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機械式時計のカレンダー操作禁止時間帯について

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腕時計のカレンダーはリューズを1段引いて回すことで早送りすることが可能ですが、その動作が禁止されている時間帯があります。

もし禁止時間帯に操作をしてしまった場合、”部品破損”や”不具合”が起こる場合があり、大変危険です。

そこで今回は機械式時計の「カレンダー変更禁止時間帯」について説明していきますので、機械式腕時計の購入をお考えの方は是非ご一読ください。

 

機械式時計 禁止時間帯

 

1.カレンダー操作禁止時間とは?

初めて機械式時計を使われる方は、恐らく多くの方がカレンダー操作禁止時間帯があることを知らずにカレンダーディスクを回しているかと思います。

機械式時計は細かなパーツで動いている故、カレンダーを動かす時間帯によっては日付を変更する歯車に悪影響を及ぼし”破損”させる恐れがあります。

 

カレンダープレートと「日送り車」

腕時計に使われているカレンダーは時計内部でドーナツ型のプレートが時計回りに動くことで日付が変わっていきます。そして、このプレートには内周に等間隔に突起が用意されており、この突起を「日送り車」と呼ばれる歯車によって動かすことでプレートが時計回りに動く仕組みです。

機械式時計 カレンダー

 

具体的には24時間で1周する「日送り車」に取り付けられた1つの突起が、カレンダープレート内周の突起に引っ掛かることで、1日1目盛進みます。

ただ、この日送り車は24時間でカレンダープレートに近づいたり離れたりする性質があり、時間帯によってカレンダープレートとの距離が変わります。

一番カレンダープレートに近づく時間帯は勿論日付が変わる0時ですが、その前後の時間は他の時間よりもカレンダープレートに近づいている時間帯となります。その時間帯こそが機械式腕時計における「カレンダー操作禁止時間帯」です。

 

カレンダー操作禁止時間帯は20時~4時

カレンダー変更禁止時間はメーカーやモデルによって違いはありますが、一般的には20時~4時が禁止時間です。この時間帯は「日送り車」がカレンダープレートに接近している時間帯なので、リューズを引いて強制的に時間を調整しようとすると、日送り車やプレートの突起が折れたり、他の歯車との接触などの理由により、最悪時計が動かなくなる恐れがあります。

機械式時計 禁止時間帯

 

もう一つの歯車「早送り車」

機械式腕時計のカレンダーはプレート内周に配された突起が「日送り車」によって1日1回回されることにより動きます。

しかしカレンダーにはもう一つの重要な歯車が存在します。それは「早送り車」です。

時計が止まっている状態から久しぶりに時計を動かした時など、日付があっていないためカレンダーを早送りした経験は多くの人が持っていると思います。その早送りを可能としている歯車こそ「早送り車」なのです。この早送り車はリューズ操作で日付の単独変更をしたいときに使う歯車で、リューズを1段階引っ張った状態でリューズを回すことで動きます。

「早送り車」は通常時は動いていませんが、リューズを1段引くことで日付ディスク内周の突起に引っ掛かります。この状態になったカレンダープレートは「早送り車」によって動かされる状態です。

 

 

しかし、20時~4時の間にリューズを1段階引き、早送り車をカレンダーディスクに接続させた場合はディスク内周の突起に日送り車と早送り車の2つの突起が絡み合うことになります。

この状態の場合、リューズで日付を変更しようとすると突起が折れる可能性が非常に高いです。

そのため、20時~4時の間は絶対にリューズでの日付変更はしないでください。

 

2.もし禁止時間に変えてしまった場合は?

仮にカレンダーを禁止時間帯に変えてしまった場合は何日か時計の様子を見ます。

その際に以下の点をチェックしてください。

 

・日付が変わり出す時間帯と、変わり切る時間帯が、誤操作以降に大きくズレているか

・日付が変わる途中で中途半端な位置で止まったままになるか

・日付が変わっても、微細に位置がずれたままになっているか

・リューズを回した時に違和感があるか

 

このような症状が出た場合は放置せず、メーカーの正規修理や民間修理会社によるオーバーホールを受けることをお勧めします。

恐らく「日送り車」か「早送り車」が破損している可能性が高いので、他の部品に影響が出る前に修理にだしましょう。

時計店ではカレンダーの誤操作による故障は保証対象としていないケースがほとんどですので、カレンダーの変更には気を付けなければいけません。

 

3.日付禁止時間が無いモデル

一部ですが日付禁止時間無いモデルも存在するので、最後にご紹介いたします。

 

ロレックス デイトジャスト Cal.3235搭載モデル

ロレックス デイトジャスト41 126300

126300 ホワイト / 126300 ブラック

2017年に発表された「デイトジャスト41」の新作モデルです。新たに14件もの特許を取得し、新開発の脱進機クロナジー・エスケープメントを採用した自社開発Cal.3235を搭載しています。

さらにCal.3235はカレンダー禁止時間帯がなく、いつでもカレンダーの日付変更が可能です。実際に使ってみると非常に便利な機能であることがわかります。

耐磁性・耐久性も申し分なく、ロレックスらしい実用的な仕上がりです。

 

ブライトリング Cal.B01搭載モデル

ブライトリング Cal.B01搭載モデル

クロノマット44 A011C89PA(AB0110) / クロノマット41 A014B04PA(AB0140)

ブライトリング初の完全自社開発ムーブメントCal.B01を搭載したモデルはカレンダー禁止時間帯がありません。また、このムーブメントはカレンダー禁止時間帯をなくした初めてのムーブメントでもあります。

70時間パワーリザーブを備え、コラムホイールと垂直クラッチを採用。日付調整(24時間早送り)を常時可能にするカレンダー機構に高い防水性。

非常に使いやすくモデルでありながらもリーズナブルな価格であることも魅力です。

 

まとめ

機械式時計にはメーカーやモデルごとに違いはありますが「20時~4時」というカレンダー変更禁止時間帯があります。この時間帯にカレンダーを変更してしまうと、時計が故障する恐れがありますので絶対に変更しないように心がけてください。

 

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この記事を監修してくれた時計博士

廣島 浩二(ひろしま こうじ)

(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
一級時計修理技能士 平成31年取得
高級時計専門店GINZA RASIN メンテナンスチーム リーダー

1981年生まれ 岡山県出身 20歳から地方百貨店で時計・宝飾サロンで勤務し高級時計の販売に携わる。 25歳の時時計修理技師を目指し上京。専門学校で基礎技術を学び卒業後修理の道に進む。 2012年9月より更なる技術の向上を求めGINZA RASINに入社する。時計業界歴19年

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