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Watches and Wonders Geneva 2024 現地から速報!, WEBマガジン, ランゲ&ゾーネ

速報!2019 SIHH(ジュネーブサロン) ランゲ&ゾーネ新作モデルを発表!

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SIHh2019 ジュネーブサロン 新作予想

2019年1月14日からSIHH2019(ジュネーブサロン)が開催されています!弊社スタッフが現地で撮影したランゲ&ゾーネの新作をいち早くお届けいたします!

※予価はメーカー発表の税抜価格となります。

 

 

ランゲ&ゾーネ ランゲ1 25周年記念 191.066

 

ランゲ&ゾーネ 191.066-1

 

ランゲ&ゾーネ 191.066-2

 

ランゲ1 “25th アニバーサリー”
ランゲ&ゾーネ2019年新作型番:191.066

モデル:ランゲ1
素材:ホワイトゴールド
文字盤:シルバー
ケースサイズ:直径38.5mm/厚さ10.7mm
ムーブメント:自社製手巻きムーブメントランゲCal.121.1
パワーリザーブ:72時間
予価:4,890,000円、世界限定250本生産
発売予定:2019年1月以降

 

 

かつて、故ウォルター・ランゲ氏がランゲ&ゾーネを高級時計界に復活させた時、「あのドイツの名門が蘇った」と話題になったものです。
当時は知る人ぞ知る、といった程度の知名度でしたが、それでも復活と共に4本の傑作機がお披露目された時は、プレス関係者一同息を呑みました。

 

そこから25年という節目の年に「何かが出るのではないか?」と予想した時計愛好家もいらっしゃったのではないでしょうか。

そんな25周年を記念し、復活作のうちの一つである同社のフラグシップモデル、「ランゲ1」のアニバーサリーモデルが、SIHH2019の会場でお目にかかれました!
正確には開催前からプレSIHH2019として発表されていましたが、いよいよ実機のお披露目ということで、我々も楽しみにしていたものです。

 

気になる新作ランゲ1は、上品なホワイトゴールドにシルバー文字盤が非常に美しい一本ですが、従来のランゲ1と大きなデザインの変更はありません。
もともとランゲ1は25年間、大きくデザインアイデンティティを変えていないためです。

しかしながら一段低くされた文字盤、深みのある青で彩られたアウトサイズデイトやインデックス・針を見れば、アニバーサリーにふさわしい見事な独創性と審美性が表現されています。

 

さらに、近年のムーブメントの進化は「ドイツ名門」の名前が伊達ではないと感じさせます。
とりわけ2015年に新開発され、この度のSIHH2019新作でも搭載された手巻きムーブメントCal.L121.1は、斬新な瞬転式アウトサイズデイト表示と、同社独自のフリースプラング式ヒゲゼンマイを組み込み話題となりました。なお、このヒゲゼンマイは、大型偏心錘付きテンプと連携し、高い安定性を獲得しています。

このムーブメントはグラスヒュッテスタイルの美しい装飾も特徴ですが、実機をパッと見た時は「え、シースルーバックじゃないの!?」と思ったものです。

 

ランゲ&ゾーネ 191.066-3

 

確かに1873年当時のランゲ&ゾーネの工房と、ウォルター・ランゲ氏及びギュンター・ブリュームライン氏の名前が刻まれたエングレービングは見事ですが、ランゲ1=ムーブメントのイメージが強く鑑賞も楽しみでした。

 

しかし、ご安心ください。
この裏蓋はハンター式となっており、オーナーのお好きな時にムーブメントをお楽しみいただくことができるのです。
初代ランゲ1と同様にツインバレルによって72時間ものロングパワーリザーブという実用性の高さも嬉しいところ。

なお、25周年ならではのさらなる特徴として、テンプ受けに25日を示すアウトサイズデイトが職人の手作業でエングレービング。
線を青で彩っており、遠目からでも美しさが際立ちます。

世界限定250本生産ということで、なかなか市場に出回らないかもしれませんが、ランゲ&ゾーネの傑作が2019年にまたラインナップに加わったことは時計界に決して小さくないニュースでしょう。

 

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ パーペチュアル トゥールビヨン 740.056

 

ランゲ&ゾーネ 740.056-2

 

 

ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン
ランゲ&ゾーネ2019年新作

型番:740.056
モデル:ダトグラフ
素材:ホワイトゴールド
文字盤:サーモンピンク
ケースサイズ:直径41.5mm/厚さ14.6mm
ムーブメント:自社製手巻きムーブメントCal.L952.2
パワーリザーブ:50時間
予価:30,090,000円、世界限定100本生産
発売予定:2019年6月以降

 

世界最高峰のクロノグラフと名高いダトグラフからも新作が出ています!
ダトグラフはいずれも1千万円超の高級機のため、実際になかなかお目にかかる機会は少ないものの、やはり話を聞くだけでロマンを感じるものがありますね。

そんなダトグラフの新作、サーモンピンクの色合いを使った、エレガントな逸品として登場しています!
バーゼルワールド2018でパテックフィリップもサーモンピンク色の文字盤Ref.5270Pを発表していましたが、やっぱりゴールド製のハイエンドモデルと最高にマッチしますね!

 

ランゲ&ゾーネ 740.056-3

搭載するムーブメントはダトグラフが「世界最高峰の地位をさらに確立した」と称される手巻き式Cal.L952.2。
2006年にダトグラフ専用ムーブメントL952.1が発表された時、これ以上多重複雑なムーブメントはないのではないかと称されましたが、そのL952.1をさらに上回るムーブメントが2016年のジュネーブサロンで発表されました。
ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンです。
世界で最も複雑な機構のうちの一つ、トゥールビヨンをダトグラフに搭載させ、しかも一つひとつのパーツをグラスヒュッテ様式に則った仕上げ・装飾が施されているという事実。これは、知る人ぞ知る世界最高級時計メーカー・ランゲ&ゾーネの実力を突きつけられるような傑作機と言えるでしょう。
ちなみにパーツ数は729個とのこと。同社の熟練した職人たちによって設計・組み立てが行われています。

 

ランゲ&ゾーネ リヒャルトランゲ ジャンピングセコンド 252.029

 

ランゲ&ゾーネ 252.029-1

 

リヒャルト・ランゲ ジャンピングセコンド
ランゲ&ゾーネ2019年新作

型番:252.029
モデル:リヒャルト・ランゲ
素材:ホワイトゴールド
文字盤:ブラック
ケースサイズ:直径39.9mm/厚さ10.6mm
ムーブメント:自社製手巻きムーブメントCal.L094.1
パワーリザーブ:42時間
予価:7,800,000円
発売予定:2019年4月以降</4>

 

創業者アドルフ・ランゲの長男であり、時計技術の研究に大きな功績を残した時計師リヒャルト・ランゲ氏へのオマージュとして作られた当シリーズ。新作には技術的に大きな変化はありません。搭載するムーブメントは自社製手巻きCal.L094.1で、ステップセコンドによる時刻表示、ゼロリセット機構を持ったジャンピングセコンド、巻き上げお知らせ機能などを搭載しております。
ちなみにこのお知らせ機構はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、パワーリザーブ切れの10時間前にインジケーターで小窓を赤く染め上げ、ゼンマイの動力が弱まって精度が低くなることを防いだものです。

しかしながら文字盤デザインが一新されています!

ランゲ&ゾーネ 252.029-2

もちろん、2016年初出のシンプルなドレスウォッチも伝統的な魅力がありましたが、2019年にはそれまでのイメージを一新。漆黒の文字盤には独立したそれぞれの白サークルが絶妙な配置で描かれており、さらに赤が差し色に加わります。
リヒャルト・ランゲのオーセンティックな魅力はそのままなのに、モダンさが融合されました。

ケース直径約40mmという大きさもまたモダンな印象で、25周年を迎えた2019年にまた新しい何かを見せてくれることを予見させますね!

 

ランゲ&ゾーネ ランゲマティック パーペチュアル ハニーゴールド 310.050

 

ランゲ&ゾーネ 310.05-1

 

ランゲ&ゾーネ 310.05-2

 

ランゲマティック パーペチュアル ハニーゴールド
ランゲ&ゾーネ2019年新作

型番:310.050
モデル:ランゲマティック
素材:ハニーゴールド
文字盤:シルバー
ケースサイズ:直径38.5mm/厚さ10.2mm
ムーブメント:自社製自動巻きムーブメントCal.L922.1 SAX-O-MAT
パワーリザーブ:46時間
予価:9,330,000円、世界限定100本生産
発売予定:2019年5月以降

 

 

休眠期間を経て、復興ランゲ&ゾーネとなってから初めて発表された同社初の自動巻き式時計ランゲマティック。
自動巻きはローターの存在でムーブメント内における空間占有率が高く、複雑機構と搭載させることは非常に高い設計力や技術力が必要なのですが、そこはドイツ名門。

パーペチュアルカレンダー,ゼロリセット機構,ムーンフェイズ,昼夜表示機構を備えています。
また、自動巻きのローターは内部機構が見えづらいと言う方もいらっしゃいますが、ランゲ&ゾーネのこの純金製の、緻密なエングレービングが施されたマイクロローターを見ればそう思うこともないでしょう。
むしろ、ずっと眺めていたくなるような見事さがあります。

 

さらに、ランゲ&ゾーネは素材開発でも一家言持ちますが、ランゲマティックに搭載されたハニーゴールドもそのうちの一つです。
柔らかな輝きを放つハニーゴールドは本当に美しいのですが、限定モデルにのみ使用される特別素材。この度、ランゲマティックに用いられていることも時計愛好家には堪らないポイントでしょう。パーペチュアルカレンダーが醸し出す品格を引き立てます。

恐らくSIHH2019のランゲ&ゾーネのハイライトはランゲ1の25周年モデルやツァイトベルクなのでしょうが、個人的にはこちらのランゲマティックに非常に心惹かれました。

 

 

ランゲ&ゾーネ ツァイトベルク デイト 148.038

 

ランゲ&ゾーネ 148.038-1

 

ランゲ&ゾーネ 148.038-2

 

ツァイトベルク デイト
ランゲ&ゾーネ2019年新作

型番:148.038
モデル:ツァイトベルク
素材:ホワイトゴールド
文字盤:グレー×シルバー
ケースサイズ:直径44.2mm/厚さ12.3mm
ムーブメント:自社製手巻きムーブメントCal.L043.8
パワーリザーブ:72時間
予価:9,870,000円
発売予定:2019年7月以降

 

 

ランゲ1ほどメインストリームではありませんが、ランゲ&ゾーネのブランドアイデンティティを最もよく表すシリーズのうちの一つと言えばこちらのツァイトベルクでしょう。
2008年にデビューを果たし、かくも美しい機械式デジタル表示時計として時計界に一石を投じました。
クラシカルさをウリにした機械式時計でありながら、デジタル式表示を採用。
どこかメカニカルな文字盤デザインからも、いかにランゲ&ゾーネが技術でも概念でも挑戦的であるかを示唆するでしょう。

 

そしてその10周年にあたるSIHH2019では、文字盤外周のガラスリングにデイト機能を搭載させたのです!
文字盤下層に工夫がされ、赤マーカーの動きで表示をする機構で、もちろん時刻のみの単独調整可能です。

スモールセコンド、パワーリザーブインジケーターも搭載されており、実用面はもちろん文字盤に良いアクセントが加わりました。
グレーをベースに、ロジウムメッキが施されたドイツ風シルバーブリッジがまた他モデルとは一線を画すデザインに昇華させています。

限定生産ではないようですが、年間製造本数が限られることは言うまでもありません。
2019年を代表する希少かつ至高のタイムピースとなることでしょう。

 

ランゲ&ゾーネ会場の様子


  • ランゲ&ゾーネの会場内様子1

  • ランゲ&ゾーネの会場内様子2
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