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速報！2019 SIHH(ジュネーブサロン) ヴァシュロンコンスタンタン新作モデルを発表！

2019/01/18

2019年1月14日からSIHH2019(ジュネーブサロン)が開催されています！

弊社スタッフが現地で撮影したヴァシュロンコンスタンタンの新作をいち早くお届けいたします。

ヴァシュロンコンスタンタンパトリモニーマニュアルワインディング

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：パトリモニー

型番：81180/000R-B518
素材：18Kピンクゴールド
文字盤：ブルー
ケースサイズ：直径40mm×厚さ6.79mm
防水性：3気圧
ムーブメント：自社製手巻きキャリバー1400
パワーリザーブ：約40時間
予価：2,268,000円(税込)
発売予定：2019年6月頃

パトリモニーは250年以上もの歴史を誇るヴァシュロンコンスタンタンの伝統を強く受け継いだ正統派コレクションです。
クラシックな雰囲気を放つ2針/3針のデザインに加え、一切無駄のない調和のとれたプロポーション。

その見た目から、パトリモニーは古くから存在する伝統的コレクションのように見えますが初出は2004年。意外なことに割と最近のモデルです。
見た目はクラシカルだけど、中身や細部は最先端。このバランスこそがパトリモニーの魅力です。

ヴァシュロンコンスタンタンでも例年力を入れる新作のうちの一つです。
SIHH2019の新作では、シリーズ初となる青文字盤(ミッドナイトブルーダイアル)が加わりました！
今年は多くのブランドが青文字盤に力を入れていますが、とりわけこちらのパトリモニーの深い色合いは特別感があります。

ムーブメントにはわずか5.4mmという薄さを実現した手巻きCal.1400を搭載しているため、かなりの薄型であることも特筆すべき点です。

ヴァシュロンコンスタンタンパトリモニーオートマティック

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：パトリモニー

型番：85180/000R-B515
素材：18Kピンクゴールド
文字盤：ブルー
ケースサイズ：直径40.0mm×厚さ8.55mm
防水性：3気圧
ムーブメント：自社製自動巻きCal.2450 Q6
パワーリザーブ：約40時間
予価：3,196,800円(税込)
発売予定：2019年6月頃

同じく深みのあるミッドナイトナイトブルーが美しいパトリモニーの自動巻きモデルです。
こちらは秒針や日付窓も搭載されていますので、自動巻き機構ということを鑑みて使い勝手が良さそうですね。

なお、空間占有率が高くどうしても大型で厚みが出てしまいがちな自動巻き機構ですが、そこはヴァシュロンコンスタンタン。
かなりの薄型を実現しており、厚みはわずか8.55mm！
ピンクゴールドの美しさと合わせて、エレガントにまとまっています。

もちろん性能の高さにも定評があり、28,800回/毎時のハイビートムーブメントであることも付け加えておかなくてはなりません。
実用面でもデザイン面でも日々進化している同社を感じられる逸品です。

ヴァシュロンコンスタンタンパトリモニーレトログラードデイデイト

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：パトリモニー

型番：4000U/000R-B516
素材：18Kピンクゴールド
文字盤：ブルー
ケースサイズ：直径42.5mm×厚さ9.7mm
防水性：3気圧
ムーブメント：自社製自動巻きCal.2460R31R7/2
パワーリザーブ：約40時間
予価：5,292,000円(税込)
発売予定：2019年6月頃

ミッドナイトブルー・パトリモニーの3つ目は、日付および曜日にレトログラード機構を採用したコンプリケーションモデルです。

高度な技術力が必要な為、製造できるブランドが限られているレトログラード機構ですが、さらにヴァシュロンコンスタンタンはデイデイトと共にそのインジケーターを実現したというのだから驚きを禁じえません。
また、全ての操作がリューズ一つで可能となっており、余計なプッシャーなどが付いていないためにパトリモニーが大切にしてきた薄型ラウンドフォルムを実現しています。

さらに特徴的な点は、これだけの複雑さを有しながら、ケースサイズ42.5mm×厚さ9.7mmを実現しているのです。
前述のシンプルな3針とほとんど厚みを変えていないということが、どれだけすごいことか時計ファンならご理解頂けるのではないでしょうか。

ヴァシュロンコンスタンタンというとオーヴァーシーズのイメージが強いですが、会場ではパトリモニーにも非常に注目が集まっていたように思いました。

ヴァシュロンコンスタンタントラディショナルツインビートパーペチュアルカレンダー

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：トラディショナル

型番：3200T/000P-B578
素材：プラチナ
文字盤：スケルトン
ケースサイズ：
直径42.0mm×厚さ12.3mm
防水性：3気圧
ムーブメント：自社製手巻きCal.3610QP
パワーリザーブ：約65日間
予価：23,800,000円(税抜)
発売予定：2019年秋以降

永久カレンダーはメリットばかりが注目されがちですが、一度ゼンマイがほどけきって時間が止まったまま放置してしまうと、日付・曜日・月・年・月齢などを再設定する必要があり、その特性は逆にデメリットとなることも。

もちろん永久カレンダーのようなコンプリケーションを保有する方はその手順を面倒と思わないかもしれませんが、それでも頻繁に行うとしたら結構大変です。
また、コンプリケーションは繊細なため操作に気を遣うこともありますし、できればあまりやりたくはない作業のうちの一つです。

そんな悩みを払拭するのみならず、驚きの機構を搭載させ堂々SIHH2019会場を沸かせたのがヴァシュロンコンスタンタンのこちらの新作・トラディショナルです。

トラディショナルシリーズは、ヴァシュロンコンスタンタンの時計製造の伝統と現代の最先端技術・デザインを融合させた同社きってのハイクラスコレクション。過去、至高のコンプリケーションや伝統工芸品のように美しくも高貴な装飾技法で貫禄を示しています。

そんなトラディショナルな永久カレンダー搭載モデルにさらに驚くべき機構が搭載されました。
なんと、一本の時計に異なるの振動数を持つ二つのテンプが組み込まれており、ワンプッシュ操作でオーナーの任意のビート数を選択できる機構です。

実際の着用時にはアクティブモードの毎時36,000振動―ハイビート仕様をお選びください。
ヴァシュロンコンスタンタンが誇る性能を存分に感じることができるでしょう。

そして腕時計を保管しておく時は、スタンバイモードに切り替えます。
すると、毎時8640振動に切り替えが行われ、大幅減速。このセーブ仕様のおかげで、アクティブモードの際4日間だったパワーリザーブが、なんと65日間にまで延長できると言うのです。
考え方としてはシンプルですが、なかなか思いつかず、それでいて選ばれたブランドしか製造する設計力や技術力を持たなかった画期的な手法ではないでしょうか。

2019年の開幕から時計界に一石を投じるような逸品を生み出したと言えるでしょう。
パテックフィリップやオーデマピゲの影に隠れがちな同ブランドですが、時計界の御三家であることを改めて感じさせられました。

ヴァシュロンコンスタンタンオーヴァーシーズエクストラフラット 4300V/120R-B064

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：オーヴァーシーズエクストラフラット

型番：4300V/120R-B064
素材：18Kピンクゴールド
文字盤：シルバー
ケースサイズ：直径41.5mm×厚さ8.1mm
防水性：5気圧
ムーブメント：自社製自動巻きCal.1120 QP/1
パワーリザーブ：約40時間
予価：10,400,000円(税抜)
発売予定：2019年4月頃

パトリモニーやトラディショナルも至高の腕時計ですが、ヴァシュロンコンスタンタンと言えばオーヴァーシーズを忘れてはなりません。パテックフィリップのノーチラスやオーデマピゲのロイヤルオークに当たるヴァシュロンコンスタンタンのスポーティーなラインナップです。

そんなオーヴァーシーズの、超薄型ケース・エクストラフラットに新作が追加されました！
搭載ムーブメントは昨年のSIHHで「超薄型コンプリケケーション」として発表された自動巻きCal.1120 QP/1です。永久カレンダーを備えているにもかかわらずケース厚わずか8.1mm！
オーヴァーシーズの高級機らしいエレガンスが強調されたと大きく話題となりました。

サイドからご覧いただくと、その上品な薄さを味わっていただけるかと思います。

今回の新作は文字盤カラー・ベルトタイプが追加されました。
高貴なシルバー文字盤も、オシャレ感が際立ちます。
ゴージャスなパーティーで装着していきたいような一本です。

ヴァシュロンコンスタンタンオーヴァーシーズエクストラフラット 4300V/000R-B509

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：オーヴァーシーズエクストラフラット

型番：4300V/000R-B509
素材：18Kピンクゴールド
文字盤：ブルー
ケースサイズ：直径41.5mm×厚さ8.1mm
防水性：5気圧
ムーブメント：自社製自動巻きCal.1120 QP/1
パワーリザーブ：約40時間
予価：9,126,000円(税込)
発売予定：2019年9月頃

同じくオーヴァーシーズエクストラフラットに、ブルー文字盤が追加されました！
パトリモニー同様、この深みのあるミッドナイトブルーと高級機の相性は抜群ですね。
ビジネススーツにもドレッシーな装いにもカジュアルファッションにも、オールマイティにエレガンスを発揮してくれることでしょう。

ちなみにシルバー文字盤でもブルー文字盤でも、革ベルトとラバーストラップが付属します。
ヴァシュロンコンスタンタンが特許出願中のインターチェンジャブル機能が搭載されており、相互交換が容易にできる仕様となっております。

ヴァシュロンコンスタンタンオーヴァーシーズトゥールビヨン 6000V/110A-B544

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：オーヴァーシーズトゥールビヨン

型番：6000V/110A-B544
素材：ステンレススティール
文字盤：ブルー
ケースサイズ：直径42.5mm×厚さ10.39mm
防水性：5気圧
ムーブメント：自社製自動巻きCal.2160
パワーリザーブ：約80時間
予価：12,200,000円(税抜)
発売予定：2019年10月頃

オーヴァーシーズ初の自動巻きトゥールビヨンモデルが登場しました！
しかも、超薄型＆80時間ものロングパワーリザーブを誇るCal.2160が搭載されております。

トゥールビヨンモデルは非常に高度な製造技術を有する機構ですが、ラインナップに加えているブランドは結構あります。
しかしこの度ヴァシュロンコンスタンタンが発表したこの自動巻きキャリバーは、実用面でもデザイン面でも最高峰オーヴァーシーズ・トゥールビヨンを登場させたと言えるでしょう。

デザイン面の最たるミソは、シースルーの裏蓋からのぞくムーブメントにあります。
22Kゴールド製の美しきペリフェラルローターを使用しており、裏側からもトゥールビヨンの精緻な動きを楽しむことができるのです。

ちなみにペリフェラルローターとは、ムーブメントの外周(ペリフェラルは英語で周辺という意味)をローターが回転する機構。
ブレゲやジャガールクルト、オーデマピゲなども近年採用しているものです。

まさにSIHHのHH(オートオルロジェリー)を感じられる逸品ですね。

オールステンレスケースでの発表のため、実用性も嬉しいところ。

こちらも革ベルトとラバーベルトが付属しており、インターチェンジャブル機構で容易にストラップ交換が可能となっております。

ヴァシュロンコンスタンタンレ・キャビノティエグランドコンプリケーションフェニックス

ヴァシュロンコンスタンタン2019年新作
モデル：レ・キャビノティエフェニックス

型番：9700C/003R-B187
素材：18Kピンクゴールド
文字盤：ブラック
ケースサイズ：直径47.0mm×厚さ19.10mm
防水性：10気圧
ムーブメント：自社製手巻きCal.2755BOSS
パワーリザーブ：約58時間
予価：時価

レ・キャビノティエとは、18世紀当時にジュネーブに位置していた時計工房「キャビネット」で、高度な時計製造に携わっていた時計職人たちを指す用語です。

ジュネーブ市街の建物の最上階にキャビネットは君臨し、特別な顧客たちから注文を受け、コンプリケーションや工芸品のような彫金・装飾技法を贅沢に使用したタイムピースを製造していました。
1755年創業のヴァシュロンコンスタンタンにとっては、当時のキャビネットとともに黎明を歩んだといっていいでしょう。
そのため、ジュネーブ伝統の複雑機構を現代に正当に受け継ぎ、同名のビスポークサービス工房を有しています。

この工房で、2017年、合計23個という「世界で最も多くの複雑機構」を搭載した腕時計レ・キャビノティエ・セレスティア・アストロノミカル・グランド・コンプリケーション 3600が登場したことは記憶に新しいかもしれません。
そして2019年、新たなる傑作・レ・キャビノティエグランドコンプリケーションフェニックスが登場しました！
一目見てタダモノではないな、ということを思わせる面持ちですね。

不死鳥フェニックスを名前に冠したこちらの2019年新作は、表裏が文字盤となっており、永久カレンダー、均時差(天文表示のうちの一つ。真太陽時と平均太陽時を表す)、日の出日の入り時刻、天空図、四季、黄道12宮、月相と月例、夏至冬至、恒星時の時分、パワーリザーブなどありとあらゆる表示がセッティングされており、さながら一幕の映画のような様相を呈しています。
さらにミニッツリピーターとトゥールビヨンが搭載されるというのだから驚きを隠せません。

ケースサイズ47mm×厚さ19.10mmと確かにボリュームはありますが、これだけのコンプリケーションを搭載していることを考えればむしろスリムです。

フェニックスのエングレービングも見事ですね。

限定1本生産のユニークピースですので市販品ではありませんが、同社のクラフトマンシップを思う存分感じられるでしょう。