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WEBマガジン, グランドセイコー, その他, 南幸太朗, 腕時計選びのためのお勧め記事

グランドセイコー 9Fキャリバー大研究。高級クォーツ時計のこだわりの技術と人気モデルを知る

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「機械式時計に比べて、クォーツ時計はカジュアルである」

そんな常識を打ち砕き、「高級クォーツ時計」という一大ジャンルを築くに至ったグランドセイコーのクォーツ最上級ムーブメント・9Fキャリバー。

従来のクォーツ製品を大きく凌ぐ高精度に加えて、まるで機械式時計のような力強さを有しており、その畢生の出来栄えから「究極のクォーツ」「クォーツを超えたクォーツ」などとも称賛されています。

 

そんな9Fクォーツは、グランドセイコーの「ものづくり」への情熱を非常によく感じられる一大コレクションでもあります。

9Fクォーツのメカニズムを知ると、よりいっそうグランドセイコーがどういったブランドなのか、どのような時計を製造しているのかが見えてきます。

 

この記事では、わが国が世界に誇るグランドセイコーの中でも、特別な存在である9Fクォーツについてご紹介致します。

セイコー 9f クオーツ

 

グランドセイコーが誇る最高級クォーツ9Fキャリバーとは?

「9F」というのは、グランドセイコーが製造するクォーツの中でも、最上級ムーブメントに与えられたキャリバー(ムーブメントの型番のこと)です。

冒頭で「9Fクォーツを知るとよりいっそうグランドセイコーが見える」と述べましたが、その理由はグランドセイコー現代史に大きな影響を及ぼした機構であるためです。

 

まず最初に簡単にクォーツ時計について解説すると、これは電池を動力源とし、かつ「クォーツ(水晶振動子)」が搭載されている時計を指します。

この水晶は電圧印加すると”1秒間に32,768回”振動する、という特性を持ちます。この特性を活かし、時間のズレを極力少なくした機構がクォーツです。水晶の高速振動エネルギーをIC(集積回路)で”1秒1回の電気信号(パルス信号)”に変換して秒針(そしてそれに続く分針・時針)を動作させることで、正確な時間を刻めるのです。

クォーツ時計の一般的な精度は、月差±15秒~±30秒程度と言われています。ゼンマイのほどける力を調速することで精度を取る機械式時計が日差-10秒~+20秒程度であることと比べると、かなり正確であることがわかりますね。

数か月に一回程度針を調整するだけで問題なく扱えるため、実用性は抜群です。

一方機械式時計とくらべると大量生産しやすいことから安価な製品もよく普及しており、針や各パーツがプラスティックでできたカジュアルウォッチが市場では圧倒的に多くなります。

※初代セイコークォーツ アストロン

そんなクォーツを初めて市販化したのは、セイコーでした。「アストロン」として1969年に発表されたこのモデルは、それまでの時計業界に、大きな衝撃を与えることとなります。

なぜなら比較的安価で(もっとも誕生当初は紛れもない高級機でしたが)高精度が出しやすく、かつ機構がシンプルで扱いやすいクォーツ式時計は、伝統的な機械式時計からシェアを奪っていったためです。これによって多くの機械式時計メーカーが休眠したり、倒産を余儀なくされたりすることとなりました。

この一連の流れを「クォーツショック」などと称することがあります。

 

そしてクォーツショックと無関係ではなかったのが、グランドセイコーでした。

グランドセイコーは1960年に誕生したセイコーの最上級ブランドで、国産初の高級時計であり、スイス勢を凌ぐ高精度と高い作り込みから、数々の名作を世に輩出してきました。今なおアンティーク市場では特別な存在感を放ちます。

初代グランドセイコー J14070

※グランドセイコー 初代モデル

しかしながら1970年代から、ほぼ休眠のような状態になります。

グランドセイコーもまた機械式時計をメインに取り扱っていたため、前述の通り当時のクォーツショックの影響を受けていたことが背景として大きいでしょう。

もっとも1988年、新生グランドセイコーとして見事時計市場に蘇るのですが、その時リリースされたのがクォーツモデルでした。

このクォーツ、従来の一般的なクォーツと大きく一線を画していたのが、年差±10秒という圧倒的高精度です。

いわゆる年差クォーツは95系キャリバーとして、グランドセイコーの復活を下支えすることとなりました。ちなみに現在でも、グランドセイコーのクォーツモデルは年差±10秒がスタンダードです。

 

その5年後にあたる1993年、年差クォーツをさらに進化させ、さらに高級機然とさせて登場したのが、9Fキャリバーです。現在、この9Fキャリバーはグランドセイコーの基幹ムーブメントとして、機能によってシリーズ化されてもいます。

グランドセイコー 9Fクォーツ

出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/about/movement/quartz

9Fキャリバーは地板や受けをゴールドカラーとし、かつコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたThe 高級ムーブメントな外観であることも既に「究極」なのですが、やはり特筆すべきはその性能。

年差±10秒の「圧倒的高精度」をさらに研ぎ澄ませ、かつ「クォーツとは思えない力強さ」を獲得したことで、高級クォーツ時計としての地位を確立しました。

ちなみにこの9Fキャリバーは、クォーツでありながら組立は職人らの手作業に拠っているとのこと。上記性能は非常に高度な設計と緻密な構成を要するため、手作業でなくては成しえないと言うのです。

そんな最高級にして最高峰クォーツ9Fキャリバーのこだわりを、次項ではご紹介致します。

 

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グランドセイコー 最高級クォーツ9Fキャリバーのこだわり

9Fキャリバーが他社のクォーツに追随を許さない理由…それは卓越した技術にあります。そしてこの技術は、グランドセイコーが「徹底した高精度の訴求」と「高級時計に欠かせない美しく力強い針を動かすトルク(回転パワー)」の二点をこだわり抜いているがゆえに開発されました。

この二つのこだわりを軸に、凄すぎる9Fキャリバーのメカニズムを理解しましょう!

 

こだわり①徹底した高精度の訴求

セイコー 9Fクオーツ

グランドセイコー 9Fキャリバーは年差±10秒の、きわめて高い精度がそのアイデンティティです。

もっともクォーツはどういった製品でも、高い精度を出しやすいという側面があります。とは言えその平均月差は±15秒程度である、と前項では言及しました。

グランドセイコーではこの「普通」からさらなる高精度に追い込むため、まず水晶振動子にさえもこだわり抜きます。

クォーツ時計は水晶振動子で精度を取ります。この水晶振動子こそが、精度の要と言っていいでしょう。

水晶は個体差があります。そこでグランドセイコーは9Fキャリバーに使う水晶振動子にきわめて厳格な基準を設け、これをクリアした個体のみを採用するというこだわりを発揮することとしました。さらに厳選した水晶振動子はあえて三か月間電圧をかけて、エイジングするとか!これを行うことで、より安定した振動数を実現するためです。

グランドセイコー 9Fクォーツ

この点だけでも、一般的なムーブメントに採用される水晶とはまるで品質レベルが異なることがおわかり頂けるでしょう。

なお、水晶は温度変化によって振動数を変えてしまう特性があります。そのためグランドセイコーでは、9Fキャリバーに独自の温度補正回路を搭載させ、精度維持に努めました。ちなみにこういった余剰回路を搭載させるとどうしても消費電力が大きくなってしまい、電池寿命に影響が出がち。しかしながらグランドセイコーの独自回路は低電力での駆動を可能にしているため、電池寿命に支障を及ぼしていないということも、さすがのこだわりですね。

 

この水晶振動子に加えて、緩急スイッチを搭載させていることも、9Fキャリバーを語るうえで欠かせません。

セイコー 9F クオーツ

機械式時計には「緩急針」や「フリースプラング」といった、精度調整機構が搭載されています。

簡単に言うとムーブメントを分解洗浄(オーバーホール)することなく、テンプと呼ばれるパーツに操作を加えるだけで精度調整を行える機構です。これによって「時間が遅くなったな」などと言った時、調整してまた誤差を正すことができるのです。

もともと正確性の高いクォーツには、この精度調整機構は通常は付属しません。

しかしながら精度にこだわり抜いたグランドセイコー。「緩急スイッチ」を設け、時間の遅れまたは進みが生じた際に、このスイッチによって精度調整を行える仕様としたのです。

ちなみに緩急スイッチは文字通りスイッチングのつまみが存在し、「+」方向もしくは「−」方向に回すことで、遅れと進みを調整することが可能です。

とは言えもともとが高精度すぎるため、この緩急スイッチで調整を行うことはあまりないとか。

 

こだわり②圧倒的トルクで力強い針と滑らかな運針を実現

クォーツ時計にカジュアルなイメージが付きまとうのは、「」からきているのかもしれません。

一般的に使用されているクォーツムーブメントは機械式時計と比較すると、圧倒的にトルクが弱いです。トルクとは”回転力”のことを指し、回転力が弱いムーブメントには重い針や太い針を取り付けることができません。そのため、プラスティックといった軽い素材で作られた針がクォーツムーブメントにはつけられます。

針が安い素材で作られているのにケースが純金、文字盤がギョーシェ彫りといった時計は違和感を感じますよね?高級腕時計は全てにおいて高品質でなければならないため、針が貧弱というのは致命的なのです。

グランドセイコー 9Fクォーツ

そこでグランドセイコーは9Fキャリバーに、十分なトルクを与えることとしました。それが、「ツインパルス制御」という独自機能の開発に繋がります。

ツインパルス制御は1秒を2回に分けて針を動かすことで、針が1回で動く距離を短くした機構です。具体的には、電子回路からモーターへと発せられるパルス信号を1秒に2回とする、というものです。細かな動きをすることで高効率な駆動と省エネルギーを両立し、結果として電池駆動であっても高いトルクを獲得しています。

すなわち9Fキャリバーは一般的なクォーツムーブメントの2倍~3倍の力を持つこととなり、重たい針でもしっかり動かすことを可能としました。

なお、秒針が2回に分けて動く動作は早すぎて肉眼では1回の動きにしか見えないため、視覚的な違和感は全くありません。

 

こだわり③さらなる高精度と滑らかな運針への挑戦

上記二点が大きく取り上げられる9Fキャリバーのメカニズムですが、もちろんこれで終わらないのがグランドセイコー。

グランドセイコーはしばしば「最高の普通」と称されることがあるように、目立たないながらも痒いところに手が届く、緻密なこだわりにも余念がありません。

グランドセイコー 9Fクォーツ

その一つが、バックラッシュ・オートアジャスト機構です。

これは、電池の動力を行き渡らせる輪列の末端に、ひげぜんまいを組み込んだ歯車(制動車)を加える、という驚きの発想です!ひげぜんまいは普通機械式時計の精度を司る「テンプ」に取り付けられる、伸縮自在の微細パーツです。これを9Fキャリバーに設けることで輪列全体に回転方向とは逆のトルクを与える仕様となっています。

つまり、ひげぜんまいが伸縮してバネのような動きをする特性を利用して、輪列全体に負荷をかけるということ。なぜそんなことをするのでしょうか。

それは、歯車の遊び(バックラッシュ)を制御するため。歯車はこの遊びがなくては当然回転できませんが、一方で遊びによって秒針が震えてしまう原因にもなっています。そこでグランドセイコーではバックラッシュ・オートアジャスト機構によって遊びを制御し、秒針がしっかりと指すべきインデックスを指せるようにしたのです。

ちなみに9Fキャリバーのリューズは、あえて一回転で20分の進みに設計されています。これによって微細な針の位置調整に配慮されています。

グランドセイコー SBGN001

出典:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/special/quartzgmt/

なお、しっかりと正確な時刻を指し示すグランドセイコーの時・分・秒針は、その美しい動きにも定評があります。

この秘訣はもちろん力強いトルクゆえなのですが、加えて3軸独立ガイド構造を採っていることも大きいでしょう(GMT機能搭載機は4軸独立ガイド構造)。

3軸独立ガイド構造は、時針・分針・秒針それぞれ(GMTはGMT針も)が互いの動きを干渉しないよう、独立して回転するシステムです。

この軸が重なっているとどうしてもお互いの動きを邪魔してしまい、ぎこちない動きになってしまいがち。独立させることで、それぞれが美しく滑らかに運針できる、というわけですね!

 

こだわり④実はすごい!瞬間日送りカレンダー

セイコー 9Fクオーツ

出典:https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

9Fクォーツのデイト付きモデルでは9Fクォーツならではの「瞬間日送りレバー」の実力を体感できます。

「瞬間日送りレバー」は日付表示が2000分の1秒という目に見えないスピードで瞬時に切り替わる実にスムーズな日付変更を可能とした機構で、トルクの弱いクォーツ式時計では実現不可能の機構だと言われていました。

しかしながらグランドセイコーはこの不可能を見事に可能とし、クォーツ時計の新たなる可能性を示すことに成功しています。

ちなみに午前0時~0時5分の間に切り替わるよう、職人によって手作業で調整されているとのことです。

 

こだわり⑤末永く愛用するために!考慮されたムーブメントの耐久性

9Fキャリバー搭載機は高級時計です。価格帯も20万円台~とスプリングドライブやメカニカルコレクションに比べれば手に入りやすいものの、決して安物ではありません。そのため大切に末永く愛用していきたいものですよね。

グランドセイコーでは9Fキャリバーにスーパーシールドキャビン構造を設けました。

この構造は裏蓋を開けた際、ローター部に埃やゴミが侵入しないように作られた構造のことを指し、壊れにくい頑丈な設計であることを証明しています。
また、ローター部分に受け石を設けることで、潤滑油が蒸発してしまうことを防ぎます。

電池交換や、修理の際にも技術者が作業しやすい作りとなっていることも素晴らしいです。

もちろん長い寿命を保つには、正しい取扱いと定期的なメンテナンスは必須!グランドセイコーが誇る9Fキャリバーを、長い相棒として使っていきたいものですよね。

 

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グランドセイコー クォーツ9Fキャリバー 現行の名機一覧

9Fキャリバーは今やグランドセイコーの基幹ムーブメントとして、機能によって多彩なバリエーションが展開されています。

現行の名機は、下記の通りです。

 

■日付カレンダーつき「Caliber 9F82」

セイコー 9f クオーツ

https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

 

■日付・曜日カレンダーつき「Caliber 9F83」

セイコー 9f クオーツ

https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

9Fクォーツは1993年に登場した9F8シリーズからその歴史をスタートさせました。

日付カレンダーつき「Caliber 9F82」と日付・曜日カレンダーつき「Caliber 9F83」がラインナップされ、クォーツを超えるクォーツとして大きな注目を集めます。

 

■日付カレンダーなし「Caliber 9F61」

セイコー 9f クオーツ

 

https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

 

■日付カレンダーなし「Caliber 9F62」

セイコー 9f クオーツ

https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

4年後となる1997年には9F8シリーズをよりコンパクトにした9F6シリーズも登場します。

こちらも日付や曜日カレンダーの有無によって2種類のタイプが存在しますが、基本的なスペックや特徴は全て共通です。

 

■GMT機能付き「Caliber 9F86」

9fクォーツ 9f86

https://www.grand-seiko.jp/about/movement/quartz/

2018年には「9Fクォーツ」誕生25周年を記念して、クォーツ初となるGMT搭載ムーブメント「Cal.9F86」がラインナップされました。

一般的なクォーツは機械式時計に比べてトルクが弱く、多機能を付加するには高度な技術力が必要となります。そこをグランドセイコーは、こちらの9F86で、しっかりと力強いGMT針を追加することに成功しているのだから驚きです。

しかも、このキャリバー「9F86」は時針・分針・秒針・GMT針の4針が独立して回転する「4軸独立ガイド構造」によって構築されています。それぞれの針が滑らかに回転します。

一般的なGMT針は4本の針は一本に軸を通して動くため、ややぎこちない動きになることが通例ですが、「9F86」はそれぞれの針がお互いに干渉しない設計となっているため、針が滑らかに回転します。

カレンダー連動時差修正機能により、自分で日付を合わせる必要がなく、実用性は抜群です。

 

「9F86」を含む、上記5つのムーブメントが現在9fクォーツとして各モデルに搭載されています。

 

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9Fクォーツを搭載したグランドセイコーの人気モデル

グランドセイコー

グランドセイコー クォーツ マスターショップ限定 SBGV007

セイコーの時計は一見地味に見えます。しかし、シンプルで質実剛健なデザイン性は決してブレない芯の強さを表現してくれます。

特にビジネスで着用するのに9Fクォーツはうってつけの時計でしょう。限りなく限界まで追い込まれた精度、国産の最高峰モデルというステータス性、悪目立ちせず誰からも信頼されるデザイン。メインに別の機械式時計を持っていたとしても、サブ機として押さえておいて損はありません。

サイズ感も37mm~40mmのモデルが多く、スーツの袖口に収まりがいいのも魅力です。

価格は並行店で20万円~30万円台のラインナップが基本となっており、中古であれば10万円台から購入することも可能です。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGX061

グランドセイコー クォーツ SBGX061

搭載ムーブメント:9F62

9Fクォーツの定番モデルです。シンプルで使いやすく、飽きの来ないデザイン性は幅広い層に支持されています。厚みが10mmと薄いので、フィット感も良好。コストパフォーマンスにも非常に優れています。内面無反射コーティングが施されているため、文字盤の漆黒がキリッと締まって見えるのも魅力です。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGV225

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGV225

搭載ムーブメント:9F82

2017年に発売された9Fクォーツ新作モデル。ステンレスケースに高級感のあるドルフィン針がクラシカルな上品な雰囲気を放ちます。爽やかなブルーダイヤルが採用されているため、ブラックダイヤルは地味すぎると感じている人にもオススメ。幅広いシーン・年代で活躍する一本です。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGX119

セイコー 9Fクオーツ

搭載ムーブメント:9F61

37.0mmケースを採用した、やや小ぶりな9Fクォーツモデル。細身の方や、スーツに収まりの良い一本をお探しの方に是非検討していただきたい一本です。全体がシルバー色で仕上げられているため地味にも思えますが、逆にどんな服装にも合わせやすいというメリットもあります。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGT019

グランドセイコー クォーツ SBGT019

搭載ムーブメント:9F83

SBGT019はシックな革ベルトとシルバー文字盤が美しい人気モデル。3時位置にはデイトと曜日カレンダーが備えられており、実用性も抜群です。ケースサイズは35mmとやや小ぶりなサイズ感となっており、ビジネスシーンにピッタリ合います。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGX095

グランドセイコー クォーツ SBGX095

搭載ムーブメント:9F62

クッキリとしたカラーリングが魅力的なSBGX095。ブラックレザーと文字盤のコントラストはモダンな印象を与えます。オンオフ問わずどんなシーンでも活躍できる万能な一本です。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ SBGX283

グランドセイコー クォーツ SBGX283

搭載ムーブメント:9F62

9Fクォーツ搭載モデルとしては珍しいマスターショップ限定モデル。リューズガードが備えられており、秒針の先が赤くなっていることが特徴です。また、インデックスはスマートな印象を与える細く長いデザインとなっており、ダイヤルの外縁部に配置されています。これまでの9Fクォーツモデルよりも端正な顔立ちであることが魅力です。

 

グランドセイコー スポーツコレクション マスターショップ限定 SBGN003

グランドセイコー スポーツコレクション マスターショップ限定 SBGN003

搭載ムーブメント:9F86

GMT機能を持つ最新の9Fクォーツ「9F86」を搭載したスポーツモデルです。アウトドアに最適な男らしいデザイン性を持ち、実用性に優れることから高い人気を誇ります。

多機能モデルとしてはコストパフォーマンスが良く、30万円以下で購入することも可能。オレンジのGMT針とブラック文字盤のコントラストは実に見事です。。

 

グランドセイコー 9Fクォーツ 伊勢丹限定 SBGX113

グランドセイコー グランドセイコー クォーツ 伊勢丹限定 SBGX113

搭載ムーブメント:9F62

アクティブな力強さとスタイリッシュな洗練さを併せ持つ伊勢丹限定モデル。細部にまで及ぶ確かな作り込みと高い質感の中に、ネイビーブルーの文字盤とオレンジ色の秒針で若々しさが盛り込まれています。2014年に販売されたモデルですが、中古市場において人気の高いモデルとして知られています。人とは違う9fクォーツモデルをお探しの方にオススメです。

 

まとめ

9Fクォーツは一般的に普及しているクォーツムーブメントを遥かに凌駕したスペックを誇ります。「年」に±10秒という優れた精度、瞬時に切り替わるデイト表示、通常の2倍~3倍のトルク。まさに9Fクォーツはクォーツムーブメントの頂点ともいえる存在です。

グランドセイコーの9Fクォーツ搭載モデルはクォーツ式高級時計をお求めの方にとって理想的な一本だと思います。是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

グランドセイコーのご購入はこちら

 

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この記事を監修してくれた時計博士

南 幸太朗(みなみ こうたろう)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン プロスタッフ

学生時代に腕時計の魅力に惹かれ、大学を卒業後にGINZA RASINへ入社。店舗での販売、仕入れの経験を経て2016年3月より銀座本店 店長へ就任。その後、銀座ナイン店 店長を兼務。現在は営業企画部 MD課 プロスタッフとして、バイヤー、プライシングを務める。得意なブランドはパテックフィリップやオーデマピゲ。時計業界歴13年。

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