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「最近腕時計の調子が良くない」「買ってからはや数年。そろそろメンテナンスが必要かも」

機械式にしろ、クォーツ式にしろ、高級時計は必ずメンテナンス―オーバーホール(分解掃除)―が必要です。しっかりオーバーホールをすることによって、何年・何十年と末永く使い続けていけますね。

とは言え気になるのがオーバーホールのお値段。モノによっては数万円で済むものから数十万円平気でかかるものまでとピンキリです。また、ブランドによっても大きく異なり、「いったいいくらかかってしまうんだろう?」そんな風に不安になったことはありませんか?

そこでこの記事では、ロレックスやオメガ、グランドセイコーなどといったメーカーに問い合わせて、各ブランドのオーバーホール基本料金をまとめてみました!併せてオーバーホールの内容や納期目安も掲載しております。

お持ちのお時計のメンテナンス費用を知って、何かあった時に早めに対処できるようにしましょう!!

ブランド オーバーホール料金 まとめ

※掲載している料金は2020年5月現在のものとなります。

※料金や納期はあくまで目安となり、モデルや素材、機能によって異なります。正確なお値段等はメーカーへ見積もり後ご案内となります。

※パーツ交換および送料等、諸経費が別途かかる可能性があります。

※オーバーホールサービス内に外装仕上げが入っている場合でも、メッキやDLC加工・PVD加工など、研磨ができない素材はその対象となりません。

 

オーバーホール基本料金①ロレックス

当店で最もよくお問合せをいただくのが、ロレックスのオーバーホール料金です。実際、所有している方も大変多いですね。

ロレックスにオーバーホール料金を問い合わせたところ、「モデルによって異なる」ことを理由に、詳細は教えてもらえませんでした。

そのため、過去、当店でロレックスにオーバーホールを依頼した際の料金を参考に、概算をお出しいたしました。

なお、ロレックスは「3~4年に一度」オーバーホールを受けることを推奨しています。

※価格は全て税抜きとなります。

①オーバーホール料金(概算)

■オーバーホールのみ

モデル名 価格
エクスプローラーI(214270,114270,14270等) 43,000円~
オイスターパーペチュアル,エアキング 43,000円~
サブマリーナ ノンデイト(114060,14060M,14060等) 44,000円~
エクスプローラーII,ミルガウス(216570,16570,116400GV等) 45,000円~
GMTマスターII(116710,16710等) 45,000円~
サブマリーナ デイト(116610,16610,16800等) 45,000円~
シードゥエラー(16660,16600等) 45,000円~
ディープシー(116660) 55,000円~
ヨットマスター(116622等) 45,000円
ヨットマスターII(116680等) 80,000円~
デイトナ(116520,16520等) 60,000円~
デイトジャスト 43,000円~
デイデイト 50,000円~

■消耗パーツの交換込み

60,000円~80,000円が目安。

デイデイトの場合70,000円~90,000円、デイトナの場合80,000円~120,000円程度。

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、パーツ交換(別途追加料金発生。拒否の場合はオーバーホール自体を受け付けてもらえない可能性があります)、組み立てと注油、タイミング調整(テンプの調整および精度計測検査)、外装研磨、防水・精度検査など

ロレックスの正規メンテナンスを依頼すると、二年間有効の国際サービス保証書が付属することとなります。
これは、言ってみれば保証の延長。条件はありますが、オーバーホール後二年以内に起こった不具合については、無償で修理を行ってくれます。

③納期目安

見積もり承認後、約4週間程度が目安とされています。
モデルや機構、不具合の程度などによっても異なります。

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

モデルやキャリバーにもよりますが、生産終了後から約25年と言われています。

しかしながら25年を超えた年式の個体でもメーカーでオーバーホール・修理可能とされるものも。民間の業者なら、交換できるパーツであれば受け付けてもらえるでしょう(ただし業者によっては非純正パーツに交換する可能性あり)。

アンティーク品などは、まずは一度ご相談くださいませ。

 

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オーバーホール基本料金②オメガ

オメガは通常「3~4年に一度」、コーアクシャルムーブメント搭載モデルで「8~10年に一度」のオーバーホール(コンプリートメンテナンスサービス)を推奨しています。

※価格は税込みとなります。また、推奨公示価格のため、パーツ交換などによっては別途料金が追加されます。

※一部国内対応不可モデルもあり、その場合は別途料金が発生します。

①オーバーホール料金

■非貴金属素材のモデル(SS、チタン、セラミック)

種別 駆動方式 価格
クロノグラフ以外 クォーツ 51,700円
機械式 63,800円
クロノグラフ クォーツ 57,200円
機械式 85,800円

■貴金属素材のモデル(コンビ、ゴールド、プラチナ、パラジウムなど)

種別 駆動方式 価格
クロノグラフ以外 クォーツ 63,800円
機械式 74,800円
クロノグラフ クォーツ 80,300円
機械式 108,900円

■特殊モデル(ポケットウォッチ,トゥールビヨンなど)

115,500円

②オーバーホールの内容

オメガは「メンテナンス」「オーバーホール」と呼ばず、「コンプリートメンテナンスサービス」を推奨しています。

内容は以下の通りです。

分解、洗浄、パーツ交換(別途追加料金発生。シリアルのないムーブメントは最新に交換)、組み立てと注油、タイミング調整、外装研磨、防水・精度検査など

オメガもまた、正規オーバーホールを行った後は二年間のサービス保証が付属します。

なお、正規メンテナンスを受ける際にご注意いただきたいのは、スウォッチグループが運営する正規オメガサービスセンターに持ち込む、ということ。百貨店や正規代理販売店で依頼することもできますが、手数料10%を取られてしまうためお勧めできません。

③納期目安

モデルによるが、だいたい6週間前後

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

未公表

 

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オーバーホール基本料金③タグホイヤー

タグホイヤーは「4~6年に一度」オーバーホールを受けることを推奨しています。

メーカーのメンテナンスには、「メンテナンスサービス」と「コンプリート・オーバーホール」サービスとがあり、オーバーホールを希望する場合は後者を選択することとなります(モデルによってはコンプリート・オーバーホールのみ)。

※価格は全て税込となります。

①オーバーホールの料金(標準価格/エドワードクラブ会員価格)

■メンテナンスサービス

駆動方式 金額
クォーツ(3針、クロノグラフ) 9,900円/6,600円
機械式(3針) 14,025円/9,350円
機械式(クロノグラフ) 16,500円/11,000円
キャリバーRS(機械式。プレミアムコレクション) サービスなし
キャリバー36/360 サービスなし
ヴィンテージ 要見積もり

■コンプリート・オーバーホール

駆動方式 金額
クォーツ(3針) 41,250円/27,500円
クォーツ(クロノグラフ) 57,750円/38,500円
機械式(3針) 57,750円/38,500円
機械式(クロノグラフ) 74,250円/49,500円
Bコレクション:クォーツ(3針) 41,250円/27,500円
Bコレクション:クォーツ(クロノグラフ) 59,400円/39,600円
Bコレクション:機械式(3針) 59,400円/39,600円
Bコレクション:機械式(クロノグラフ) 75,900円/56,160円
Cコレクション:3針 72,600円/48,400円
Cコレクション:クロノグラフ 94,050円/62,700円
Dコレクション全て 94,050円/62,700円
ホイヤー02T 204,600円~/136,400円~
ヴィンテージ 要見積もり

※Bコレクション・・・カレラ,モナコ,モンツァ,オータヴィア

※Cコレクション・・・グランドカレラ

※Dコレクション・・・キャリバー36,モナコ24

②オーバーホールの内容

■メンテナンスサービス

分解、超音波振動でケースとブレスレットのクリーニング(1時間ほど)、ガスケット(パッキンのこと)交換、クォーツであれば電池交換、エスケープメント・機械式のテンプのクリーニングと注油、精度管理、防水検査等

 

■コンプリート・オーバーホール

分解、パーツのクリーニング、摩耗したパーツの交換、ガスケット交換、クォーツであれば電池交換、ムーブメントへの注油、時間設定とプッシャーテスト、精度管理、防水検査等

タグホイヤーは「エドワードクラブ」を案内しています。購入者にのみ案内される会員制のサービスで、オーバーホール料金が安くなる、という特典付き。また、購入時、通常保証期間は二年間ですが、会員は最大四年間が保証されます。なお、メーカーでオーバーホール(あるいはメンテナンスサービス)を行った場合、タグホイヤーは一年間の防水・動作保証を設定しています(ヴィンテージを除く)。

③納期目安

3~4週間(コンプリケーションやその他本国修理のものは都度見積もりで対応)。

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

モデルによるが、年式の古い個体は国内での修理が不可の場合も。また、約10年以上経過した個体は修理自体がメーカーでできないこともあるため(純正パーツが既にないため)、年式の古いモデルは一度購入店にご相談ください。

 

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オーバーホール基本料金④セイコー・グランドセイコー

セイコーおよびグランドセイコーでは、オーバーホールを「コンプリートサービス」と呼んでいます。
ムーブメントパーツに硬度の高い素材を採用するなど耐久性維持に尽力していることもあってか、特に推奨期間は指定されていません。しかしながら使い始めたばかりの機械式時計は摩擦や潤滑油の汚れなどによって金属粉が出やすい時期、として、最初の三年目にオーバーホールを行い、長持ちさせることを勧めています。

※掲載する価格は税抜きとなります。メーカーに問い合わせたところ、あくまで最低料金とのことで、コンディションやパーツ交換などによっては追加料金が発生します。

※メーカー依頼時に、別途送料等の諸経費がかかる可能性があります。

①オーバーホールの料金

■グランドセイコー

駆動方式 金額
メカニカル 47,000円~
クォーツ 36,000円~
スプリングドライブ(3針) 52,000円~
スプリングドライブ(クロノグラフ) 79,000円~

■クレドール

駆動方式 金額
クォーツ 28,000円~
メカニカル 38,000円~
クロノグラフ 54,000円~

■ガランテ

駆動方式 金額
メカニカル 38,000円~
スプリングドライブ 44,000円~
スプリングドライブ クロノグラフ 70,000円~

メカニカルのコンプリケーションモデルは、別途見積もりが必要となります。
また、上記料金はステンレススティール,ブライトチタン,コンビモデルが対象となり、金無垢モデルは価格が上乗せされます。

②オーバーホールの内容

分解、洗浄(超音波洗浄含む)、テンプ・ひげぜんまいの振れ取り(組み上げ・調整のこと。手作業で行われ、独自規格に準拠した精度に調整される)、組み立てと注油、タイミング調整、ライトポリッシュ(セイコー独自サービス。ケース・メタルブレスの表面を整え、ツヤ出しを行う加工。ザラツ研磨など本研磨とは異なります)、筋目つけ(表面加工)および表面仕上げ、パッキン交換、防水・精度検査など。

修理後は「修理完了報告書」が発行され、その後一年間の保証が付属することとなります。

ちなみにクォーツモデルにおいて、グランドセイコーは電池交換であってもケースやバンドの洗浄、ネジなどのゆるみ調整、パッキン交換、防水検査などをセットで行ってくれます。

③納期目安

3~6週間ほど

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

セイコーでは生産終了後、使用パーツの七年間の保有期間を設けています。クレドール、グランドセイコー、ガランテはさらに長い期間の修理対応を行っているとのことですが、ヴィンテージに関してはモデルによってメーカー対応可否が異なります。

オーバーホール基本料金⑤ブライトリング(標準価格/メンバー会員価格)

ブライトリングは正規店での購入者を対象に、スタジオ・ブライトリングと呼ばれる会員制度を設けています。

タグホイヤーのエドワードクラブ会員と同様に様々な特典が付いているのですが、その一つにメンテナンス料金が安くなる、というものがあります。なお、ブライトリングはオーバーホールは通常ムーブメントで「3~4年に一度」、自社製ムーブメント(B01など)で「5~6年に一度」行うことを推奨しています(メンテナンスサービスは2年に一度、水中で使用する方は1年に一度)。また、セイコー・グランドセイコー同様に、購入後2~3年で一度メンテナンスに出すことが望ましい、とのことです。

※掲載する価格は税抜きとなります。

※パーツ交換の際は別途料金が発生します。

※メーカーへの見積もりは無料ですが、キャンセルする場合手数料として3,000円(税別)がかかります。

①オーバーホール料金

ブライトリングのメンテナンスには「メンテナンス・サービス」と「オーバーホール」があります。
分解洗浄および注油を行う場合は後者をご選択ください。

駆動方式 金額
クォーツ 75,000円~/37,500円~
クォーツ・クロノグラフ 85,000円~/42,500円~
機械式 80,000円~/40,000円~
機械式・クロノグラフ 100,000円~/50,000円~
機械式・自社製ムーブメント 125,000円~/62,500円~
機械式・コンプリケーション 115,000円~/57,500円~
UTC,CO-PILOT 50,000円~/25,000円~

②オーバーホールの内容

■メンテナンスサービス

バッテリー交換、ムーブメント点検、外装の分解・洗浄など

■オーバーホール

分解、洗浄、注油、外装仕上げ、防水検査、精度検査など

※外装仕上げは含まないことも可能です。また、DLC加工モデルやブライトライトなど、もともと仕上げを行えないモデルもございます。

なお、メンテナンスサービスに出したとしても、状態によってはオーバーホール対応となる可能性があります。
また、正規オーバーホール後に一年間の保証がつくこととなります。

③納期目安

メンテナンス・サービスの場合は約1~2週間。
オーバーホールの場合は約4~5週間が目安です。

メーカーに問い合わせたところ、年末年始や夏季などには時間がかかる場合があります。
また、スイス本国でパーツ取り寄せなどといった対応をとる場合は、3~5か月間かかる場合があります。

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

パーツ保有期間はだいたい10年程度とのことです。

オーバーホール基本料金⑥ハミルトン

オーバーホール料金はリーズナブルな方ですので、小まめに検査をして末永く愛用するようにしましょう。
メーカーでは、「4年前後に一度」を推奨しています。

※掲載している価格は税抜きです。

①オーバーホールの料金

■クォーツ

駆動方式 金額
2針あるいは3針 18,000円
クロノグラフ/マルチタッチ 28,000円

■機械式

駆動方式 金額
2針あるいは3針 22,000円
自動巻きクロノグラフ 40,000円

■その他

様式 金額
特殊モデル,過去の生産終了モデルなど 要見積もり

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、注油、パーツ交換(高価な部品については別途追加料金発生)、防水検査、精度検査など

ハミルトン(スウォッチグループ)ではメンテナンスメニューに「ベーシックパーシャルサービス」と「コンプリートメンテナンスサービス」を用意しており、オーバーホールを希望する場合は後者となります。
ハミルトンはオーバーホールに外装仕上げが含まれておらず、ご希望の際は5,000円~の追加料金が発生します(ゴールド等の貴金属に関しては要見積)。電池交換や部分的なメンテナンスに関しては全社の「ベーシックパーシャルサービス」をお選びください。なお、正規オーバーホール後、二年間の修理保証がつくこととなります。

③納期目安

6週間前後

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

ハミルトンは生産終了後のパーツ保有期間を「少なくとも10年間」儲けています。
同社はもっと昔のアンティーク品などもできる限りのメンテナンスができるよう尽力していますが、それでも修理不可能となった場合は、代替として現行モデルをお得な価格で提供しているようです。

オーバーホール基本料金⑦チューダー(チュードル)

正規店が日本に上陸する前は日本ロレックスでメンテナンスを行っていたチューダー。
現在はチューダーブティックができたため、メーカーでの対応が可能です。とは言えまだブティック数が少ないので(2020年5月現在、全国で18店舗展開)、購入店に相談⇒購入店から正規サービスへ依頼といった流れが一般的となります。

※掲載している価格は税抜きとなります。

※ロレックスおよびチューダーはメーカーに問い合わせても「モデルによる」としか教えてもらえず、当店で依頼した過去の履歴から概算をお出しいたしております。

①オーバーホール料金

駆動方式 金額
機械式 35,000円
機械式・デイト付き 36,000円
機械式・デイデイト 41,000円
機械式・ダブルデイト(ビッグデイトのこと) 46,000円~
機械式・アラーム付き 58,000円~
機械式・クロノグラフ 50,000円~
機械式・フライバッククロノグラフ 55,000円~
クォーツ 35,000円~

②オーバーホールの内容

点検、分解、洗浄、注油、タイミング調整、外装研磨仕上げ(オプション。また、モデルによっては仕上げができないものもあります)、組み立て、防水検査・精度検査など。なお、正規メンテナンスでオーバーホールを受けたチューダー製品は、ロレックス同様に二年間の国際サービス保証書が発行されます。

③納期目安

モデルによりますが、6週間前後が目安となります。
ただ、スイス本国送りになるものも少なくなく、その場合は数か月ほどお時間がかかる場合があります。

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

メーカーに問い合わせたところ、ハッキリした回答は得られませんでしたが、ロレックスと同様にだいたい25年ほどが目安のようです。ただ、チューダーも年式の古いモデルが多く出回っており、かつ機構自体がよく知られているので、民間修理業者で対応ができる場合もあります。

オーバーホール基本料金⑧パネライ

堅牢で気密性の高い時計製造に定評があるパネライですが、やはりオーバーホールは4~5年に一度を推奨しています。なお、パネライはリシュモングループ傘下のブランドですが、同グループはアフターサービスに関しては並行差別はありません。

※掲載している価格は税抜きとなります。

①オーバーホールの料金

シンプルな機械式時計:71,500円~

コンプリケーションや薄型ムーブメントなど:89,640円~

メーカーに問い合わせたところ、キャリバーおよび素材によって大きく異なる場合が多く、詳しくは見積もりで確認してほしい、とのことでした。

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、外装仕上げ(オプション。DLC加工など一部モデルで外装仕上げができない場合があります)、組み立て、注油、防水・精度検査など

③納期目安

5週間前後。ただしスイス本国送りの場合は数か月かかる場合もございます。

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

現時点では、特に生産終了から対応可能期間というものは設けられていませんでした。
パネライは民生用に時計製造を始めたのが1993年頃からのため、まだそれほど年式の古いモデルが少ない、というのが多いのでしょう。

オーバーホール基本料金⑨IWC

同じくリシュモングループのIWC。IWCは永久修理・メンテナンスを謳っているため、どれだけ古いモデルであっても修理対応してくれる、とのことでした。パーツの保有期間も設けていないので、交換対応も可能です。なお、パネライにも言えることですが、リシュモングループは4~5年に一度のオーバーホールを推奨しています。

※掲載している価格は税込みとなります。

①オーバーホールの料金

■ポートフィノ(レザーベルト/メタルブレス)

駆動方式 金額
3針+デイト 56,160円/66,960円
クロノグラフ 69,120円/79,920円
ムーンフェイズ 79,920円/90,720円
手巻き・エイトデイズ 92,880円/103,680円

■ポルトギーゼ

駆動方式 金額
クロノグラフ 69,120円
ハンドワインディング(手巻き) 79,920円
自社製オートマティック 92,880円
ヨットクラブ 92,880円
パーペチュアルカレンダー 159,840円
グランド・コンプリケーション 287,280円

■アクアタイマー(レザーベルト/メタルブレス)

駆動方式 金額
3針+デイト 56,160円/66,960円
クロノグラフ 69,120円/79,920円
クロノグラフ・スペシャルエディション 92,880円/103,680円

■インジュニア

年式によるが、通常モデルは56,160円~90,720円程度。コンプリケーションは159,840円~

■パイロットウォッチ(レザーベルト/メタルブレス)

駆動方式 金額
3針+デイト 56,160円/66,960円
クロノグラフ 69,120円/79,920円

他、年式や機構によって79,920円~103,680円程度

②オーバーホールの内容

IWCではオーバーホール含む「コンプリートサービス」を推奨しています。

分解、洗浄(超音波洗浄含む)、外装研磨、組み立て、注油、調整、防水・精度検査など

③納期目安

見積もり了承後、4週間程度。
ただしパーツを本国から取り寄せたり、メンテナンスが本国対応となった場合は数か月におよぶ可能性があります

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

前述の通り、IWCは永久修理を謳っているため、どれだけ年式が古いモデル―1868年の創業以来―であってもオーバーホールおよび修理が可能です。しかしながら本国対応できない場合もあるので、一度問い合わせてみましょう。

オーバーホール基本料金⑩カルティエ

カルティエの正規メンテナンスはちょっと他と違います。と言うのも、オーバーホールのみは本国対応となり、代わりにコンプリートサービスを一般的に推奨しています。詳細は後述しますが、これは中身のムーブメントをまるまる一新する、というもの。クォーツ式であっても機械式であってもそれは変わりません。「5年に一度」行うことが推奨されています。「一生使える」という機械式時計の楽しみを奪っているのでは?などといった意見もあるようですが、一方で非常に安価に新品同然のスペックを手に入れられるとあって、評価する声も同様に高くなります。

※掲載する価格は税込みとなります。

※素材やキャリバーによる価格差はありませんが、コンプリケーションの場合は本国送りとなるものも少なくなく、価格が上乗せされる場合がある、とのことでした。

①オーバーホールの料金

■機械式時計

様式 金額
3針 56,700円~
クロノグラフ 72,900円~

■クォーツ

様式 金額
3針 42,390円~
クロノグラフ 56,700円

※電池交換のみは5,170円~

②コンプリートサービスの内容

ケース・メタルブレスレットの洗浄、ムーブメント交換・修繕、注油、ライトポリッシング、組み立て、防水・精度検査など

コンプリートサービスを受けた製品には国際保証書が付属し、二年間の保証対象が新たに設けられます。
なお、メンテナンスサービスの場合はムーブメント以外のパーツ分解・洗浄・交換が行われます。

③納期目安

モデルによる

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

未回答。

オーバーホール基本料金⑪ゼニス

ゼニスはLVMHグループの一員です。基本的にLVMHは並行差別を設けているのですが、タグホイヤーやブライトリングのように明確に会員で分類しているわけではありません。ただし、正規店以外での購入には高めのメンテナンス料金が設定されているようです。

※掲載している価格は税抜きとなります。

※見積もりは基本的には無料ですが、キャンセル時に100スイスフラン請求される場合があります。

①オーバーホールの料金

■エリート

様式 金額
2A(シンプルなクロノグラフ) 55,000円~
2B(コンプリケーション・クロノグラフ) 65,000円~

■エルプリメロ

様式 金額
2A(シンプルなクロノグラフ) 55,000円~
2B(コンプリケーション・クロノグラフ) 65,000円~

その他、グランドコンプリケーションやヒストリカルウォッチは要見積もりとなります。

②オーバーホールの内容

ゼニスには「部分的なメンテナンス」と「オーバーホールサービス」の二種類が用意されており、分解洗浄・注油はオーバーホール(分解・洗浄・注油)の方をご選択いただくこととなります。内容としては、分解、洗浄、注油の他、パッキンの交換や外装研磨(保証期間内は非対象)、防水・精度検査などが挙げられます。ツヤ出し希望の場合は別途料金が発生します。アフターサービス保証期間は一年間です。

③納期目安

6週間前後

ただしスイス本国対応の場合は数か月かかる可能性があります。
コンプリケーションのみならず、ヴィンテージや新型ムーブメント搭載機などは本国対応となります。

④生産終了からオーバーホール・修理対応可能な年数

現時点ではパーツ保有期間などは設けられておらず、過去の生産終了モデルであっても対応可能となっております。

オーバーホール基本料金⑫ウブロ

ゼニスやタグホイヤーと同じくLVMHグループに属するウブロ。並行差別を設けているようですが、明確な会員価格などはありません。ただ、モデルやキャリバーによっても異なりますが、並行店での購入には基本料金の約1.5倍の価格を提示しているようです。

※掲載する価格は税抜きとなります。

※掲載する価格はオーバーホールのみの目安料金となり、キャリバーやモデルあるいは機構によって、また、メンテナンス内容によっては別途料金が加算される可能性があります。

①オーバーホール料金

駆動方式 金額
クォーツ 46,500円~
自動巻き(3針) 67,500円~
自動巻き・クロノグラフ 90,000円~
自社製ムーブメント(ウニコ) 126,000円~

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、注油の他、パッキンの交換や外装研磨、防水・精度検査など

③納期目安

30営業日以内

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

現時点ではパーツ保有期間などは設けられておらず、過去の生産終了モデルであっても対応可能となっております。ただし、年式の古いモデルや新型ムーブメント(発売から一年以内)搭載モデルなどは、スイス本国送りとなる可能性があります。

オーバーホール基本料金⑬ジャガールクルト

ジャガールクルトではオーバーホールを含むサービスを「コンプリートサービス」と称しています。

※掲載している価格は税抜きとなります。

※ジャガールクルトは「一つのモデルに一つのムーブメント」という理念のもと、非常に煩雑なモデル・ムーブメントが存在します。そのため掲載している価格はあくまで最低料金となり、機構によっては別途料金が発生します。

①オーバーホールの料金

駆動方式 金額
シンプルな機械式 70,000円~
コンプリケーション(クロノグラフなど) 90,000円~
さらに複雑な機構 170,000円~
クォーツ 43,000円~

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、注油の他、パッキンの交換や外装研磨、防水・精度検査など

正規オーバーホール後、二年間の修理保証が提供されます。

③納期目安

4~6週間程度。
スイス本国送りの場合はさらに日数がかかります。

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

ジャガールクルトは「永久修理」を掲げており、どんなに年式の古いモデルであってもメンテナンスを受け付けています。既に所有していないパーツの交換が生じた際には、イチからそのパーツを作成する、という徹底ぶりです。

オーバーホール基本料金⑭パテックフィリップ

世界最高峰の時計製造技術で知られるパテックフィリップは、しっかりメンテナンスを行えば、半永久的にパートナーとして使い続けていくことが可能です。

そのためにもメーカーは、自動巻き・手巻きクォーツといった機構にかかわらず、「3~5年に一度」のオーバーホールを推奨しています。

※掲載している価格は税込となります。

①オーバーホール料金

駆動方式 金額
クォーツ 80,300円
手巻き 121,000円
自動巻き 134,200円

■コンプリケーション

様式 金額
年次カレンダー,トラベルタイム,ワールドタイム,ムーンフェイズ,パワーリザーブなど 173,800円
永久カレンダー,クロノグラフ,年次カレンダー搭載クロノグラフ 240,900円
永久カレンダー搭載クロノグラフ,レトログラード日付表示針付永久カレンダー 306,900円
その他グランドコンプリケーション,年式の古いモデルなど 要見積もり

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、パーツ交換(別途追加料金発生)、組み立てと注油、タイミング調整、防水・精度検査など

正規オーバーホール後には、二年間の修理保証が付属します。

オーバーホールに外装研磨(ポリッシング)は含まれていません。希望する場合は、ケースまたはブレスレット単品で47,300円、ケース・ブレスレット一式で67,100円が発生します。

なお、「バッテリーサービス」と言う、電池交換・防水検査・精度検査・パッキン検査・ケース・ブレスレットの検査および洗浄を行うサービスは17,600円となります。また、見積りキャンセル時に費用がかかるため、ご注意ください。

③納期目安

6~12週間。
本国対応の場合はさらに納期が延びる可能性があります。

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

パテックフィリップもまた永久修理を掲げています。
1839年の創業時から今に至るまで、数々の名作を打ち出してきた同社ですが、その全てのモデルにおいてパーツやノウハウに保有期間を設けていません。

オーバーホール基本料金⑮オーデマピゲ

オーデマピゲでは、定期的な検査と2~3年ごとのパッキン交換など、小まめなメンテナンスを推奨しています。

※オーデマピゲのメンテナンス公示料金はスイスフラン建てとなるため、為替などによって掲載価格が変動する可能性があります。

※見積もりは無料ですが、キャンセルの場合は手数料が発生します。

①オーバーホール料金

様式 金額
クォーツ 44,000円~
手巻き 65,000円~
自動巻き 87,000円~
機械式クロノグラフ 130,000円~
パーペチュアルカレンダー 157,000円~
その他コンプリケーション 要見積もり

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、パーツ修繕・交換(別途追加料金発生)、組み立てと注油、外装研磨(別途費用)、タイミング調整、防水・精度検査など。

オーデマピゲはオーバーホールを「オーデマピゲ コンプリートメンテナンスサービス」として打ち出しています。
また、正規オーバーホール後は、二年間の修理保証が付属します。

③納期目安

1.5か月~

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

基本的には永久修理ですが、クォーツはパーツ交換が発生した場合、部品のストックがあるもののみの対応となります。

オーバーホール基本料金⑯ヴァシュロンコンスタンタン

同じく名門ヴァシュロンコンスタンタン。オーバーホールを含むメンテナンスを「コンプリートサービス」と称し、機械式時計であれば「3~5年に一度」、クォーツ式時計であれば「6~7年に一度」の実施を推奨しています。

①オーバーホールの料金

84,000円~

②オーバーホールの内容

分解、洗浄、パーツ修繕・交換(別途追加料金発生)、組み立てと注油、外装研磨、タイミング調整、防水・精度検査など

正規オーバーホール後、二年間の修理保証が付属します。

③納期目安

4週間~6週間程度
ただし年式の古いモデルの場合、スイス本国送りとなり、さらに日数がかかる場合があります。

④生産終了からオーバーホール対応可能な年数

ヴァシュロンコンスタンタンもまた、永久修理を掲げています。

まとめ

全16ブランドの、正規オーバーホール料金をまとめてご紹介いたしました!

あくまで参考料金とはなりますが、おおまかなランニングコストをお伝えできたでしょうか。

なお、民間修理業者に頼んだ場合はもっとコストを抑えることができますが、機構によってはメーカー対応となったり、信頼できる業者選びが大変だったりといったリスクもあります。

そのため腕時計をオーバーホールに出そうとした時、あるいは不具合を感じた時は、まずは購入店にご相談ください!

 

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この記事を監修してくれた時計博士

田中 拓郎(たなか たくろう)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN シニアマネージャー

当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴11年

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