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WEBマガジン, アンティーク時計, デイトジャスト, ロレックス, 腕時計選びのためのお勧め記事

価値が落ちないロレックス、それはデイトジャスト。2021年の相場と高騰モデルを解説

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右肩上がりを続けてきたロレックス相場。「ずっと価値が落ちない」「買った時に高く売れる」などと言った、資産価値リセールバリューを大きな購買動機とする傾向は、このロレックス相場がきっかけを作ったと言っていいでしょう。

もっとも、相場は水物。いくらロレックスと言えど、ずっと上昇し続けてきたわけではありません。例えば2019年の6月~9月、あるいは2020年の4月~5月初頭にかけて大きく値下がりしたものです。

こういった相場アップダウンの主役は、だいたいデイトナやサブマリーナといったスポーツロレックスでした。

 

一方で相場が高値安定しており、急激なアップダウンに干渉されづらく、しかしながらジワジワ高騰しているモデルがあります。それは、ドレスウォッチの代名詞的存在・デイトジャストです。

 

最近、新型コロナウイルスから中国やアジア各国が持ち直してきたことも相まってか、またロレックス相場が高騰-しかも過去類を見ない急騰-しています。

そんな中、デイトジャストだけは安定した価値を誇っている。これってかなりすごいことです。デイトジャストは情勢や他モデルの相場に左右されない、ということを意味します。

この記事では、資産価値の観点でデイトジャスト推しをする理由やデイトジャストそのものの魅力、そして価格が上昇しやすいモデルをご紹介いたします。

ロレックス デイトジャスト 16234

※掲載する定価・相場は2021年6月現在のものとなります。

 

資産価値の高いロレックスとしてデイトジャストを推す五つの理由

デイトナやGMTマスターIIがスポーツモデルであることに対し、デイトジャストはドレスウォッチとなります。

スポーツロレックスよりもさらに長い歴史を持ち、この名前が時計史に出てきたのは1945年。「日付をカシャっと瞬時に切り替える」というデイトジャスト機構から端を発しました。
このデイトジャストと、牡蠣のように堅牢で高い防水性を誇るオイスターケース(1926年)、自動巻きの原点パーペチュアル(1931年)を合わせてロレックスの三大発明と称されます。

こういった機構もさることながら、高貴なフルーテッドベゼルやジュビリーブレスレットといったデザインコードを持つ、エレガントな腕時計としてもデイトジャストは非常に高名です。
長らくロレックスの顔であり、ドレスウォッチの代表と称されることもしばしばあります。

ロレックス デイトジャスト

しかしながら近年、軒並みスポーツロレックスが相場を上昇させていることに対して、デイトジャストは定価を超えるような大幅な値上がりはありませんでした。デイトナやGMTマスターIIが正規店でなかなか姿を見せない状況でも、デイトジャストだけは豊富に店頭を飾っています。

そんなデイトジャスト、なぜ資産価値の観点からお勧めなのでしょうか。
理由は、以下の五つです。

 

①時代や情勢に左右されない普遍の人気と価値

ロレックス デイトジャスト

出典:https://www.instagram.com/rolex/

たまにデイトジャストよりもスポーツロレックスの方が人気がある。デイトジャストは不人気などと言う方がいますが、それは間違いです。

むしろ、レディース展開も行っているということもありますが、シリーズ全体で見ればどのロレックス(デイトナ、GMTマスター含む)よりも売れているのがデイトジャストです。

ロレックスユーザーのデイトジャスト所有率は大変高く、しかもそれが長らく続いている、という状態です。

デイトジャストはカラーや素材に豊富なバリエーションがありますが、長らく基本のデザインコードは維持し続けてきました。すなわち、パーペチュアル機構を搭載したやや厚みのあるラウンドケース。クラス感ある切込みを入れたフルーテッドベゼル。そしてやはりクラス感のある5列ジュビリーブレスレットです。スムースベゼルや3列オイスターブレスレットを採用しているモデルもありますが、どのデイトジャストもベースコードは変わりません。時計に詳しくない方でも、デイトジャストをご覧になればすぐロレックスを連想するでしょう。

ロレックス デイトジャスト

出典:https://www.rolex.com/ja

つまり、時代や流行に左右されない、普遍的で不変の価値を持つ、ということ!これまで価値が落ちなかったものは、今後も価値が落ちづらいと予測することが可能です。

事実、オリジナルからデザインを変えていない時計は高い価値を維持します。
ロレックスの多くモデルがそうであるように。また、オメガのスピードマスターやパテックフィリップのノーチラス、オーデマピゲのロイヤルオークが、年式問わずいつも人気が止まないように。これは何も時計だけではなく、ルイヴィトンのモノグラムやダミエ、シャネルのマトラッセなども良い例です。

時代を経ても価値が落ちない商品は、充実した二次流通市場(中古市場)を持つことに繋がります。
消費者にとって、安定した価格で、買いやすく売りやすい、という特性を持つのです。

 

②近年のデイトジャスト相場は右肩上がり

ロレックス デイトジャスト

実はデイトジャストも相場が上昇傾向にあります。
もちろんスポーツロレックスに比べれば地味なのですが、全体的に相場がジワジワ上がっており、中には定価に肉薄、あるいは定価超えを果たしたモデルもあります。

 

デイトジャスト41 126300

デイトジャスト41 126300 黒

 

国内定価:809,600円(税込)

新品実勢相場:100万円前後~

※126300 オイスターブレスレット/ブラック文字盤の場合

 

■デイトジャスト41 126301

デイトジャスト41 126301

国内定価:1,354,100円(税込)

新品実勢相場:150万円前後~

※126301 グレー/グリーンローマ文字盤の場合

 

■デイトジャスト36 126233

デイトジャスト36 126233

 

国内定価:1,498,200円(税込)

新品実勢相場:160万円前後~

※126301 オリーブグリーン/ローマ/VI・IXダイヤ文字盤の場合

 

デイトジャストは同一型番の中でバリエーションがあるため、定価超えなどと言ってもモデルによるところはあります。しかしながら全体的な相場が上がっていることに変わりはありません。

スポーツロレックスに近く使いやすいモデル(126300や116300などのオイスターブレス・スムースベゼルタイプ)はもともと相場が高かったです。しかしながら、かつて割安で買える代表であったコンビ(ゴールドとステンレススティール両方を使ったモデルのこと。ロレックスではロレゾールと呼ぶ)ですら、ちらほら定価前後の相場を築くようになりました。

この流れは中古・アンティークのデイトジャスト市場にも影響しています。

昔は30万円が普通だったモデルが、いまでは60万円超えなんてことも・・・

ロレックス デイトジャスト41

スポーツロレックスの相場につられた、ということもあるでしょう。

高騰しすぎたデイトナやGMTマスターII、サブマリーナが買えず、顧客がドレス系に流れてきて、結果として全体的に上がった、というわけです。

でも、スポーツロレックス相場が下がっていた時期でも、デイトジャストはあまりそこに影響を受けていません。むしろ上がってすらいる。

ここに、デイトジャストの「強さ」を感じることができます。

理由①でもご紹介したように、時代やトレンドに左右されず一貫したデザインコードを持つ。そして一個の魅力的なモデルとして、確固たる地位を占める。

10年後、20年後、30年後、あるいは100年後・・・いつまでも高い価値を持ち続けるのは、デイトジャストのような時計と言えるでしょう。

 

③まだ買いやすい価格

ロレックス デイトジャスト

出典:https://www.instagram.com/rolex/

相場が上がっている、とお話しましたが、それでもスポーツロレックスに比べれば、デイトジャストはかなり買いやすい価格が続いています。

現在スポーツロレックスを買うには100万円は用意したいところですが(エクスプローラーIやエアキングなど除く)、ステンレススティール製デイトジャストであれば平均的な相場は100万円以下。中古なら70万円台で購入できる個体も少なくありません(コンディションにもよりますが)。

 

なお、現行デイトジャストは新型ムーブメントCal.3235に順次入れ替えがなされており、2019年には全てのモデルで移行が完了しました。新リファレンス(メンズの新リファレンスは12●●●●と、12から始まる)となっていることからご確認頂けるでしょう。

この新型ムーブメント、もともと信頼性高かった機能をさらに改良した機会で、とりわけパワーリザーブを約1日分延長した優れもの。メンズの41mmおよび36mmケースサイズのモデルに搭載されているCal.3235は、シードゥエラーやディープシーといったスポーツモデルにも搭載されているので、内部スペックはこれらプロスポーツモデルと大きく変わらないことを意味します。

そんな高機能ウォッチが100万円以下で買える・・・かなりお値打ちと言っていいでしょう。

 

ロレックス デイトジャスト

なお、中古・アンティークモデルであれば、「買いやすさ」はさらに顕著です。

状態や使われる素材にもよりますが、最も低価格帯のものであれば30万円台で購入できるものもあります。

また、通常ゴールドが使われたモデルはハイエンドの扱いで、ステンレススティール製に比べると定価が高く設定されていますが、二次流通品なら40万円台後半~60万円台で売られているものも少なくありません。

現行では考えられないお値段ですね。

 

ちなみに、最近のロレックス相場の傾向として、ステンレススティール製の方に需要が集中し、結果として金無垢モデルのお得感が高まる、というものがあります。

最近では金無垢・コンビも相場上昇と無縁ではいられない状況ですが、それでもSSデイトナ116500LNが定価1,387,100円であることに対し400万円超えという実勢相場を記録していることを鑑みれば、まだ上げ切っていないと言えます。

デイトジャスト ターノグラフ

このように、金>ステンレスと言う貴金属市場の常識を覆す現象が起きています。金無垢モデルのお得感が強いです。

このお得感は、デイトジャストでより享受することができます。

なぜなら、デイトジャストはもともとはゴールドを使用することが前提であったモデルで、オールSS製よりゴールドを使った製品の方が旧型でも現行でも多いです(ただしオール金無垢はメンズには少ない。金を使ったデイトジャストはコンビがメイン)。

流通量が豊富なことに加えて、派生モデルが多いので人気も分散しやすく、いつも安定した価格を維持できます(高すぎないし安すぎない、ということ)。

こういった理由からデイトジャストは買いやすいロレックスと言えます。もちろんカジュアルウォッチの価格と比べると高いですが、高級時計の購入予算としては常識的です。

それでロレックスの歴史、実用性、ステータス全てを味わえる。デイトジャストは価格面で、そんなねらい目モデルなのです。

 

④今後、コンビのデイトジャストは価値を上げるポテンシャルを秘める

ロレックス デイトジャスト 116234G

ロレックスのブランド価値自体が上がる、というのもあるのですが、特に金が使用されたモデルは上昇するポテンシャルを秘めています。

と言うのも、素材としての金相場が、近年ずっと上昇を続けているのです。

世界的に価値を持つ「金」は、世界基準となる国際価格があります。

そして毎日24時間、世界中のどこかしらの市場で売買されているため、主にロンドンとニューヨークの取引所で、その国際価格が毎日決定されています。ドル建てですので為替相場による影響はありますが、どの国でもこの国際価格を基準に金の売買が行われます。

この金の国際価格が上がる要因は様々ですが、現在社会情勢が悪化(新型コロナウイルスは、その最も大きな要因でしょう)したため有事の際の元手として買いが集中したり、逆にインドや中国での宝飾品需要が高まったりと言ったことが考えられます。

金投資 時計

この金相場が上がるということは、つまり金を使ったデイトジャストの価値も上がる、ということ。

通常、ブランド時計の買取に、素材そのものの価値は考慮されません。ジュエリーなどだと鋳つぶして金を取り出し、別のものにリサイクルすることができるのですが、時計は「再販」が前提。そのため状態ですとか、ブランド人気ですとか、付属品の有無なんかが買取査定の大きな部分を占めるのです。

でも、金価格が上昇すると、メーカーが定価を上げる可能性があります。原材料高騰にかこつけて価格改定するのはよくあることですね。事実、ロレックスは2020年より大幅な値上げを敢行しました。

定価が上がると時計の製品の並行相場が上がり、比例して買取相場も上昇する傾向にあります。つまり、今後さらに金の国際価格が上昇する可能性を考慮すると、金を使用したデイトジャストこそ値上がりのポテンシャルを秘めている、ということに繋がります。

 

香港

また、新型コロナウイルスで各国が未曾有の自体に陥る中で、比較的早い段階で中国を始めとしたアジア各国が経済活動を再開させました。結果として2021年、じょじょに高級宝飾・時計需要が回復してきています。

スイス時計協会の発表によると、2020年全体でのスイス時計輸出高は2009年のリーマン・ショックに次ぐ減少とのことでしたが、一方で2021年第1四半期の結果ではコロナ禍以前の2019年第4四半期を上回っており、やはり回復傾向が見られます。

なお、中国のお客様はデイトジャストの金無垢をご購入される方も少なくありません。金は、中華圏にとって歴史的に特別な素材であるためです。

こういった背景を鑑みると、今後金の相場が上がってメーカー定価が上がり、金製デイトジャストの価値が上がる。あるいは金製デイトジャストへの需要がさらに高まり、結果として相場を上げる、ということは想像に難くないでしょう。

 

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⑤普段使いとして最高

ロレックス デイトジャスト

ロレックスは資産価値がしばしば話題に上りますが、忘れてはいけないのが実用性。実はロレックスはその知名度や話題性とは裏腹に、かなり質実剛健なブランドです。

実用時計として名を馳せていったブランドで、ムーブメント製造から自社で一貫して行うマニュファクチュールを早い段階から確立。ちなみに「ヒゲゼンマイ」と呼ばれる、時計の精度を左右するパーツは多くのブランドが外注品を採用していますが、ロレックスはこれも自社製。また、世界的に見てもかなり厳格な独自規格を制定し、それに通過したモデルのみを製品化するという徹底ぶりです。

そのためデイトジャストも、ロレックスの技術力があますことなく注がれた、信頼性高く普段からガンガン使うのに適した逸品。

また、デイトジャストの上品さはビジネススーツだけでなく、カジュアルなジャケパン、フォーマル度の強いドレッシーなスタイルなど、あらゆるシーンでクラス感を演出してくれます。

時計のリセールバリューも大切ですが、基本はご自身が毎日使うことに価値を置きましょう。
その点では、デイトジャスト以上に汎用性の高いモデルはなかなかありませんね。

 

 

価格高騰しそうなデイトジャストはどう選ぶ?ロレックス初心者も安心の選び方紹介

ロレックス デイトジャスト

デイトジャストがなぜ資産価値の面で有利か、をご紹介いたしました。

次に気になるのは、今後のリセールバリュー―すなわち、価格高騰するモデルがどれか、ということではありませんか?

そうは言っても、デイトジャストってかなり種類があって、どれを選んでいいかわからないかもしれませんね。

デイトジャストは好みに左右される面が多く、これだ!と思うモデルをお選びいただくのが一番です。基本的には長く愛用していくのが前提ですので、気に入った一本を購入しましょう。

でも、もし迷っているようなら、「資産価値が上がりやすいデイトジャスト」を選んでみてはいかがでしょうか。

デイトジャストの種類と、価値が上がりやすいモデルの特徴をご紹介いたします。

 

①デイトジャストの種類

デイトジャストの種類は超豊富。サイズ、素材、文字盤デザイン、インデックスバリエーション・・・組み合わせは数百種にも及び、とてもその全てを網羅することはできません。

また、長い歴史の中で、回転ベゼルが搭載されたサンダーバードやターノグラフなどと言った変わり種も輩出されています。

しかしながら基本の区分けはあります。

主に「デザインコード(エレガンスorスポーティー寄り)」「サイズ」「素材」で、そこからさらに文字盤やインデックス仕様で枝分かれさせることができます。

 

まず、デザインコードについてご紹介いたします。

ロレックス デイトジャスト

デイトジャストは、独特の切れ込みが入ったフルーテッドベゼルと5列のコマが小さいジュビリーブレスレット(一部でプレジデントブレスレット)を採用したいかにもドレスウォッチなエレガントなもの。そしてスムースベゼルに3列のオイスターブレスレットを採用したスポーツ寄りのものとあります。それぞれがミックスされたものも存在します。ブレスレット一つ異なるだけで、かなり印象が異なりますよね。

 

ケースサイズは現行ではメンズでデイトジャスト41の41mm、デイトジャスト36の36mm。ボーイズのデイト34の34mm、そしてレディデイトジャストとして31mmおよび28mmがラインナップされています。

ちなみに昔はレディースで26mmがありましたが、こちらは生産終了と相成りました。26mmサイズをご購入いただくとしたら中古市場からとなります。また、デイトジャスト41は、もともとデイトジャストIIとして2009年からスタートした、比較的新しいモデルとなります。

 

素材に関しては、何度か言及しているようにステンレススティール製、ステンレススティール×ゴールドのコンビ(ロレゾール)、プラチナ、オール金無垢がありますが、メインはコンビです。

ロレックス デイトジャスト

※オールイエローゴールドモデル

デイトジャスト41 126300

※ステンレススティールモデル

ロレックス デイトジャスト

※SS×エバーローズゴールドのコンビ

 

さらに文字盤インデックスにバリエーションを持ちます。

ベースはマット、サンレイ、彫コンピューター、グラデーション、シェル、メテオライト、パヴェダイヤ・・・インデックスにはダイヤモンドやその他貴石をあしらったもの、ローマ、アラビア、バーなど本当に様々。

ロレックス デイトジャスト

左:グラデーション 右:彫コンピューター

非常に幅広いラインナップですよね。

冒頭でもご紹介したように、こういう豊かな選択肢と長い歴史が組み合わさったがゆえに、デイトジャストのバリエーションは新品・中古・アンティーク合わせると数百種にも及ぶのです。

 

②価格が高騰しやすいデイトジャストとは

あまりにもバリエーションがありすぎるデイトジャストは、定番モデルがハッキリしているスポーツロレックスに比べると、どうしても価格高騰しやすい一本を絞ることが難しくなります。

需要が個々人の好みに左右されますし、モデルが多ければ多いほど人気が分散され、一個に集中しづらいためです。

ただ、価格高騰しやすい傾向にあるモデルの条件はいくつか存在します。

その一つが、「スポーツロレックスに見た目が近い」デイトジャスト、というものが挙げられます。

下の画像のような、スムースベゼル×オイスターブレスレットを使ったタイプがこれに当たります(ただし126710BLROの誕生によって最近ではジュビリーブレスも相場上昇)。

ロレックス デイトジャスト

加えて、金無垢やコンビよりもステンレススティール製モデルの方が価格高騰しやすい傾向にありましたね。

これはロレックスだけでなく、パテックフィリップやオーデマピゲ、オメガなど多くの人気ブランドに言えることですが、現在ステンレススティール×スポーティーなモデルに最も需要が集中している状態です。逆に、ゴールドやプラチナが使われたハイエンドなドレスウォッチは、大きな相場高騰は起こしていない事実が見て取れます。

なお、ここで言う価格高騰とは、定価やイニシャルコストと比較して、と言う意味になります。
新品であれば、当然ながら素材の価値が高い方が売値もまた高くなります。

しかしながら、前述したRef.126300などは、一部仕様で既に定価を超える新品並行相場を描いています。

さらに中古市場に目を向けてみると、コンビモデルよりもステンレスモデルの方が相場がジワジワ上昇しており、状態・モデルによってはコンビモデルを超える相場となっているものが見られるようになりました。

 

なお、126300は「最新世代のムーブメントを搭載している」という強みも持っています。

前述したように12●●●●といったリファレンスを持つ個体は、3200番台のムーブメントが搭載されており、パワーリザーブ約70時間、高いメンテナンス性に信頼性と、従来の3100番台ムーブメントと比べてスペック面でアドバンテージを持ちます。

そのため使い勝手がよく高性能・長寿命なことも、当モデルに需要が集中する大きな要因です。

ロレックスは「生産終了すると価格が上がる」「アンティークが莫大な価値を持つ」ことがザラにありますが、そうは言っても精密機器であることに変わりはありません。新しく性能が良いものほど、長年にわたって価値を持ちやすくなります(ただしロレックスは早い段階で実用時計の製造技術を高めていたので、古いモデルでも性能には定評がある)。

 

ロレックス デイトジャスト ターノグラフ

さらに、「特別仕様」のロレックスも価格が上がりやすくなります。

例えばサブマリーナ50周年として2003年に誕生、2010年まで製造された16610LV。ロレックス初となるコーポレートカラー・グリーンをデザイン基調に採用した特別なサブマリーナですが、登場から今に至るまで高い需要を誇ってきました。現行にもグリーンサブ116610LVがあるにもかかわらず、それを超えるほどです(2020年で以て現行は126610へ移行)。現在グリーンサブはレギュラーモデルですが、対して16610LVはロレックスも「50周年特別モデル」としてラインナップしていたことが大きいでしょう。

また、初代デイト付きサブマリーナRef.1680や初代シードゥエラーRef.1665の一部個体に見られるロゴが赤い仕様なども、大きな高騰を果たしています。

 

デイトジャストは基本的にデザインコードを変えていない、というお話をしましたが、実は何度か通常のドレスコードではない個体がリリースされました。その代表格がターノグラフです。

デイトジャスト ターノグラフ

ターノグラフについて詳しくは後述しますが、実は回転ベゼルを搭載したデイトジャストであることが何よりの特徴です。

2004年からわずか10年間で生産終了となりましたが、決して不人気モデルであったわけではなく、むしろ今ではロレックスファンの所有欲をくすぐる一本として話題に。ロレックスは秘密主義であるため、なぜターノグラフが生まれたのか、ターノグラフはどういったモデルなのかがハッキリとわからず、非常にミステリアスな存在です。

なお、このターノグラフの先代ではないか、と言われている、サンダーバードも価格高騰しそうなデイトジャストです。

ロレックス サンダーバード

1962年~1970年代にかけて生産されており、やはり回転ベゼルを搭載しているという稀少性がねらい目。年式は古いですが、現在アンティーク市場ではかなり熱い一本となっております。

 

このように、現在のロレックス相場の傾向を見てみると、それに当てはまるデイトジャストが資産価値を持ち、かつ今後価格高騰しやすいと言えるでしょう。

繰り返しになりますが。ご自分の好みにあった一つを選ぶことが一番です。ちなみにイニシャルコストをいくらかけても大丈夫な方は、ゴールドやダイヤモンドが使われた一本を選びましょう。貴金属や貴石は価値が落ちづらい素材ですので、間違いなく資産価値ナンバーワンです。

でも、どのモデルにしていいかわからない・迷ってしまう。そんな方は、ここまでご紹介してきた「相場高騰しそう」という観点から選択することをお勧めいたします。

 

③価格高騰がねらい目なデイトジャスト5選

最後に、現在価格が高騰中。あるいはまだ高騰はしていないけど、ジワジワ相場が上がっている。
そんなデイトジャストを5選ご紹介いたします!

 

デイトジャスト41 126300

ロレックス デイトジャスト41 126300

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:41mm
文字盤:青、黒、白など
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3235
防水性:100m

何度かご紹介しているRef.126300。2018年にラインナップに追加されました。
どのモデルも比較的人気ですが、特に相場を上げているのは青・ダークロジウム・黒文字盤。それぞれオイスターブレスレット搭載機は定価809,600円ですが、青・ダークロジウムは90万円台後半~、黒は80万円台後半~という値上がりを果たしています。

 

ロレックス デイトジャスト41 126300

ちなみに新型GMTマスターII 126710BLROなどで人気に火が付いたのでしょうか、これまでオイスターブレスレットよりも人気の点では後塵を拝していたジュビリーブレスレットタイプも非常に高い需要を誇り、モデルによっては100万円台~となったものも。スポーツロレックス並と言っていいでしょう。

ロレックス最新作ということでスペックも申し分ありません。

ビジネスでも使いやすいですし、もし迷ったらこちらを選ぶと良いでしょう。

 

デイトジャスト36 126200

ロレックス デイトジャスト36 126200

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:青、黒、シルバーなど
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3235
防水性:100m

こちらは2019年に発売された、36mmサイズのデイトジャストです。
まだ出たばかりだから、ということもあるかもしれませんが、定価743,600円のところ、どのモデルも概ね80万円前後という堅調な相場を築いています。

最近小径ケースが流行っているので、今後さらに人気になるかも?

 

デイトジャスト36 126233

デイトジャスト36 126233

素材:ステンレススティール×イエローゴールド
ケースサイズ:36mm
文字盤:青、黒、シルバーなど
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3235
防水性:100m

同じく2018年にラインナップに追加されたSS×YGコンビのデイトジャストです。

コンビですが、オリーブグリーンやシャンパンなどオシャレ度の強い文字盤カラーが多いことが人気の秘訣でしょうか。モデルにもよりますが、グリーンは定価1,432,200円のところ新品並行相場が150万円前後~。シャンパンは定価1,232,000円のところ相場は128万円ほどと、大きく定価を超えているわけではありませんが、堅調に需要を集めているモデルです。

ちなみにこちらもオイスターブレスレットタイプも存在し、ジュビリーブレスレットに人気の面ではやや負けますが、よく売れるデイトジャストとなっております。

 

デイトジャスト ターノグラフ 116264

デイトジャスト ターノグラフ

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:黒・白・青
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3135
製造期間:2004年~2013年

ターノグラフは「デイトジャストでありながらパイロットウォッチ」のような、非常に珍しいモデルです。「特別仕様」というわけです。

2004年からわずか10年で生産終了になったデイトジャストで、名前の由来は「TURN-O-GRAPH」ゼロへ戻る、という意味となります。

時間計測が可能な両方向回転ベゼル機能に由来しているのでは?と言われていますが(ロレックスは秘密主義なので正確なところはわかりません)、ドレスウォッチでこのようなベゼルを付けるということは、ロレックスの中では異例中の異例。

また、1950年代初頭に、「ターノグラフ」というロゴがペットネームとしてロレックスのラインナップに存在していた、とか、サブマリーナの原型だったとか、何かとロレックスファンの所有欲をくすぐるミステリアスな存在です。

デイトジャスト ターノグラフ 116264

さらに歴史的名機「サンダーバード」の後継機ではないか、ということでも話題を呼んできました。
サンダーバードは1956年にアメリカ空軍アクロバットチーム「サンダーバーズ」隊長ドン・フェリス大佐の引退を記念し、同氏のために特注されたモデルで、2004年に当ターノグラフが誕生したことで廃盤に。なお、このサンダーバードも中古市場では根強い人気を誇ります。

ロレックス デイトジャスト 116264

ターノグラフは確かにロレックスファンの中では語り草だったのですが、イレギュラー度が強かったためか、そこまで相場高騰モデルではありませんでした。
しかしながらスポーツロレックス相場が上がり切ったこと。加えてわずか10年の製造期間しか持たない稀少性が注目度を浴び、現在は中古市場で80万円前後~100万前後の相場を築いています(状態による)。

ちなみに数年前はまだ50万円台、そして2年ほど前はまだ60万円程度、そして昨年では70万円程度でしたから、その上昇率がおわかりいただけるでしょう。

某バイヤーによると、半年後には100万円超が当たり前になるのでは!?とのことでした。

あくまで予測ですが、本当に欲しい方はまだ流通量が豊富な今のうちに買っておくことをお勧めいたします。

 

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デイトジャスト 16030

デイトジャスト 16030

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:36mm
文字盤:黒・白・青
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3185または3035
製造期間:1970年代~1980年代

最後にご紹介するのは、ステンレス製ケースにジュビリーブレスレットと、とてもスタンダードな一本です。

でも、実はこちらも「特別仕様」。パッと見はわかりづらいかもしれませんが、実はベゼルが回転式になっています。ちなみにデイトジャストの回転ベゼルを「エンジンターンドベゼル」と呼びます。

フルーテッドベゼルなどに通ずる上品で繊細な意匠なのに、スポーティーテイストをも持ち合わせると言うのが嬉しいポイント。また、今は無きプラスティック風防も、ヴィンテージ好きにはたまりません。

デイトジャスト 16030

さらに特筆すべきはCal.3035を搭載していること!

このムーブメントは初のハイビートとして誕生した名機で、かつ前世代にあたるRef.1603まではなかったリューズ操作によるデイトのクイックチェンジ機能が搭載されています。

製造年は古いですが、そんな実用性の増した逸品として近年大きな注目を集めています。

現在相場は40万円~、文字盤デザインや状態によっては50万円台を記録している個体もあります。

比較的流通量が豊富でデザインバリエーションも多いですが、「アンティーク時計が気になるけど、ちゃんと使えるか心配」「ちょっと変わったロレックスが欲しい」といった層からも人気が出ており、今後の人気は必至と言えるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

ロレックスのデイトジャストについて、資産価値という観点からその魅力や価値をご紹介いたしました。

デイトジャストは1945年の誕生以来、長きに渡って世界中で愛されており、その需要は高いままであること。こういった時計は資産価値が高いと言えること。さらに、近年の相場動向から、今後価格高騰しそうなモデルを絞れることをお伝えできたでしょうか。

当店GINZA RASINでもデイトジャストのラインナップに力を入れております。気になるモデルがある方は、さらに相場が上がる前にご購入されることをお勧めいたします!

文:鶴岡

 

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この記事を監修してくれた時計博士

池田 裕之(いけだ ひろゆき)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 銀座ナイン店(ロレックス専門館) 店長

昭和57年生まれ 37歳 熊本県出身
19歳で上京し、22歳で某ブランド販売店に勤務。 同社の時計フロア勤務期に、高級ブランド腕時計の魅力とその奥深さに感銘を受ける。しばらくは腕時計販売で実績を積み、29歳で腕時計専門店へ転職を決意。銀座ラシンに入社後は時計専門店のスタッフとして販売・買取・仕入れを経験。そして2018年8月、ロレックス専門店オープン時に店長へ就任。時計業界歴17年

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