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シングルバックル・オールトリチウム!損をしない5桁スポーツロレックスの選び方

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ポストヴィンテージとして価格が高騰してきている5桁リファレンスのスポーツロレックス。

その中でも人気の高い14270・16570・16700・16710をご検討されている方には「シングルバックル」「オールトリチウム」という特徴をもつ個体をご購入することをオススメします。

何故ならこの二つの特徴は現在のロレックスには見受けられない「レアポイント」であり、近年価値が急上昇している個体であるからです。

今回は「5桁リファレンス スポーツロレックス」において「シングルバックル」「オールトリチウム」という特徴を持つ個体の魅力について解説していきます。

5桁リファレンス スポーツロレックス

 

5桁リファレンス スポーツロレックスについて

5桁リファレンスとは「14270」「16570」のような5桁のリァレンスナンバー(型番)を持つロレックスの事を指します。

ロレックスのファンレスナンバーはRef.○○○○で表され、1970年代以前に製造されたモデルは4桁、1980年頃から5桁になり、2000年頃から6桁になりました。
それぞれの節目で大きく外装や内装が変化しているため、ロレックスファンは「5桁」「6桁」という言い方で括ります。

つまり5桁リファレンスとは1980年頃~2000年頃に製造されたモデルのことを指すわけです。

 

また、ロレックスにはシンプルな「スタンダードモデル」、高価な素材やダイヤといった装飾を施した「ドレスウォッチ」、そしてダイビング・レーシングなどでの使用をイメージして作られた「スポーツウォッチ」が存在します。

近年はその中でも特にスポーツウォッチの評価が高まっており、注目を集めています。

 

狙い目は「14270・16570・16700・16710」

5桁リファレンスのスポーツロレックスには数多くの種類がありますが、現在特に注目されているモデルは「14270・16570・16700・16710」の4モデルです。

これらのモデルはどれも相場が上がっており、数年前と比較すると数十万円も価格が高騰しています。

ただ、これまでは製造年が新しい個体の方が人気でしたが、面白いことに最近は製造年の古いモデルの価値が上昇しています。

そして、価値が上がるモデルは「シングルバックル」「オールトリチウム」という特徴をもっているのです。

 

シングルバックルについて

シングルバックル

左:シングルバックル 右:ダブルバックル

シングルバックルとダブルバックルを比較すると、ダブルバックルの方がしっかりしていることが分かると思います。

勿論、その見た目通りの耐久性を兼ね備えています。

一方、シングルバックルはシンプルな設計です。

機能性はダブルバックルに劣りますが、その代わりに素朴感・簡素感といったヴィンテージモデルならでは雰囲気を味わうことができます。

 

オールトリチウムについて

ロレックスの夜光塗料は「トリチウム」「 ルミノバ」「 クロマライト」に分類されますが、製造年の古いロレックスに関してはオリジナルの夜光塗料であるトリチウムが今も残っているかが価値を左右します。

と、いうのもロレックスで正規オーバーホールを行うと「針交換」が行われ、トリチウムからルミノバに変更されてしまいます。

5桁スポーツロレックスではオリジナリティを求められることが多いので、オールトリチウムであることは重要です。

ロレックス トリチウム

トリチウム夜光は2000年頃まで採用されており、ロレックスでは1997年頃まで採用されていました。

しかし、1993年に根本特殊化学株式会社から「N夜光 ルミノバ」という蓄光性塗料が開発されたため、現在では一切使われなくなっています。

ちなみに、トリチウム夜光は数年経つと光らなくなるため、トリチウム夜光が残っている個体を購入しても夜光塗料としての役目は果たしてくれません。

あくまでも希少価値が重要なわけであり、実用性は無いのです。

 

ロレックス GMTマスター 16710

尚、トリチウムを使用している場合は6時位置のバーインデックス部分に「SWISS-T<25」などの表記がなされています。

こちらも分かりやすい特徴なので、是非チェックしてみてください。

※「T<25」とは放射量が安全基準の25ミリキューリーより低いことを示しています。

 

エクスプローラー14270 を手に入れるならコレ!

ロレックス エクスプローラーI 14270

ロレックス エクスプローラーI E番 14270

エクスプローラー14270は現行モデルの2世代前に該当し、1990年~2001年に発売されたモデルです。

外観は現行モデル”214270″と大差ありませんが、ケース径がやや小ぶりな36mmとなっていることや、文字盤の夜光塗料にトリチウムが使われているといった特徴があります。

また、14270に限らず、1987年後半~2010年に発売されたロレックスのモデルには製造年数ごとに「E番、X番、N番・・・」といった品番が割り振られており、そのアルファベットで大体の製造年式を特定することができます。

「シングルバックル」は1995年以前に製造された個体の特徴となりますので、狙い目となるのはE番、X番、N番、S番、W番辺りです。

オリジナルのトリチウムが残っていることを確認できれば、買いでしょう。

 

ちなみにE、X品番の一部には「ブラックアウトダイヤル」と呼ばれるレア個体が存在します。その特徴はインデックスの違いです。

ロレックス ブラックアウト

左:通常のインデックス 右:ブラックアウト

比較してみると実に一目瞭然です。

通常インデックスにあった白いラインがありません。

つまり、ブラックアウトとは「白いラインが無いインデックス」を持つ個体の事を指します。

この個体は非常に価値が高く狙い目ではありますが、既にかなり高騰してしまっている個体であることには注意が必要です。

 

関連記事:ロレックス エクスプローラー14270「ブラックアウト」を徹底解説!

 

エクスプローラーII 16570 を手に入れるならコレ!

ロレックス エクスプローラーII 16570

ロレックス エクスプローラーII S番 16570

エクスプローラーIIは洞窟探検用という特殊なコンセプトを元に開発された“エクスプローラーI”の進化モデルです。このRef.16570は1991年~2011年に製造された第3世代のエクスプローラーIIに当たります。

16570shoki-2

製造期間の長い16570は、細かいながらマイナーチェンジがほどこされており、ロレックスファンの間では様々な区分けがなされます。

中でも初期の16570は夜光がトリチウム、バックルがシングルタイプ、ケースサイドに穴があるなど、かなり特徴的です。

エクスプローラー 14270と同様に、狙い目となるのは「E番、X番、N番、S番、W番」辺り。ラグに穴が開いていることもチェックすると良いでしょう。

 

GTMマスター 16700 を手に入れるならコレ!

ロレックス GMTマスター 赤青ベゼル N番 16700

ロレックス GMTマスター 赤青ベゼル N番 16700

1988年頃~1999年まで製造されていたGMTマスターの第4世代として誕生したRef.16700。最終品番のA番が高騰していることでも知られています。

そんな16700ですが、現在は製造年数が古いモデルの人気が高騰中です。

繰り返してとなってしまいますが、シングルクラスプに変更する前の1995年以前のモデルが狙い目です。この時期のモデルであれば夜光もトリチウムなので、希少価値が高いと思います。(交換されているかどうかは要チェック)

特にトリチウム夜光が残っているR番・L番・E番・X番・N番辺りは価値が高いです。

 

GTMマスター II 16710 を手に入れるならコレ!

ロレックス GMTマスターII 赤黒ベゼル 16710

ロレックス GMTマスターII 赤黒ベゼル W番 16710

ロレックス GMTマスターII 16710は1990年~2007年に製造されたロングセラーモデルであり、今尚時計ファンから熱い支持を受けている人気モデルです。

この16710は約18年にも及ぶ製造期間の中でしばしばマイナーチェンジが行われたわけですが、狙い目なのは例のごとく「1995年以前のモデル」。

発売した時期が前項で説明したRef.16700と似ているため、「E番、X番、N番、S番、W番」辺りが価値が高いです。

 

まとめ

5桁リファレンスのスポーツロレックスの人気は近年高まっており、特に「シングルバックル」「オールトリチウム」をもつモデルの価値が沸騰しています。

14270・16570・16700・16710といった、5桁リファレンスのスポーツロレックスを購入しようとお考えの方は是非「シングルバックル」「オールトリチウム」を兼ね備えているかどうかをチェックしてみてください。

もし、どちらも兼ね備えた個体を見つけた場合は間違いなく買いだと思います。

 

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