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高級G-SHOCK4選。大人のためのモデルまとめてみました~MR-G,MT-G,フルメタル5000等~

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G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/mtg-b2000/

初めて購入した時計はG-SHOCKだった。

そんな方も少なくないでしょう。

 

G-SHOCKのGは「重力」のGravity。この名が示すように、高い場所から落としても壊れないくらいのタフネスがG-SHOCKの大きな特徴となります。

また、高機能であるにもかかわらず気軽に時計を楽しめるカシオのフラグシップ商品として、長年幅広い世代から親しまれてきました。

一方でカジュアルなイメージが強く、「大人になったらアウトドア以外で着けづらくなった」と言った声もあり、30代、40代の壮年のG-SHOCKファンは歯がゆい思いをしている方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで提案したいのが、高級G-SHOCKです。

カシオは「大人のためのG-SHOCK」というコンセプトのもと、実は多彩な高級ラインをラインナップしてきました。それらはG-SHOCKのタフネスはそのまま、紛れもない高級機。素材にメタルを用い、さらに丁寧な外装仕上げを施すことで高級時計として昇華しており、ビジネスユースでもTPOを崩しません。

この記事では、高級ラインに位置する大人のためのG-SHOCKを4選ご紹介いたします。

 

高級G-SHOCK①MR-Gシリーズ

カシオ G-SHOCK

出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/

「高級G-SHOCK」と言った時、まず挙がるのがこちらのMR-Gシリーズです。事実、カシオ自身が「威厳」「G-SHOCK最高峰」と自負するほど。

 

MR-Gシリーズは、1996年に誕生しました。

まさに「大人のためのG-SHOCK」がコンセプトで、高機能・高級感・そしてタフネス、全てにおいて最高峰であることを目指します。

そのため、基本素材は冒頭でも述べたようにメタル。そしてアナログ表示(またはデジアナ)であることがシリーズ内の基本コンセプトとなっております(2022年新作ではデジタル版も登場)。ちなみにメタル素材で耐衝撃構造を実現するのは不可能と言われていましたが、G-SHOCKではメタルのための新しい構造を開発することでこれを実現。そして今なお当該構造を進化させ続けているところに、カシオの時計製造技術の実力と情熱を感じずにはいられません。

 

また、MR-Gシリーズの中でも、「GPSハイブリッド電波ソーラー(GPS機能と標準電波時計のハイブリッド)」「スマートフォンリンクのためのBluetooth搭載電波ソーラー」「電波ソーラー」に分かれます。

 

もっともメタルだけでは「最高峰」「高級機」と言うにはいまひとつと思うでしょう。当然ながら、さらなるこだわりがMR-Gシリーズには込められています。

まず、外装に対するこだわり。

「メタル」と申しましたが、MR-Gシリーズの外装素材にはチタンが用いられています。このチタン、ステンレススティールよりも軽量であるにもかかわらず強靭、さらにアレルギー耐性も強いという特性を有した金属素材です。一方で加工が難しくまた単価も高めとなります。

そんなチタンに、MR-Gシリーズでは二重に表面処理を加えています。

この表面処理は硬度を高めるための「深層硬化処理」と「DLC(ダイヤモンドライク・カーボン)加工」を指しています。

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/mrg-g1000b-1a4/

この二種の処理によって傷や衝撃から時計を守るのみならず、さらには丁寧なザラツ研磨で仕上げを施すことで、MR-Gシリーズは高級機らしい風格を獲得するに至りました。

ザラツ研磨とはセイコーやミナセも得意とする仕上げ技術で、歪みのない燦然とした鏡面を実現します。

しかしながらザラツ研磨には熟練した職人技術が必要。特にG-SHOCKは造形が複雑になりがちで、そのディテールにまで丁寧に仕上げを施すことは誰にでもできることではありません。また、時間やコストもかかります。高級機にしかできない仕上げと言っていいでしょう。

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

ちなみにMR-Gシリーズの驚くべき点は、ただケースやブレスレットを仕上げているだけでなく、ディテールにまで美しさが訴求されていること。とりわけサイドプッシャーのステンレスの削りだしによる装飾はお見事。

また、エッジを活かしたケースフォルムやブレスレットのコマは、従来のG-SHOCKのイメージを払拭してくれることでしょう。

まさに人前に出ることも多い30代、40代の、働き盛りの男たちのためのG-SHOCKです。

 

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

さらに、機能についても特筆すべきこだわりがあります。

その一つが、「クラッドガード構造」です。これは、MR-Gシリーズにのみ搭載されています。

クラックガード構造は、リューズ・プッシャー本体・それらを保護するガードパーツを一体化したもの。これによって小型軽量化を図りつつも、G-SHOCKらしい耐衝撃性を守り抜きました。

GPS機能搭載モデルや電波時計は、アンテナを入れる関係上、どうしてもケースが大型化しがち。しかしながらあまりにも大きいと、それはビジネスユースが一般的な「大人のため」とは言えませんね。

そこでこのクラックガード構造を用いることで外装設計を根本から見直し、大きすぎないサイズ感を実現しているのです。

もちろん優れた操作性は、他のG-SHOCKと同様です。

 

デュアルタイムを備えていることもあり、多忙なビジネスマンにはうってつけのシリーズと言えるでしょう。

なお、MR-Gシリーズは山形にあるカシオの時計専門工場で一貫製造されています。

この工場のコンセプトはPPL(プレミアム・プロダクト・ライン)。

上質な銘品を輩出していくのみならずテクノロジー開発も同時に行われる拠点となり、MR-Gシリーズのさらなる進化に必要不可欠な聖地です。

 

MR-Gシリーズお勧めモデル①MRG-G1000(GPSハイブリッド電波ソーラーモデル)

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

スペック

詳細

素材: チタン
ケースサイズ: 縦54.7mm×横49.8mm×厚さ16.9mm
重量: 153g
基本機能: GPS電波受信,標準電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム)
その他機能: ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,バッテリー充電警告機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 26万円~30万円(税別)

GPS電波と標準電波両方を受信する、ハイブリッドタイプがこちらのMRG-G1000です。MR-Gシリーズの中でも、さらにハイエンドに位置付けられます。

ちなみにGPSと標準電波の違いを簡単に説明すると、GPSはGlobal Positioning System(全地球測位システム)の略で、GPS衛星と呼ばれる人工衛星から送信される電波を受信する時計です。対する標準電波は、日本国内では情報通信研究機構が送信する電波を受信する時計です。

前者はGPS衛星に搭載されている原子時計をもとに時刻情報を受信しているため超高精度であるのみならず、受信できる環境があれば世界のどこでも正確な時刻を捉えることができます。一方で電力消費が非常に激しいという特徴も持ちます。

標準電波もまた原子時計を用いているため高精度となりますが、標準電波を発信する国は限られているため、そのメリットの享受は日本や北米等、一部地域に限られます。

この二つを同時に用いることで、使用環境に応じた適切に、かついつでも正確無比な時刻表示が可能というわけです。

 

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

現行では、計4モデルがラインナップされています。

とりわけ赤が差し色に使われたRef.MRG-G1000B-1A4JRのかっこよさはひとしおです。

これは「赤備え」としてリリースされた逸品です。

赤備えとは、戦国時代から江戸時代に用いられた、武具を赤で統一する軍団編成手法です。武田信玄や真田幸村が有名ですね。

赤備えがテーマとなっている通り、甲冑を思わせるダイナミックなフォルムの随所に燃えるような赤が配されており、インパクトは抜群です。ちなみに黒はG-SHOCKのブランドカラーですが、こちらは前述したDLC加工によるブラック仕上げで再現されています。

 

高級ながらもG-SHOCKらしいタフネス,そしてダイナミックも感じられる一大コレクションです。

 

MR-Gシリーズお勧めモデル②MRG-B1000(Bluetooth搭載 電波ソーラーモデル)

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

スペック

詳細

素材: チタン
ケースサイズ: 縦52.2mm×横46.2mm×厚さ14.6mm
重量: 131g
基本機能: 標準電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム)
その他機能:: デュアルタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,バッテリー充電インジケーター,LEDライト等
防水性:: 20気圧
定価: 26万円~28万円(税別)

機能を標準電波受信に絞ることで、小型化に成功したシリーズがこちらです。

前述の通り、GPSウォッチは世界のどこにいても、電波受信さえできれば正確無比な時刻表示を実現します。一方で電力消費が激しかったり、アンテナを搭載する分ケースが大型化してしまったりと言った課題もまだ存在しています。
そこで当シリーズでは、標準電波に絞ってミッドサイズケースを採用し、「便利さも大切だけど、大きすぎるサイズは敬遠してしまう」と言ったユーザーのニーズをくみ取りました。

ちなみにどの電波受信時計にも言えることですが、電波を受信していない時はクォーツとして駆動しています。
そのため精度が劣る等と言ったことはありません。

G-SHOCK MR-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

電波受信に加えて、こちらのシリーズではBluetooth搭載によってスマートフォンリンクが可能となっていることも大きな特徴です。いわゆるスマートウォッチに近いですね(カシオはあくまでスマートリンクとして打ち出していますが)。

専用アプリ「G-SHOCK Connected」をスマートフォンにインストールすることでIoT(モノのインターネット化)を実現し、スマートフォンから任意の都市をタップするだけで時計のインダイアルにその都市の時刻を表示させたり、時計の操作でスマートフォンの音を鳴らしたり、音楽再生やメール確認等の制御を行ったりすることが可能です。

 

MR-Gシリーズお勧めモデル③MRG-B5000(Bluetooth搭載 電波ソーラーモデル)

MRG-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/mr-g/

スペック

詳細

素材: チタン
ケースサイズ: 縦49.47mm×横43.2mm×厚さ12.9mm
重量: 114g
基本機能: 標準電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク機能
その他機能:: ワールドタイム,ストップウォッチ,自動時刻修正,時計ステータス表示機能,携帯電話探索,スーパーイルミネーター等
防水性:: 20気圧
定価: 396,000万円/462,000円(税込)

MR-Gはアナログ式表示であることが一つのアイデンティティでした。確かに「高級時計」と言った時、アナログ表示であることは当然であったとは思います。

しかしながら近年では「高級デジタルウォッチ」といったジャンルが確立しています。

これは、わが国の高級時計市場が成熟しているからに他なりません。一般的に成熟市場ではただ「性能が良い」「安い」だけでは売れず、顧客のニーズを正確に満たすことや、プロダクトの付加価値が重要となってくるものです。

そういった意味でMR-Gは、従来からのG-SHOCKファンにも、これから高級時計を購入する層にも巧みに「刺さる」製品コンセプトであったように思います。なぜならG-SHOCKのアイデンティティである「落としても壊れない」耐衝撃性能を備えつつも、ビジネススーツにマッチする高級機たりえたこと。そしてデザイン面でもG-SHOCKならではのかっこよさを有していたことから、G-SHOCKファンはもちろん「これまでの高級時計にはあまり興味がなかった」潜在顧客からのニーズにも応えていたと考えられるためです。

 

ここから一歩踏み込んでカシオは2022年、MR-Gコレクション最新版となるMRG-B5000を発売するに至りました。

MRG-B5000

出典:https://gshock.casio.com/jp/

なんと、アナログ表示であった従来のMR-Gと異なりデジタル表示、しかもスクエアフォルムというデザインを携えて!

このデザインは、初代G-SHOCKとして1983年に発売された「DW-5000C」をリバイバルしています。本当に、G-SHOCKファンの心をどこまでもくすぐってきますね!

余談ですが初代G-SHOCKは、公園で子どもが遊んでいるゴムボールから耐衝撃構造の着想を得たと言います。

なかなか耐衝撃性を実現できなかった開発者の一人・伊部 菊雄 氏が、ゴムボールによって「ケースを中空構造にし、そこに緩衝材となるパーツを入れることで衝撃吸収を行う」というアイデアを思いつき、実行に移したことで今のG-SHOCKが存在しています。もっともメタル素材でこの耐衝撃構造を実現するのに並々ならぬ苦労があったことは前述の通りです。

MRG-B5000

出典:https://gshock.casio.com/jp/

この初代G-SHOCK―初号機などと親しまれている―のデザインは、同シリーズの永遠のアイコンとも言え、G-SHOCKと言えばこの形状・顔立ちをイメージする方も少なくないでしょう。

初代DW-5000系はその後も連綿と系譜を辿っていきますが、基本は樹脂製でラインナップされてきました。

しかしながら2018年、DW-5000Cとしてフルメタル化。これが大ヒットを飛ばしたため、ついに2022年、フルメタルかつMR-Gらしく超高度な外装仕上げを施したMRG-B5000の発表に至ったというわけです。

そんなMRG-B5000は目を見張るような外装仕上げが施されていることは言わずもがな。ちなみに細部にまで丁寧に磨きをかけるため、各パーツを細分化するというこだわりに打って出ていることも大きな特徴です。なんと、ベゼルだけで25のパーツで構成されているというのだから驚きです。

この細分化によって、細かな凹凸部分も仕上げを施してから構成することができ、極上の仕上げを有することとなりました。

MRG-B5000

出典:https://gshock.casio.com/jp/

さらにフルメタル5000等で用いられてきた耐衝撃構造も一新。マルチガードストラクチャーと呼ばれる新構造は、細かなパーツで構成されるMRG-B5000のために、T字バーと板バネを組み合わせたサスペンションパーツを、2時・4時・8時・10時位置の四隅に搭載することで、衝撃・振動を吸収してくれます。

コバリオンなどといった、従来時計にはあまり使われてこなかった新メタルを使っていることも特筆すべき点です。

 

定価はブラックDLCコーティングを施したMRG-B5000Bが税込462,000円、メタル調のMRG-B5000Dが税込396,000円と屈指のハイエンドです。しかしながら価格に見合った高級G-SHOCKとして、今後さらなる人気は必至です。

 

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高級G-SHOCK②MT-Gシリーズ

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

次に大人のための高級G-SHOCKとしてご紹介させて頂くのは、こちらのMT-Gシリーズです。1999年にリリースしました。ちなみに当シリーズも、山形の工場で一貫製造されています。

そしてMR-Gシリーズ同様、MT-Gも30代・40代以上の大人をターゲットに据えたシリーズです。そのためアナログ表示が基本。

さらには一つのコンセプトとして、「メタルと樹脂の融合」が挙げられます。樹脂とは人為的に製造された化合物。レジンやプラスティック等と称されることもありますね。MT-Gシリーズでは、ファインレジンと呼ばれる素材を用います。

一見すると高級時計とは相いれない樹脂素材ですが、いったいなぜわざわざ使っているのでしょうか。

 

その秘密は、裏側を除くと見えてきます。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

そう、このように裏側にファインレジンを用いることで、快適な着用感を実現しているのです。

なぜならメタルは熱伝導率が低く、寒い冬などはひんやりとした温度感にビックリしてしまうこともあるでしょう。そこでファインレジンを用いることで、このひんやり感を解消しました。

また、軽量化やG-SHOCKらしいタフネス、そしてカラーリングによる目にも鮮やかな楽しさをもファインレジンが担っています。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

ちなみにソフトウレタン素材を用いたストラップモデルもあり、同じようにメタルブレスレットとは異なる装着感をお楽しみ頂けるでしょう。

 

なお、MT-Gシリーズにはカーボンコレクションも展開されており、きわめて高い人気を誇ります。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

カーボンは軽量かつ超硬質なことで知られる新素材。また、他の金属素材とは全く異なる質感や模様もカーボンならではですね。スポーツカーや航空輸送業界等でも用いられてきました。

一方で加工の難しさはチタン以上。そのため別素材にカーボンを貼り付ける手法がポピュラーです。しかしながらカシオでは、きわめて薄いカーボンを何枚も積層状に重ねてから加工するというこだわりぶり!

カシオ自身が、「山形工場の加工技術のたまもの」と自負しています。この手法によって細部に至るまで立体感を醸し出し、高級時計にマストな「高級感」及び「遊び心」を付与させました。

 

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

こういったこだわりあるMT-Gシリーズですから、やはり仕上げもハイクラス。

MR-Gシリーズでもご紹介した丁寧な仕上げやザラツ研磨が施されており、遠目で見ても燦然とした存在感を放ちます。

また、サイズも直径51.7mm×厚さ14.4mm程度の中程度となっていることもミソ。よりビジネスユースに適したデザインが訴求されたと言えるでしょう。

 

MT-Gシリーズは、大きく分けて三つのコレクションに区別できます。ただしいずれも「スマートフォンリンク」と呼ばれる、Bluetoothによってスマートフォンと連動させる機能が搭載されています。また、標準電波受信機能および「タフソーラー」と名付けられた高効率なソーラー充電システムによって、忙しいビジネスマンも時刻操作や電池切れの煩わしさから解放されることでしょう。

 

さらに「タフネス」面でも特筆すべきことが山ほどあります。

まず、MT-Gシリーズ用に開発された「コアガード構造」です。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

この画期的な耐衝撃構造は、既存の時計の設計を大きく革新させています。まず、ベゼルと裏蓋をパイプによって一体化させ、保護フレームを形成。これをモジュール的に時計ケースに付加することによって心臓部とも言えるムーブメントが収納されたインナーケース(上記画像の右側)が外的衝撃から守られることとなります。ちなみにこのインナーケースはカーボン製。そのため軽量なことも嬉しいですね。

さらにファインレジンまたはカーボン製のショックアブソーバー(振動減衰装置)とモジュール周囲にαGEL(前述したMR-Gシリーズのクラックガード構造にも搭載)を保護フレーム周囲に実装することで、二重に衝撃を緩和させました。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

もっとも、これだけのガードが搭載されていると、もったりと大きくて重い時計が出来上がってしまいそうですね。
しかしながら山形工場における緻密な設計と高度な製造技術によって、ケース厚はむしろ抑えられています。

 

なお、2020年にはこのコアガード構造をさらに進化させたデュアルコアガード構造も登場。そちらの詳細は後述いたしますが、日々G-SHOCKが進化を遂げていることが垣間見えます。

 

さらにこの新たな耐衝撃構造にトリプルGレジスト(耐衝撃・耐遠心力・耐振動)構造が加わり、高級機でありながらアウトドアシーンや水仕事でもガンガン使える時計となりました。

オンオフ兼用できる時計が欲しい男性にもお勧めです。

なお、MR-Gシリーズに比べるとMT-Gシリーズはリーズナブルとなりますが、それでも定価は10万円超え。なかなか気軽に買えない価格帯だからこそ、若い方ではなく、大人な男性に手に入れてほしい一本です。

 

MT-Gシリーズ①MTG-B2000(新開発「デュアルコアガード構造」採用)

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

スペック

詳細

素材: カーボン×ステンレススチール
ケースサイズ: 縦55.1mm×横51mm×厚さ15.9mm
重量: 156g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: デュアルタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 11万円~125,000円(税別)

こちらが2020年に登場した、新たな「デュアルコアガード構造」を搭載させた一本です。

ケースは従来のコアガードに比べると、直径・厚みともにアップサイジングされることとなりました。もちろんその分、衝撃への耐性はさらなる進化を遂げています。

ではこのデュアルコアガード構造がどういったものかと言うと、デュアルの名の通り、ケースが二重構造となっていることがミソ。従来のコアガード構造ではモジュールフレームの中にカーボン製インナーケースが搭載されていましたが、デュアルガードではカーボン製インナーケースをステンレススティール製のベゼルおよびミドルケースでサンドイッチすることで一体化させています。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

これによって衝撃への耐性が維持されるだけではなく、インナーのカーボンが外側からは見えないため、あたかもステンレススティール製の高級時計のようでありながら、軽やかさを持ち合わせるに至りました

ちなみに従来品はウレタン製のプッシャーガードが搭載されていたのですが、ガードレスにすることでケースサイドがオールステンレスになっているのが嬉しいところです。

 

また、ベゼルと裏蓋を一体化してフレーム形成していたコアガードとは異なり、ベゼルは独立したパーツとなっています。そのためベゼルのデザインやカラーリングにバリエーションをつけられることとなりました。

実はスモールセコンドの差し色とベゼルカラーが同一となっているため、デザインに遊び心と統一感が出ていますね。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

さらにはメタルブレスレットにも改良が加えられました。

先ほどから「軽量化」に言及していますが、これは時計の実用性においてきわめて重要な要素です。なぜならあまりに重いと腕が疲れてしまったり、扱いづらかったりするため。そこでカシオはブレスレットのコマにもファインレジンを組み込みながら、中を空洞にすることで軽量化させました。

ちなみにバンド接続部が変更され、工具なしにユーザー自身でのベルト交換が可能となっています。

また、MT-Gシリーズでは前述の通り専用アプリによってスマートフォンとリンクさせ、IoT機能を付加することができます。

よりオシャレに、より便利に、より高級時計に昇華されたMT-Gシリーズ。

ラインナップは計3種ですが、今後ますます拡張していくことをファンとしては望みます!

 

 

お勧めモデル②MTG-B3000(新開発の薄型構造・モジュール)

MTG-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

スペック

詳細

素材: ステンレススチール×カーボン
ケースサイズ: 縦51.9mm×横50.9mm×厚さ12.1mm
重量: 111g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 121,000円~137,500円

2022年、MT-Gもまた、新たなる構造を携えて新作を登場させました。MTG-B3000です。

その理念は「薄型化」。

G-SHOCKはダイナミックなケースもアイデンティティの一つですが、どうしてもスーツの袖口には収まりきらないボリュームです。

しかしながらMTG-B3000では、従来モデルが14mm以上の厚みであったことに対し、2mmほども薄型化!さらに小径化・軽量化にも成功しており、いっそう使いやすくなったと話題です。

もっとも前述したデュアルコアガード構造によって、重量はきわめて少なくなっていたものでした。カシオでは、さらにこのデュアルコアガード構造をアップデート!複雑な形状の裏蓋によって、さらにラグやリューズ・プッシャーを保護するサイドガード機能を持たせたとのことです。

MTG-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

もちろんMT-Gならではの丁寧なつや消し仕上げや作り込まれたディテールは健在ですので、薄型化によっていっそうの高級感を放っていることが写真からも見て取れますね。なお、MTG-B3000も他のMT-Gコレクション同様、ザラツ研磨によって歪みのない美しい面を獲得しています。

さらにモジュールもダウンサイジングされるに至りました。

ただでさえ精密・精緻であったモジュールのパーツを小径薄型化し、集積化。これによってケースは薄くなっているにもかかわらず、高機能は維持されています。

MTG-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

専用工具いらずでバンドの付け替えができるワンプッシュ式やモバイルリンク機能,さらにはMT-Gらしいメカニックながら最適化されたレイアウトで高い視認性を誇る文字盤は、ファン垂涎の逸品です。

税込価格121,000円~と、他のMT-Gコレクションと大きく変わらないプライスレンジなのも嬉しいところ。

これは一度、手にしたい高級G-SHOCKの一つです!

 

お勧めモデル③MTG-B1000(カーボンまたはメタルベゼル)

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

スペック

詳細

素材: ステンレススチールまたはカーボン
ケースサイズ: 縦55.8mm×横51.7mm×厚さ14.4mm
重量: 112g(モデルによる)
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 10万円~135,000円

同じくMT-Gシリーズの、従来から人気の高いコアガード構造を採用したコレクションです。

価格が若干新型のデュアルコアガード構造よりもお安くなります。

とは言え、機能面ではそう大きくは変わりません。スマートフォンリンクによって時計からスマートフォンの制御を行うことが可能です。

 

さらには従来からのお馴染みシリーズと言うこともあり、バリエーションが豊富です。

ベゼルはメタルまたはカーボンの二種となりますが、現行だけでも前者は7本・後者は2本のデザイン・カラーバリエーションを有します。

 

とりわけ2020年に発売されたばかりのカラフルなRef.MTG-B1000VL-4AJRは、要注目の一本です。

G-SHOCK MT-Gシリーズ

出典:https://g-shock.jp/products/mt-g/

火山噴火に伴い発生すると言われる「火山雷」がコンセプトとなっており、そのビビッドな色合いには目を惹かれるのではないでしょうか。とりわけレインボーIP処理をあしらったベゼルと文字盤の配色は独創的。レインボーIPとはある素材に様々なカラーを幾重にも吹き付けることでグラデーションをつける処理手法です。この吹き付けは一律ではないため、個体個体でグラデーションの様が異なるとか。

つまり、一本いっぽんが唯一無二のデザインを有していることを意味します。

「メタルと樹脂の癒合」というMT-Gシリーズのテーマはしっかりと踏襲され、レッドが眩しいソフトウレタンストラップが搭載されました。

 

機能だけではなく、デザイン面でも楽しめるMT-Gシリーズ。利便性やタフネスと合わせて、大人の男が一本所有しておきたい高級G-SHOCKと言えるでしょう。

 

MT-Gシリーズ④ MTG-B2000PH-2AJR ブルーフェニックス

G-SHOCK MTG-B2000PH-2AJR ブルーフェニックス

出典:https://www.facebook.com/CASIOGSHOCKJapan/photos/

スペック

詳細

素材: カーボン×ステンレススチール
ケースサイズ: 縦55.1mm×横51mm×厚さ15.9mm
重量: 127g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: デュアルタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 125,000円(税別)

「MTG-B2000PH-2AJR」はルーフェニックス(鳳凰)をテーマにレインボーカラーを施した2021年新作モデルです。

伝説の鳥として有名なブルーフェニックスをモチーフとし、ケースにはレインボーカラーのIP処理を施してあります。

前年に発表された「MTG-B1000VL-4AJR」は火山をイメージしていることから赤中心のレインボーカラーリングでしたが、今作においては鮮やかな青をメインに爽やかな仕上がりとなりました。

ダイヤルにはピンク・オレンジといった温かみのある色味を採用。スケルトンカラーのネイビーストラップを用いることで高級感も演出しています。

G-SHOCK MTG-B2000PH-2AJR ブルーフェニックス

出典:https://products.g-shock.jp/_detail/MTG-B2000PH-2A/

ちなみに、今作はMTG-B1000ではなく、MTG-B2000がベースとなっていることから、ケースにはデュアルコアガード構造が採用されています。

基本スペックに関しては他のMTG-B2000シリーズと同等です。

定価は税込143,000円とやや高めですが、MT-Gシリーズの個性派モデルとして大きな人気を博していくことでしょう。

 

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高級G-SHOCK③GMW-B5000シリーズ フルメタル耐衝撃構造

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

G-SHOCKと言うと、まず想起するのがこちらの角形フォルムのデザインではないでしょうか。と言うのも、「5000」と付くシリーズはG-SHOCKのファーストモデルを踏襲しており、カシオにとっても特別なデザインであることがわかります。

もっとも、イメージ通りにいけばケースやブレスレットはウレタン樹脂で製造された、カジュアル感の強いものとなりますね。

しかしながら2018年、この年G-SHOCKの誕生35周年、G-SHOCK初となる「フルメタル」となった5000系が誕生しました。正式コードはGMW-B5000ですが、フルメタル5000などと言った呼ばれ方もされています。

 

この名が示すように、オールメタル素材で形成された5000系。とにかくカッコイイの一語に尽きます。

ちなみに木村拓哉さんが下記画像のRef.GMW-B5000D-1JFを愛用していることをご存知の方も多いでしょう。

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

フルメタル5000は現行で8種がラインナップされていますが、そのいずれもストラップ以外の外装にウレタンパーツを用いていません。そのため重量感もしっかりしており、高級機にふさわしい風格を有します。

デジタルウォッチはビジネスユースにはミスマッチなこともありますが、ジャケパンなど大人のかっちりめの私服にはよく合いそうですね。

 

さらに機能面でもG-SHOCKのハイエンドらしい高機能で特筆すべき点が多々あります。

まず、MR-Gシリーズの一部モデルやMT-Gシリーズ同様に、スマートフォンリンク機能が搭載されていること。さらには標準電波受信機能を有していることが挙げられます。これによって高精度という、時計本来の価値を堅持することととなりました。

 

さらに、外装機能も35年の時を経て進化が加えられています。

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

フルメタル5000より、新たな耐衝撃構造がローンチされました。なぜなら従来のウレタンであれば事足りていた機構も、SSとなったことで耐久面により事細かな配慮が必要となったためです。

この耐衝撃構造は、ケースとベゼルの間にファインレジンを挟み込むことで衝撃を吸収すると言う機能です。ファインレジンはきわめて耐久性に優れた樹脂素材で、前述したMR-Gシリーズでも活躍していることはご存知の通りです。他の衝撃吸収装置を設けるよりもコストを抑え、かつ小型軽量化できるのも大きな工夫と呼べるでしょう。

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

さらには裏蓋にもG-SHOCKのコンセプトとフルメタルを両立する秘訣があります。

裏蓋にスクリューバック(ねじ込み式裏蓋。ダイバーズウォッチ等で用いられる)方式を採用し、気密性・堅牢性をアップ。さらにはDLCコーティングによって傷や摩耗への備えも欠かしていません。

その他ボタンやバンド接続部分にも工夫が加えられており、従来のG-SHOCKからさらなる高級感とタフネスを獲得したと言えるでしょう。

 

なお、細かな点ですが、実は液晶文字盤にもある改良が加えられています。

これはSTN(スーパー・ツイステッド・ネマティック)と呼ばれる液晶で、ワープロやゲームボーイなどで用いられました。大容量表示が可能であるにもかかわらず小型軽量。さらにハイコントラストによって高い視認性を誇る優れものです。

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

液晶周りのレンガ模様はソーラーセルとなっており、こちらから高効率に充電することが可能です。

 

ちなみに限定35本・完全受注生産でしたが、2019年にはフル「金無垢」のGMW-B5000がローンチされていたことをご存知でしょうか(プロトタイプは2015年)。流通目的ではないでしょうし、ついた定価は770万円!

なかなか一般ユーザーが購入できる価格ではありませんが、フルメタル5000のG-SHOCKブランドにとっての立ち位置を示すには十分すぎるほどの話題性と注目を集めました。すなわち、G-SHOCKが新たなるステージに突き進んでいる、と。

さらに付け加えると、近年ではAW-500のフルメタル化も進んでいると言います。

いかにフルメタル5000がG-SHOCKにとって特別で、そしてユーザーからのニーズも高いかがおわかり頂ける一幕でしょう。

 

お勧めモデル①GMW-B5000D-1JF

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

スペック

詳細

素材: ステンレススチール
ケースサイズ: 縦49.3mm×横43.2mm×厚さ13mm
重量: 167g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 60,000円(税別)

非常に人気の高いフルメタル5000が、こちらのシルバータイプです。一時期はあまりの人気に品薄が続き、なかなか手に入りづらい稀少モデルの仲間入りを果たしました。

非常にベーシックなG-SHOCKのフォルムデザインに、きちんと丁寧に仕上げられたステンレス外装がとても目を惹き、人気もうなずけますね。

ケースサイズも大きすぎることがないので、オンオフで使いたい逸品ではないでしょうか。

 

お勧めモデル②GMW-B5000GD-9JF

G-SHOCK GMW-B5000

出典:https://g-shock.jp/products/origin/

スペック

詳細

素材: ステンレススチール
ケースサイズ: 縦49.3mm×横43.2mm×厚さ13mm
重量: 167g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 68,000円(税別)

ゴールドIPをステンレスに施すことで、光り輝くゴージャスな外装を実現したG-SHOCKです。

こちらも人気が高く、話題性もまた高い逸品です。

「ゴールドカラーはギラギラしすぎない?」と思うかもしれません。しかしながらケースは薄型でむしろ上品。ヘアライン加工(ツヤ消し)をケース・ブレスレットに施してあるのでシックなイメージが強いと言えるでしょう。

 

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高級G-SHOCK⑤限定モノ

最後に、「シリーズ」ではありませんが、30代・40代以上の大人の男性の心に刺さる、高級G-SHOCKの最新限定モデルを2本ご紹介いたします。

G-SHOCKの様々な顔としてお楽しみください。

 

お勧めモデル①グラビティマスター GWR-B1000HJ-1AJR

GWR-B1000HJ-1AJR

出典:https://products.g-shock.jp/_detail/GWR-B1000HJ-1A/

スペック

詳細

素材: カーボン
ケースサイズ: 縦50.1mm×横46.4mm×厚さ16.9mm
重量: 72g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: デュアルタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 115,000円(税別)

HondaJetとコラボレーションした限定モデルです!

 

Hondajetは本田技研工業が采井する航空事業会社です。

小型ビジネスジェット機の開発・製造を手掛けており、最先端テクノロジーとものづくりの情熱とで作り上げられたジェット機たちは、世界各国で活躍してきました。

ベースとなるのはG-SHOCKきってのプロフェッショナルシリーズ「グラビティマスター」。

どちらもカーボン素材を活用することで類まれな耐久性・耐衝撃性を維持しているという共通点があり、そこがフィーチャーされる形となりました。

GWR-B1000HJ-1AJR

出典:https://products.g-shock.jp/_detail/GWR-B1000HJ-1A/

ちなみに監修はHondajetの設計・開発責任者である藤野道格氏が携わっているとのこと。

最新型HondaJet Eliteの代表モデルのホワイト×メタリックブルーがデザイン基調となりました。

また、12時位置にはHondajetの機体があしらわれており、その機首がインジケーター針の役割を果たすなど、大人の男心をくすぐる遊びが仕掛けられています。

 

「タフネス」「ものづくり」「進化」という面で共通点を持つ二社の融合をお楽しみ頂けるのは、こちらのグラビティマスター一択です。

こだわりの強い大人の男性にお勧めしたい逸品です。

 

お勧めモデル②MTG-B1000TJ-1AJR

MTG-B1000TJ-1AJR

出典:https://products.g-shock.jp/_detail/GWR-B1000HJ-1A/

スペック

詳細

素材: ステンレススティール
ケースサイズ: 縦55.8mm×横51.7mm×厚さ14.4mm
重量: 123g
基本機能: 電波受信,タフソーラー(ソーラー充電システム),モバイルリンク
その他機能: ワールドタイム,針位置自動補正機能,ストップウォッチ,パワーセービング機能,LEDライト等
防水性: 20気圧
定価: 110,000円(税別)

二番目にご紹介したMT-Gシリーズの限定モデルです。その名も“Formless太極”!

これはアートを表す概念で、「東洋の伝統である水墨絵」と「西洋のストリートアート」が融合しているとのこと。さすがメタルと樹脂の融合がテーマのMT-Gシリーズ限定モデルと言うべきでしょうか。

ちなみに太極とは中国哲学の一つで、宇宙の根源とか万物の生ずるところと言った意味合いです。
中国で著名な芸術家・陳英傑氏がデザインしており、太極のイメージを時計に落とし込みました。

MTG-B1000TJ-1AJR

出典:https://products.g-shock.jp/_detail/GWR-B1000HJ-1A/

水墨画とストリートアートなんて、ちぐはぐのように思うかもしれません。しかしながらこの時計においては、見事に融合していることが見て取れます。

裏蓋には太極のコンセプトデザインをエングレービング。また、ストラップにも特別デザインが施されており、アートの魂に触れることができるでしょう。

なお、他のMT-Gシリーズ同様に標準電波受信機能およびスマートフォンリンクが搭載されております。

 

 

まとめ

大人のための高級G-SHOCKをご紹介いたしました!

いずれも定価は10万円を超えていますが、当然高級機にふさわしい外装・機能・そして風格を備えます。

「G-SHOCKが大好き」

「ジャケパンにG-SHOCKを合わせたい」

「いくつになってもG-SHOCKを楽しみたい」

こんな方々は、ぜひ高級G-SHOCKを購入の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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この記事を監修してくれた時計博士

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

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