を完成させる手法です。現在多くの時計ブランドが採用しているマニュファクチュールとは異なるものとなります。

ロンジンもスイスの他のブランド同様のスイスのいち時計工房として時計造りを始め、アガシから甥の甥アーネスト・フランシロンが1854年に工房を継承して以降、ブランドに変化が訪れます。

まず、1867年に製造工程をサン=ティミエの一箇所に統合します。現在のマニュファクチュールに通じる業態を構築し、ブランドロゴである翼の付いた砂時計もこの頃から採用して、近代的なブランディングの手法も取り入れていくようになったのです。

時代を先取り手法を次々と取り入れたロンジンは、1878年にはクロノグラフムーブメント(懐中時計用)の開発にも成功します。そして、1913年には腕時計用の世界初の量産型の手巻き式クロノグラフムーブメント(Cal13.33Z)、時計の近代史にも名を連ねます。

ロンジン Cal.13.33Zムーブメント

画像引用:http://www.chronocentric.com/forums/chronotrader/index.cgi?md=read;id=81154

1924年には地元で開催されたミリタリースキーレースに計時用時計を提供した事を皮切りにスポーツとの関係性を深めていきました。ロンジンは同時に黎明期だった飛行機との結びつきも強め、パイロット用時計の開発も手がけていくのです。

20世紀初頭よりロンジンは時計の製造・販売だけではなく、マーケティングも積極的に展開します。そして21世紀に入ってからもロンジンは、スポーツをこよなく愛する時計ブランドとして多くの競技会の公式時計の提供とアスリートのサポートをしていきます。

現在はスポーツモデルを中心とした製品ラインナップに、彼らの伝統でもあるエレガントでアイコニックな時計造りを組み合わせた秀作モデルを数多く世に送り出している時計ブランドです。

またオメガを筆頭とする、スウォッチグループの中では「ハイ・レンジブランド」と位置づけられ、売上高は常に世界中の時計ブランドの中で、コンスタントに10位以内をキープしています。

ロンジンの時計はどの年齢層に人気がある?

ロンジンの時計は彼らの強みであるクラシカルなデザインから、30代以上の男性に人気がある事が特徴です。

展開している価格帯も20~50万円以内で購入できるリーズナブルなモデルも多くあります。

前述した価格帯は一般的に「手の届く高級時計」と思われる価格帯で、近年販売価格が高騰し続ける時計業界の中では比較的良心的な価格設定といえます。そのため、働き盛りの30代後半の人たちも無理なく購入できます。

良心的な価格設定の割には質感は優れており、特にムーブメントは極めて優秀である点は必見です。

ムーブメントは成熟するまで時間と労力がかかります。そのためロンジンにとってスウォッチグループ傘下になった事は追い風になりした。

スウォッチグループに加入後、世界一のムーブメント会社、ETA社との提携によりロンジンのムーブメントの信頼性はさらに高まったと言えます。

ロンジンは30代後半から40代以上に特に人気

ロンジン 時計

ロンジンは、30代後半から40代以上への人気が高いです。

この理由はまず、ロンジンが持つ「どことなく渋さも感じられる正統派クラシカルなデザイン」の影響が大きいと考えます。

そしてその優れたデザインの良さから成る、幅広い商品ラインナップもロンジンの魅力です。

もう一つ考えられる事は、高い信頼性と彼らの持つ伝統がミドルエイジ世代に好印象を与えたと考えられます。

優れたコストパフォーマンスも彼らに支持される大きな要因です。前述したようにロンジンの販売価格はリーズナブルですが、価格が安いだけでは目の肥えた30代後半の世代からは支持されません。

価格以上のパフォーマンスを発揮するからこそ、この世代に選ばれる気がします。

ロンジンを愛用している有名人

ロンジンを着用している有名人を紹介します。

➀松坂桃李さん

幅広い役柄を演じる、松坂桃李さんは2020年初めに雑誌の企画で「ロンジン・スピリットRef L3.810.4.53.0」を着用しました。(参考:https://www.gqjapan.jp/feature/20201207/longines-tori-matsuzaka/page/2

その後松坂さんは、女優戸田恵梨香さんとの結婚発表に際して、「ロンジンが縁結び!」と、時計愛好家たちから賞賛されました。

これは同時期に戸田恵梨香さんも、同じくロンジンの企画に起用された直後のタイミングでの発表だったため、そう呼ばれるようになったのです

ロンジン・スピリットRef L3.810.4.53.0

画像引用:ロンジン公式HP|ロンジン・スピリットRef L3.810.4.53.0

彼が2020年に付けていたロンジンスピリットは、航空機(アビエーション)からインスピレーションを受けたロンジンを象徴するモデルです。グローブを付けていてもリュウズ操作ができる実用性の高さと、文字盤を黒にして夜光塗料を塗り、視認性が良い実用的な製品になります。

COSC認定の高精度ムーブメントを搭載し、高精度の証として星を5個横に並べているのが特徴です。古典的でベーシックなパイロットウォッチですが、30代の松坂さんにも似合います。

この雑誌の撮影時にも松坂桃李さんは「手に馴染む」とコメントしており、実用性も充分に備えられた時計であると思います。

②藤木直人さん

藤木直人さんはドラマ「1リットルの涙」でロンジンの「マスターコレクションRef L6.628.4.78.6」を着用していました。当時藤木さんはドクターの役柄で、白衣にクラシカルなホワイトのダイアルのクロノグラは相性が良かった印象があります。

マスターコレクションRef L6.628.4.78.6

画像引用:ロンジン公式HP|ロンジン マスターコレクションRef L6.628.4.78.6

ダイアルのバリーコーンは、装飾的な要素以外に、光の反射防止がある事も見逃せません。

ドクターは手術室、診察室では照明具が多く、明るいところで時計を使用するシーンが多くあります。また計測が必要な事があり、クロノグラフを愛用するドクターも多いと言われます。

このモデルはベゼルにタキメーターが無い事から、スポーツ仕様のモデルはありません。そのためこのモデルであれば、医療関係者も仕事使いできる時計として選ぶ事ができると思います。

③安田顕さん

柔らかい役柄で定評のある、安田顕さんもドクターの役でロンジン「マスターコレクションRef.L2.629.4.78.6」を着用していました。白衣にホワイトのダイアルはやはり、相性が良くクロノグラフモデルを着用して居ました。

近年は活動の範囲を広げ、役者だけに留まらず、マルチに活躍する安田顕さんにはクロノグラフのようなツールとしても使える腕時計が似合います。年齢的にもロンジン好きが多い40代の彼のはロンジンはピッタリだと考えます。

④菜々緒さん

男性が付けている印象が多いイメージのあるロンジンですが、レディースウォッチも充実しています。菜々緒さんが着用しているのはロンジン「マスターコレクションRef. L2.128.4.78.6」です。

このモデルはドラマ「インハンド」役で彼女が着用していました。ケース径は25.2㎜という女性の腕にフィットするサイズで、シルバーのバリーコーンダイアルでブルースティル針を採用して、上品で知的な印象をもたらしています。

バリーコーンのダイアルは装飾の他に光の反射を防ぐ役割を果たす事ができる実用的な時計です。近年はアクティブな女性を演じる事の多い菜々緒さんには相応しい時計だと思います。
同様にメタルブレスレットも水や汗に強く、活動的な女性にはピッタリです。

➄松嶋菜々子さん

松嶋菜々子さんはドラマ「祈りの幕が下りる時」でロンジンの「ラグラン・クラシック・ドゥロンジンRef. L4.755.1.91.2」を着用していました。二針(分針と時針のみ秒針が無いモデル)の古典的な正統派ドレスウォッチです。

ラグラン・クラシック・ドゥロンジンRef. L4.755.1.91.2

画像引用:chrono24|ロンジン L4.755.1.91.2

イエローゴールドのケースにローマンインデックスに白ダイアル、アリゲーターストラップのクラシックなモデルで、フォーマルなシーンで活躍するモデルになります。クォーツムーブメントを採用している事で、時計を薄く仕上げている事が特徴です。

このような正統派ドレスウォッチはここ数年再び人気が上昇しています。使うシーンは限られていますが、年齢が40代以上になると、このようなドレスウォッチが一つあると重宝するはずです。

ロンジン人気モデル

ロンジンの時計は大きく「スポーツ」と「クラシック」に分かれていて、公式HPから簡単に検索することができます。数が多いため、そこから人気あるラインナップを3モデルを紹介します。

以下の記事も合わせて、参考にしてみてください。

ロンジン・スピリット L3.410.4.93.6

ロンジン・スピリット L3.410.4.93.6

画像引用:ロンジン公式HP|ロンジン スピリット

ロンジンの最もアイコニックな時計である「ロンジン・スピリット」は、同社がこれまでにサポートしてきた「チャールズ・リンドバーグ」や、「ハワードヒューズ」という空の偉人達への敬愛を込めた、シリーズです。

このモデルはラウンドケースにブルーダイアル、夜光塗料がタップリ塗られた針というパイロットウォッチの王道的モデルです。

サイズは最小で37㎜で、男女で分け隔て無く使える側面も兼ね備えた時計です。バリエーションも豊富で、クロノグラフやGMT機能も付いたモデルもあり、シーンに合わせてレザーストラップとブレスレットタイプの両方が選択できます。

機能が充実していて実用的で、かつ外観はシンプルなラウンドケースなのでビジネスとカジュアル共に使用できるヴァーサティリティ(veratility:多彩、多用途)な時計です。ビジネスの後でのジムでも使える、時計になります。

ロンジン・マスターコレクション L2.793.4.73.2

ロンジン・マスターコレクション L2.793.4.73.2

画像引用:ロンジン公式HP|ロンジン マスターコレクション

ロンジン・マスターコレクションはロンジンのクラシックモデルシリーズとして、2005年から登場しました。このシリーズはフォーマルなドレスウォッチという印象が強いですが、単なるクラシックウォッチに仕上げないところがロンジンのデザイン力の高さです。

スポーツの要素も巧みに取り入れて、伝統的なデザインと融合させる事が彼らの伝統かも知れません。このモデルもブルースティール針を取り入れたクラシカルな雰囲気が特徴です。

インデックスにアラビア数字を刻印仕上げする手の掛かる仕上げを施しながら、現代的なシースルーバッグ(トランスパレント・バック)でアレンジする、遊び心を忘れないロンジンの姿勢にも好感が持てます。

ストラップには、アリゲーターストラップとNATOストラップを用意しており、交換によって全く違う雰囲気に仕上がり、違和感は全くありません。これは時計本体のデザインが優れているからこそ、味わえる楽しみです。

ロンジン・レジェンドダイバー L3.764.4.50.6

ロンジン・レジェンドダイバー L3.764.4.50.6

画像引用:ロンジン公式HP|ロンジン レジェンドダイバー

ロンジン・レジェンドダイバーの最大の特徴はダイビングベゼルが「インナーベゼル」である事です。多くのダイバーズウォッチでは、ダイビングベゼルに「逆回転防止ベゼル」が採用されています。

逆回転防止ベゼルの逆三角形マークを分針に合わせて、潜水します。潜水中にマーカーから分針がどれくらい進んだかで酸素残量がわかるような数字設定をしているのが特徴です。

逆回転防止となっているように潜水中に誤ってベゼルを動かしても酸素残量が多く表示されないように一方向しか動かないような造りになっています。

それに対して、ロンジンのレジェンドダイバーは、風防の内部にベゼルを組み込む数少ない手法を採用している事が特徴です。このインナーベゼルは、時計内部に組み込まれているため、潜水中に誤って動かす事ができません。

しかし、ベゼルを動かすためにはリュウズ操作が必要なため、今日のダイバーズウォッチでは広く普及しませんでした。

しかし、インナーベゼルを採用しているダイバーズウォッチは数少なく、他の人と差をつけたいダイバーズウォッチを検討するなら、このレジェンドダイバーはおすすめです。

ロンジン好きにおすすめな他ブランド

オメガ

オメガは同じスウォッチグループで、いわばライバル扱いされるブランドです。

同グループ内の立ち位置としてオメガはロンジンよりもハイエンドな時計という印象があり、高級さを優先的に求めるのであれば、ライバルだったという歴史があるオメガをセレクトするのもオツかもしれません。

また、オメガ自体が人気ブランドなので、幅広い年代に向けて知名度を発揮できる点もおすすめです。

タグホイヤー

タグホイヤーは「価格帯」「スポーツ界に関係する歴史」などロンジンと似ている部分のあるブランドです。

そのため、タグホイヤーとロンジンどっちを選ぶか迷う人も少なくありません。

特徴でいうと、タグホイヤーはロンジンよりもスポーティーで存在感のある外見になっているので、着用時に目を引きたい人はタグホイヤーをセレクトするのがおすすめです。

ロンジンはクラシカルやエレガントさが強めなので、服装との調和が欲しい人にマッチしやすいでしょう。

チューダー

チューダーもロンジンと同価格帯のブランドです。

また、チューダーのブラックベイGMTや1926などはロンジンのハイドロコンクエスト、コンクエストと比較され、同価格帯ということもありどちらを選ぶか迷う人も散見されます。

チューダーの場合、ブランド価値やデザインコンセプトを重視したい人がセレクトすると幸せかもしれません。

時計業界の王者ロレックスがベースにあるかないかは、意外にも重要視する点ではあります。

まとめ

ロンジンの時計はこのように歴史もあり、優れた職人技術が詰め込まれた時計であることから、決して恥ずかしい時計ではありません。より深く知る事でブランドに対する理解も深まり、信頼性は高まります。

優れたデザインと機能を楽しめる、ブランドです。

今回紹介した記事の製品を一度手に取って、ぜひロンジンを検討してみてください。

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