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WEBマガジン, エントリーモデル特集, セイコー, ブランド時計豆知識, 南幸太朗, 時計の雑学

セイコーマニアは全部知ってる!?海外ニックネームまとめてみました

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セイコーの時計には、海外で個性的なニックネームが付けられたモデルが存在します。

有名どころとしては「スモウ」「ブラックボーイ」「ツナ」「サムライ」など。ダイバーズウォッチを中心に、日本らしさを感じさせるニックネームが名付けられています。

この記事ではブランドがつけた正式名称とは別にニックネームを持つセイコーウォッチを紹介します。

なぜそのように呼ばれているのか、どんなモデルなのか。ぜひお気に入りの一本を見つけてください。

 

セイコーの海外ニックネーム①ブラックボーイ

セイコー ダイバーズ SKX007

出典:https://www.strapcode.com/products/metal-ss-bcl17-b040

ブラックボーイはセイコーを代表するニックネームです。この愛称はセイコーの人気ダイバーズウォッチ「SKX007」のことを指し、癖のないデザインと黒を基調とするシックな見た目からブラックボーイと呼ばれるようになりました。

SKX007は国内セイコー公式のラインナップには含まれない海外用のモデルですが、20年以上にも及ぶ超ロングセラーであることから、知名度は抜群です。

セイコー ダイバーズ SKX007

出典:https://www.uhrenratgeber.net/shop/en/produkt/seikonfigurator/

ではSKX007がどのようなモデルかと言うと、前述の通りセイコーが海外向け商品として生産しているモデルです。日本ではセイコーの逆輸入モデルとして高い人気を誇り、シンプルな見た目から時計ファンに愛されています。5万円以下で購入できる時計ですが、ムーブメントに-20秒~+40秒の精度と21,600振動のCal.7S26を備えるなど、実用性においても高い評価を得ています。

コストパフォーマンスの良さに加え、万人受けする王道スタイルをもつことから高い需要を博しました。

ダイビング中に手の甲にリューズが当たることを避けるためにリューズが4時位置に配されており、快適に使えるような仕様となってることもSKX007の特徴です。

なお、SKX007のバリエーションとしてネイビー文字盤SKX009やオレンジ文字盤SKX011が存在しますが、こちらはそれぞれネイビーボーイ、オレンジボーイと呼ばれています。

残念ながらいずれのモデルも2019年に廃盤となってしまいましたが、今なお世界中にファンを持つ人気のモデルです。

 

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セイコーの海外ニックネーム②スモウ

セイコーのダイバーズウォッチには「スモウ」の愛称で知られる個性的なモデルが存在します。全体的にどっしりした雰囲気で、力士のイメージが思い浮かぶことから、この愛称がつけられました。

スモウの系譜としては2007年に販売されたダイバーズウォッチ「SBDC001(黒)、SBDC003(青)、SBDC005(オレンジ)」から始まり、さらにスモウと呼ばれるモデルはいずれも12時の位置にある略字が関取の大銀杏にも見えるといった特徴を持ち合わせます。加えて、横から見た際のデザインが土俵に見えるほど無骨なディティールを持つことから、スモウはその名の通り腕時計の横綱としてセイコーファンに愛されています。

セイコー スモウ

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/

ちなみにセイコー スモウは二代目以降、プロスペックスコレクションのモデルがこの愛称で親しまれていくこととなります。このセイコー プロスペックスとは、その名の通りプロユースに特化した性能を誇るモデルです。どんな過酷な条件下でも時計としての本質を発揮することにコレクションの主眼が置かれてきました。

陸・海・空・走の4つのフィールドに対応されており、どのモデルも高い実用性と確かな精度を約束されています。

スモウの愛称で知られるSBDC系のモデルはこれらの中でも海に対応したプロユースモデルとなっており、大迫力の44.8mmケースサイズと200m防水、圧倒的な耐久性を持つことから人気を博しました。こちらもブラックボーイと同じく5万円以下で買えることからコストパフォーマンスに優れます。

 

セイコーの海外ニックネーム③モンスター

セイコーダイバーズの中でもひと際目立つ存在感を放つモンスター。ギザギザとしたベゼルと独特なインデックスを持ち、怪物の歯を連想させることからモンスターという愛称がつけられました。特徴的な見た目を持つモデルではありますが、無骨過ぎないフォルムと優れた着け心地を持つことから実用性は抜群です。時計としての機能性も重視されており、強い個性を放つセイコーウォッチとして支持を集めました。

セイコー モンスター

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/

モンスターの愛称を持つモデルとしては、2000年に発売された初代SKX781、二代目SRP307、四代目SBDY033などが有名です。初代モデルはベゼルの目盛りを隠すほど大きいインデックスデザインを持っていましたが、四代目SBDY033においては洗練されたデザインに変化を遂げています。

いずれもモンスターの名に相応しい尖った個性を持つモデルですが、どこか愛嬌のある雰囲気を放っています。

2020年にダイバーズウォッチ SBDY057 “モンスター” PADI スペシャルエディションが発売されるなど、近年はモンスター自体がシリーズ化している印象を受けます。

防水性能は200m防水。スキューバダイビングでも使用できる力強さも兼ね備えます。

 

セイコーの海外ニックネーム④サムライ

セイコーダイバーズにはサムライの異名を持つモデルが存在します。サムライの特徴はエッジの効いた切れ味鋭いデザイン性を持つこと。一つ一つのパーツが直線的かつ鋭角に仕上がっており、どこか和の雰囲気を放つ時計です。ケース厚も非常に無骨な設計となっており、兜のような力強さを感じさせてくれます。

シャープな見た目と優れた防水性を誇ることから実用性の高いセイコーウォッチとして評価されており、愛称を持つモデルの中でもトップクラスの需要を誇ります。

なお、ブラックボーイ、スモウ、モンスターと同じくダイバーズウォッチとして展開されており、プロスペックスシリーズの人気モデルとして愛されています。

セイコー サムライ

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/

サムライには様々なバリエーションがありますが、特に需要が高いのはオーソドックスなブラックと爽やかなブルーです。サムライブルーを彷彿させるブルーは国内においても厚い支持を集めていますよね。海外ではスペシャル仕様のプロスペックスSave The OceanシリーズのSBDY029などがよく選ばれており、カレンダー付きであることからビジネスシーンにおいても力を発揮してくれます。

高品質かつ高性能なメイド・イン・ジャパンモデルが5万円前後の価格で買えることから、現在もその人気は衰えを知りません。

 

セイコーの海外ニックネーム⑤タートル

タートルはその名の通り、亀の甲羅のようなフォルムが特徴的なダイバーズウォッチです。厚く丸みのあるフォルムを持つことからタートルの愛称で親しまれるようになりました。ウミガメ自体が幸運の象徴とされていることから安全祈願のお守りとしても愛されています。

こちらもセイコー プロスペックシリーズの人気作であり、海外のセイコーファンから高い需要を博しています。

セイコー タートル

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/

タートルの特徴としては、回転ベゼルのギザギザした側面部分が甲羅の模様に見えることです。他のダイバーズウォッチとは異なる個性的なデザインを持ちます。

ケースバックも丸みを帯びたディティールとなっており、亀がひっくり返ったような印象を与えます。

なお、一般的な「タートル」シリーズのケースサイズは47.7×45mmですが、それよりも小型な「ミニタートル」も人気です。なお、こちらはケースサイズが43×42.3mmとなります。

様々なバリエーションを持つモデルですが、人気どころとしては「タートル SBDY039」「ミニタートル SBDY083」などがよく選ばれています。

どちらもスクリューバック、ねじ込み式リューズ、逆回転防止ベゼル、 秒針停止機能といったダイバーズウォッチらしい性能を持ちますが、ミニタートルに関してはデイデイトではなくデイトのみの表示となっているのが特徴です。カジュアルスタイルだけでなくビジネススタイルにも合わせやすく、幅広い年齢層に親しまれています。

 

セイコーの海外ニックネーム⑥フリーガー

フリーガーはパイロットウォッチに触発されたミリタリースタイルの文字盤を持つモデルのことを指します。第二次世界大戦時のドイツ空軍のパイロットウォッチによく似ていることから「フリーガーと名付けられました。

セイコー5 スポーツコレクションの一部のモデルに存在し、高い視認性とシックなデザイン性を持つことから人気を博しました。

代表的なモデルは「SNK809」など。ダイバーズウォッチ以外でニックネームがつけられた珍しいモデルとしても知られます。

セイコー フリーガー

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/

現在のフリーガーはSeiko5のSNKシリーズ「フリーガーデザイン」を新生し、セイコー5 Sportsにリアジャストされています。

パイロットウォッチに触発されたデザイン性はそのままに、より使いやすい時計に進化を遂げました。

高精度を誇る自動巻きCal.4r36に、必要十分な耐水性能。耐久性のあるケースとブレスレットを備え、ファッション性と機能性が見事に両立されています。

ダイバーズ系のモデルよりも安価に買うことができるため、モデルによっては3万円前後で手に入れることが可能です。

 

セイコーの海外ニックネーム⑦ツナ

セイコー ツナ缶

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/marinemaster-professional

ツナ(ツナ缶)はプロユース向けに作られたダイバーズウォッチ「マリーンマスター」の愛称です。現在は後継ブランドである「プロスペックス」のダイバーズウォッチに、その特徴は受け継がれています。

ツナと呼ばれるモデルには防水性を高めるために「外胴プロテクター」という専用パーツが装備されており、その形状が「缶詰めのツナ缶」を連想させることから、時計ファンの間でツナ缶という愛称が広まりました。

無骨な見た目だけでなく極めて高い防水性を持つことから、ハイスペックダイバーズウォッチとして国内外のファンから支持を集めています。]

セイコー ツナ缶

ツナの最大の特徴は一目で分かる迫力満点のケース設計です。

メンズ時計の標準的なケース径が40mm程なのに対し、マリーンマスターはケース径50mm前後と高級腕時計の中でも圧倒的な存在感を放ちます。

厚みも15mm以上のモデルが多く、セイコーダイバーズ屈指の力強さを誇ります。

また、ケースに備えられた外胴プロテクターはムーブメントへの衝撃を和らげる効果があり、耐久性に関しても考え抜かれています。

ハイスペックモデルであるため、価格はニックネームを持つセイコーとしては高めの30万円前後~。(モデルによる)

しかしながら、価格を上回るだけの価値を持つモデルであることは間違いありません。

 

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セイコーの海外ニックネーム⑧ショーグン

ショーグンは2008年に発売されたダイバーズウォッチ「SBDC007」の愛称です。戦国武将の甲冑に似たデザインを持つことから、海外の時計ファンによって名づけられたと言われています。

スモウやサムライと比較するとショーグンの方が端正な顔つきとなっており、造形は直線的。

和風なネーミングであることは共通していますが、それぞれの愛称はモデルの特徴をよく捉えています。

なお、ショーグンはサムライよりも性能の良いムーブメントを搭載しており、スペック面においても「将軍」らしさを発揮しています。

通な時計ファンであれば、サムライとショーグンを揃えて所持しておきたいところです。

セイコー ショーグン

出典:https://www.seikowatches.com/jp-ja/

SBDC007は外装の質感や視認性に優れ、大型ケースでありながらもチタン素材が採用されているため、見た目ほどの重さを感じません。

誰が身に着けてもシックリ決まる完成されたデザインを持ち、国内でも高い人気を博しています。

現在は生産終了となっていますが、今なおSBDC007を求めるファンは多いです。

ちなみにSBDC007には前期と後期の2種類のモデルがあり、より希少性の高い前期型の価値が近年上がっています。

今後プレミア価格となる可能性もあるので、欲しい方は早めに購入しておくことをオススメします。

 

まとめ

セイコーは日本だけでなく海外からも高い人気を誇ります。特にダイバーズウォッチは支持が厚く、様々なニックネームが名づけられました。

ニックネームがつけられたモデルは愛着が湧きやすく、時計ファンでなくとも欲しくなるモデルが並びます。

今回紹介したモデル以外にもニックネームを持つセイコーはまだまだ存在するので、興味があれば是非探してみてください。

 

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この記事を監修してくれた時計博士

南 幸太朗(みなみ こうたろう)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ

学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。

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