「安くても信頼できるダイバーズウォッチってあるの?」
「せっかくだから価格以上の満足感を得られる1本が欲しい!」
そんな悩みを解決してくれるのが、まさにコスパ最強のダイバーズウォッチ。
本来は潜水用の計器として誕生したダイバーズウォッチですが、現在では優れた防水性や耐久性に加え、ファッション性や汎用性の高さからも普段使いにふさわしい腕時計として注目を集めています。
ただし、注意したいのは「安い=賢い選択」とは必ずしもならないことです。
真に価値のある1本を見極めるには、価格に対してどれだけの品質、性能、満足度を得られるかという視点が欠かせません。
本記事では、ダイバーズウォッチの基本性能や価格以上の価値を持つモデルの選び方をプロの視点から丁寧に解説します。
シーン別に選んだコスパ最強のおすすめモデルも紹介しているので、お気に入りを見つけるための手がかりとしてぜひ最後までご覧ください。
目次
冒頭でも触れたように、コスパ最強のダイバーズウォッチとは、単に価格が安いだけでなく、それを上回る品質や性能、満足感を得られるものでなければなりません。
防水性や耐久性といった基本性能はもちろん、デザイン性や装着感など、あらゆる面でバランスに優れていることが求められます。
この項目では、お得な1本を見極めるためのポイントをわかりやすく解説します。
コスパというと、つい価格ばかりを気にしがちですが、本当に重要なのはそれを上回る価値があるかどうかです。
例えば、3万円程度のモデルが200m防水やねじ込み式リューズ、逆回転防止ベゼルなどプロ仕様に匹敵するスペックを備えていれば、価格を上回る価値は十分にあります。
さらに、視認性に優れた針やインデックス、日常使いに適した装着感、飽きのこない洗練されたデザインなども見逃せない評価軸です。
ダイバーズウォッチは、ただ見た目がカッコいいだけの腕時計ではありません。
性能や使い勝手、耐久性まで含めたトータルで優れていることが、真にコスパが高いとされるモデルの条件といえるでしょう。
価格以上の価値を持つダイバーズウォッチからは、パッと見や数字では判断できない「品質の良さ」が伝わってきます。
具体的には、ケースやブレスレットに滑らかなエッジ加工が施されていたり、ポリッシュとサテン仕上げの使い分けが巧みだったりすると、それだけで所有する満足感が変わってきます。
針やインデックス、文字盤といった細かな部分の作り込みが美しいほど、高級感も味わえるでしょう。
また、ベゼルやリューズの操作感がしっかりしているモデルは、日々の使用でもストレスが少なく、品質の高さを実感できます。
このように一目では気付かない部分にも、ダイバーズウォッチの価値に関わる重要な要素が多く含まれています。
コスパに優れたダイバーズウォッチを選ぶには、単に価格を見るのではなく、どこにコストがかけられているかを見極める視点が重要です。
例えば、搭載するムーブメントが有名なスイス製(ETA社の2824やセリタ社のSW200など)であれば、精度や耐久性が高いため末永く安心して使えるでしょう。
風防は硬度が高いサファイアクリスタルであると、傷の心配をせずにガンガン使用できるのは大きなメリットです。
また、防水性能が200mと表示されていても、JISやISO規格に準拠しているかどうかで、その信頼度は大きく変わります。
本格ダイバーズウォッチにとって不可欠なねじ込み式リューズやスクリューバック構造といった仕様も、実用性を見極める上で大事な要素です。
さらに、アフターサービスが整っているブランドであれば、短くて2年、長ければ8年の保証が受けられ、オーバーホールによって10年や20年、使い方によっては50年以上愛用できる可能性もあります。
このように、将来までを見据えた安心感があってこそ、本当の意味でコスパに優れたダイバーズウォッチといえるのです。
ダイバーズウォッチの魅力とは、過酷な環境下でも正確に時を刻むタフさや、普段使いにも馴染む汎用性の高さにあるといえます。
優れた防水性に加え、視認性の高い針やインデックス、操作しやすい大型リューズなど、全てが実用本位で設計されています。
この項目では、そんなダイバーズウォッチの基本性能を軸に、日常生活でも発揮される具体的なメリットについて詳しくチェックしてみましょう。
ダイバーズウォッチが持つ最大の特徴といえば、やはり高い防水性でしょう。
一般的な200m防水は、水深200メートル(20気圧)相当の静止水圧に耐える設計ですが、実際の使用では水流や衝撃によってそれ以上の負荷がかかることもあります。
よって、一般的な腕時計より防水性が高いのは確かですが、表記だけを鵜呑みにするのは危険であり、当然ながら200mの深さまで潜れるわけでもありません。
ただし、本格的な防水性能を備えたモデルは、単なる数値表記にとどまらず、JIS B7023やISO 6425などの規格に準拠しており、耐衝撃性や塩水耐性、視認性などの厳格な試験をクリアしています。
さらに、ねじ込み式リューズやスクリューバック構造、耐久性の高いパッキンなど、防水性を高める実用的な設計が随所に見られます。
このように、信頼できるダイバーズウォッチを選ぶには、防水性の本質にまで目を向けることが極めて重要です。
200m以上の防水性を備えたダイバーズウォッチでも、シャワーや入浴、海水での使用には十分な注意が必要です。
シャワーの水は想像以上に勢いがあり、水圧が一点に集中する状況では、いくらダイバーズウォッチといえども浸水で故障してしまうリスクがあります。
また、浴槽やサウナのような高温環境では蒸気が侵入しやすく、パッキンの劣化も早まる恐れがあるため、シャワーや入浴の際に着用することは推奨されません。
一方、海水での使用は基本的に問題ありませんが、ケースやブレスレットの材質によっては使用後のケアに配慮が必要です。
最もポピュラーなステンレススチールは海水に対して一定の耐性を持ちますが、全く錆びないわけではないため、使用後は真水でしっかりと洗い流しましょう。
ブロンズは酸化によって独特の風合いが生まれるのと同時に緑青も出やすいため、見た目が急に変化するのを避けたい場合は、海辺での使用を控えるのが無難です。
200m(または20気圧)防水と表記されたダイバーズウォッチでも、その性能を過信せずに、環境に応じた使い方を心がけることが大切です。
まず、JISやISO規格に準拠したモデルであれば、本格的なスキューバダイビングやマリンスポーツにも安心して使用できます。
これらの規格では防水性だけでなく、耐衝撃性や耐磁性、塩水耐性や暗所での視認性など、実用に即した厳格な試験が課されているため、信頼性の高さは折り紙付きです。
一方、単に200m防水とだけ表示されたモデルは、静止状態での水圧に耐えうる設計ではあるものの、動的な水流や高水圧環境には対応していないケースもあります。
海水浴やシュノーケリング程度なら使える場合もありますが、ダイビングやサーフィンといった過酷な環境では、内部に水が入り込むリスクもあるため注意が必要です。
以下に、用途ごとの目安を簡単にまとめてみました。
使用シーン | JIS/ISO準拠モデル | 通常の200m防水モデル |
---|---|---|
スキューバダイビング | ◎ 安心して使用可 | × 非推奨 |
シュノーケリング | ◎ 問題なし | △ 条件付きで可 |
海やプールでの水泳 | ◎ 問題なし | ○ ただし水流に注意 |
サーフィン・ジェットスキー | ◎ 使用可能 | × 衝撃・水圧に不安あり |
シャワー・入浴 | △ 高温は避ける | △ 条件付きで可 |
表記だけに頼らず、実際の使用シーンを考慮した上で必要な防水性能を選ぶことも、時計をトラブルなく愛用し続けるための1つのポイントといえるでしょう。
ダイバーズウォッチは過酷な環境下での使用を前提にしており、その構造には高い耐久性が求められます。
一般的に、ケース素材には耐衝撃性と耐腐食性に優れる316Lステンレススチールや軽量かつ高強度なグレード2(またはグレード5)チタンが、風防には傷に強いサファイアクリスタルが用いられています。
針やインデックスは視認性を重視して太く設計されており、スーパールミノバなどの高輝度蓄光顔料が塗布されることで、水中や暗所でも瞬時に時刻を読み取ることが可能。
逆回転防止ベゼルには明確なクリック感があり、潜水時間の安全な管理をサポートします。
さらに、大型のねじ込み式リューズやグローブ着用時でも扱いやすいベゼル形状など、操作性を高める工夫が細部にまで行き届いています。
こうしたディティールへのこだわりが、ダイバーズウォッチをプロフェッショナルに応える計器としての域にまで引き上げているのです。
ダイバーズウォッチの魅力はその機能性にとどまらず、デザイン性と汎用性の高さにもあります。
本来は潜水用の計器として生み出されたものの、近年では無駄のないフォルムや力強い造形によってファッションアイテムとしても高く評価されています。
ケースの厚みを抑えた薄型設計や、ビジネスシーンにも馴染むミニマルなデザインも多く登場しており、そのようなモデルはスーツに合わせても違和感がありません。
さらに、ブレスレットからラバーストラップ、NATOベルトに付け替えることで印象を自在に変えられる点も、汎用性の高さを物語っています。
スポーツやアウトドアはもちろん、カジュアルからセミフォーマルまで幅広く対応できる柔軟性も、ダイバーズウォッチが多くの人に選ばれる理由の1つになっています。
コスパ重視でダイバーズウォッチを選ぶ際は、価格だけでなく性能や使い勝手とのバランスにも注目しましょう。
国産か海外ブランドか、機械式かクォーツかによってもチェックすべきポイントが変わってきます。
この項目では、予算内で満足いく1本を見つけるための視点をご紹介します。
国産と海外ブランド、どちらを選ぶかは、重視する価値観によって判断が分かれるところです。
10万円以下では、セイコーやシチズンなどの国産モデルが、低価格のわりに信頼できるクォーツや機械式ムーブメントを搭載することで高い評価を得ています。
10万〜20万円前後でも魅力的な国産モデルは多くありますが、ティソやハミルトンのなどのスイス製ダイバーズが圧巻のスペックと洗練されたデザインによって存在感を放っています。
中には、10万円台で1000m防水かつロングパワーリザーブの高精度自動巻きムーブメントを搭載する驚異的なモデルも存在することから、もはや「海外ブランド=割高」といったイメージはこの価格帯には当てはまりません。
アフターサービスや保証体制については、国産も海外も関係なくブランドごとに差があるのが実情です。
そのため、信頼性や価格差だけでなく、スペックやデザインなども含めてどこに価値を見出すかが選択の鍵となるでしょう。
ダイバーズウォッチをコスパで選ぶなら、ムーブメントの違いにも目を向けたいところです。
ゼンマイによって駆動する機械式は、針の滑らかな動きや所有する満足感、そしてメンテナンスを含めた「育てる楽しさ」を味わえるのが魅力です。
ただし、一般的にクォーツよりも高価な上に、数年ごとのオーバーホールには数万円のコストがかかります。
一方、電池で動作するクォーツは、精度が高い上に価格も控えめ。
電池交換以外の維持費がほとんどかからないため、気軽に使える1本としてビギナーにも人気があります。
初期費用や維持コストの面ではクォーツに軍配が上がりますが、こだわり派や時計好きにとっては機械式ならではの魅力も捨てがたいでしょう。
よって、どちらが自分に合っているかは、使い方やライフスタイルまで含めたトータルで見極めることが大切です。
ダイバーズウォッチは、手頃な価格だから質が低いとは言い切れません。
むしろ、用途に合った過不足のない機能だけを備えるモデルこそ、コストパフォーマンスに優れた賢い選択といえるでしょう。
例えば、1000m防水やヘリウムエスケープバルブは本格的な飽和潜水を想定したプロ仕様であり、一般ユーザーには明らかにオーバースペックです。
一方、200m防水や逆回転防止ベゼル、ねじ込み式リューズといった基本性能さえ備わっていれば、普段使いやマリンスポーツでも安心して使用できます。
風防素材に関していえば、サファイアクリスタルではなくミネラルガラスを採用することでコストを抑えたモデルは多く、ミネラルガラスもセイコーのハードレックスや割れに強いK1ガラスなど、実用性を備えたバリエーションがいくつか存在します。
つまり、高コストの機能を省くことで、価格に対する満足度を高めているモデルは少なくありません。
そのため、「安い=チープ」とは限らないことを、ぜひ覚えておきたいところです。
ダイバーズウォッチと一口にいっても、そのデザインやスペック、価格帯は実にさまざま。
お気に入りの1本を見つけるには、見た目の雰囲気や装着感、そして使う場面との相性も十分に考慮したいところです。
この項目では、ビジネスやカジュアル、アクティビティといったシーン別にコスパ最強のおすすめモデルを厳選してご紹介します。
ビジネスシーンにマッチするダイバーズウォッチは、控えめなデザインと上質な仕上げのバランスが鍵になります。
ケース径は袖口に収まりやすい40mm前後が理想で、カラーはブラックやネイビーなど落ち着いたトーンを選ぶと違和感なく身に着けられます。
高見えを狙うなら、ポリッシュとサテン仕上げを巧みに使い分けたケースや、針とインデックスの作り込みにも注目したいところ。
価格以上の質感を備えたモデルは腕元に品格を添えるだけでなく、周囲に好印象も与えられるでしょう。
型番:L3.764.4.90.6
素材:ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 39mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
1960年代のダイバーズウォッチを現代的に再解釈したレジェンドダイバーは、ヴィンテージの趣と端正な佇まいが同居したロンジンで一二を争う人気コレクションです。
ドーム型のサファイアクリスタルと細身のラグが織りなす立体感が、スーツスタイルにも自然に溶け込み、クラシカルで上品な雰囲気を醸し出します。
こちらのモデルは39mm×12.7mmの控えめなケースがシャツの袖口にすんなり収まり、ビジネスシーンとの相性が抜群。
外観がすっきりしているのはインナー式の双方向回転ベゼルによるもので、さらに本格的な300m防水を備えているのも見逃せないポイントです。
ムーブメントは、約72時間のパワーリザーブとCOSC(スイス公式検定協会)クロノメーター認定の高性能を誇る自社製の自動巻きキャリバー(Cal.L888.6)を搭載しています。
価格については、現在(2025年時点)の定価で510,400円。
中古品であれば30万円台から入手できるなど、コスパの高さが光っています。
本機はデザイン、雰囲気、実用性の全てを高水準で満たす非常に完成度の高い1本です。
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型番:79030N
素材:ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 39mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
1958年生まれの名作ダイバーズに着想を得たブラックベイ58は、クラシカルな意匠と現代的な機能性が絶妙にマッチしたチューダーの人気モデル。
ドーム型のサファイアクリスタルとゴールドのインデックスがさりげない華やかさを演出し、シックなブラックダイヤルが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ケースは39mm×11.9mmとダイバーズウォッチにしてはコンパクトで、シャツの袖口にも自然に収まるちょうどいいサイズ感。
ケースとブレスレットはサテン仕上げ中心のマットな質感によって、ビジネスシーンにおいても華美な印象を与えません。
200mの防水性を備え、ムーブメントは約70時間のパワーリザーブと日差-2秒~+4秒の高精度を誇るCOSC認定の自社製自動巻きキャリバー(Cal.MT5402)を搭載するなど、実用性も申し分なし。
にもかかわらず、定価は610,500円と兄弟ブランドのロレックスより遥かに少ない予算で購入できます。
さらに、中古市場では40万円台前半から探せるなど、価格以上の完成度と満足感を備えた「高見えダイバーズ」として、その存在感は際立っています。
ビジネスシーンとは違い、休日に着用するダイバーズウォッチは、自分らしいスタイルを全面に押し出せるのが魅力です。
ケースサイズは多少大きめでもOKですし、鮮やかなカラーリングや個性的な意匠もカジュアルな装いの中で程よいアクセントになります。
ストラップにはナイロンやラバー素材を選ぶとよりカジュアル感が増し、軽やかな着け心地も楽しめそう。
ファッション性と遊び心、そして自然と身に着けたくなる快適さを備えたモデルなら、週末のお出かけや旅行先でも間違いなく重宝するでしょう。
型番:01 733 7766 4157-07 4 22 64FC
素材:ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 41.5mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
こちらは、光沢感のあるグリーンダイヤルと艶やかなセラミックベゼルが目を引くWEB限定仕様のアクイス デイトです。
サンレイ仕上げによるダイヤルの表情が、カジュアルな装いに上品な個性を添えてくれます。
直径41.5mmのケースは程よい存在感があり、短めのラグ設計によって装着感も良好。
ベゼルは傷に強く色褪せにくいセラミック製で、300m防水やねじ込み式リューズといったダイバーズとしての基本性能も抜かりありません。
ベルトは軽量でしなやかな質感のラバー素材で、ムーブメントは約41時間のパワーリザーブを備える自動巻きのCal.733-1を搭載。
定価は357,500円と良心的な価格設定ですが、さらに中古品であれば20万円台前半から入手できる点も見逃せないところです。
印象的なグリーンの色味と確かな機能性が融合した本機は、プライベート専用のサブ機としてもぴったりの1本です。
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型番:BR03A-D-WH-ST/SRB
素材:ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 42mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
スクエアケースの力強いフォルムに清潔感あふれるホワイトダイヤルを組み合わせた、ベル&ロスのBR03 ダイバー ホワイト。
ブラックで縁取られた太めの針とインデックスがホワイトの文字盤に美しく映え、高い視認性と精悍な印象を両立しています。
直径42mmのステンレススチール製ケースは、スクエアならではの存在感を放ちながらも、13mmと比較的厚みを抑えた設計により装着感は良好。
300m防水や耐久性のあるラバーベルト、耐傷性が高いセラミックインサートを備えるなど、プライベートはもちろんスキューバダイビングでも大活躍間違いなしのハイスペックが魅力です。
ムーブメントは、約54時間のパワーリザーブを備える自動巻きのCal.BR-CAL.302-1.を搭載。
定価671,000円は現在のスイス製機械式時計の相場を考えれば至って良心的であり、そのアイコニックなデザインと充実のスペックからしても納得の価格といえるでしょう。
さらに中古品の場合、40万円台で付属品完備の良個体を見つけることも難しくありません。
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型番:210.30.42.20.03.001
素材:ステンレススティール / SS
ケースサイズ:直径 42mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
こちらは、プロフェッショナルダイバーズとしての性能とラグジュアリースポーツとしての洗練を兼ね備えたシーマスター300Mの定番モデル。
ブルーのセラミック製ダイヤルには、レーザーエングレービングによる波模様が施されており、光の当たり具合によってさまざまな表情を見せてくれます。
42mm×13.6mmのケースは、申し分ない存在感と使いやすさも感じられる絶妙なサイズ感。
300mの防水性やヘリウムエスケープバルブを搭載するなど、本格的なツールウォッチとしてダイビングやマリンスポーツでも安心して使用できます。
ブルーのベゼルにもセラミック素材が使用されており、その艶やかな質感と優れた耐傷性が所有する喜びと安心感をもたらしてくれます。
搭載するムーブメントはMETAS認定を受けた自社製の自動巻きキャリバー(Cal.8800)で、優れた精度と耐磁性、約55時間のパワーリザーブを備える点が特徴です。
定価は913,000円と決して安価ではありませんが、その完成度とオメガのネームバリューからすれば、破格といっても過言ではありません。
中古市場では60万円台から入手できることもあり、機能、スタイル、信頼性の全てを備えたコスパ最強の実用機として外せない選択肢の1つです。
波の衝撃や強烈な日差しといった過酷な環境下では、ダイバーズウォッチにも見た目以上の性能と信頼できるスペックが求められます。
瞬時に視認できるコントラストの効いたダイヤルや、濡れた手でも操作しやすいグリップ感のある回転ベゼルなど、実用性を支える装備は欠かせません。
防水性能が1000mクラスであれば安心感はさらに高まりますが、装着感を損なわない厚みや重量とのバランスも重要な判断基準です。
こうした信頼性と快適性を兼ね備えた1本こそが、本当に頼れる高機能ダイバーズといえるでしょう。
型番:H77805335
素材:チタン/TI
ケースサイズ:直径 46.0mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
1000mの防水性を誇る超ハイスペックダイバーズウォッチでありながら、手の届きやすい価格に収まっているハミルトンのカーキネイビー オープンウォーター。
かつて米海軍の特殊潜水部隊に供給されたモデル(通称フロッグマン)をルーツに持つ本機は、過酷な任務に耐えうる設計思想を現代に受け継いでいます。
最大の特徴は、ねじ込み式リューズを保護する堅牢なリューズカバー。
これはリューズを衝撃から守り、防水性をさらに高める目的で備えられた軍用由来の仕様ですが、現代のマリンスポーツにおいても信頼できる安全装備として大きな価値を発揮します。
46mm×15.95mmの大ぶりなチタン製ケースは、ラバーストラップを組み合わせることでより軽やかな着け心地を実現しています。
ムーブメントは、約80時間のロングパワーリザーブを誇る自動巻きのCal.H-10を搭載。
これだけのハイスペックとストーリーを備えていながら、定価は205,700円と圧巻のコストパフォーマンスを見せつけています。
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型番:80120-3NM-BRD
素材:ステンレススティール/SS
ケースサイズ:直径 44.0mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
スイスの実力派ブランド「エドックス」が手がけるスカイダイバー ネプチュニアンは、1000m防水を備えながらも定価286,000円というロープライスを実現したマリンスポーツにもってこいの超本格ダイバーズです。
風防には、厚さ3mmのサファイアクリスタルを採用。
表面は歪みのないフラットな仕上がりで、クリアな視認性と優れた耐衝撃性を両立しています。
さらに、一般的なステンレスに比べ約3倍の硬度を持つハイテクセラミックでできたブラックベゼルは、優れた耐傷性と発色の美しさが魅力。
レッドグラデーションダイヤルとの相性も抜群で、印象的なコントラストを生み出しています。
9時位置には、飽和潜水に対応するヘリウムエスケープバルブを装備。
インデックスと針には暗所でも高い視認性を発揮するスーパールミノバX1が塗布されており、これは標準的なルミノバに比べて2時間後の発光量が60%も多いのが特徴です。
44mm×15.6mmの大型ケースと屈強なつくりの3連ブレスレットが、力強くタフな印象を際立たせています。
ムーブメントは、約38時間のパワーリザーブを備える自動巻きのCal..EDOX80を搭載。
モデル名のネプチュニアンは、ローマ神話における海の神(ネプチューン)に由来し、ケースバックにはその象徴が力強く刻まれています。
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「スカイダイバー ネプチュニアン 1000 80120-3NM-BRD」一覧を見る
型番:1010
素材:Uボートスチール
ケースサイズ:直径 44.0mm (リューズ含まず)
駆動方式:自動巻き / Self-Winding
ジンのUシリーズは、ドイツ最新鋭の潜水艦に採用される特殊素材(Uボート・スチール)をケースに使用。
優れた海水耐性と反磁気性を備え、さらに同社独自のテギメント加工によって、セラミックをも上回る1500ビッカースの表面硬度を実現しています。
ミニマルなデザインと赤のアクセントが目を引くこのモデルは、12,000mもの耐圧テストをクリアした堅牢なケース構造を持ち、ムーブメントを組み込んだ状態でも1000mの防水性を誇る、プロフェッショナルダイバーズウォッチです。
逆回転防止ベゼルは、衝撃で外れる心配のない特殊結合方式で固定されているのが特徴。
厚みのあるラバーベルトと無骨な見た目のバックルが、装着した瞬間に信頼のおける道具であることを実感させてくれます。
ムーブメントは、約38時間のパワーリザーブを備える自動巻きのCal.SW200-1を搭載。
2005年の発売から今なお現行品として展開される本機の定価は605,000円ですが、中古品でかつ年式にこだわらなければ20万円台で入手することもできます。
プロユースに応える高性能とロングセラーに裏付けされた普遍的なデザインを持つだけに、過酷な海でも信頼できる1本として末永く愛用できるでしょう。
本格的なダイバーズウォッチは高価なイメージがありますが、1万円台でも頼れるモデルは存在します。
その代表格として知られるのがカシオのMDV-106やMDV-107シリーズで、これらは200m防水やねじロック式リューズ、スクリューバック式裏蓋と、ダイバーズに必要な要素を揃えていながら実勢価格は1万円前後と驚くほどリーズナブルです。
クォーツならではの高精度と扱いやすさ、そしてクラシカルで飽きのこないデザインが多くの人に支持されており、とりわけ裏蓋にカジキマグロの刻印が施されるMDV-106は「カジキダイバー」の愛称で親しまれています。
この価格帯でこれほど完成されたモデルは貴重ですが、もう少し予算を上げて3万円台まで視野に入れると選択肢はグッと広がります。
例えば、シチズンのプロマスターやオリエントのマコなど、ISO規格をクリアしたモデルや機械式のエントリークラスを手に入れることも可能です。
手頃な価格で楽しめ、確かな信頼性と満足感も得られるこのプライスゾーンは、ダイバーズウォッチに触れる入り口としては、まさにうってつけといえるでしょう。
手頃な価格帯で、なおかつ高性能のダイバーズウォッチといえば、国産ブランドにもその選択肢は多くあります。
この項目では技術力や信頼性、デザインのバランスに優れた日本が誇る以下の4ブランドに注目。
それぞれの強みと、高コスパのおすすめモデルをご紹介します。
画像引用:セイコー公式サイト
コストパフォーマンスと信頼性の高さという観点からすると、おそらくセイコーを超える選択肢は他にないでしょう。
中でもSBDC197は、往年の名機(ファーストダイバー)の意匠を継承しながら現代的なアップデートを加えることで、クラシカルな雰囲気と優れた機能性を見事に融合させたモデルです。
風防には、内面無反射コーティングを施したカーブサファイアクリスタルを採用。
ヴィンテージライクな佇まいを保ちながら、視認性の高さと傷への強さを兼ね備えています。
また、バックルにはワンプッシュダイバーエクステンダー方式を採用することで、ダイビングスーツの上からでもスムーズな着脱を可能にしています。
300mの空気潜水用防水や、約72時間のパワーリザーブを誇る自社製自動巻きムーブメント(Cal.6R55)を備えるところも、特筆すべきポイントです。
176,000円という定価は、その完成度とスペックを踏まえれば非常に良心的といえるでしょう。
長く使える本格派ダイバーズを探している人にも、自信を持っておすすめできる1本です。
画像引用:カシオ公式サイト
耐衝撃構造を極めたG-SHOCKの中でも、プロ仕様のダイバーズウォッチとして独自の地位を築いているのがFROGMANシリーズです。
その中核を担うGWF-1000-1 JFは、ISO規格に準拠した200m潜水用防水を備える、まさに本格派の1本。
スクリューバック式のステンレススチールケースにはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)処理が施され、耐摩耗性に優れるだけでなく、ブラック一色の外観に重厚な存在感を与えています。
片側に大きく張り出した非対称ケースは、水中での操作性を追求したFROGMANならではの象徴的なデザインです。
ソーラー充電に対応し、電波受信やワールドタイム、タイドグラフやログデータメモリーなど、多彩な機能を搭載しながら操作は直感的で扱いやすいのもうれしいところです。
定価は88,000円ながら、プロユースにも応える性能と信頼性を備え、唯一無二のG-SHOCKダイバーズとして長く愛され続けています。
画像引用:シチズン公式サイト
シチズンが誇る光発電技術(エコ・ドライブ)は、日光や室内光を動力源とし、定期的な電池交換を不要にした優れたテクノロジーです。
中でも、プロマスター エコ・ドライブ ダイバー200m BN0156-05Eは価格と性能のバランスに優れ、多くのユーザーに支持されているモデルです。
ISO 6425に対応した200m潜水用防水を備え、太い針とインデックス、大型で操作しやすい逆回転防止ベゼルなど、視認性と操作性に優れた設計も光ります。
また、フル充電時には約6か月間駆動し、使わない間に時計が止まりにくいのも大きな利点です。
定価は47,300円と、信頼できるダイバーズとしては非常に手の届きやすい水準。
本格的なスペックを備えながらも扱いやすく、普段使い用のモデルを求める人には理想的な1本といえるでしょう。
画像引用:オリエント公式サイト
セイコーやシチズンの陰に隠れがちですが、オリエントも国産ダイバーズウォッチの分野で確かな実力を誇るブランドの1つ。
中でもマコは、自社製ムーブメントを搭載しながら優れたコストパフォーマンスを実現することで根強い人気を誇るロングセラーシリーズです。
その1つであるRN-AA0914Eは、200mの防水性と自社製自動巻きムーブメント(Cal.F6922)を搭載した機械式ダイバーズ。
約40時間のパワーリザーブに加え、秒針停止装置や手巻き機能も備えることで、ゼンマイを巻く手応えやスムーズな針の動きなど、機械式ならではの魅力を堪能できます。
43.6mm×12.9mmのケースは腕元で抜群の存在感を放ち、深みのあるグリーンダイヤルと重厚感のあるブレスレットが、休日のカジュアルスタイルに力強いアクセントを添えてくれます。
派手な装飾やプロモーションとは無縁ながら、堅実な設計と高い信頼性を備えるオリエントのダイバーズは、まさに知る人ぞ知る実力派といったところ。
初めての機械式モデルとしても、安心して選べる1本です。
ダイバーズウォッチの魅力に引き込まれながらも、以下のことが気になって購入をためらっている人もいるのではないでしょうか。
この項目では、そんなダイバーズウォッチに関するよくある質問や注意点について、1つずつ丁寧に解説していきます。
機能性に優れるダイバーズウォッチにも、全ての人にとって万能とはいえない一面があります。
例えば、極端に大きく分厚いケースはビジネスシーンにふさわしくなく、シャツの袖口に干渉することも。
また、機械式モデルを選んだ場合は、数年に一度のオーバーホールなど、維持にコストと手間がかかります。
好みや使い方によっては、その堅牢さが扱いづらさにつながるケースもあるため、自分のライフスタイルとの相性を見極めることが肝心です。
葬儀や法要といった弔事の場では、そもそも腕時計の着用自体を控えるのが無難という考え方もあります。
特にダイバーズウォッチのような大ぶりでスポーティなデザインは、華美な印象を与えがちで、フォーマルな装いとは不釣り合いです。
どうしても着ける必要がある場合は、ブラックやグレーのシンプルな文字盤に黒革ベルトといったような、目立ちにくい仕様を選択するようにしましょう。
場の空気を乱さないよう、あくまで控えめな装いを心がけることが大人のマナーとして大切なことです。
ダイバーズウォッチは日常使いにも適していますが、だからといって過信は禁物です。
特に注意したいのはリューズの締め忘れで、ねじ込み式リューズが緩んだまま水に触れると、たとえ200m防水でも内部に水が侵入する恐れがあります。
また、長期間の使用によってパッキンが劣化すれば、防水性も低下していきます。
年に一度は防水チェックを受け、3年〜5年に一度はオーバーホールを検討するのが理想です。
さらに、磁気帯びや強い衝撃による精度の狂いにも注意を払いながら正しいメンテナンスを続けることが、ダイバーズウォッチを長く愛用するための鍵になります。
ダイバーズウォッチには、低価格でもデザイン性に優れるものや200mの防水性を謳う本格的なモデルもあります。
とはいえ、価格の安さだけで選んでしまうと、精度や質感に物足りなさを感じ、結局使わなくなってしまうことも考えられます。
本記事では「価格以上の価値」という視点から、選び方のポイントやシーン別のおすすめモデルを詳しく解説しました。
ぜひ本記事を手がかりに、ご自身の好みやライフスタイルに合った「コスパ最強」の1本を見つけてみてください。
真に価値のあるダイバーズウォッチは、きっと日々の暮らしに確かな満足感と安心感をもたらしてくれるはずです。
当記事の監修者
遠藤 有隆(えんどう ゆうこう)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC 上級ウォッチコーディネーター取得
営業企画部 マーケティング課
好きなブランド IWC・ジャガールクルト・ランゲ&ゾーネなど
1984年生まれ、神奈川県出身。時計業界は2017年より。
デザイン系の短期大学を卒業後、23歳で大手セレクトショップに入社。約10年間、レディースの服飾雑貨の責任者として店頭接客、MDやVMD業務に従事してきました。
10年目を迎え、更なる成長を求めて高級時計店への転職を決意し、2017年にGINZA RASINに入社。店頭接客を7年経験した後、現在の営業企画部 マーケティング課へ異動。
人と話すことが好きで、スーパーポジティブな私は現在、愛用のIWCメカニカルフリーガークロノとスモールギーゼを共にしながら、店舗での経験を活かしつつ、多角的な視点で記事の監修を行っています。