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ウォッチ&ワンダーズ2021ウォッチ&ワンダーズ2021

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例年、新作発表の場で最も注目を集めるのがやはりロレックスですね。

2020年はコロナ禍やバーゼルワールドの中止によって各社イレギュラーな対応を迫られました。ロレックスもまた9月発表・公開はデジタルプラットフォームで、と、例年とは全く異なる新作見本市と相成っております。

しかしながら新作の顔ぶれが魅力的であることは例年通り!

2020年の新型サブマリーナ やオイスターパーペチュアルのリリース によって、今なお市場の熱は冷めやらぬ盛り上がりを見せております。

 

続く2021年、ロレックスはチューダー,パテックフィリップ,シャネルらとの独自新作見本市開催が予定されています。

開催時期は4月7日~4月13日。場所はスイス ジュネーブ。Watches & Wonders(旧SIHH。リシュモン系のカルティエ,IWC,パネライ,ジャガールクルト等が参画する新作見本市)と足並みを揃えるとあって、過去類を見ないスケールの見本市が開催されようとしている…!?

そんな万人の胸躍らせる―あるいは憶測にやきもきさせられる新作発表。2021年はロレックスから、どのような新作がリリースされるのでしょうか。

この記事では、20201年に先駆けて、ロレックスの新作を大胆予想いたします!

 

2021年4月7日ロレックス新作を発表!

 

 

 

2021年ロレックス新作予想①新型エクスプローラーIIの登場

バーゼルワールド2019 ロレックス 新作予想 新型エクスプローラーII

【新作予想】エクスプローラーII Ref.226570 新世代Cal.3287搭載/セラクロムベゼル

ここ数年時計業界で、いよいよかと憶測が飛び交う新型エクスプローラーII。そろそろ出てもいい頃ではありませんか?

 

2011年に20年ぶりのモデルチェンジを果たし、以来愛され続けてきた現行Ref.216570の黒・白文字盤。エクスプローラーIの上位モデルで、24時間針とツヤ消しされたベゼルが非常に男らしく、「探検家」の名前にふさわしい一大コレクションですね。

実は、バーゼルワールド2019予想では、新世代ムーブメントを搭載した新エクスプローラーIIが当店予想の大本命でした。続く2020年は新型サブマリーナ説が濃厚でしたが、やはりこちらのエクスプローラーIIも安パイということで、当サイトで予想紹介させて頂いたものです(なお、バーゼルワールドの名称は2020年を以て廃止となりました。しかしながら2021年よりHOURUNIVERS(アワーユニバース)としてスタートするようです)。

なぜ、エクスプローラーIIの新作予想が、これほどまでに手堅いと言えるのか。

その背景は、エクスプローラーIIに搭載されてきたCal.3187にあります。
詳しく説明いたします。

 

新世代ムーブメントについて

実はCal.3187、旧型GMTマスターIIで採用されてきたCal.3186と同系統です(前世代のRef.16570ではCal.3186と同一ムーブだった)。

ちなみにCal.3187と3186は機能自体は大きくは変わりませんが、前者は耐震装置となるパラフレックス ショック・アブソーバが搭載され、より利便性が増しています。

ロレックス Cal.3187

近年のロレックスの動向。それは、順次「新世代」と呼ばれるムーブメントを搭載し続けていることに他なりません。

2015年にロレックスのハイエンドシリーズ「デイデイト」にてCal.3255をお披露目して以来、バーゼルワールド2018では新型ディープシーでCal.3135⇒Cal.3235、GMTマスターIIはCal.3186⇒Cal.3285へ…

このように、2000年頃から活躍してきた3100番台ムーブメントが、順次3200番台へと変更されていくようになりました

GMTマスターIIが完全に3200番台ムーブメントに移行を果たしたことを鑑みれば、次はエクスプローラーIIにテコ入れされ、新ムーブメントCal.3285搭載機が出るのではないか、と予想します!!新リファレンスは確定ではありませんが、これまでの流れを鑑みてRef.226570とさせていただきました

 

ちなみに新型ムーブメント3200系について簡単に説明すると、ロレックスが「新世代」と自負するもの。

もちろん3100番台もまた名機であることに間違いありません。Cal.3000の後継機であり、精度・信頼性の面で格段のアップデートを行い、当機械よりノンクロノメーターはロレックスのラインから姿を消しました。また、優れたメンテナンス性を持つことも3100番台の大きな魅力の一つです。このメンテナンス性とは、時計を末永く使うためには欠かせない要素です。修理やオーバーホールを施すことで繰り返し使っていくことができ、事実3100番台搭載のロレックスは中古市場でもグッドコンディションで出回るものが少なくありません。

 

このように傑出した3100番台ではありましたが、3200系ではさらなるアップデートが図られています。

3200系では、香箱を一新してパワーリザーブを約70時間に延長したことが特筆すべき点でしょう。3100番台までは48時間だったことを考えると、約1日分もの延長を実現したということになります。

加えて、ロレックスが特許を取得した、新しいクロナジーエスケープメントによる高いエネルギー効率と信頼性。さらにニッケル・リン合金を使用し、高耐磁性をも獲得していること。カレンダーをどの時間帯でも日付変更可能にしたことも特筆すべき特徴です。

 

現在は3100番台・3200番台の搭載モデルが併売されている形となりますが、異なる機械を作り続けていくことは効率が悪いですね。

そのため冒頭でも述べたように、順次スポーツロレックスを中心に「入れ替え」がなされているのですが、2021年はエクスプローラーIIにいよいよ白羽の矢が立つ、と…!

 

エクスプローラーII 50周年という事実も見逃せない

エクスプローラーII 1655

※初代エクスプローラーII 1655

さらに言うと、1971年に生を受けたエクスプローラーIIは、2021年に50周年を迎えることとなります。

サブマリーナ 16610LV,デイトナ 116506,シードゥエラー 126600…これらは全て、各シリーズ50周年を祝してリリースされた記念モデル。ロレックスは50周年の節目を大切にしてきたため、2021年には何らかのエクスプローラーIIの特別なモデルが出ると考えることは自然でしょう。

 

背景が長くなりましたが、「どんな新作エクスプローラーIIが出るのか」が目下、気になるところ。これについては、やはり時計業界で根強い噂があります。

2021年新作エクスプローラーIIで、ついにセラクロムベゼルが採用されるのではないか、と言うのです!

スポーツロレックスの新たなるアイコンとなりつつある、セラクロムベゼル。

ロレックス独自技術によって製造したセラミック製ベゼルに、プラチナやゴールドでコーティングを施した仕様です。アルミやメタルにはない、えも言われぬ高級感を備えるとあって、もともと高かったロレックス人気を大きく飛躍させることとなりました。特に2016年に発表されたデイトナ116500LNにセラクロムベゼルが搭載させたことが大きな契機でしたね。

その後、ロレックス相場がかつてないほど上昇したことは周知の通りです。

出典:https://www.rolex.com/ja/about-rolex-watches/materials.html

現在スポーツラインで当ベゼルが採用されていないのはごく一部。そこで、ベゼルの要素を持ったエクスプローラーIIが、次のターゲットとなるのではないでしょうか。

個人的にはサテン仕上げのステンレスベゼルに濃いめアラビア数字を印字したエクスプローラーIIの印象が、流行に左右されないヴィンテージ感を醸し出していて好きだったのですが、今やセラクロムベゼルはロレックス人気を押し上げる重要な立役者であるため、また別のかっこよさを有したエクスプローラーIIになることは必至ですね。

 

また、ケースサイズも気になるところ。

現行エクスプローラーII 216570のケース直径は42mmサイズと、40mmが主流のスポーツロレックスにおいては、ディープシーに次ぐ大型モデルです。

一方で2020年、新型サブマリーナは従来の40mm径から41mmへとアップサイジングが図られました。

そこで、サブマリーナとの差別化を図るためにも、あえて40mmへサイズダウンすると予想いたします。

 

さらにさらに、これだけでは50周年は終わらないのでは…?と言うことで、定番のブラック・ホワイトの他に、アイボリーダイアルもバリエーションとして追加されるのではないか、と思っております!

ロレックス エクスプローラーII 2021年新作予想

エクスプローラーIIのアイボリーダイアルは、1984年頃~1988年頃と非常に短い期間製造されていたRef.16550の、白文字盤の一部にのみ見られた仕様です。

明らかに定番のホワイトとは異なるカラーリングが施されており、インデックスの縁取りも両者で異なります。

ロレックス エクスプローラー

※上記画像は全て16550だが、中央・右はアイボリーがかった特徴的な文字盤を持つ

 

もちろんこれらは予想の域を出ていません。

また、サブマリーナ新作発表の前夜、ロレックスは「out of the blue―青天の霹靂(へきれき)-」と、当新作発表を表現していました。

そのため、50周年ということも相まって、何か特別な、そしてかっこいい新型エクスプローラーIIが生み出されることでしょう!

 

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2021年ロレックス新作予想②新型エクスプローラーIの登場

ロレックス エクスプローラーI 定価

【新作予想】エクスプローラーI Ref.224270 新世代Cal.3230搭載/あえての36mmケース

次にご紹介したい新作予想モデル、同じくエクスプローラーより。1953年、前項でご紹介したエクスプローラーIIの、もともとのオリジナルとして誕生していたエクスプローラーIです!

「探検家」という名前の通り、山岳地帯等の厳しい環境下での使用を想定した、プロフェッショナルウォッチとして誕生しました。

もっとも初代から受け継がれる、デイト表示すら持たないシンプル&クラシックなブラック文字盤,そして飾り気のないベゼルやケースフォルムは非常に汎用性に優れており、ビジネスシーンに最高にマッチするモデルとしても人気を博していくこととなります。

そんなエクスプローラーI、実は2020年にも新型発表を予想していました。なぜなら現行214270の誕生から、10年とキリの良い数字であったためです。

また、前述した「新世代ムーブメントへの移行」が、ノンデイト3針モデルでは進んでいなかったことも大きな要因です。

 

2020年ついにリリース!3針ノンデイトCal.3230

出典:https://www.rolex.com/ja

2020年はサブマリーナ新作で一世を風靡したことはご存知の通りです。

そして、サブマリーナ ノンデイト 124060も堂々登場し、ノンデイト3針のCal.3230がリリースされることとなりました(新型オイスターパーペチュアルにも搭載)。

このCal.3230が、次にエクスプローラーIで搭載されると考えることは自然でしょう。

なお、Cal.3230も他の新世代ムーブメント同様、スペック面でのパワーアップが特筆すべき点です。

パワーリザーブは約70時間に延長され、ブルーパラクロム・ヘアスプリングによる高耐磁性に加えて日差-2 ~+2 秒の優れた精度…繰り返しになりますが、3100番台のムーブメントも素晴らしい出来栄えです。しかしながらそこに最先端技術と、現代的な実用性が加わったのが3200系と言っていいでしょう。

そんなCal.3230が搭載されたエクスプローラーI、さらに「探検家」としての要素を訴求することは間違いありません。

 

エクスプローラーIは既に完成されて改善の余地なし!?

ロレックス エクスプローラーI

一方で気になるのが「新しいデザイン」です。

ロレックスは基本的に初代からデザインを踏襲しており、オリジナルを大切にする傾向にあります。

そんな中でもエクスプローラーIIやGMTマスターII等は、24時間針やベゼルのカラーリング・意匠等によって「新鮮なデザイン」を打ち出してきました。

しかしながらエクスプローラーIの最大の魅力はシンプル&クラシックにあります。

無駄の一切を削ぎ落した洗練されたこのシンプル、既にデザインとして「完成」されており、もはや改善の余地がないのでは、と言った声が少なくありません

事実、歴代エクスプローラーIは数あるスポーツロレックスの中でもデザインは歴代モデルでドラスティックな変革は行われておらず、とりわけ直近三代ー14270,114270,214270ーに至ってはケースサイズが現行214270で39mmに変わった以外で大きな外観の変化はありませんでした(なお、214270は2016年にマイナーチェンジされ、文字盤仕様に若干の違いが生じております)。

エクスプローラーI 214270

※上が新型文字盤。3・6・9に夜光が塗布され、時分針が太く長く変更された。なお、下の旧型214270の文字盤仕様を「ブラックアウト」と呼ぶ

 

そのため、2018年に発表された新型シードゥエラー ディープシーのように、ムーブメントの入れ替えがメインで後は外装のマイナーチェンジに留まる…と言ったこともあるでしょう。

ただし、ケースサイズは変わる可能性が大いにあります

当店では、あえて前世代までのエクスプローラーIのスタンダードであった、「36mm直径のケースサイズ」にモデルチェンジする、と予想いたします。

前述のエクスプローラーIIがもし40mmにダウンサイジングされれば、差別化も図りづらくなってしまいます。

また、近年の時計業界はクラシック回帰のもと、小径ケースがトレンドの一つ。であれば、クラシックテイスト満載のシンプルなエクスプローラーIは、往年のヴィンテージウォッチを思わせる36mmサイズに回帰してもおかしくはないでしょう。

 

また、これまで黒一色であったカラーバリエーションに、白文字盤が追加されることも予想させて頂きます!

ロレックス エクスプローラーI 2021年新作予想

元来、ロレックスはスタンダードな「黒」に人気が集まる傾向にありました。

デイトナやエクスプローラーII,エアキングといった、白黒でバリエーションがあるモデルは往々にして黒の方が人気が高かったのです。

しかしながら2016年、デイトナ 116500LNの誕生によって、その様相は一変することとなりました。

前述したセラクロムベゼルにラッカー仕上げの白文字盤、そしてインダイアルが黒となったパンダ仕様のかっこいいこと!もちろん黒バージョンも同様にかっこよく人気が高いのですが、白文字盤モデルの方が、10~15万円ほども高い相場を築くこととなったのです。

この流れを受けて、エクスプローラーIの新作でも、白文字盤が追加される運びになるのでは、と。

男らしさ一辺倒の黒文字盤も「冒険家」らしいですが、そこに爽やかな白を添えて、より幅広い層から愛されるスポーツロレックスになるのではないかと予想してみました!

 

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2021年ロレックス新作予想③新型ミルガウスの登場

ロレックス ミルガウス 2020年新作予想

【新作予想】ミルガウス Ref.126400LN 回転ベゼル搭載/初代Ref.6541の復刻

皆さんは覚えているでしょうか。バーゼルワールド2019前夜、ロレックスのSNSに頻繁にミルガウスが登場していたことを・・・

例年ロレックスは新作発表前に、新作のヒントともとれる画像を流すことがあります。2019年はヨットマスター42 Ref.226659が、2020年はサブマリーナ ノンデイト 124060がティザームービー(シークレット要素の高いプロモーション動画のこと)でチラ見せされていたものです。

このティザームービーとは別に、2019年の1月か2月頃から、何度もロレックスのインスタグラムにミルガウスが投稿されていました。

ロレックスはSNSにも、その年の新作発表のヒントとも取れる画像を流すことが往々にしてあります。

そこで、「バーゼルワールド2019ではミルガウスが出る!!」と当店でも強く主張していたのですが、ミルガウスに変化は一切なく、GMTマスターII Ref.126710BLNRの存在などで忘れ去られていきました。

ロレックス ミルガウス バーゼル新作

ROLEX (@rolex) • Instagram photos and videos

しかし、デイトジャストなどロレックスにとっての「推し」を抑えて、ミルガウスをあえてバーゼルワールド前に流す意図とは・・・?

そこで、2019年初頭のこの動きは翌年以降に向けての伏線で、2021年の今年こそ新型ミルガウスが登場すると予想いたします!!

とは言えどう変わるか予想しづらいのがミルガウス

と言うのも、過去ミルガウスは個性的なモデルばかりで、「王道」というものがありません。
ただ、昨年頻繁に投稿していたミルガウス画像の中で、1950年代後半に初号機として誕生したRef.6541がありました。

詳しくご紹介いたします。

 

2021年新作は初代復刻!?

先ほどミルガウスは予測しづらい、と言及しましたが、実はミルガウスは「シリーズ」といった様相を呈していません。

もともと「1000ガウス(仏語:ミルガウス)」の耐磁性能を持ち、医師や研究職、エンジニアなどと言った「高い磁力」にさらされる可能性のある職業人に向けて開発された経緯があります。
今でこそ携帯電話やパソコンがあるため耐磁性能は時計には大切な機能。結構多いです、故障の原因が磁気帯びであった、ということ。

ただ、当時はそこまで電化製品は普及しておらず、イマイチ誰得かわからない的な立ち位置で、1980年代に入ると完全にロレックスのラインナップから姿を消すこととなりました。

しかしながら時代が変わり、耐磁性能へのニーズが高まったことを受けて、2007年、約20年ぶりにミルガウスの名前が復活しました。それが現行の116400GVです。

従来のどのロレックスのデザインとも全く異なる意匠―グリーンのサファイアクリスタルガラス、オレンジのイナズマ秒針など―が大受け。1980年代までの不人気から一転、ミルガウスは有用性の高さも相まって、人気モデルの中心へと上り詰めました。

これに合わせてアンティークミルガウスがプレミア相場を叩き出します。

ロレックス ミルガウス

初代ミルガウス(画像出典:https://www.rolex.com/ja/watches/milgauss/m116400gv-0001/magazine.html)

そんな背景があるため、どのようなミルガウスになるかはハッキリとはわかりません。

しかしながら前述のように初号機Ref.6541が投稿されていたことを鑑みると、そのリバイバルが来るのではないでしょうか

Ref.6541は現行のスムースベゼルと異なり、回転ベゼルを有していました。そのため、近年の主流であるセラミックベゼルが採用される可能性が高いと言えるでしょう。

文字盤はスタイリッシュなブラック。秒針は先端の赤い白いイナズマ針。そして、ヴィンテージミルガウスを彷彿とさせる赤いロゴ印字・・・想像しただけでカッコイイです!アンティーク・ロレックスファン垂涎です!!

なお、そうなるとムーブメントも3200番台に移行でしょう。

ミルガウスはロレックス唯一の耐磁モデルであるため、ムーブメントも特別仕様のCal.3131。すると、3231へとシフトしていくことでしょう。

かなり待ち遠しい新作のうちの一つです。

 

ミルガウスがモデルチェンジ…であればエアキングの存続はいかに?

ロレックス エアキング 116900

なお、ミルガウスがモデルチェンジになれば、それに伴いエアキング 116900の行方も気になるところ

と言うのも、エアキング 116900は2016年に誕生していますが、ミルガウスと同様のムーブメントCal.3131を使用しているためです。「パイロットウォッチ」という立ち位置からミルガウスと同じように高い耐磁性能が求められたためでしょう。

 

エアキング自体の歴史は1940年代から始まっていました。

もともとはオイスターパーペチュアルの中の派生モデルでしたが、「航空業界へのオマージュ」というコンセプトでエアキングの名前が生み出され、これはロレックス最古のペットネーム(商品の愛称のこと。文字盤に表記され、ロレックス内での正式なモデル名となったのはエアキングがロレックス史上初)でもあります。

ロレックス エアキング

出典:https://www.rolex.com/ja

しかしながら2016年にリリースされた現行116900はオイスターパーペチュアルからは独立し、プロフェッショナルモデル(デイトナやGMTマスターII等と同様のスポーツモデルのこと)に分類されるようになりました。

また、他モデルとは全く異なる文字盤デザインが特徴的ですが、これはロレックスがイギリス発の速度記録専用自動車「ブラッドハウンドSSC」の開発プロジェクトの、スポンサードの一環として現行エアキング 116900をリリースした背景に拠るものです。

こういった「スペシャルエディション」的な立ち位置から、あるいはCal.3131の廃盤とともにエアキングが完全に生産終了となる可能性も…!

 

もっとも、「エアキング」の名前が完全に消えるとは信じられません。

確かに2015年、唐突にエアキングがロレックスカタログから姿を消しましたが、2016年に116900がリリースされたことで、再びレギュラー陣として返り咲くこととなりました。

そのため、さらに特別なオマージュモデルを用意しているのかもしれません。

ロレックスの秘密主義と相まって、期待で胸が高まるモデルの一つですね!

 

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2021年ロレックス新作予想④新型デイトジャスト サンダーバードの登場

【新作予想】サンダーバード復刻 Ref.126264 回転ベゼル搭載/初代Ref.6541の復刻

近年時計業界で流行りの「復刻(リバイバル)」。これまたクラシック回帰の一環です。

オメガのシーマスター300やグランドセイコーのファーストリバイバル,チューダーのP01などなど…各人気ブランドが過去の銘品を最先端テクノロジーで以て復刻しており、往年のヴィンテージを楽しめるとあって大変人気の高いジャンルです。

ロレックスは前述の通り、オリジナルのデザインを大切にするブランドのため、復刻モデルはそう多くはありませんでした。

しかしながら、細かな部分で過去の意匠を復刻させていることをよくご存知の方も多いでしょう。

例えば2017年新作のシードゥエラー 126600。文字盤ロゴ「SEE-DWELLER」が赤く色づいていることが大きな特徴ですが、これは初代シードゥエラー Ref.1665のさらに初期製造個体にのみ見られる仕様をリバイバルさせた形となります。

ロレックス シードゥエラー 126600 クラウン有り

※2017年新作シードゥエラー 126600 通称赤シード

また、2018年にはGMTマスターII 126710BLROで、GMTマスターの廃盤とともに姿を消していた赤青ベゼル―通称ペプシーを復刻させたり、2020年サブマリーナ 126610LVでは一世代前のハルク(グリーンベゼル×ブラックダイアル)が意匠として採用されました。

 

こういった流れの中で、2021年、あの双方向回転ベゼルを搭載した伝説のデイトジャストが復刻するのではないか、と予想します…!

「回転ベゼルを搭載したデイトジャスト」と言えば、ターノグラフを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。

ターノグラフは2004年から10年ほど製造されていた、デイトジャストの派生モデルです。

回転ベゼルという特性に加えて、あまり飾りすぎない文字盤デザインや3列オイスターブレスレットの存在からスポーツロレックスに近い様相を呈しており、中古市場でジワジワと相場が上がっているモデルです。

しかしながらさらに「伝説のデイトジャスト」があります。今回の予想は、こちらに重きを置いてみました。

それは、サンダーバードです!

ロレックス サンダーバード

サンダーバードとは、1950年代~2004年頃にかけてデイトジャストとして製造されていた非常に息の長いモデルです。デイトジャストには珍しく双方向回転ベゼルを有するのですが、その意匠がどのドレスラインとも、スポーツラインとも異なります。

もともとのオリジナルは1956年にアメリカ空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ」隊長のドン・フェリス大佐の引退を記念し、同氏のために特注されたRef.6309と言われています。ただ、当時アメリカ市場だけに向けてリリースされたデイトジャストがサンダーバードと呼ばれており、前述のアニバーサリーをきっかけに「サンダーバーズのために作られたデイトジャスト」といったコンセプトが語り草になりました。

結果として市場に広まっていくこととなるのですが、もともと回転ベゼルを持ったモデルを「ターノグラフ」としており(ターノグラフはTURN-O-GRAPH、ゼロに戻るといった意味)、そのため2004年に前述したターノグラフが正式リリースされると、サンダーバードは姿を消すこととなりました。

ロレックス デイトジャスト サンダーバード

そんな歴史を持つサンダーバードが登場したら、ただでさえデイトジャストの相場が上がっている今、さらに注目度が高まるであろうことは必至!

搭載するムーブメントは3針+デイトのCal.3235でしょう。デイトジャストの一部となるため、ケースサイズは41mmまたは36mm

かなり人気が出そうですね!

 

なお、現行の人気が高まると歴代モデルも相場を上げる…と言うのはロレックスの定石。

まだサンダーバードは価格高騰はしきっておらず、個体によっては40万円台~購入できるものも。

一方で数年前と比べるとジワジワ上昇傾向にあるため、新作が出る前に買っておくべきロレックスの一つか!?

 

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2021年ロレックス新作予想⑤新型デイトナ コンビモデルの登場

ロレックス デイトナ 116503 新作予想

【新作予想】デイトナ Ref.116503LN セラクロムベゼル搭載

最後にご紹介するのは、ロレックス屈指の人気モデル・デイトナです!

エクスプローラーIIの項で「唯一メタルベゼルを搭載し続けるモデル」とご紹介しましたが、デイトナのコンビ及び金無垢モデルには、メタルベゼルが伝統的に採用され続けています。

もっとも、全てのモデルではありません。
116519LNや116515LN等、セラクロムベゼルが搭載された個体もありますが、それらは全てオール金無垢です。

そこで、コンビモデル、とりわけ最も定番の116503に、セラクロムベゼル搭載モデルが出る、と予想いたします!

さらに、現行の金無垢×セラクロムベゼルモデルはオイスターフレックスが採用されています。しかしながら2021年新作では、メタルブレスレットのままで登場する、と見るのですが、いかがでしょうか?

 

バーゼルワールド2019 ロレックス 新作予想

ちなみにオイスターフレックスを簡単にご紹介すると、高機能ラバーベルトです。
2015年、ヨットマスターRef.268655およびRef.116655に搭載されたことから歴史が始まりました。

一般的なラバー素材ではなく、「ブラックエラストマー」(エラストマー=「erastic(弾性のある)」+「polymer(重合体)」を合わせた造語)という極めて豊かな弾性を持つゴム状の高分子物質が使われていることがミソ。
この物質をコーティングすることで、メタルブレスレット並みの堅牢性や防水性が確保されることとなりました。

こういった実用性もさることながら、ラバーというスポーティー寄りの素材が、ラグジュアリー感の強いロレックスモデルにベストマッチ!

一方でオイスターフレックスは、オール金無垢にのみ採用されてきました。
そのため今回の2021年新作デイトナ 116503LNでは、クラシカルなメタルブレスレットが採用されることでしょう

ますますかっこよくなりそうなデイトナ…さらに相場高騰が見込まれることでしょう。

 

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まとめ

2021年、ロレックスが発表するであろう新作モデルを、一足お先に予想してみました!

エクスプローラーII50周年記念,エクスプローラーIのさらなる進化,いよいよミルガウスのリバイバル…

現在、私たちの胸を躍らせるラインナップは、今後どのように進化していくのか、目が離せませんね。

なお、冒頭でも述べたように、2021年のロレックス新作発表は4月上旬が予定されております。社会情勢によってはまた変わってくるでしょうが、新しい情報が入り次第、おってご報告いたします!

文:鶴岡

 

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この記事を監修してくれた時計博士

池田 裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 銀座ナイン店(ロレックス専門館) 店長

昭和57年生まれ 37歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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