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WEBマガジン, オメガ, 田中拓郎, 腕時計選びのためのお勧め記事

オメガの年齢別購入数を調査してみました~メンズ編~

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オメガ シーマスター300

長い歴史の中で、数々の名作を世に送り出してきたオメガ。

スピードマスターにシーマスター、コンステレーションといった代表作の素晴らしさは言わずもがな。実用性を下支えする技術においても傑出しており、時計業界のリーディングカンパニーと言って良いでしょう。

 

この実力ゆえか、オメガの人気もまた業界屈指。

さらに、オメガユーザーの年齢層は非常に幅広く、当店GINZA RASINでも実に様々な年代のお客様よりご購入頂いております。

一方で、オメガは豊かなコレクション展開でも知られています。例えばひとくちにスピードマスターと言っても、モデルやデザイン、素材にカラーなど多彩。「定番の人気商品」はあるものの、これは年齢層によってどのような違いがあるのでしょうか。

 

そこでこの記事では、東京 銀座の高級時計専門店GINZA RASINの2021年~2022年8月までのオメガの売上データをもとに、年齢層別に売れているモデルを調査してみました!なお、この売上データは「本数」をベースとしております。

それぞれの年齢層ごとに、ランキング形式で人気モデルを5位まで掲載しております。

 

多彩なオメガウォッチの中で、各世代が選んでいる一本とは?

 

20代の男性が購入しているオメガ

初めての高級腕時計としても最適なオメガ。

冒頭でも述べた通り、オメガはデザイン性にも実用性にもきわめて優れたブランドとなります。そのため毎日の仕事で使うもよし。休日のカジュアルスタイルで使うもよし。様々なシーンで安心して使用できる、死角のない高級腕時計と言えますね。

なお、近年では時計市場が全体的に相場高騰しておりますが、オメガは高級腕時計ブランドの中ではコストパフォーマンスが高いのも、20代男性にとって良い選択肢になっているのでしょう。

そんな20代男性から売れているオメガとは?

 

第5位 シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

オメガ シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8900
防水性:150m
定価:792,000円

20代から売れているオメガ、最初にご紹介する第5位はシーマスター アクアテラのブラック文字盤です!

高い視認性や堅牢性を有しながらも、エレガンスが融合したアクアテラ。20代にとってももちろん最高の一本ですが、今後30代・40代・50代・・・年齢を重ねていっても腕元を飾るパートナーにうってつけですね(事実、後述する30代以降の人気オメガでもしばしばアクアテラが登場します)。

 

シーマスターは、オメガを代表するダイバーズウォッチといったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

確かに1957年にスピードマスター,レイルマスターとともに打ち出されたオメガ初の本格ダイバーズウォッチ「シーマスター300」は、今なお同社を代表する傑作です。

しかしながらシーマスターとは、1948年にオメガから誕生した防水時計でした。特にダイバーズウォッチというくくりはなく、むしろその後、多彩なバリエーション展開を行っていくこととなります。

現行シーマスターもまた、コレクション内で屈指のバリエーションを誇ります。

そしてアクアテラは、2002年にこのバリエーションに加わりました。1981年から製造されていたシーマスター120Mの後継機となります。

オメガ シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

150mという防水性、ベーシックな3針が映えるチークコンセプト、鏡面仕上げとサテン仕上げによってメリハリの出たケース・ブレスレット・・・スーツスタイルにとてもよくマッチする正統派ウォッチでありながらも、アクアテラ伝統のアロー針が独創性をも生み出します。

※チークコンセプト・・・文字盤に施された横ストライプモチーフ。2017年より前は縦ストライプがラインナップされていました。

 

なお、シーマスター アクアテラは2008年、次いで2017年にモデルチェンジを行っており、現行モデルのムーブメントはマスタークロノメーター キャリバー8900であることがミソ。

マスタークロノメーターは、スイス連邦計量・認定局(METAS)とオメガが共同開発したテストの、認定を受けたウォッチに与えられる称号です。

クロノメーター認定を受けたムーブメントを対象に8つの厳格なテストを突破することが求められますが、とりわけ耳目を集めているのが15,000ガウスもの高磁場下の、耐磁性能です。

オメガ シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

時計にとって、磁気は大敵です。金属パーツが磁化してしまい、正常な動作を妨げてしまうためです。

近年では各社で磁気帯び対策が採られていますが、オメガの15,000ガウスもの磁場を想定した耐磁性能というのは、大変稀有なことです。JIS(日本産業規格)で定められている耐磁時計の耐磁レベルを見てみると、第1種耐磁時計が4800A/mに、第2種耐磁時計が16000A/mに耐えられる水準となっており、15,000ガウスは1,200,000A/m!日常生活には十二分すぎる耐磁性能であることがわかりますね。

 

初めて高級腕時計を購入する方も多いであろう20代にとって、高い防水性や耐磁性といった実用面が配慮されたシーマスター アクアテラは、自信を持ってお勧めしたい一本です。

 

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第4位 シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.01.001

シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.01.001

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8800
防水性:300m
定価:748,000円

20代に人気のオメガ、第4位は同じくシーマスターから、ダイバー300Mです!

 

前述の通り、非常に豊かなバリエーション展開を行っているオメガ。中でもダイバー300Mは文字盤カラーや素材によるバリエーションが豊富です。

また、ダイバー300Mはオメガ全体を通しても非常に人気が高く、こういった「人気ランキング」を集計すると、まず間違いなくTOP10に数本入っているという売れ筋商品でもあります。バリエーション展開が豊富ゆえ、人気が分散しやすい傾向にあるのですが、それでも様々なファッションと合わせやすいブラック文字盤は常に売れ筋の上位にランクインします。

 

そんなシーマスター ダイバー300Mは、1993年に登場しました。なお、2018年にモデルチェンジしております。

耐傷性や耐蝕性に優れたセラミック製の逆回転防止ベゼルに、同じくセラミック製によって独特の光沢を放つ文字盤は視認性が高く、また針・インデックスにはたっぷりの夜光が塗布されており、本格的なダイバーズウォッチであることが外観からもわかりますね。

サテン仕上げが基調となったケース・ブレスレットは、精悍ながら落ち着いた雰囲気を醸し出します。

シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.01.001

一方でベゼルのスケールのホワイトエナメルやダイアルにレーザー加工によってエングレービングされた波模様、肉抜きされた針、円錐型のヘリウムエスケープバルブがとても独創的で、かつオメガらしい高級機に仕上がっていることも見て取れます。

300m防水ながらケース・ブレスレットは厚すぎず。随所に施された鏡面仕上げやエレガンスなフォルムが相まって、海辺のみならず、タウンユースやビジネスシーンにもマッチする佇まいです。

 

搭載するムーブメントは、当然ながらマスタークロノメーター認定となったCal.8800。

ちなみに前項でご紹介した現行シーマスター アクアテラにも言えることですが、裏蓋側がシースルーになっているので、この機械を鑑賞できるのもオーナーならではの楽しみ方がありますね。

シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.01.001

さらに付け加えると、マスタークロノメーターのみならず、シーマスター アクアテラやダイバー300Mの現行機に搭載されているコーアクシャル・エスケープメントもオメガを語るうえでは重要なトピックです。

これはオメガが採用している脱進機(エスケープメント)で、簡単に言うとパーツ摩耗が低減されることで、オーバーホールのスパンを従来品よりもほぼ2倍程度の長さにするといった優れもの。近年では油やパーツの改良によって以前よりも多くのブランドでオーバーホールスパンは長くなりつつあると思われますが、1999年という早い段階からこのコーアクシャル機構を採用したオメガの先見性には恐れ入りますね。

シーマスター ダイバー300Mは「かっこいい高級ダイバーズウォッチ」ですが、オメガが長い歴史の中で培った技術の結晶を感じられる名機でもあり、人気も頷ける逸品です。

 

なお、グレー文字盤のシーマスター ダイバー300Mは8位でしたので、併せて掲載いたします。

シーマスターダイバー300M 210.30.42.20.06.001

シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.06.001

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:グレー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8800
防水性:300m
定価:748,000円

シーマスター ダイバー300Mは文字盤カラーも豊富ですので、前述の通り、お好きな一本を楽しめる魅力があります。

 

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第3位 シーマスター アクアテラ 220.12.41.21.03.001

シーマスター アクアテラ 220.12.41.21.03.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8900
防水性:150m
定価:704,000円

20代に人気のオメガ、第3位も第5位と同じくシーマスター アクアテラですが、こちらはブルー文字盤にブルーのラバーストラップが洗練された一本です!
サンレイ仕上げによって光沢を放つチークコンセプト・ダイアルに淡いライトブルーが差し色になっており、大変デザイン性の高い逸品です。

ラバーストラップも白ステッチとファブリック風の柄が施されているため、スポーティーに寄りすぎないのが20代男性のチョイスとして嬉しいところですね。

シーマスター アクアテラ 220.12.41.21.03.001

搭載するムーブメントはマスタークロノメーター認定Cal.8900です。

同じくシースルーバックから機械を鑑賞できますので、ぜひ機械式時計の醍醐味をシーマスター アクアテラで味わって頂きたいと思います!

 

第2位 シーマスター ダイバー300M 210.32.42.20.01.001

シーマスター ダイバー300M 210.32.42.20.01.001

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8800
防水性:300m
定価:693,000円

第2位は、シーマスター ダイバー300Mのブラック文字盤です!

やはりシーマスター人気は手堅いですね。中古であれば40万円台で購入できる個体が少なくないことも、一つの背景でしょう。

こちらのRef.210.32.42.20.01.001は、様々なファッショのに合わせやすいブラック文字盤にドットインデックスや針のホワイトがコントラストとなって、視認性はもちろん、デザイン性の高さも随一ですね。

近年では様々な文字盤カラーが流行っており、オメガでもグリーンやレッド、パープルなどといった素晴らしい色合いがラインナップに加わっていますが、やはり定番のブラック人気は強いものです。

かっこいいオメガが欲しいけど、スーツやジャケットスタイルにも合わせたい。そんな方々は、ぜひブラック文字盤のシーマスター ダイバー300Mを候補に入れてみてください!

 

第1位 シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.03.001

シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.03.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8900
防水性:150m
定価:726,000円

20代から人気のオメガ、第1位はシーマスター アクアテラのブルー文字盤です!

前述の通り、腕時計の文字盤には「定番」と言って良い色があります。もちろん好みは人それぞれですが、やはり定番と言えば、ブラックやホワイトがまず挙がるのでしょう。

しかしながら近年、ブルーもまた定番の一つ。とはいえ「ブルー」とひとくちに言っても、シーマスター ダイバー300Mのようにセラミック由来の光沢あるブルー、逆にあえてつや消ししたものや淡いブルー等、様々。こちらのシーマスター アクアテラでは、少し濃いブルーにサンレイ仕上げを施すことで、光の加減によって様々に美しい表情を生み出す風合いに仕上げられました。ロゴや秒針の水色が、とても良いアクセントになっております。

 

なお、今回20代の人気ランキングTOP5には入りませんでしたが、Ref.220.10.41.21.03.004やRef.220.10.41.21.03.002のブルーバージョンも人気です。

シーマスター アクアテラ

 

また、シーマスター アクアテラはケースサイズ38mmモデルも人気ですが、今回20代の人気ランキング上位となったのは、41mmモデルでした。

上品なブルーを湛えつつ、袖口からの存在感も抜群のシーマスター アクアテラ。腕元に身に付ければ、いっそう20代の人生が華やかになってくれることでしょう。

 

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30代の男性が購入しているオメガ

20代と比べて、オメガの購入者数がぐんと増加する30代。この中には初めて高級腕時計を購入になる方はもちろん、20代からのファンだった方も少なくないでしょう。

30代のオメガ購入者の購入傾向を見ていると、やはり定番の人気モデルに集中しているのですが、一方で「オリンピック」「映画007」などのリミテッドエディションへの買いも見受けられました(TOP5に限定モデルはランクインしていませんでしたが)。

仕事にプライベートに、オシャレの幅が出てくる30代男性が購入しているオメガとは?

 

第5位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.006

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.006

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.1863
防水性:50m
定価:715,000円(生産終了)

30代に人気のオメガ、第5位はみんな大好きスピードマスター プロフェッショナルでした!オメガのみならず、歴史的クロノグラフを代表する一大コレクションですね。

ちなみにこういったランキングを行うと、こちらのRef.311.30.42.30.01.006(またはRef.311.30.42.30.01.005)は必ずと言って良いほど1位か2位にランクインするものでした。しかしながら2021年のモデルチェンジによって新型スピードマスター プロフェッショナルがリリースされており(詳細は後述)、この新型機もじょじょに入荷してきたことから、最近では人気が分散されているのだと思われます。

とは言え新旧ともに銘クロノグラフの顔立ちは共通しており、生産終了するもののまだ流通量豊富なRef.311.30.42.30.01.006も変わらぬ人気を誇ることは間違いありません。

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.006

そんなスピードマスター プロフェッショナルは、前項でもご紹介したシーマスター300と同年にあたる1957年にオメガから誕生したコレクションです。当時はシーマスターの派生モデルの立ち位置であり、その名前からもレーシング・クロノグラフであったことが伺えます。事実、発売当初はレーシングカーとともに広告が打たれるなどしていたようです。

レーシングクロノグラフは、スポーツカーやレーシングカーの振動にも耐えうる耐衝撃性能が求められるものです。その点初代スピードマスターは既に耐衝撃性能や耐磁性能を備えており、きわめて高い評価を獲得していました。

その後、1962年にウォーリー・シラー氏の有人宇宙飛行に、1965年にはNASAの公式装備品に、そして1969年のアポロ11号の月面着陸にスピードマスターが装備されたことから、「ムーンウォッチ」としての地位を確立。

今なお伝説的クロノグラフとして、オメガの中でも絶大な人気を誇っている一大コレクションなのです。

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.006

 

スピードマスター プロフェッショナルは何度かのモデルチェンジを経ていますが、こちらのRef.311.30.42.30.01.006は第七世代に当たります。ちなみに同世代のRef.311.30.42.30.01.005は30代からの人気第7位でしたが、大きな違いは前者がサファイアクリスタルガラスにシースルーバックを採用していること。

後者は強化プラスティック風防にソリッドバックを採用していることにあります(シースルーバックに伴い、美観が配慮されたCal.1863が前者には搭載)。

 

初めて有人宇宙飛行に携行された第二世代のモデルより踏襲するブラックのアルミ製タキメーターベゼル、第四世代で確立された左右非対称のケース、NASA公式装備品であることを誇る「PROFESSIONAL」のロゴなどが、いかにも銘クロノグラフ。

サテン仕上げを基調に、サイドやエッジを鏡面仕上げとしたケース・ブレスレットは精悍さとエレガンスが融合します。

 

ちなみにムーブメントもまた伝説的であることをご存知の方も多いでしょう。

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.006

初代スピードマスターはコンパクトな手巻きクロノグラフCal.321を搭載させたことでも有名ですが、このムーブメントは当時レマニア社に属していた高名な時計師アルバート・ピゲ氏が1942年に製造したCal.27CHRO C12がベースとなります。そしてスピードマスター プロフェッショナルに搭載されてきた手巻きクロノグラフはCal.1863(およびCal.1863)に至るまで、このCal.27CHRO C12から基本設計が大きく変わっておらず、すなわち80年の技術遺産が受け継がれた傑作機が搭載されてきた、ということです。

「宇宙」というロマンも素晴らしいですが、この名機にまつわるロマンもなかなか時計好きの心をくすぐるのではないでしょうか。

 

なお、第六世代よりスピードマスター プロフェッショナルには特別なボックスやメダリオンが付属することとなったので、こういった特別感も堪りませんね。

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.006

 

生産終了したとは言えRef.311.30.42.30.01.006は豊富に出回っており、中古価格も67万円台~。30代の節目に記念の一本が欲しい。どんなシーンでも使える一本が欲しい。そんな方は、ぜひ一度スピードマスター プロフェッショナルをご試着してみてはいかがでしょうか。

 

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第4位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 310.30.42.50.01.001

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスタークロノメーター クロノグラフ 310.30.42.50.01.001

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.3861
防水性:50m
定価:880,000円

30代に人気のオメガ、第4位は新型スピードマスター プロフェッショナル Ref.310.30.42.50.01.001でした!

 

第5位でもご紹介したように、ムーンウォッチとして人類の宇宙への偉大な挑戦を思わせるスピードマスター プロフェッショナル。

2021年のモデルチェンジによって、新たなるムーブメントCal.3861(シースルーバックモデルも同一)が搭載された最新世代がRef.310.30.42.50.01.001です。
この手巻きクロノグラフは、コーアクシャル・エスケープメントを搭載させ、さらにマスタークロノメーター認定機となったことが大きな特徴です。

キャリバー3861

出典:https://www.omegawatches.jp/

何度かご紹介しているように、コーアクシャル・エスケープメントはパーツ摩耗を低減した脱進機であり、マスタークロノメーターは15,000ガウスもの耐磁性などといった、厳格なテストを突破したウォッチへの称号です。オメガは近年、この二つを現行機に搭載させてきましたが、もっぱら自動巻きムーブメントが主体でした。

しかしながら2019年―アポロ11号の月面着陸から50周年の節目―、オメガは手巻きクロノグラフのコーアクシャル マスタークロノメーター認定のCal.3861をローンチ。2019年当時は特別モデルへの搭載に留まっていましたが、2年後の2021年にレギュラーモデルであるスピードマスター プロフェッショナルへも載せ替えが敢行されたこととなります。なお、パワーリザーブも約2時間延長された約50時間となりました。

 

そんな新型スピードマスター プロフェッショナルは、ディテールがブラッシュアップされつつ、往年のヴィンテージデザインを復刻していることも特筆すべき点です。

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスタークロノメーター クロノグラフ 310.30.42.50.01.001

例えば文字盤外周のミニッツトラックがムーブメントの振動数(21,600振動/時。1秒間に6振動、3ヘルツ)に合わせて従来の5メモリから3メモリへと変更。またブレスレットのコマは小さくなり、よりしなやかに。そしてバックルは小型化されてシームレスに。装着感の向上はもちろん、洗練された印象が引き立つデザインへと変更されました。

なお、新型スピードマスター プロフェッショナルはわずかながらケース厚が薄くなり、20gほど軽量化していることも快適な装着感を手伝います。

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスタークロノメーター クロノグラフ 310.30.42.50.01.001

一方でスピードマスター プロフェッショナルのデザインを確立したと言われる第四世代Ref.ST105.012からデザインを踏襲していることは従来に同じですが、オールドスピードマスターに散見されるドット・オーバー90やドット・ダイアゴナル・トゥ70も確認することができます。

クロノグラフ針の根本が第三世代・第四世代に見られる菱形となっていること。先端が大胆に曲げられていることも、ノスタルジックですね。

※ドット・オーバー90・・・タキメータースケール90のドット印字が、従来モデルは数字のすぐ横であったことに対し、新型モデルでは90の斜め上に打たれています

※ドット・ダイアゴナル・トゥ 70・・・タキメータースケール70のドット印字が、やはり一般モデルと異なり数字の斜め位置に打たれています。

※曲げ針・・・かつて、針とインデックスの距離を近づけて視認性を高めるために用いられていた手法です。職人が手作業でデザインを損ねないよう、絶妙な曲げを加えていました。近年では文字盤や針・インデックスの質が向上したため必ずしも実用性を伴いませんが、職人技を感じられる仕様として愛好家にはたまりません。

 

発売からまだ二年にも満たないですが、絶大な人気を誇るのはさすがスピードマスター プロフェッショナルか。

今後の出回りや当店での入荷状況によっては、1位、2位の人気にランクインすることでしょう、

 

ちなみにシースルーバックのRef.310.30.42.50.01.002は9位でした。ソリッドバックモデルは文字盤のオメガロゴがプリントですが、シースルーバックの方はアプライドに変更されています。

オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスタークロノメーター 310.30.42.50.01.002

 

ストラップタイプのRef.310.32.42.50.01.002は11位です。

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ 310.32.42.50.01.002

いずれも、今後の入荷次第では十分人気上位にランクインする逸品でしょう。

 

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第3位 シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.10.001

シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.10.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:グリーン
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8900
防水性:150m
定価:792,000円

30代に人気オメガ、第3位はシーマスター アクアテラ 41mmサイズのグリーン文字盤です!

現行シーマスターコレクションの中でも、エレガンスな装いのアクアテラ。ケースサイズは現代的ですが、ベーシックな3針に高級感ある外装フォルムは、長年の人気も頷けるところです。

やはり30代からもまた、アクアテラ人気は強かった!しかしながら30代では、意外にもグリーン文字盤が上位にきました。ちなみにブラック文字盤のRef.220.10.41.21.01.001は、第5位と僅差で6位に落ち着きました。

シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.10.001

少し濃いグリーンを下地にサンレイ仕上げが施された文字盤は、ラグジュアリーなチーク・コンセプト(横ストライプ模様)と非常によくマッチしていますね。

41mmというケースのサイズ感、扱いやすいステンレススティールといった素材も、精力的に働く30代男性にとって、良い選択肢となります。

シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスタークロノメーター 220.10.41.21.10.001

「20代に人気のオメガ」の項でもお伝えした通り、現行シーマスター アクアテラに搭載されるコーアクシャル×マスタークロノメーター認定の自動巻きムーブメントは実用性随一!

繰り返しになりますが、デジタルデバイスが身近に溢れる現代のビジネスマンにとって、きわめて高い耐磁性能を持った実用時計は必須アイテムと言って良いかもしれません。

シースルーバックから眺める機械がしっかりと仕上げ・装飾されているのも、さすが名門ブランドのオメガです。

 

第2位 シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.03.001

シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.03.001

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブルー
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8800
防水性:300m
定価:748,000円

30代から人気のオメガ、第3位はシーマスター ダイバー300Mのブルー文字盤です!

定番人気モデルは同一であるものの、やはり20代とは若干違うチョイスが目立ちます。とは言え、これまたオシャレなブルー文字盤に定番のステンレススティール製モデルとあって、幅広い層に人気があることは間違いありません。

 

その名の通り、300m防水のシーマスター ダイバー300M。逆回転防止ベゼルに視認性高い文字盤という本格派ダイバーズウォッチとしての機能を備えることはもちろん、フォルムやセラミック製文字盤・ベゼルによって高級感も共存する逸品となっております。

ブルー文字盤もまた、波模様がエングレービングされることで、アイコニックな顔立ちを強調させますね。

シーマスター ダイバー 300M コーアクシャル マスタークロノメーター 210.30.42.20.03.001

もちろんコーアクシャル×マスタークロノメーター機が搭載されておりますので、デイリーユースに使うもよし。オフの日のアクティブな活動で使うもよし。万能選手な高級ダイバーズウォッチとなっております。

 

第1位 シーマスター300 233.30.41.21.01.001

シーマスター300 233.30.41.21.01.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8400
防水性:300m
定価:748,000円(生産終了)

30代から人気のオメガ、第1位はシーマスター300でした!

スピードマスター プロフェッショナルも例年1位か2位の人気モデルですが、このスピードマスターとともに1・2位を争うのがこちらのシーマスター300です。

 

シーマスター300は2014年にリリースされました。

1957年に発表された初代本格ダイバーズウォッチ「シーマスター300」の復刻デザインが魅力の一本で、精悍なブラック文字盤にブラックベゼル、そして3・6・9・12のみアラビア数字が、それ以外はトライアングルのインデックスが配された顔立ちを有します。

オメガ シーマスター300

派手さはないものの、1950年代当時のヴィンテージらしい雰囲気やプロフェッショナル・ツール・ウォッチとしての精悍さを感じさせるシーマスター300。

実際、映画『007 スペクター』のスペシャルエディションや2017年に発売されたシーマスター60周年トリロジーモデルでも同様のデザインコードが踏襲されており、いかに完成された顔立ちであるかがわかります。

 

1950年代当時のキャタピラブレスを思わせるコマはセンターが大きく鏡面仕上げがなされており、スーツの袖口から放つ存在感は抜群です。

 

ちなみに、Ref.233.30.41.21.01.001に搭載されるムーブメントCal.8400はマスタークロノメーター認定機ではありませんが、コーアクシャル・エスケープメント及び15,000ガウスの耐磁性能を備えた実用機です。

2021年、スピードマスター プロフェッショナルとともにモデルチェンジしてマスタークロノメーター機へと載せ替えされましたが、こちらのモダンな雰囲気が好きという方は結構いらっしゃるでしょう。

 

Ref.233.30.41.21.01.001も生産終了したとは言え、製造期間が長かったこともあり、まだ比較的出回りは良いです。

中古であれば状態の良い個体でも50万円前後~で入手できます。

30代の忙しくも豊かな人生を彩るパートナーとして、最適な一本です。

 

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40代の男性が購入しているオメガ

持ち物にこだわりが確立し、着こなしや立ち居振る舞いにもその人らしさが出てくる40代。

オメガの購買傾向にも、20代・30代とはまた違ったものが見られます。

もちろん「定番」が強いことは変わりないのですが、ちらほらと少し年代の古いモデルがランクインしたり、「コンステレーション」や「デヴィル」といったドレッシーなモデルの購入が他世代よりも目立っていたのです(この辺りはレディースも多いため、プレゼントとしてご購入になっている方もいらっしゃるのでしょうが)。

 

そんな40代から人気を集めるオメガとは?

 

第5位 スピードマスター プロフェッショナル 第五世代 ST145.022等

スピードマスター プロフェッショナル 第五世代 ST145.022

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.861
防水性:50m
定価:-

40代だけ、唯一TOP5に入っていたスピードマスター プロフェッショナル第五世代!

この世代は1968年頃~1996年頃までと長期間に渡って製造されていたため、ヴィンテージオメガの中でも比較的出回りが豊富。そのため生産終了から30年近く経ってもなお、安定的な人気を誇るモデルとなっております。

 

第五世代スピードマスター プロフェッショナルの特徴は、Cal.861を搭載していることです。

「30代に人気のオメガ」でも言及しているように、スピードマスター プロフェッショナルの手巻きクロノグラフは、レマニア社の天才時計師アルバート・ピゲ氏が手掛けた、1940年代のCal.27 CHRO C12から系譜を受け継いできました。

その後オメガがCal.321として打ち出し、第四世代までこのムーブメントをスピードマスター プロフェッショナルに搭載させましたが、1968年よりCal.861へと載せ替え。振動数が従来品の18,000振動/時から21,600振動/時となり、また製造コストが比較的かかりやすいクロノグラフのコラムホイールがカム式(クロノグラフの制御方式のこと)へと変わるなどして、生産性の向上が図られました。

アンティーク スピードマスター

そんな第五世代のスピードマスター プロフェッショナルですが、長い製造期間の中でいくつかの仕様変更を経ております。この仕様変更はケースバックが最も顕著ですが(月面着陸によってムーンウォッチとなったことを強調するため、1970年頃からの製造個体にはTHE FIRST WATCH WORN ON THE MOONなどといった文言が刻まれることに)、その他でもブレスレットやインデックス等が挙げられます。

また、年代によってリファレンスが異なり、特に1988年からはST145~とは全く異なるRef.3590.50になりました。

 

スピードマスター プロフェッショナルは歴代モデルで基本デザインを大きく変えておらず、とりわけ第四世代以降のアイコニックな顔立ちは「これぞオメガ」といった顔立ちです。

一方で、第五世代モデルは随所に「ヴィンテージらしさ」が残っており、あまり人と被らないスピードマスター プロフェッショナルを入手できるといった利点もあります。

例えば、スピードマスター プロフェッショナルの第五世代には「下がりr」と呼ばれる仕様が存在します。これは、12時位置のspeedmasterロゴの、最後部スペル「r」の書体が下に伸びている個体のことです。

アンティークオメガ 下がりr

細かな違いですが、現行にはない仕様はヴィンテージの楽しみ方の一つですよね。

ちなみに「第五世代スピードマスター プロフェッショナルの、下がりr個体はこれから価格高騰する・・・!」と長年言っている業界人もおります。確かに近年、中古時計市場全体が値上がり傾向にあり、この下がりr個体もまたジワジワと高値が付けられつつあります。

スピードマスター プロフェッショナル 第五世代は確かにロングセラーなのですが、この時代はスイス機械式時計が長い不振を迎えていた時期とも被っており、個体がとても豊富!というわけではないことも背景にあるでしょう。

ぜひまだ状態の良い個体が比較的お値打ちで入手できるうちに、買っておきたいですね!

 

なお、同じ第五世代でも、初期モデルや限定モデルに関しては、稀少性も相まってプレミア価格となっております。

 

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第4位 シーマスター ダイバー300M 210.30.42.20.04.001

シーマスター コーアクシャル マスタークロノメーター 210.30.42.20.04.001

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ホワイト
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8800
防水性:300m
定価:748,000円

40代に人気のオメガ、第4位は爽やかなホワイト文字盤が美しいシーマスター ダイバー300Mです!

「30代に人気のオメガ」の項でも言及したように、定番モデルへの人気の集中は大きく変わらないものの、年代によってカラーの好みが分かれる傾向がある、というのは面白いですね。40代は落ち着いたカラーリングを好むかと思いきや、ホワイト文字盤が第4位にランクインしました(もっとも、ブラックやブルー、あるいはグレーなども上位に入っており、シーマスター人気を物語ります)。

シーマスター コーアクシャル マスタークロノメーター 210.30.42.20.04.001

300mという堅牢性、そしてマスタークロノメーター認定機としての高度な耐磁性。オメガらしい高精度・高性能を存分に味わえるシーマスター ダイバー300Mは、今後も世代を超えて愛され続けていくことでしょう。

 

第3位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 310.32.42.50.01.002

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ 310.32.42.50.01.002

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.3861
防水性:50m
定価:946,000円

40代に人気のオメガ、第3位は新型スピードマスター プロフェッショナルのストラップタイプモデルです!

 

スピードマスター プロフェッショナルは、ご存知オメガを代表するコレクションです。

第5位では第五世代となるモデルをご紹介しましたが、Ref.310.32.42.50.01.002は2021年に発表された最新世代!天才時計師アルバート・ピゲ氏の1940年代のDNAを受け継いだ手巻きクロノグラフCal.321の系譜から、コーアクシャル×マスタークロノメーター認定のCal.3861へと移行しました。

一方で「ドット・オーバー90」などといった、オールドスピードマスターを彷彿とさせる意匠を楽しめるのも、新型モデルの醍醐味ですね(詳細は「30代の男性に人気のオメガ」を参照)。

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル コーアクシャル マスタークロノメーター クロノグラフ 310.32.42.50.01.002

ブラッシュアップされたブレスレットタイプも素敵ですが、クラシカルなレザーストラップのスピードマスターはフォーマルなスタイルにもマッチするクロノグラフに昇華されます。

発売から間もなく2年が経過する新型スピードマスター プロフェッショナル。さらに入荷が増えていけば、多くの世代で1位・2位の人気を争うモデルとなっていくことは、想像に難くありません。

 

第2位 シーマスター300 233.30.41.21.01.001

シーマスター300 233.30.41.21.01.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8400
防水性:300m
定価:748,000円(生産終了)

40代に人気のオメガ、第2位はシーマスター300です!

30代に人気のオメガでも第1位となっており、実力のほどを感じさせますね。

 

前項でもご紹介したように、1957年に誕生したオメガの本格ダイバーズウォッチ「シーマスター300」。

この年はスピードマスター・レイルマスターもともにオメガ史に誕生しておりますが、当初はいずれも同じコレクションでした。そのため2017年には、この三部作が「トリロジー」として復刻されたことを、記憶に新しい方もいらっしゃるかもしれません。

1932年、「マリーン」として時計業界で角型防水時計に先鞭をつけたオメガですが、1957年のシーマスター300も独自の高耐圧リューズ(ギリシャ神話の水の妖精にちなんでナイアス式と呼ばれた)や高強度スティール製リングを用いるなどして、200m防水を実現しました。

 

そんなシーマスター300は、2014年に既にレギュラーモデルとして復刻されていました。

シーマスター 300 マスターコーアクシャル 233.30.41.21.01.001

ヴィンテージらしい風合いを備えつつも、オメガらしい高性能を有するRef.233.30.41.21.01.001。普遍的なデザインであるため、シーンや年齢を選ばないのが幅広い人気の秘訣の一つでしょう。

 

なお、シーマスター300も2021年にモデルチェンジし、マスタークロノメーター化が図られていますが、Ref.233.30.41.21.01.001も15,000ガウスの耐磁性能を実現していることは前述の通りです。

新型機はいっそう初代に近い趣となりましたが、モダン・ヴィンテージのRef.233.30.41.21.01.001も素晴らしいことに変わりはなく、好みが分かれそうなところです。

 

第1位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.005

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.1861
防水性:50m
定価:605,000円(生産終了)

30代に人気のオメガ、第1位はスピードマスター プロフェッショナル Ref.311.30.42.30.01.005です!

長らく基幹モデルを張ってきたRef.311.30.42.30.01.005。2021年のモデルチェンジによってカタログからは消えましたが、その人気は健在ということを見せつけてくれました(もちろん、よく出回っていたため入荷数が多かったというのも一因としてあります)。

ちなみにシースルーバックのRef.311.30.42.30.01.006も人気ですが、ソリッドバックの方がスピードマスターの歴史を感じられる仕様です。

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.005

中古であれば、50万円台後半程度~入手できるのも、嬉しいところです。

もっとも、生産終了から日が経つにつれて、状態の良い個体はどんどん少なくなっていくことが予想されます。近年では中古市場の広がりとともに、個体ごとの値付けも上昇傾向にあるため、欲しい方は早めに買っておくことをお勧めいたします!

 

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50代以上の男性が購入しているオメガ

若者にはない重厚さや貫禄を有してくる50代以上の男性陣。

既に一生のパートナーと考える腕時計をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

本稿のために売上データを集計した際は、当店でのオメガの購入者のメインは30代・40代だと考えておりました。

しかしながら、しっかりと年代やキャリアステージに合わせたラインナップを用意するオメガ。50代以上の男性の腕元によく似合うチョイスが購入傾向から垣間見えました(もちろん、プレゼントとしてご購入になる方もいらっしゃいますが)。

最後に、50代以上の男性から人気の高いオメガをご紹介して、本稿を締めくくります。

 

第5位 シーマスター300 233.30.41.21.01.001

シーマスター300 233.30.41.21.01.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8400
防水性:300m
定価:748,000円(生産終了)

50代以上の男性に人気のオメガ、第5位はシーマスター300 Ref.233.30.41.21.01.001でした!

30代では第1位、40代では第2位にランクインした当モデル。1950年代当時のデザインと趣を大切にしているだけあり、世代を超えて愛され続けていることがわかります。

 

前述の通り、シーマスター300は1957年に誕生したモデルを踏襲しつつ、モダンな要素も併せ持つ傑作コレクションです。2021年にモデルチェンジされ当該個体は生産終了になりましたが、ほとんどの世代で上位にランクインしました。

オメガ シーマスター300

シーマスター300のような「世代を超えた魅力」というのは、不変にして普遍の価値へと繋がります。オメガは古くから中古市場を確立しており(オメガだけでなく、ロレックスやカルティエ、IWCなどといった、人気ブランドの多くに言えることですが)、年式を経たモデルも活発に売買されています。

一般的に時計のような精密機器は、新しい個体ほど性能がよく、またデザインも洗練されていくものです。しかしながら、あえて生産終了モデルを好む好事家らによって、一大中古市場が牽引されてきました。これはオメガの製品が、経年に耐えうる性能やメンテナンス性を有することに加えて、時代を超えた魅力と価値があるからに他なりません

こちらのシーマスター300も、今後10年、20年、30年・・・あるいは100年経っても愛され続けていく名作と言えるでしょう。

 

第4位 シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

オメガ シーマスター アクアテラ 220.10.41.21.01.001

ケースサイズ:直径41mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8900
防水性:150m
定価:792,000円

50代以上の男性に人気のオメガ、第4位はエレガンスなアクアテラの、ブラック文字盤です!

 

1981年から製造されていたシーマスター120の後継機として、2002年に誕生したアクアテラ。

ベーシックなデザインながら、オメガ由来の高級感や洗練性を感じさせる、一大コレクションであることは言わずもがなです。

ちなみに50代に人気のオメガの傾向をさらに詳しく調べてみると、こちらのアクアテラは「ギフト」として選択する方も多いことがわかりました。そのため、ご自分用だけでなく、ご子息などへのプレゼントとしてお渡ししている方も多いのかもしれません。

プレゼントとしても、素晴らしいチョイスと言えますね。

 

なお、50代以上の男性に人気のオメガ上位10番以内に、38mmサイズのアクアテラもランクインしていたので、併せてご紹介いたします。

シーマスター アクアテラ 220.10.38.20.01.001

シーマスター アクアテラ 220.10.38.20.01.001

ケースサイズ:直径38mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.8800
防水性:150m
定価:792,000円

近年は小径ケースが流行っておりますが、40mm以下のサイズでスーツの袖口を彩るのもまた通でしょう。

こういった通好みのチョイスに、50代の渋みを感じます。

 

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第3位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.006

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.006

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.1863
防水性:50m
定価:715,000円(生産終了)

50代以上の男性に人気のあるオメガ、第3位はこれまた全世代に人気のある、スピードマスター プロフェッショナル Ref.311.30.42.30.01.006です!

何度かご紹介しているように、2014年~2021年まで製造されたスピードマスターの基幹モデル第七世代となります。

Ref.311.30.42.30.01.006は、往年の銘クロノグラフであるCal.1863をシースルーバックから鑑賞できることが大きな特徴の一つです。ちなみにシースルーバック仕様はもともとは特別モデルだけに留まっていましたが、2002年からレギュラー入りを果たしています。

スピードマスター プロフェッショナル 311.30.42.30.01.006

1940年代の名機をベースに、基本設計を大きく変えていないレマニア・ムーブメントには、ロマンを感じざるをえません。

手巻きであるため、自動巻きローターがない分、機械やクロノグラフの制御を楽しめるのもまた良しですね。

 

また、ガラスもサファイアクリスタル仕様となっており、プラ風防のスピードマスター プロフェッショナルとはまた違った趣を感じさせます。なお、こちらのRef.311.30.42.30.01.006のガラス中央には、オメガロゴの透かしマークが隠されています。

スピードマスター プロプロフェッショナルもまた、これから何十年後も家宝になりうる、傑出したオメガウォッチではないでしょうか。

 

第2位 スピードマスター レーシング

スピードマスター レーシング 326.30.40.50.01.002

ケースサイズ:直径40mm~
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック/ホワイト等
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3330等
防水性:50m
定価:-

50代以上の男性に人気のオメガ、第2位はスピードマスター レーシングです!

スピードマスター レーシングは派生モデルが多数あるのですが、上位で複数リファレンスがばらけていたため、まとめて「スピードマスター レーシング」として第2位にご紹介いたします。

 

スピードマスターは「プロフェッショナル」以外にも、多数のバリエーションが存在します。

その中でも「レーシング」は、その名の通りレーシーかつスポーティーなデザインを有するコレクションとなります。レッドやホワイト、グレーに差し色のイエローなどといった、レーシングカーを思わせるラインナップも魅力の一つですね。

自動巻きクロノグラフとなりますので、忙しい方にとっても使い勝手の良い一本となっております。

スピードマスター レーシング

現行はツーカウンタークロノグラフモデルが主流のようですが、ETAベースのCal.3330を搭載させたスリーカウンターモデルが個人的にはお勧めです!

ETAベースであるため価格が抑えられており、結果として30万円台~40万円台と、お求めやすい価格で売買されているためです。

中古市場の相場がどんどん上昇する中で、オメガクラスのクロノグラフを30万円台~40万円台とは、非常にお値打ちと言えますね。

流通量が豊富な今のうちに。買っておきたい一本です。

 

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第1位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005

スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.005

ケースサイズ:直径42mm
素材:ステンレススティール
文字盤:ブラック
駆動方式:手巻き
ムーブメント:Cal.1861
防水性:50m
定価:605,000円(生産終了)

50代以上の男性に人気のオメガ、堂々1位はスピードマスター プロフェッショナル Ref.311.30.42.30.01.005でした!

第3位でシースルーバックのRef.311.30.42.30.01.006をご紹介しましたが、こちらはソリッドバックです。また、硬化プラスティックにあたるヘサライトガラスを用いているのも、往年のスピードマスターを感じさせる仕様ですね。

2019年のアポロ11号月面着陸50周年を契機に、露出も増えてきたスピードマスターシリーズ。限定モデルなども大変魅力的ですが、やはり定番品は強いということを示唆しています。

オメガ スピードマスター

全てのスピードマスター プロフェッショナルに言えることですが、ケース直径42mmながら、肉厚すぎないケースや引き締まったベゼル、そしてブラック文字盤によって、どこまでもスタイリッシュ。

歴史あるクロノグラフは、年齢を重ねた歴史ある男の腕元でいっそう光ることを証明してくれていますね。

 

メンテナンス性にも優れますので、生涯のパートナーとしてはもちろん、後世に受け継がれていく名機と言えるでしょう。全世代からの人気も、納得の一大コレクションです。

 

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まとめ

当店GINZA RASINの売上データをもとに、年齢別の人気ランキングを作成いたしました!

定番モデルに人気が集中することは予想できましたが、年代ごとにカラーリングで違いがあること。また定番モデル以外にも、第五世代のスピードマスターやシーマスター アクアテラのグリーン文字盤などがランクインしていたことに驚かされました。

幅広い年齢層から愛され続けるオメガ。

新作を意欲的に発表しているブランドでもありますので、今後どんなラインナップを展開していくのか、目が離せませんね!

文:鶴岡

 

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この記事を監修してくれた時計博士

田中拓郎(たなか たくろう)

高級時計専門店GINZA RASIN 取締役 兼 経営企画管理本部長
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター

当サイトの管理者。GINZA RASINのWEB、システム系全般を担当。スイスジュネーブで行われる腕時計見本市の取材なども担当している。好きなブランドはブレゲ、ランゲ&ゾーネ。時計業界歴12年

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