loading
Now Loading...
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook
  • Instagram
  • weibo
  • WeChat

WEBマガジン, ブライトリング, ミドルクラスのモデル特集, 新美貴之, 腕時計選びのためのお勧め記事

人気のブライトリング十傑。腕時計愛好家に選ばれ続けるモデルとは

  • にほんブログ村

ブライトリングは腕時計初心者はもちろん、愛好家をも魅了し続けるブランドです。

「時計ではない。計器である」という同社の哲学の通り、航空機器をコックピットからそのまま持ち出したかのようなデザインや力強いフォルムは、男心を巧みにくすぐります。
加えて、優れた品質や性能。そして認知度の高さと、高級腕時計に求められる要素をオールコンプリートしていますね。

そんなブライトリングの中でも、腕時計愛好家に選ばれ続けるモデルとはいったいどれなのでしょうか。数あるモデルの中で、どれを買っておけば間違いないのでしょうか。

この記事では、当店GINZA RASINの売上ランキングを基に、時計好きから圧倒的支持を得るブライトリングのモデル10選をピックアップしてみました!
ナビタイマー?クロノマット?魅力的なブライトリングの数々をお楽しみください。

 

ブライトリング ナビタイマー

 

腕時計愛好家から選ばれ続けるブライトリングの魅力とは

人気のブライトリングのモデル十傑をご紹介する前に、なぜ同社が腕時計愛好家に選ばれるか、そしてどんな魅力があるのかをご紹介いたします。

 

魅力①デザインのインパクトがすごい

ブライトリングの腕時計にひとめぼれした、という話をよく聞きます。
それだけ、ブライトリングのデザインのインパクトは凄まじいものがあります。
まるで、飛行機のコックピットから航空機器をそのまま持ってきて時計に収めたかのような、空という過酷な環境下でも性能発揮することを誇示しているかのような・・・

それを象徴する一つがナビタイマーの航空用回転計算尺ではないでしょうか。

 

ブライトリング ナビタイマー

 

航空用計算尺(けいさんじゃく)とは、パイロットが飛行速度や燃費,上昇・下降距離などの計算を行うための器具です。いわゆるフライトコンピューターというもの。
もともとは第二次世界大戦下に、クロノマットに搭載され、それを進化させて「ナビタイマー」として1952年に登場した、という経緯があります。

もちろん一般人が航空用の計算尺を使う機会は少ないでしょう。
しかしながらこれを腕時計の文字盤の、インナー回転ベゼルに収めてしまうという発想、そして見事にブライトリングのボリューミーな外装と完璧にマッチしたことで、世界中で絶大な支持を得ることとなりました。
まさに「時計ではない。計器である」を地でいくようですね。

ちなみに『銀河鉄道999』の作者であり、腕時計愛好家としても知られる松本零士先生が最初に買ったモデルはブライトリングのナビタイマーだった、というエピソードをご存知の方も多いでしょう。

 

ブライトリング ナビタイマー

 

もちろんインパクトはこの計算尺に留まりません。
スーツの袖口で隠れていても、ブライトリングを身に着けている方ってすぐわかりませんか?

これは、上記のブランド理念を象徴するような力強いフォルムを有しているためです。

激しい気圧の変化に耐えうるデカくて厚みのあるフォルム、グローブを着けたままでも操作しやすいベゼルやリューズ、しっかりと腕に巻き付くブレスレット・・・とは言え決して無骨なだけに依りません。
ケースをわずかに湾曲させたり、ブレスレットのコマを多くすることでしなやかな動きを実現したりと、心地よい装着感をも考慮されているのです。

近年では、新ラインにも挑戦。これまでの男らしさ一辺倒のデザインから、すっきりとスタイリッシュなモデルを展開するなど、新境地を開拓しています。
もっともこれは、2017年から同社に就任した新CEOジョージ・カーン氏の手腕によるもので、賛否両論ありますが・・・新しい購入層を取り込んでいることは事実です。

 

関連記事

誰にでも分かる!?ナビタイマー・航空用回転計算尺の使い方

 

 

魅力②100%クロノメーター宣言など高い性能・品質

ブライトリング クロノマット

 

堅牢性があって、視認性が高くて、防水性もある。ブライトリング製品の性能・品質の高さは、見た目からして一目瞭然ですよね。
実際、パイロットなど過酷な環境下で働く職業人向けに開発されたモデルがほとんどなので、誕生した当初よりハイスペックさが売りとなってきました。

ブライトリングのシリーズは、先ほどご紹介したナビタイマー,イタリア空軍との協力のもと開発されたクロノマット,プロダイバー向けのダイビングウォッチ・スーパーオーシャン,機能性に特化した無骨で力強いアベンジャーなどが存在しますが、そのいずれもハイスペック&タフネス。

しかも、「誕生当初」というのが肝心で、ブライトリングは現行シリーズで早いものだと1950年代には既に完成していましたが、この時期から前述のハイスペックを誇っていたのです。
1950年代というのは、腕時計に防水性や堅牢性を備えることは一般的ではありませんでした。まだまだ技術が確立していなかったためです。
ロレックスやオメガなど、一部のブランドの特権のようなものであったと思います。

しかしながらブライトリングは、もともと軍用として時計を提供していた歴史を持つことから、ハイスペックモデルをラインナップしていました。

 

ブライトリング コルト

 

こういったハイスペックさがブライトリングのアイデンティティの一つですが、特筆すべきはもう一点。それは、「全ての製品をクロノメーター規格認定機にしている」というものです。

クロノメーター規格とは、スイス公認クロノメーター検定協会(COSC/:Controle Officiel Suisse des Chronometres)が規定するムーブメントの精度規格のこと。
この協会は1973年に創設され、年間180万台に及ぶ時計が査定される最も大きく有名な公的機関です。
機械式時計はクォーツ式や電波時計と異なり、どうしても「時間のズレ」が出てきてしまいます。細かなパーツが緻密に折り重なって形成されているため、設計や製造技術が悪いとこのズレが大きくなってしまいます。
つまり、機械式時計で精度が良いということは、時計製造技術が優れていることを意味するのです。

そのため、クロノメーター自体は非常にメジャーな規格ですが、決して簡単に合格するものではありません。スイス国内で製造された時計では、わずか3%ほどの取得率だそうです。
認定機は一流時計ブランドに留まります。

そこをブライトリングでは、このクロノメーター規格を全ての製品で認定させているのだから、品質へのこだわりの凄まじさをご理解いただけるでしょう。

もちろんクォーツにも認定。クォーツ自体は機械式に比べると精度が高くなりますが、月差(月にどれくらい時間がズレるか)±10秒~20秒程度が普通。ブライトリングのクォーツは、この一般的なクォーツの10倍の精度を誇る年差±15秒となっているのです。

このように、ただデザインがいいとか、歴史があるとかに留まらず、内外ともに一級品なところが腕時計愛好家の指示を得るブライトリングの大きな魅力でしょう。

 

関連記事

クロノメーター、ジュネーブシールなど、機械式腕時計の様々な品質規格

 

 

魅力③ブランドストーリーが深い

ブライトリング ナビタイマー

 

所有しているブランドのストーリーに惹かれた、と語る時計好きは多いもの。
そういった意味では、ブライトリングファンは同社のストーリーに魅入られている方が少なくないでしょう。

ブライトリングは1884年にスイスのサンティミエで創業した老舗メーカーです。
創業当初からクロノグラフとストップウォッチを中心に懐中時計の製作に携わっており、この時代から正確性に定評がありました。特に計測機器の優れた性能が認められ、警察に正式採用されたという歴史には驚かされますね。
これこそが「時計ではない。計器である」のルーツです。

1892年にラ・ショード・フォンに移転し規模拡大。当時の最新技術であった飛行機に目をつけ、パイロットウォッチとしての礎を築いていくこととなります。

その後30分積算計が装備されたワンプッシュ・クロノグラフを開発するなど、現在のクロノグラフ腕時計の原型とされるモデルを輩出。
以降、40種類以上にも及ぶクロノグラフモデルを開発していきました。

 

ブライトリング ナビタイマー8

 

クロノグラフ機能は二つの大戦を経て以来、注目度が高まるようになりました。
それに伴いブライトリングのクロノグラフもどんどん進化。クロノグラフの歴史とブライトリングの歴史はリンクしてきたと言っていいでしょう。

こういった伝統的な機能性の高さから、軍用や職業人などから支持を集めてきた、といったブランドストーリーは、数あるスイス時計メーカーの中でも非常に稀有なものです。
ブライトリングが時計製造へのあくなき探求心が、私たちを魅了してやまないのです。

 

関連記事

【腕時計の基本】クロノグラフとは?その種類と使い方

 

 

人気のブライトリング十傑

それでは当店でも抜群の売れ筋で、かつ初めて高級腕時計を購入される方にも何本か既に所有されている方にもご満足いただけるようなブライトリングのモデルを10選ご紹介いたします!

 

 

①ナビタイマー01 A022B01NP(AB0120)

ブライトリング ナビタイマー

A022B01NP

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径43mm/重量約157g
ムーブメント:自社製クロノグラフCal.ブライトリング01
パワーリザーブ:約70時間
防水性:30m

 

ブライトリングと聞いて、このモデルを想像する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当店でも常にトップクラスの売れ筋となっている、抜群にかっこいいブライトリングウォッチの代表格です。

同社の、そしてパイロットウォッチのシンボル的存在でもある航空用回転計算尺が搭載されており、どこまでもメカニック。
白と黒のツートンカラーが、そのかっこよさに拍車をかけます。

インナーベゼルにメーターが印字されていると、えてして「時刻が見づらい」といった現象が出がちですが、ナビタイマーでは赤など随所に差し色を加えること、そしてベゼルを引き絞って文字盤の大きさを強調することで視認性を確保しました。

ブライトリング ナビタイマー

特筆すべきは内部にもあり!
同社渾身のマニュファクチュールムーブメントCal.ブライトリング01を搭載しております。

このムーブメントは同社の125周年記念にあたる2009年に完成して以来、数ある機械の中でも名作として名を馳せてきました。
クロノメーター認定の高い精度や信頼性に加えて、約70時間のパワーリザーブを実現。さらに、メンテナンス性が高いことにも定評があり、不具合があってもすぐに対処することでまた日常でガンガン使うことができるのです。

一度生産終了しましたが、日本限定×シースルーバックで復活。
ただしもともとの人気ゆえか、新旧ともに品薄続きです。

見つけたら即買い、の注目モデルと言っていいでしょう。

 

ブライトリング ナビタイマー 商品一覧

 

 

②ナビタイマー ヘリテージ A113C42NP(A13324)

ブライトリング ナビタイマー

A113C42NP

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径41.5mm/重量約152g
ムーブメント:自動巻きクロノグラフCal.ブライトリング13
パワーリザーブ:約42時間
防水性:30m

 

「ナビタイマー ヘリテージ」とは、1952年に発表されたナビタイマーのファーストモデルを忠実に再現したコレクションです。
遺産という名を冠しているように、初代のDNAが現代技術を伴って生まれ変わりました。

オメガのトリロジーコレクションやIWCのポルトギーゼ クラシックなど、近年の復刻モデルの流行に乗って2016年に誕生した、という経緯がありますが、その背景が追い風になってか非常に高い人気を集めています。

しかしながら一度2005年にも発売されていますので、古くからのブライトリングファンにとっては目新しさはないかもしれませんね。

 

ブライトリング ナビタイマー

 

往年の名作を再現したとあって、先ほどご紹介したナビタイマー01より1.5mm小ぶりのケースサイズで、こちらの方が使いやすい、といった方もいらっしゃるでしょう。

1950年代に愛されていた往年の名作を彷彿とさせる縦目インダイアルに、少し深みを持った青文字盤が本当にオシャレでクラシックに仕上がっています。

搭載するムーブメントはクロノメーター認定Cal.13。01同様、高い精度と信頼性を誇る名機です。

ブライトリングが欲しいけど、ボリュームがちょっと・・・という方はヘリテージラインから選択するのも一つの手でしょう。

 

③コルトスカイレーサー X720B87YPX/X74320

ブライトリング コルト

X720B87YPX

 

素材:Breitlight(プラスチック)
ケースサイズ:直径45mm/重量約52g
ムーブメント:スーパークォーツムーブメント
防水性:100m

 

コルトシリーズは、軍用時計をルーツに作られた本格派スポーツウォッチですが、これまでのブライトリングとは一味違ったポイントがあります。
それは、同社の中ではかなりリーズナブルな価格で販売されていること。

もともとブライトリングは価格の幅が広いブランドではありました。
しかしながら「ハイスペック」の宿命とでも言いましょうか。品質・性能にこだわりぬいているゆえに、製造コストがかかってしまい、決して安いブランドではありません。
もちろん平均単価は40万円~と、高級時計としてはオメガやパネライ、ゼニスなどと並んでミドルクラスといった立ち位置ですが、20代の方がぽんと買うには高いかな、といった印象です。

そこでブライトリングは、低価格帯をカバーするために、コルトシリーズを発表しました。
高精度なクォリティはそのままに、シンプル機能やデザインに絞ることによってコストパフォーマンスを実現したのです。

 

コルト スカイレーサー

 

特にこちらのコルト スカイレーサーは、これまでのブライトリングのデザインをも一新させています。
2017年に新たなCEOを迎えて生まれ変わったブライトリング。その新生を象徴するかのような新作と言えるでしょう。

まず目に留まるオールブラック素材は、Breitlightという、ブライトリングが独自開発したものです。
スチールの約1/6の軽量さを誇る素材で、これまで重量感がフィーチャーされていたパイロットウォッチからはうってかわっていますね。

45mmとビッグサイズケースですが、そのボリュームを感じさせないスタイリッシュさです。

内部にはクロノメーター認定スーパークォーツが搭載され、年差±15秒となっております。

このように機能性は磨きあがっているにもかかわらず、こちらのコルト スカイレーサーであれば新品並行相場は20万円台前半とかなりお値打ちになります。

 

ブライトリング コルト スカイレーサー
パトルイユ ド フランス X74320B8/BG40 / パトルイユ スイス X74320B5/BG23(X74320)

 

コルトスカイレーサーは、いくつかのスペシャルエディションがラインナップされているところもポイントです。
空軍アクロバティック部隊のパトルイユ ド フランスやパトルイユ スイスなどが挙げられます。

低価格帯ながらも、同社の軍用時計としての出自を遺憾なくアピールできるため、初めてブライトリングを購入する方にも二本目三本目をご検討の方にもお勧めです。

関連記事

コスパ抜群!ブライトリング コルトシリーズを徹底解説!

 

 

④アベンジャー ブラックバード 44 V171B74MMA(V17311)

ブライトリング アベンジャー ブラックバード

V171B74MMA

 

素材:ブラックチタン
ケースサイズ:直径44mm/重量約87g
ムーブメント:自動巻きCal.ブライトリング17
パワーリザーブ:約40時間
防水性:200m

機能性に特化した無骨で力強いハイスペックモデル・アベンジャー。
ブライトリングの数あるコレクションの中で最もタフな設計となっており、陸海空あらゆるフィールドにおいて万能な存在感を発揮します。
ちなみにアベンジャーとは英語で「報復者」などといった意味合いで使用されてきました。よく兵器の通称なんかにも用いられますね。

ただ単に丈夫なだけでなく、装着感にもこだわり抜かれているのがアベンジャーの魅力。人間工学に基づいたという設計がなされており、長時間身に着けていても疲れにくい仕様となっています。

そんなアベンジャーの中でも、こちらは軽量で精悍な質感がいかにもタフな一本です。
米軍のステルス偵察機「ブラックバード」へのオマージュとして誕生しました。

暗闇に溶け込んで敵機に近づく、ブラック基調のデザインがなんともミリオタ心をくすぐりますね!

 

ブライトリング アベンジャー ブラックバード

V171B74MMA 黒文字盤

 

黒文字盤,青文字盤がラインナップされており、青文字盤の方が人気が高いですが、黒の使い勝手の良さも要注目。

スーツの袖口にも、アウトドアでのカジュアルなファッションにもよくマッチしてくれるでしょう。

 

ブライトリング アベンジャー 商品一覧

 

 

⑤ナビタイマー8 オートマティック A168B-1PSS

ブライトリング ナビタイマー8

A168B-1PSS

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径41mm/重量約158g
ムーブメント:自動巻きCal.ブライトリング17
パワーリザーブ:約40時間
防水性:200m

え、これがナビタイマー?初見ではそんな感想が渦巻いたこちらは、2018年に新たなるナビタイマーとして誕生した新作です。
これまでナビタイマーの象徴であった航空計算尺が取り払われ、どこまでもシンプルに生まれ変わりました。

ちなみにナビタイマーの後の「8」―フランス語でHUIT―は1938年に設立されたHUIT Aviation部門にちなみます。
軍民両用のパイロットウォッチを製造するための部署で、それらのほとんどが8日間ものロングパワーリザーブを有したとのこと。
そういったストーリーへ敬意を表したシリーズとして誕生し、一大コレクションとして定着しました。

こちらは、さらにクロノグラフが搭載していない、超シンプルな3針モデルです。

ブライトリング ナビタイマー8

正直、ナビタイマーの新ラインとして出たことに賛否両論はありました。確かに「新シリーズとして出せばいいのに」とは思わないでもありません。

しかしながら細部を見ると、堅牢性や100mという高い防水性が保たれており、ブライトリングのブランドアイデンティティは健在であったと気づかされます。

「ブライトリングが欲しかったけど、ビジネススーツにはちょっとスポーティーすぎる」そんな風に思っていた方にお勧めしたい一本です。

関連記事

速報!ブライトリング2018年新作レポート!

 

 

⑥クロノマット エボリューション A156F17PA(A13356)

ブライトリング クロノマット エボリューション

A156F17PA

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径43.7mm/重量約205g
ムーブメント:自動巻きクロノグラフCal.ブライトリング13
パワーリザーブ:約42時間
防水性:300m

 

先ほどからナビタイマーの解説に多く文を割いてしまいましたが、同社のフラグシップと言うとクロノマットとなります。

実はナビタイマーより前に航空計算尺を搭載した経緯があるほど歴史のあるシリーズで、初出は第一次世界大戦下。
その後、1984年になってから同名のシリーズが新デザインで復活しました。
イタリア空軍のアクロバット飛行チーム「フレッチェトリコローリ」の公式クロノグラフへのコンペに向けて再び市場に降臨したのです。

職業パイロットのもとに足繁く通いながら、意見を取り入れて完成させたというクロノマット。もともとブライトリングの時計はプロユースを想定したハイスペックさが売りでしたが、そこに磨きがかけられたことが特徴です。
具体的にはベゼルの上下左右に設置された取り外し可能なライダータブ、大きなグローブを着けたままでも操作できる回転ベゼル、飛行の際に上空での太陽光の反射を防ぐ為に施された両面無反射コーティング、服に引っかからないフォルムのラグなど・・・あくまでパイロットの実用性に特化したモデルなのです。

ちなみに前述のコンペには見事優勝し、空軍御用達の公式クロノグラフとなりました。

ブライトリング クロノマット エボリューション

そんなクロノマットをさらに進化させたのがこちらのエボリューションです。
クロノマットは誕生以来いくつかのマイナーチェンジが行われましたが、1984年のエボリューションを以て完全形態になったと言って過言ではないでしょう。

ケースサイズは従来の39mmから43.7mmへ大幅アップ。
気密性を高めたねじ込み式セキュリティ・プッシュボタンの採用で防水性が100mから300mに。
また、精度に関しても、前述のように100%クロノメーター化を宣言するなど他の追随を許さないこだわりを見せます。

デザイン面ではプッシュボタンやライダータブ、ラグ等の細かなディテールに曲面を取り入れ、より一体感を感じる仕上がりに。
立体的に磨き上げられたインデックスや、ブレスレットと組み合わさり、現在のクロノマット特有の高級感溢れるデザインになりました。

 

ブライトリング クロノマット
A156B21PA(A13356)

 

グレー文字盤も人気ですが、使い勝手の良い黒文字盤も同じように売れ筋です。
インダイアルが白で今はやりの「逆パンダ」フェイスになっているところも、好きな人には溜まらない仕様。

クロノグラフが欲しい!という方にまずお勧めしたい一本です。

 

ブライトリング クロノマット 商品一覧

関連記事

進化し続ける究極のクロノグラフウォッチ~ブライトリング クロノマットの変遷~

 

 

⑦クロノマット44 日本限定500本 S011BMPPA(AB0111)

ブライトリング クロノマット

S011BMPPA

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径44mm/重量約211g
ムーブメント:自社製クロノグラフCal.ブライトリング01
パワーリザーブ:約70時間
防水性:200m

 

前項でご紹介したクロノマットの、日本限定モデルです。
ブライトリングの国内人気の高さは、こういった魅力的な「日本限定モデル」を多数ラインナップしてくれるところ!
実際、ブライトリングのスペシャルエディションは売り出されるとすぐに人気となり、品薄が続きます。

この日本限定品は、ブラックのマザーオブパールを文字盤に使用した、高級感ある一本です。
シェルの光の加減で表情がくるくると変化し、ラグジュアリーテイストを有しますね。

そうは言っても外装はクロノマットらしい精悍なデザインが健在。
44mmとボリューミーなため、文字盤の光沢をアピールすることができるでしょう。

 

 

⑧ナビタイマー1 A022C-1NP(AB0121)

ブライトリング ナビタイマー1

A022C-1NP

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径43mm/重量約157g
ムーブメント:自社製クロノグラフCal.ブライトリング01
パワーリザーブ:約70時間
防水性:30m

 

冒頭でナビタイマーの代表モデルをご紹介しましたが、そのDNAを引き継ぎ、さらにブラッシュアップが加えられたのがこちらの2018年新作です。

なお、ブライトリングでは航空用計算尺のない新ラインをナビタイマー8、あるタイプをナビタイマー1と分類しています。
こちらも旧型のDNAは引き継いでいるとはいえど、翼のロゴなどがなくなった新文字盤で、往年のナビタイマーを感じさせながらも、かなりモダンな印象となりました。

機能性はほとんど変わっていません。
ブライトリング社製のクロノグラフムーブメントを搭載しており、精度や信頼性、メンテナンス性の高さはピカイチ。
また、外装ケースや細かなリンクが連なったブレスレットなど、ナビタイマーのアイデンティティをそこかしこに感じられる逸品です。

そのため、基本的な違いは文字盤やロゴ、ということになります。加えて、新作ではこれまでなかったシースルーバックが採用されているところも大きな違いと言えるでしょう。
同社の渾身のマニュファクチュールムーブメントを鑑賞できるのは嬉しいですね。

ブライトリング ナビタイマー

新旧どちらがいいかは好みによって分かれます。

生粋のブライトリングファンであれば前者を、ちょっとスタイリッシュな一本が欲しいな、と言う方はこちらの新作をお選びいただくと良いでしょう。

 

 

⑨ナビタイマー A232G32NP(A23322)

ブライトリング ナビタイマー

A232G32NP

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径42mm/重量約143g
ムーブメント:自動巻きクロノグラフCal.ブライトリング23
パワーリザーブ:約40時間
防水性:30m

既に生産終了品とはなったものの、さわやかなシルバー文字盤とナビタイマー独自の航空用計算尺がマッチするとあって、中古市場で絶大な人気を誇る一本です。

シルバーは本当に使いやすい色合いで、スポーティーすぎずビジネススーツにも上手に溶け込む色合いですね。
インダイアルもベースカラーが使われているため、クロノグラフにありがちな「カジュアルすぎる」といった印象はあまりありません。

42mmというサイズ感も、日本人には好みの方が多いのではないでしょうか。

不朽の名作として今なおブライトリングを代表する腕時計となっております。

 

 

⑩アベンジャーII A339C70PSS(A13381)

ブライトリング アベンジャーII

A339C70PSS

 

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径43mm/重量約211g
ムーブメント:自動巻きクロノグラフCal.ブライトリング13
パワーリザーブ:約40時間
防水性:300m

 

最後にご紹介するのは、アベンジャーの進化型・アベンジャーIIです。
「真の計器」というコンセプトのもとブラッシュアップされており、さらに使いやすく、さらにプロフェッショナル仕様となりました。

直径43mm×厚さ16.5mmとかなりダイナミックでありながら、非常に優れた装着感を有するのは人間工学をより深く研究し、新設計しているからとのこと。
ブライトリング自身が「アベンジャーシリーズのシンボル」として自負しています。

青文字盤にステンシル書体を用いたことで高い視認性を実現しているだけでなく、スタイリッシュさもひとしおですね。

とにかく男らしいブライトリングに触れたい。そんな方にお勧めしたいモデルです。

 

 

まとめ

ブライトリングの、腕時計愛好家に選ばれ続けてきたお勧めモデル十傑をご紹介いたしました。

いずれも「時計ではない。計器である」というブランドの哲学がふんだんに詰まった、名作ばかりと言えます。

今回ご紹介したもののほかにも、ダイバーズウォッチのスーパーオーシャン,オシャレで多機能なトランスオーシャンなど、魅力的なシリーズが多数ラインナップされています。

ブライトリングが好きで好きでたまらない方。これからブライトリングを初めて購入する方。全てのブライトリングファンがこれだ!という一本に出会えれば幸いです。

 

ブライトリングのご購入はこちら

 

あわせて読みたい関連記事

 

この記事を監修してくれた時計博士

新美貴之(にいみ たかゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長

1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年

監修記事一覧

  • ロイヤルオークの選び方~定番モデルとオフショアクロノの違い~

  • オメガ スピードマスターの基幹モデル・プロフェッショナルを解説!

  • 正規店、並行店どちらで買うのが得?腕時計お勧め購入ガイド

  • セイコー アストロンはどんな時計?魅力や人気モデルまとめました

監修記事一覧 >>監修者一覧 >>



WEBマガジンのブログ一覧


WATCHES AND WONDERS2024

買取専門WEBマガジン
販売サイトへ
買取サイトへ

中央通り店
メンテナンスガイド
腕時計入門ガイド

 

人気記事ランキング

ページトップへ