タグホイヤー TAG HEUER
エドワード・ホイヤーにより1860年にスイスのサンティミエで創業されたタグホイヤー。Ｆ１チームやレーシングドライバーのスポンサードや、レースの公式計時を担当するなどモータースポーツとの深い関わりを持つブランドです。 1887年に特許を取得した振動ピニオンや、1911年に発表したダッシュボードクロノグラフにより、クロノグラフのトップブランドとしての地位を確立。続いて1916年には1/100秒計測が可能な世界初のストップウォッチ「マイクログラフ」を発表しました。タグホイヤーはさらに技術革新を続け1971年には1/1000秒の計時システム「ルマン・センティグラフ」を開発。同時期に4社の共同開発で生まれた世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント搭載モデル「モナコ」を発表しています。
タグホイヤーの歴史
| 1860年 | エドワード・ホイヤーがサンティミエに時計製造工場を設立 |
| 1869年 | 鍵を使わないリューズ式巻き上げ機構で特許を習得 |
| 1887年 | 振動ピニオンを改良し特許を習得。クロノグラフの完成 |
| 1892年 | 創業者エドワード・ホイヤーが死去 |
| 1911年 | ダッシュボードクロノグラフ「タイム・オブ・トリップ｣を発表 |
| 1912年 | レディースラインの生産がスタート |
| 1916年 | 100分の1秒まで計測可能なストップウオッチ『マイクログラフ』を世界で初めて開発 |
| 1955年 | 自動巻腕時計「ツインタイム」を発表 |
| 1958年 | チャールズ・エドワード・ホイヤーの息子「ジャック・ホイヤー」が経営に参加 |
| 1959年 | 米国に子会社ホイヤー・タイマー・コーポレーションを設立 |
| 1963年 | レーシングクロノグラフ「カレラ」を発表 |
| 1964年 | クロノグラフ製造会社レオニダスと合併。社名がホイヤー=レオニダスに変更 |
| 1969年 | 世界初の防水角形時計「モナコ」、世界初の自動巻クロノグラフ「クロノマチック」を発表 |
| 1971年 | フェラーリチームのスポンサーに就任。公式計時を務める |
| 1982年 | ピアジェ傘下に加わる。創業者一族による経営の終焉 |
| 1985年 | ピアジェから離脱し、TAGグループからの資金援助を受け『タグ・ホイヤー』に社名変更 |
| 1988年 | アイルトンセナがタグ・ホイヤーのアンバサダーに就任 |
| 1992年 | F1世界選手権の公式時計を担当 |
| 1999年 | LVMHの傘下に加わる |
| 2001年 | ジャック・ホイヤーが名誉会長に就任 |
| 2003年 | FISアルペンスキー世界選手権大会の公式計時を担当 |
| 2013年 | ステファン・リンダーがCEOに就任 |
| 2016年 | イングランド・プレミアリーグの公式タイムキーパーを担当 |
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タグホイヤーの関連マガジン
タグホイヤーの腕時計の特徴
タグホイヤーはロレックス、オメガと並ぶ時計界屈指の人気ブランドです。
特筆すべきは、そのコストパフォーマンスの高さ。タグホイヤーは「手の届くラグジュアリー」をブランドコンセプトに掲げ、機能性とデザイン性の高さを兼ね備えながらも、圧倒的な低価格を実現しています。
独自の生産ラインを確立し、汎用機を上手に使うなど効率良く高品質ウォッチを製造していることや、商品ラインナップが幅広く、リーズナブルなモデルからハイエンドモデルまで製造していることも魅力ではないでしょうか。またその人気の高さからステータスシンボルとしても申し分のない役割を果たしてくれます。
タグホイヤーの豆知識
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広告戦略の巧さ
タグホイヤーは著名人やスポーツ選手を「ブランドアンバサダー」に起用することによって、ブランドイメージの向上に成功しています。
歴代の広告塔としては、俳優のブラット・ピット氏、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド氏といった豪華な面々が並びます。
F1やサッカーでブランドロゴを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。 -
豊富なバリエーション
タグホイヤーはスポーティーなデザインが魅力的なブランドですが、ラインナップも充実しています。
ブランドのコンセプトはそのままに、メンズ・レディース共に個性豊かなラインナップを展開しています。
マクラーレンやガルフといったF1に関連する企業とのコラボレーションにも積極的で、他のブランドにはない個性を楽しめます。 -
自社製ムーブメントの実力
近年のタグホイヤーは自社製ムーブメントの開発に力を入れております。
特に注目したいのは、タグホイヤー屈指のハイスペックムーブメント「ホイヤー02」。
COSC認定の高精度に加え、28.800回/時のハイビート設計。80時間パワーリザーブも実用的で安定性にも優れます。
Cal.1887やホイヤー01も自社製ムーブメントとして人気があり、マニュファクチュールとしての実力は極めて高いといえるでしょう。 -
素材へのこだわり
タグホイヤーはデザインや機能だけでなく、使用する素材にもこだわりを持っています。
ストラップには汗や水に強い独自素材のラバーベルトを採用。
ケースにはブラックチタニウムカーバイドコーティングを施したステンレススティールやブラックセラミック、チタンとローズゴールドの組み合わせなど、最先端の素材を積極的に取り入れています。
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